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穴ぐさ傾向と対策

ユニコーンSの1番人気は道悪馬場だと!?


先週(6月13日~14日)の穴ぐさは[11.7.9.92](複勝率22.7%)で、単勝回収率が200%、複勝回収率が127%でした。マーメイドSでは【B】評価だったサマーセントが勝ち、エプソムCでも【C】評価だったダイワキャグニーが優勝する【穴ぐさダブル重賞制覇】となりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

先週は東京&阪神がに見舞われ、馬場が悪化したことが穴ぐさの成績にも影響を及ぼしたと思われます。今年の特別競走における穴ぐさ成績は、良馬場と道悪馬場で次のようになっています。

【2020年の特別競走での穴ぐさ】
馬場 勝率 連対率 複勝率
芝・良
芝・道悪
2.6%
6.5%
9.1%
10.7%
15.4%
17.8%
ダート・良
ダート・道悪
2.6%
4.3%
7.3%
10.6%
13.1%
16.8%

芝・ダートともに特別競走での穴ぐさは、道悪馬場の時の方が好走率が高いんですよね。今週末は天気がどうなるか分かりませんが、梅雨時はチャンスと見て良いんじゃないでしょうか。

今週末は東京でユニコーンS、函館で函館スプリントSという重賞が予定されています。ユニコーンSにはヒヤシンスSを勝ったカフェファラオや青竜Sを制したデュードヴァン、2戦2圧勝のレッチェバロック、サウジダービーカップで優勝したフルフラットなどが登録していて、例年以上の好メンバーとなりそうです。

東京ダートでの重賞は2月のフェブラリーS以来となりますが、良馬場で行われたフェブラリーSを制したのは1番人気のモズアスコットでしたね。今年の東京ダートでの特別競走は27レースが行われていて、1番人気は良馬場と道悪馬場で成績が異なるので、そのデータをご覧ください。

【2020年の東京ダートの特別競走での1番人気】
馬場 着別度数
良馬場 [8.4.2.6]
道悪馬場 [0.1.1.5]

1番人気馬が勝利した8レースは、いずれも良馬場でした。先週のレースを見ても、道悪馬場だと先行馬が止まらないケースが多くなるので、今週末の馬場状態には注意すべきでしょうね。

東京ダートでの特別競走は今春(4~6月)に限ると19レースが行われていて、1番人気は多頭数だと勝ち切れないケースが多くなっています。

【2020年4~6月の東京ダートの特別競走での1番人気】
頭数 着別度数
11頭立て以下 [4.1.0.0]
13頭立て以上 [1.2.3.8]

19レースで1番人気は[5.3.3.8]という成績ですが、その5勝のうち4勝は11頭立て以下の少頭数競馬で、13頭立て以上だと[1.2.3.8]です(勝利したのは富嶽賞・2勝クラス・1400mのスパーダだけ)。

ユニコーンSは過去10年の優勝馬がすべて1~3番人気で、連対圏に入った20頭のうち19頭が1~5番人気という堅い傾向の強いレースですが、1番人気は[3.3.0.4](複勝率60.0%)で、2番人気([3.3.1.3]複勝率70.0%)や3番人気([4.1.3.2]複勝率80.0%)も好成績を残していますから、馬場状態も考慮しながら冷静に実力を見極めるようにしたいですね。

一方、函館スプリントSが行われる函館芝1200mは先週に7レースが行われ、ひと桁馬番の馬ばかりが勝っていましたね。

【2020年の函館芝1200m】
馬番 牡セン馬 牝馬
ひと桁馬番 [1.2.1.15] [6.2.4.32]
ふた桁馬番 [0.0.1.14] [0.3.1.16]

牡セン馬牝馬で分けましたが、勝利した7頭はひと桁馬番で、そのうち6頭は牝馬でした。7レースのうち1レースは牝馬限定戦でしたが、牡牝混合の6レースでも、6レースすべてで馬番7番以内の牝馬が馬券に絡んでいたので、函館スプリントSも内目の枠に入った牝馬に注目すると良いのではないでしょうか。

東京芝は今週末からDコースに替わりますので、ご注意ください。6月20日~21日に行われる東京、阪神、函館の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月20日~21日
場所
東京 Dコース・1週目
阪神 Aコース・3週目
函館 Aコース・2週目

6月20日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 町田特別 [0.1.0.2]
東京10R 相模湖特別 [0.0.4.29]
東京11R 夏至S [0.0.2.21]
阪神9R 小豆島特別 [0.0.0.10]
阪神10R 安芸S [0.1.0.32]
阪神11R 三宮S [0.1.0.23]
函館10R 八雲特別 [0.0.0.15]
函館11R STV杯 [1.2.4.22]
函館12R 長万部特別 [1.0.2.19]

6月21日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 青梅特別 [0.1.2.20]
東京10R 多摩川S [1.0.1.26]
東京11R ユニコーンS [0.0.5.34]
阪神9R 鷹取特別 [0.0.1.26]
阪神10R 垂水S [2.2.0.11]
阪神11R 米子S [2.1.1.20]
函館10R 奥尻特別 [2.0.3.19]
函館11R 函館スプリントS [1.1.1.30]
函館12R 津軽海峡特別 [0.2.2.20]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
米子S(OP特別、阪神芝外1600m)

米子Sでの穴ぐさは[2.1.1.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は120%です。一昨年はベステンダンクが9番人気で勝ち、昨年はシャイニービームが11番人気で③着に入りました。

激走した4頭は5~7歳で、馬番7番より外枠でした。4頭のうち2頭は父か母父がスペシャルウィークで、残りの2頭はカンパニー産駒と母父トニービンという馬でした。4頭はいずれもニジンスキーサドラーズウェルズを持っていたので、マイルよりも長い距離が合いそうな血統馬に注目しましょう。

注目レース
垂水S(3勝クラス、阪神芝2000m)

垂水Sでの穴ぐさは[2.2.0.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は134%です。昨年はワイプティアーズが7番人気で②着に食い込みました。

連対した4頭は阪神か中山の芝で連対歴があり、4頭のうち3頭は阪神芝での勝ち鞍がありました。4頭はいずれも8月に勝利実績があったので、暑い時期での成績もチェックしておくと良さそうです。

注目レース
STV杯(2勝クラス、函館芝1200m)

STV杯での穴ぐさは[1.2.4.22](複勝率24.1%)で、複勝回収率は114%です。1200m戦に限ると[1.2.4.17](複勝率29.2%)で、昨年はモンテヴェルデが8番人気で③着に入りました。

馬券圏内に入った7頭のうち6頭は母父がノーザンダンサー系で、例外の1頭はノーザンダンサーの5×5というクロスを持っていました。7頭は前走が馬券圏外でしたが、いずれも函館芝で掲示板に載ったことがあったので、函館実績馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
津軽海峡特別(2勝クラス、函館ダート1700m)

津軽海峡特別での穴ぐさは[0.2.2.20](複勝率16.7%)で、複勝回収率は135%です。

③着以内に入った4頭は5~6歳の牡馬で、父がミスプロ系かサンデー系でした。4頭のうち3頭は休み明けで、その3頭はいずれも過去に休み明けでの好走歴がありました。4頭はいずれもダート1700mでの勝ち鞍があったので、小回り実績に注目し、間隔が開いていても評価を下げ過ぎないようにしましょう。

注目レース
奥尻特別(1勝クラス、函館芝2000m)

奥尻特別での穴ぐさは[2.0.3.19](複勝率20.8%)で、複勝回収率は117%です。

馬券に絡んだ5頭は3~4歳で、いずれもひと桁馬番でした。5頭のうち4頭は父か母父がサンデー系で、5頭は前走が掲示板外でしたが、いずれも中6週以内の臨戦だったので、順調に使われているサンデー系内包馬は侮らないようにしましょう。

ちなみに…
ユニコーンSでの穴ぐさは[0.0.5.34]で、函館スプリントSでは[1.1.1.30]です。ユニコーンSでは、一昨年に【A】評価のエングローサーが③着、昨年に【A】評価のダンツキャッスルが③着に入っています。函館スプリントSは昨年が7頭立てで穴ぐさ不在でしたが、一昨年は【C】評価だったヒルノデイバローが10番人気で②着、3年前は【C】評価だったエポワスが7番人気で③着に入りました。

過去10年のユニコーンSの優勝馬は1~3番人気で、7番人気以下で馬券に絡んだ馬は6頭います。その6頭のうち5頭は道悪馬場の時なので、脚抜き良い馬場になった方が穴馬の台頭確率は上がりそうです。

激走した6頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、6頭はOPでの④着以内があるか、近3走が連対圏でした。2013年以降の5頭はいずれも偶数馬番だったので、馬番にも注目すると良さそうです。

過去10年の函館スプリントSでは7番人気以下で馬券に絡んだ馬が8頭いて、この8頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系でした。8頭のうち前走が1200m以下だった馬は2頭で、6頭は前走が1400m以上だったので、距離短縮馬に注意すべきでしょう。

8頭のうち牡セン馬は5頭で、この5頭のうち4頭は芝1200mのOPで連対実績がありました。牝馬で激走した3頭は芝1200mのOPで連対歴がなかったので、実績と性別をリンクさせて評価する作戦が有効そうです。


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