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関東の人 昨年の『馬券ゼミ』では、近年の中山芝2500m戦は乾いた馬場だと1番人気の好走率が高い、という話をしたけど、昨年の有馬記念は1番人気だったジャスティンパレスが④着までで、同日のグッドラックH(2勝クラス)でも1番人気馬(シャインユニバンス)が④着だった。

ローカルの人 今年の日経賞でも、1番人気のボッケリーニは⑤着でした。

関東の人 ｢データは発表した途端に崩れる｣というジンクスの典型例になってしまったんだけど、昨年の有馬記念を制したドウデュースは2番人気で、有馬記念で上位人気馬が強いことには変わりはない。

■2016年以降の有馬記念

人気	着別度数
1番人気	[5.1.0.2]
2番人気	[2.1.2.3]
3番人気	[1.1.3.3]
4番人気	[0.0.1.7]
5番人気	[0.1.0.7]
6番人気以下	[0.4.2.82]

ローカルの人 2016年以降は、1～3番人気が8連勝中ですね。

関東の人 4番人気以下の優勝は2015年のゴールドアクター(8番人気)が最後で、今年も、軸馬は1～3番人気の中から選ぶべきだろう。1～3番人気の中で堅実なのは、枠が内の馬、馬体重の重い馬、と言える。

■2016年以降の有馬記念での1～3番人気

	1～3番人気の中で枠順が
年	いちばん 内の馬	真ん中 の馬	いちばん 外の馬
2016年	②着	③着	①着
2017年	①着	③着	④着
2018年	①着	②着	⑤着
2019年	①着	⑨着	②着
2020年	①着	⑤着	③着
2021年	③着	④着	①着
2022年	③着	①着	⑨着
2023年	①着	④着	⑫着

■2016年以降の有馬記念での1～3番人気

	1～3番人気の中で馬体重が
年	いちばん 重い馬	2番目に 重い馬	いちばん 軽い馬
2016年	②着	①着	③着
2017年	①着	④着	③着
2018年	①着	⑤着	②着
2019年	②着	⑨着	①着
2020年	③着･⑤着		①着
2021年	①着	④着	③着
2022年	①着	⑨着	③着
2023年	①着	④着	⑫着

関東の人 これは昨年の『馬券ゼミ』でも載せたけど、1～3番人気の3頭の中で枠順がいちばん内だった馬は[5.1.2.0]で馬券圏外がなく、1～3番人気の3頭の中で馬体重がいちばん重かった馬は[5.2.1.1]。

関西の人 昨年は1～3番人気がジャスティンパレス、ドウデュース、スルーセブンシーズで、この3頭の中で枠順がいちばん内だったのも、馬体重がいちばん重かったのもドウデュースだったんですね。

関東の人 昨年のドウデュースは天皇賞･秋で⑦着、ジャパンCで④着に敗れていたから、1～3番人気にはならないかと思っていた。ところが、最終的には2番人気で、ある意味、馬券を買って後押ししたファンの勝利でもあったように感じた。

ローカルの人 今年の1番人気はドウデュースが濃厚で、2～3番人気候補は、アーバンシック、ジャスティンパレス、シャフリヤール、スタニングローズ、ダノンデサイル、プログノーシス、レガレイラ、ローシャムパークなどでしょうか。2番人気以下はオッズが割れる可能性もありそうです。

関東の人 有馬記念での1番人気については、近年は馬格があるタイプの信頼度が高くなっている。

■2016年以降の有馬記念での1番人気

年	1番人気馬	着順	馬体重
2016年	サトノダイヤモンド	①着	502kg
2017年	キタサンブラック	①着	540kg
2018年	レイデオロ	②着	490kg
2019年	アーモンドアイ	⑨着	486kg
2020年	クロノジェネシス	①着	474kg
2021年	エフフォーリア	①着	516kg
2022年	イクイノックス	①着	492kg
2023年	ジャスティンパレス	④着	474kg

関東の人 近8年では、1番人気で馬券圏外に敗れたのがアーモンドアイ(2019年)とジャスティンパレス(2023年)の2頭で、馬体重が470～480kg台だった。490kg以上の1番人気は[4.1.0.0]で、492kg以上の馬に限ると4戦4勝。

関西の人 ドウデュースは前走のジャパンCが510kgでした。

関東の人 いいね。ちなみに、馬体重に関しては、こんなデータもある。

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