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穴ぐさ傾向と対策

阪神JFでも馬体重は重要なファクターに!?


先週(12月4日~5日)の穴ぐさは[2.4.5.103](複勝率9.6%)でした。チャンピオンズCインティが④着までで、③着に入ったアナザートゥルースを穴ぐさに指名できず、申し訳ありませんでした。

ただ、アナザートゥルース「先読みトーク」長老(加藤栄さん)が本命にしていて、「そのお陰でチャンピオンズCで的中できました」との報告を掲示板に複数いただきました。ありがとうございます。長老にも伝えさせていただきます。

そのチャンピオンズCはテーオーケインズが6馬身差の圧勝で、地力の高さを見せ付けました。テーオーケインズシニスターミニスター産駒で、母父(マンハッタンカフェ)がサンデー系。今年のJRAのダート中距離重賞は、父ミスプロ系よりも他父系の馬たちという流れでしたね。

優勝したテーオーケインズと②着のチュウワウィザードはともに前走がJBCクラシックで③~④着に敗れていましたが、今回も鞍上は前走時と同じでした(テーオーケインズ松山騎手チュウワウィザード戸崎騎手)。調べてみたところ、今年のJRAダート重賞では、前走を上位人気で敗れた馬は騎手が継続騎乗だと好成績を残していました。

【2021年のJRAダート重賞で、前走が1~3番人気で②着以下だった馬】
騎手 着別度数 勝率
連対率
複勝率
継続騎乗 [5.4.2.15] 勝率19.2%
連対率34.6%
複勝率42.3%
乗り替わり [0.1.1.23] 勝率0.0%
連対率4.0%
複勝率8.0%

前走が1~3番人気で②着以下だった馬に限ると上記の通りで、騎手が継続騎乗した馬は複勝率42.3%で、複勝回収率114%です。同じ条件で芝重賞についても調べましたが、それほどの差はなかったので、ダート重賞の方が顕著なデータと言えそうです。今週末はカペラS(G3、中山ダート1200m)があるので、注目してみてはいかがでしょうか。

今週末は2歳牝馬のG1・阪神JFが予定されています。今年の2歳重賞を振り返ると、馬格のある馬が活躍しているので、そのデータをご覧いただきましょう。

【2021年のJRA2歳重賞】
馬体重 牡馬 牝馬
458kg以下 [0.1.2.10] [1.2.2.23]
460~478kg [0.2.3.18] [3.4.1.8]
480kg以上 [7.2.1.14] [0.0.2.7]

今年のJRAでの2歳重賞は11レースあり、牡馬で優勝した7頭は馬体重が480kg以上で、牝馬で優勝した4頭のうち3頭は460kg以上でした。牡牝ともに馬格のあるタイプの方が好走率は高くなっていて、馬体重が460kg以上の牝馬は[3.4.3.15](複勝率40.0%)という好成績です。

馬格のある馬が好成績を残しているこのトレンドは、重賞に限らず、牝馬限定の特別競走でも見られるものです。今年、牝馬限定の芝の特別競走(2歳限定)は6レースあり、出走馬の中で馬体重の重い上位3頭の着順が次のようになっています。

【2021年の2歳限定の芝の牝馬限定特別競走】
月日
レース
出走馬の中で
馬体重の重い上位3頭
の着順
11月28日
白菊賞
11月21日
赤松賞
11月6日
ファンタジーS
10月30日
アルテミスS
⑦⑩
10月9日
りんどう賞
⑥⑩
10月3日
サフラン賞

出走馬の中で馬体重の重い上位3頭は、6レースすべてで馬券に絡み、そのうち4レースでは③着以内に2頭が入っています。6レース合計で[4.2.4.8](勝率22.2%、連対率33.3%、複勝率55.6%)という成績で、単勝回収率が157%、複勝回収率が124%ですから、阪神JFにおいても馬体重は重要な予想ファクターになり得るでしょう。

ちなみに、上記の6レースに関しては、5~7枠の馬がよく勝っているというデータもあります。

【2021年の2歳限定の芝の牝馬限定特別競走】
枠順 着別度数
1枠 [0.0.2.4]
2枠 [0.2.0.4]
3枠 [1.0.1.4]
4枠 [0.2.0.4]
5枠 [1.0.0.5]
6枠 [1.1.0.5]
7枠 [3.0.1.5]
8枠 [0.1.2.7]

優勝馬は3~7枠から出ていて、その6頭のうち5頭は5~7枠でした。阪神JFも、5~7枠に入って馬格のあるタイプをチェックしておくと良いかもしれません。

12月11日~12日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

12月11日~12日
場所
中山 Aコース・2週目
阪神 Bコース・2週目
中京 Aコース・2週目

12月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 黒松賞 [2.2.2.30]
中山10R アクアラインS [2.2.4.36]
中山11R 師走S [0.2.2.38]
阪神9R エリカ賞 [0.0.1.6]
阪神10R 境港特別 [2.0.0.7]
阪神11R リゲルS [1.0.1.22]
中京10R 犬山特別 [1.3.2.30]
中京11R 中日新聞杯 [1.4.2.37]
中京12R 豊川特別 [2.1.2.16]

12月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R チバテレ杯 [3.0.2.16]
中山10R 常総S [1.0.3.11]
中山11R カペラS [0.1.3.35]
阪神9R オリオンS [0.1.1.23]
阪神10R 竹田城S [0.1.1.3]
阪神11R 阪神JF [0.2.3.40]
阪神12R 夙川特別 [2.4.1.32]
中京10R つわぶき賞 [0.0.1.34]
中京11R 知立S [2.0.1.23]
中京12R 名古屋日刊スポーツ杯 [1.1.3.23]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
アクアラインS(3勝クラス、中山ダート1200m)

アクアラインSでの穴ぐさは[2.2.4.36](複勝率18.2%)で、複勝回収率は100%です。2017年以降に限ると[1.2.3.6](複勝率50.0%、複勝回収率282%)で、4年連続で馬券に絡んでいます。

③着以内に入った8頭の穴ぐさは3~6歳の牡セン馬で、4頭がふた桁馬番で、残りの4頭のうち3頭は馬番1~4番です。8頭は前走が馬券圏外でしたが、そのうち6頭は過去にダート準OPで馬券に絡んだことがあり、例外の2頭は2走前に2勝クラス(1000万)を勝利していました。実績ある牡セン馬は侮らないようにしましょう。

注目レース
常総S(3勝クラス、中山芝1800m)

常総Sでの穴ぐさは[1.0.3.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は163%です。

馬券に絡んだ4頭の穴ぐさは馬番1~4番で、4頭のうち3頭が父サンデー系です。4頭は5歳以上で、そのうち3頭は6~8歳でしたが、いずれも中山芝の特別競走で③着以内に入ったことがありました。内枠に入った中山実績馬を見逃さないようにしましょう。

注目レース
竹田城S(3勝クラス、阪神ダート2000m)

竹田城Sでの穴ぐさは[0.1.1.3](複勝率40.0%)で、複勝回収率は216%です。

馬券圏内に入った2頭の穴ぐさは、父ヴィクトワールピサ×母父アフリートと、父サマーバード×母父バブルガムフェローという配合でした。どちらも5歳牡馬で、ひと桁の偶数馬番でもあったので、父&母父がサンデー系&ミスプロ系で偶数馬番に入った馬をチェックしておきましょう。

ちなみに…
阪神JFでの穴ぐさは[0.2.3.40]で、カペラSでは[0.1.3.35]、中日新聞杯では[1.4.2.37]です。昨年の中日新聞杯では【B】評価だったシゲルピンクダイヤが9番人気で②着に食い込みました。

過去10年の阪神JFでは7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも②~③着です。激走した5頭は前走が芝1400~1600mで、4頭は前走で勝ち鞍を挙げ、残りの1頭は前走が芝重賞で5番人気⑤着でした。5頭の前走の上がりはメンバー中2位以内(33秒7~35秒0)34秒0~34秒5だったので、前走着順と上がりを確認しておきましょう。

激走した5頭は父がサンデー系かノーザンダンサー系で、そのうち3頭は母父がネイティブダンサーの系統で、残りの2頭は母父がグレイソヴリン系でした。そのような配合馬をチェックしておくと良さそうです。

過去10年のカペラSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも前走がダートOPだった牡馬です。9頭のうち8頭は馬番7番より外枠で、7頭はふた桁馬番だったので、穴馬は外枠からチェックしていくと良さそうです。

9頭のうち8頭は中6週以内での臨戦で、同じく9頭のうち8頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。9頭のうち、斤量56kgだった馬が7頭います。

過去10年の中日新聞杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、新装後の中京芝2000mで激走した馬は8頭です。その8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系で、父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系という馬が6頭いるので、その配合馬は要チェックでしょう。

新装後の中京で激走した8頭のうち6頭はハンデ53~55kgで、その6頭のうち5頭はふた桁馬番でした。ふた桁馬番でハンデが軽目のタイプが侮れなさそうです。


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