穴ぐさ長者への道
先週は東京と中京で穴ぐさが激走連発! 今週のクイーンCの穴ぐさはA評価がオススメ!?
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、中京が[2.2.4.32](複勝率20.0%)と好成績。とくに日曜日は8クラ中5クラで穴ぐさが激走していました。また、土曜日の東京も、9Rまでの5クラのうち4クラで③着以内と元気でしたね。
中京開催が先週で終わってしまったことは残念ですが、その分、開催替わりの阪神でヒットを飛ばしてもらいましょう!
それでは、今週も、重賞(3本)のポイントと注目レースをご紹介します!!
※本文中の穴ぐさの集計データは2018年以降、2022年2月6日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
2月12日(土)
クイーンC(G3)
3歳牝馬限定 東京芝1600m
3歳牝馬限定 東京芝1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年のクイーンCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | ジョディー | A | 7 | 3 |
マジックリアリズム | B | 8 | 7 | |
2020年 | チアチアクラシカ | A | 8 | 7 |
アールクインダム | C | 9 | 9 | |
アミークス | B | 7 | 11 | |
2021年 | イズンシーラブリー | A | 12 | 5 |
スライリー | B | 16 | 10 | |
カイトゲニー | C | 11 | 12 |
3歳牝馬限定のマイル戦という荒れそうな設定なのに、過去10年で、1番人気と2番人気がそれぞれ4勝ずつしており、それほど荒れていないのがクイーンC。
近3年の穴ぐさで馬券圏内に入ったのは、9頭立てだった2019年のジョディーの③着(7番人気)のみですが、2021年にイズンシーラブリーが12番人気⑤着(③着とは0秒1差)の健闘もあります。
近3年とも最先着はいずれもA評価で、なおかつ上記の掲示板内2頭は、どちらも父サンデー系。このあたりを手がかりにしたいところ。
今年は出走予定馬が16頭と頭数も揃っていて、しかもスターズオンアースとベルクレスタが実績的には一歩リード。この2頭から穴ぐさA評価の馬を絡める馬券が面白そうです。
2月13日(日)
共同通信杯(G3)
3歳限定 東京芝1800m
3歳限定 東京芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近3年の共同通信杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | 穴ぐさ不在 | |||
2021年 | キングストンボーイ | A | 6 | 4 |
プラチナトレジャー | B | 9 | 7 | |
タイソウ | C | 10 | 12 |
近3年のうち、穴ぐさがいたのは昨年だけ。2020年は9頭立て、2019年は7頭立てだったので、そんな状況もやむなし。それでも、昨年の穴ぐさ最先着は③着とはクビ差④着(6番人気キングストンボーイ)だったので、悪くないんじゃないでしょうか。
キングストンボーイは藤沢和厩舎所属でしたが、今年も同厩舎のレッドモンレーヴがエントリーしています。出走予定馬が11頭と少なめなので、穴ぐさ不在の可能性もありそうですが、レッドモンレーヴが穴ぐさに指名されるようなら、掲示板内以上を期待したいところですね。
2月13日(日)
京都記念(G2)
阪神芝2200m
阪神芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近3年の京都記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | ケントオー | C | 9 | 5 |
ブラックバゴ | A | 7 | 6 | |
ハートレー | B | 8 | 11 | |
2020年 | プリンスオブペスカ | B | 8 | 7 |
ドレッドノータス | A | 6 | 8 | |
2021年 | ダンビュライト | A | 6 | 3 |
サトノルークス | C | 8 | 7 | |
ベストアプローチ | B | 9 | 10 |
古馬の中距離戦。ここ2年はクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーと、ワールドクラスの牝馬が優勝。ここをステップに海を渡る馬も多く、それもあって堅めの決着になることも珍しくないレースです。
穴ぐさは、昨年のダンビュライトが③着、2019年のケントオーが⑤着といったところが目立つ程度。共通点は見当たりませんが、穴ぐさ最先着馬の評価はA~Cとまちまちなので、ここは評価に関係なく見たほうがいいレースなのかもしれません。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
2勝クラス
ダ1600m
ダ1600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★★ |
東京ダ1600mの2勝クラスが最終レースだった時は、[5.8.9.64](複勝率25.6%)とハイアベレージ。その中でも、前走でダ1700mを走っていた馬が[0.2.1.2](複勝率60.0%)。
今年の出走馬のうち、前走でダ1700mを走っていたのはジョディーズマロン、テイルウインド、ロンゴノットの3頭。テイルウインドは昇級初戦、あとの2頭は、いずれも前走現級4着ですから、人気になるか微妙なところ。穴ぐさに指名されれば大チャンスでしょう。
2月13日(日) 阪神4R
新馬戦
ダ1800m
ダ1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
阪神ダ1800mの新馬戦の穴ぐさは[2.4.2.32]で複勝率20.0%となかなか。そこからさらに絞り込めば、牝馬が[1.1.1.3](複勝率50.0%)と活躍しています。さらに絞れば、父か母がデピテュティミニスター系という血統がよさげ。
このレースの出走馬の中で牝馬は5頭で、血統的な傾向もマッチするのはエイミーバローズ(母父フレンチデピュティ)のみ。人気が読めない状況ではありますが、穴ぐさに指名されれば狙ってみたい1頭です。
1勝クラス
芝2000m
芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
小倉芝2000mの牝馬限定1勝クラスの穴ぐさは[0.4.2.19](複勝率24.0%)。9クラ中6クラで馬券圏内に入っています。さらに絞り込めば、前走⑥~⑨着の関東馬が[0.3.1.4](複勝率50.0%)と好成績。
このレースでの該当馬はエンジェルサークル、フラワリングナイト、レットミーアウトの3頭。平場で穴ぐさがいないかもしれませんが、注目の3頭です。
ちなみに、先週は幸騎手が穴ぐさに4クラ騎乗して③④①③着と大暴れ。2022年1月3日の「穴ぐさ傾向と対策」のコーナーでも紹介されていましたが、穴ぐさに指名されることも多い騎手でもあります。
穴ぐさ騎乗で成績の良い条件をピックアップすれば、
芝なら1200m、1600m、2000m
ダートでは1000m、1900m
といったところ。
穴ぐさは、人気薄が前提なので、さすがに毎回馬券に絡むというのは難しいでしょうが、このあたりのコースで幸騎手の穴ぐさがいたら、目をつけておくといいかもしれません。
では、今週も馬券生活、頑張りましょう!!
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