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穴ぐさ傾向と対策

父サンデー系は両金杯で明暗が分かれる!?


明けまして、おめでとうございます。インフォメーションで告知している通り、2022年から、穴ぐさの【A】~【C】表記穴ぐさのいるすべてのレースで記載することといたしました。ご活用いただき、2022年も『サラブレモバイル』をご愛用いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

12月28日の穴ぐさは[0.2.4.36](複勝率14.3%)で、ホープフルS【B】評価だったラーグルフが8番人気で③着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

ラーグルフは496kg(14kg増)と馬格がある馬で、期待を持って見ていたんですが、勝ったキラーアビリティ(468kg)は3番手追走から抜け出しての快勝で、強い内容でした。連対圏に入った2頭(キラーアビリティジャスティンパレス)は、どちらもノーザンファームの生産馬でしたね。

新年最初の重賞である中山金杯も、ホープフルSと同じく中山芝2000mですから、引き続きノーザンファーム生産馬には注目すべきですかね(2021年の中山芝2000mの重賞は6レースすべてでノーザンファーム生産馬が連対し、そのうち5レースで優勝しました)。今年の中山金杯には、ヴィクティファルスなど8頭のノーザンファーム生産馬が登録しています。

ホープフルSで優勝したキラーアビリティは3枠5番で、昨年12月に中山芝2000mで特別競走は3レースが行われ、枠順別の成績が次の通りでした。

【2021年12月の中山芝2000mでの特別競走】
枠順 着別度数
1枠 [0.0.1.3]
2枠 [1.1.1.3]
3枠 [1.0.0.5]
4枠 [1.0.0.5]
5枠 [0.2.0.4]
6枠 [0.0.1.5]
7枠 [0.0.0.6]
8枠 [0.0.0.6]

連対圏に入った6頭は5枠以内でした。中山芝は今開催からCコースに替わりますが、馬場の内目が悪い印象はなかったので、中山金杯でも真ん中から内枠の馬を中心に考えるべきじゃないでしょうか。

また、上記の3レースは、連対圏に入った6頭がいずれも父サンデー系か父ミスプロ系でした。

【2021年12月の中山芝2000mでの特別競走】
父系 着別度数
父サンデー系 [2.1.0.19]
父ミスプロ系 [1.2.2.6]
上記2系統以外の父系 [0.0.1.12]

連対馬6頭に限らず、③着以内に入った9頭のうち8頭が父サンデー系か父ミスプロ系で、例外はホープフルS③着のラーグルフ(モーリス産駒)だけです。上記の3レースでは、母父サンデー系が[0.0.1.12]、母父ミスプロ系が[0.0.0.6]でもあるので、サンデー系やミスプロ系を父系に持つタイプを上位に考えると良さそうです。

一方、京都金杯は今年も中京芝1600mでの施行で、同コースでのレースは2021年12月に7回あり、上位人気馬が強さを見せるケースが多くなっていました。

【2021年12月の中京芝1600m】
人気 着別度数
1番人気 [4.2.0.1]
2番人気 [2.1.2.2]
3番人気 [1.0.3.3]
4番人気 [0.2.1.4]
5番人気 [0.0.1.6]
6番人気以下 [0.2.0.65]

7レースでの勝ち馬は1~3番人気で、7レースすべてで1~2番人気が連対していたので、京都金杯でも、まずは1~2番人気の取捨を考えるといいかもしれませんね。

昨年の京都金杯を制したのはロードカナロア産駒のケイデンスコールで、同コースで行われた昨年10月のポートアイランドSストロングリターン産駒のプリンスリターンが優勝しました。

昨年、中京芝1600mでのOPの競走は4レースあり、勝利したのは父ロベルト系か父ミスプロ系の馬でした。

【2021年の中京芝1600mでのOP】
父系 着別度数
父ロベルト系 [2.2.0.4]
父ミスプロ系 [2.0.2.15]
父サンデー系 [0.1.2.18]
上記3系統以外の父系 [0.1.0.10]

ロベルト系の馬が[2.2.0.4]と好成績で、父サンデー系の馬は[0.1.2.18]と未勝利でした。

中京芝での重賞は、1月5日の京都金杯も、1月9日のシンザン記念芝1600mですから、父系をヒントに予想を組み立ててみてはいかがでしょうか。

昨年の穴ぐさについて、騎手別の成績も振り返っておきましょう。2021年は③着以内に入った穴ぐさがのべ858頭で、このうち馬券圏内の最多ジョッキーは幸騎手(31回)でした。2位が24回の大野騎手、3位が22回の団野騎手で、幸騎手はダントツ1位でした。昨年、穴ぐさでの馬券圏内が多かったジョッキーは次の通りです。

【2021年に穴ぐさでの③着以内が多かった騎手】
③着以内数 騎手
31回 幸騎手
24回 大野騎手
22回 団野騎手
19回 鮫島駿騎手
M.デムーロ騎手
松山騎手
18回 岩田望騎手
坂井瑠騎手
17回 田辺騎手
松若騎手
和田竜騎手
16回 斎藤騎手
菅原明騎手
西村淳騎手
三浦騎手

ちなみに、穴ぐさでの騎乗数が20回以上だった騎手に限ると、複勝率上位のジョッキーは次の通りです。

【2021年に穴ぐさでの複勝率が上記の騎手(騎乗数20回以上限定)】
騎手 着別度数 複勝率
田中勝騎手 [2.2.6.21] 32.3%
M.デムーロ騎手 [5.7.7.50] 27.5%
坂井瑠騎手 [7.7.4.49] 26.9%
丸田騎手 [3.6.5.39] 26.4%
小林凌騎手 [1.3.3.21] 25.0%
松山騎手 [8.4.7.66] 22.4%
幸騎手 [7.6.18.109] 22.1%
大野騎手 [7.6.11.86] 21.8%
池添騎手 [0.8.9.61] 21.8%
野中騎手 [1.4.3.29] 21.6%
岩田望騎手 [4.8.6.68] 20.9%
国分恭騎手 [3.3.5.42] 20.8%
勝浦騎手 [4.4.4.47] 20.3%
横山典騎手 [0.1.5.24] 20.0%

幸騎手は穴ぐさでの騎乗数が140回、大野騎手は110回で、これだけ多くの騎乗数で複勝率が20%を超えているのですから、本当に有り難いことです。その他にも好成績を残しているジョッキーがたくさんいますので、2022年の参考にしていただければと思います。

1月5日、8~10日に行われる中山、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

1月5日、8~10日
場所
中山 Cコース・1~2週目
中京 Aコース・1~2週目

1月5日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 招福S [1.2.1.27]
中山10R ジュニアC [0.2.1.16]
中山11R 中山金杯 [1.2.2.39]
中京9R 門松S [1.0.0.11]
中京10R 万葉S [1.1.1.18]
中京11R 京都金杯 [1.3.2.39]

1月8日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 黒竹賞 [1.1.0.27]
中山10R 初春S [1.2.0.39]
中山11R ニューイヤーS [1.2.2.33]
中京9R 鳥羽特別 [0.3.1.30]
中京10R 寿S [3.1.1.22]
中京11R すばるS [2.0.2.39]

1月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 朱竹賞 [0.1.4.9]
中山10R 若潮S [2.0.0.24]
中山11R ポルックスS [1.0.1.19]
中京9R 濃尾特別 [3.1.2.21]
中京10R 新春S [1.3.1.30]
中京11R シンザン記念 [3.3.3.30]

1月10日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 成田特別 [0.2.3.32]
中山10R 迎春S [1.1.0.20]
中山11R フェアリーS [1.3.2.38]
中京9R 長良川特別 [2.1.2.27]
中京10R 雅S [1.4.1.22]
中京11R 淀短距離S [1.4.3.34]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
シンザン記念(G3、中京芝1600m)

シンザン記念での穴ぐさは[3.3.3.30](複勝率23.1%)で、複勝回収率は122%です。昨年は【B】評価だったルークズネストが8番人気で②着に食い込みました。

過去10年のシンザン記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、いずれも中8週以内での臨戦でした。11頭のうち7頭は前走で4角2~4番手の競馬をしていて、それ以外の4頭は前走が4角5番手以下からメンバー中3位以内の上がりを使っていたので、前走での位置取りと上がり順位に着目すると良さそうです。

2017年以降に激走した5頭はひと桁馬番で、父がロベルト系かサンデー系でした。その5頭のうち4頭は芝1600m以上で勝ち鞍がありました。

注目レース
招福S(3勝クラス、中山ダート1800m)

招福Sでの穴ぐさは[1.2.1.27](複勝率12.9%)で、複勝回収率は103%です。

③着以内に入った4頭の穴ぐさは5~7歳の牡馬で、いずれも偶数馬番でした。4頭は前走が掲示板外でしたが、中4週以内での臨戦で、中山ダート1800mで③着以内に好走した実績がありました。4頭は前走時馬体重が488kg以上だったので、ある程度の馬格があって順調に使われているコース実績馬をチェックしておきましょう。

注目レース
雅S(3勝クラス、中京ダート1800m)

雅Sでの穴ぐさは[1.4.1.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は133%です。

馬券圏内に激走した6頭(京都ダート1800~1900m)は中5週以内での臨戦で、いずれもひと桁馬番でした。6頭はいずれも前走が掲示板外でしたが、2014年以降の5頭は2走前に③着以内に好走していたので、近2走以内に好走歴があるタイプに妙味がありそうです。

注目レース
寿S(3勝クラス、中京芝2000m)

寿Sでの穴ぐさは[3.1.1.22](複勝率18.5%)で、複勝回収率は109%です。昨年はシャフトオブライトが8番人気で③着に食い込みました。

馬券に絡んだ5頭の穴ぐさは4~6歳の関西馬で、8~9番人気でした。5頭はいずれも前走が⑤着以下でしたが、5頭のうち4頭は前走が0秒3~0秒5差だったので(例外の1頭は前走がG2)、前走の着差が小さいタイプをマークしておくと良さそうです。5頭のうち4頭は4角3番手以内から馬券圏内に入っています。

注目レース
濃尾特別(2勝クラス、中京ダート1800m)

濃尾特別での穴ぐさは[3.1.2.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は126%です。昨年はソルトイブキが7番人気で優勝しました。

③着以内に入った6頭の穴ぐさは4~5歳で、そのうち5頭はひと桁馬番でした。6頭は父がサンデー系かミスプロ系で、中7週以内での臨戦でした。6頭のうち5頭は休み明け2~4戦目だったので、使われて上積みを望めそうなタイプが狙い目になりそうです。

注目レース
朱竹賞(1勝クラス、中山芝1200m)

朱竹賞での穴ぐさは[0.1.4.9](複勝率35.7%)で、複勝回収率は230%です。昨年はキティラが11番人気で③着に入りました。

激走した5頭の穴ぐさは中3週以内での臨戦で、そのうち4頭は父か母父がサンデー系でした。5頭はキャリア5~8戦で、5頭のうち4頭は馬番8番より外枠だったので、外目の枠でも豊富なキャリアがあるタイプが侮れないでしょう。

ちなみに…
中山金杯での穴ぐさは[1.2.2.39]で、京都金杯では[1.3.2.39]、フェアリーSでは[1.3.2.38]です。昨年のフェアリーSでは【A】評価だったホウオウイクセルが8番人気で②着に激走しました。

過去10年の中山金杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、そのうち5頭は中6週以内での臨戦でハンデ54~56kgでした。5頭は近2走以内に⑤着以内があり、中山小倉京都の内回りコースで好走歴があったので、小回り実績をチェックして臨むようにしましょう。

過去10年の京都金杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも中6週以内での臨戦で、父か母父がサンデー系です。2016年以降に激走した6頭のうち5頭は11~14番人気でしたが、その5頭は芝1600mのOPで③着以内に入ったことがあったので、マイル実績を確認しておくと良いでしょう。

過去10年のフェアリーSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が12頭いて、そのうち11頭は父か母父がサンデー系です。父&母父がサンデー系&ミスプロ系という馬が8頭いるので、今年もその配合馬には注目しましょう。

激走馬12頭のうち馬番4~5番だった4頭は4角3番手以内から粘り込んでいて、それ以外の8頭は馬番8番より外枠で、8頭のうち6頭は4角7番手以下から差し込んでいました。12頭は馬体重が420kg以上で、450~460kg台だった馬が8頭います。


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