独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

穴ぐさ傾向と対策

関屋記念も大きすぎない1~2番人気が!?


先週(8月8日~9日)の穴ぐさは[2.4.3.69](複勝率11.5%)でした。なかなか良い貢献ができず、申し訳ありません…。

自戒の思いも込めて今夏の新潟&札幌での穴ぐさの成績をコース別にまとめてみました。

【2020年夏の札幌&新潟での穴ぐさ】
コース 着別度数 複勝率
札幌ダ1000m [1.2.1.10] 28.6%
札幌ダ1700m [3.3.3.38] 19.1%
札幌芝1200m [1.1.2.16] 20.0%
札幌芝1500m [0.0.0.9] 0.0%
札幌芝1800m [0.0.0.9] 0.0%
札幌芝2000m [0.1.1.10] 16.7%
札幌芝2600m [0.1.1.3] 40.0%
新潟ダ1200m [0.2.1.19] 13.6%
新潟ダ1800m [0.0.2.20] 9.1%
新潟芝1000m [2.1.0.9] 25.0%
新潟芝1200m [1.1.1.2] 60.0%
新潟芝1400m [1.1.0.10] 16.7%
新潟芝1600m [1.0.1.14] 12.5%
新潟芝1800m [0.1.0.10] 9.1%
新潟芝内2000m [0.0.0.5] 0.0%
新潟芝外2000m [0.0.1.8] 11.1%
新潟芝2200m [1.1.0.3] 40.0%
新潟芝2400m [0.0.0.3] 0.0%

芝もダートも1400m以下の短距離戦では総じて成績が良く、芝の中距離以上で成績を落とす結果になっています。常に改善を図っていて、上記の成績に動きが出る可能性もありますが、今週末以降の馬券の参考にしてもらえればと思います。

エルムSは1~5番人気が①~③着を占める結果で、2馬身差で快勝したタイムフライヤーは1番人気で8枠13番でしたが、レパードSを勝利したのは1枠1番のケンシンコウ(7番人気)でした。今年のJRAダート重賞で1~5番人気以外の馬が優勝したのは初で、レパードSは不良馬場になった影響もあったでしょうか。

今週末からは3場開催(新潟、小倉、札幌)に戻り、夏の小倉開催が始まります。小倉記念が開幕週での施行になるのは2011年以来で、その年は4月半ばまで小倉開催がありました。今年は2月23日以来になるので、馬場状態もかなり良く、天候に恵まれれば、例年を上回る高速決着も考えられるのではないでしょうか。

その小倉記念は、近2年ではハンデ57~57.5kgだった1番人気馬(トリオンフ、メールドグラース)が制していますが、函館記念&中京記念前にお伝えした通り、今年の芝のハンデ重賞での1番人気は、重ハンデだと勝てないケースが続いているので、その点は注意が必要でしょう。

【2020年の芝のハンデ重賞】
人気 ハンデ54kg以下 ハンデ55kg以上
1番人気 [1.0.1.3] [0.0.0.12]
2番人気 [1.0.1.2] [1.2.1.9]
3番人気 [2.0.1.1] [2.1.1.8]
4番人気 [0.0.0.6] [2.0.0.9]
5番人気 [0.2.1.7] [0.0.1.6]
6番人気 [0.1.1.7] [0.3.0.5]
7番人気以下 [7.7.5.83] [1.1.3.64]

1番人気は[1.0.1.15]で、ハンデ55kg以上だと[0.0.0.12]と馬券圏内にすら入れていません。今年の芝のハンデ重賞17レースのうち、中山金杯以外の16レースではハンデ54kg以下の馬が馬券圏内に入り、そのうち15レースで連対していますから、中心視すべきは、上位人気馬というよりも軽ハンデ馬かもしれませんね。

一方、新潟では別定戦の関屋記念が予定されています。先週の新潟競馬は道悪馬場となりましたが、それでも芝の特別競走は上位人気が勝利して、今夏の新潟芝の特別競走では1~5番人気が勝つケースが続いています。

【2020年夏の新潟芝の特別競走】
人気 1000~1400m 1600~2400m
1番人気 [1.1.1.2] [4.0.2.1]
2番人気 [2.1.0.2] [3.2.1.1]
3番人気 [0.2.0.3] [0.0.1.6]
4番人気 [1.0.0.4] [0.3.0.4]
5番人気 [1.0.0.4] [0.0.0.7]
6番人気 [0.0.0.5] [0.1.0.6]
7番人気 [0.1.4.47] [0.1.3.58]

先週までで12レースが施行され、優勝馬はすべて1~5番人気で、1600m以上での7レースは1~2番人気馬が勝利しています。

今夏の新潟芝1600m以上の特別競走での1~2番人気については、馬体重によって次のように分けることができます。

【2020年夏の新潟芝1600m以上の特別競走での1~2番人気】
馬体重 着別度数
418kg以下 [0.0.0.1]
420~498kg [7.2.1.0]
500kg以上 [0.0.2.1]

馬券圏外に敗れた2頭は418kg以下か500kg以上で、420~498kgだった1~2番人気は[7.2.1.0]と崩れていません。細かく分ければ、444~494kgだと[6.2.0.0]なので、関屋記念の1~2番人気も大きすぎず小さすぎなければ信頼度が高いかもしれませんね。

今夏の新潟芝1600m以上の特別競走については、5代血統表内にダンチヒノーザンテーストを持つ馬がよく好走しているので、その成績も見てもらいましょう。

【2020年夏の新潟芝1600m以上の特別競走】
レース ダンチヒ持ち ノーザンテースト持ち
8月9日
信濃川特別
2000m・不良
⑥⑧⑫ ⑥⑦⑭
8月8日
佐渡S
1800m・重
⑥⑩⑪⑫⑯⑱
8月2日
関越S
1800m・良
⑦⑬ ⑥⑨
8月2日
出雲崎特別
2000m・良
④⑧⑨⑭ ⑦⑧⑩⑫⑬⑭⑮
8月1日
月岡温泉特別
1600m・良
⑩⑰ ⑤⑨⑩⑫⑮⑰
7月26日
糸魚川特別
1800m・良
④⑤⑥⑧⑨ ④⑦
7月25日
燕特別
2400m・良
⑧⑨⑩⑭⑯ ④⑦⑧⑪⑫

5代血統表内にダンチヒノーザンテーストを持つ馬を抽出して、その着順を記しました。ご覧の通り、7レースすべてでダンチヒノーザンテーストを持つ馬が馬券に絡んでいます。ただ、ちょっと気になるのは、勝ち切れず②~③着も多いことですね。①着となったのは2000~2400mの2レース(燕特別、信濃川特別)で、1600~1800mでの4レースでは②~③着止まりとなっています。

今年の関屋記念では、プリモシーンミラアイトーンサトノアーサーなどがダンチヒを持ち、アンドラステグルーヴィットアストラエンブレムなどがノーザンテーストを持っています(クリノガウディーダンチヒノーザンテーストの両方持ち)。果たして、どんな成績となるでしょうか。

8月15日~16日に行われる3場(新潟、小倉、札幌)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

8月15日~16日
場所
新潟 Aコース・4週目
小倉 Aコース・1週目
札幌 Aコース・4週目

8月15日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟9R 村上特別 [1.0.3.30]
新潟10R 新発田城特別 [2.1.0.32]
新潟11R 上越S [0.0.1.2]
小倉9R フェニックス賞 [0.0.0.1]
小倉10R 西部日刊スポーツ杯 [3.2.2.27]
小倉11R 阿蘇S [0.2.1.25]
札幌10R コスモス賞 [0.0.0.8]
札幌11R TVh賞 [2.1.4.18]
札幌12R 羊ヶ丘特別 [0.0.4.26]

8月16日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟9R 浦佐特別 [2.2.1.14]
新潟10R 三面川特別 [0.3.0.26]
新潟11R 関屋記念 [0.1.3.35]
小倉9R 筑紫特別 [1.1.2.28]
小倉10R 博多S [1.1.4.14]
小倉11R 小倉記念 [1.0.5.30]
小倉12R RKB賞 [1.0.1.0]
札幌10R 藻岩山特別 [2.2.2.15]
札幌11R UHB賞 [2.0.2.19]
札幌12R 石狩特別 [0.3.3.19]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
博多S(3勝クラス、小倉芝2000m)

博多Sでの穴ぐさは[1.1.4.14](複勝率30.0%)で、複勝回収率は188%です。

芝1800~2000mで施行された時に③着以内に入った穴ぐさは5頭いて、馬番10番以内の牡セン馬でした。5頭は前走が小倉以外で馬券圏外でしたが、いずれも小倉芝で④着以内に入ったことがありました。5頭のうち4頭は小倉芝での馬券圏内があり、同じく5頭のうち4頭は中4週以内の臨戦だったので、順調に使われている小倉実績馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
石狩特別(1勝クラス、札幌芝1800m)

石狩特別での穴ぐさは[0.3.3.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は148%です。

芝で馬券圏内に入った穴ぐさは5頭で、いずれも馬番10番以内で、父がミスプロ系かノーザンダンサー系でした。芝1800mで③着以内に入った2頭は3歳牝馬で、北海道の洋芝が初めてでした。2頭は前走から2ヶ月以上開いていたので、滞在競馬での変わり身に期待する作戦が有効そうです。

注目レース
筑紫特別(1勝クラス、小倉芝1200m)

筑紫特別での穴ぐさは[1.1.2.28](複勝率12.5%)で、昨年は【B】評価だったマンボスカイが②着に食い込みました。

激走した4頭の穴ぐさは3~4歳の牝馬で、馬番1~8番でした。4頭は前走が掲示板外でしたが、そのうち3頭は前走が阪神で、その3頭は直線平坦の芝で連対歴がありました。平坦コースに実績がある馬は侮れないでしょう。

ちなみに…
関屋記念での穴ぐさは[0.1.3.35]で、小倉記念では[1.0.5.30]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、関屋記念が5頭、小倉記念も5頭です。

関屋記念で激走した5頭のうち、4枠以内だったのは2017年①着のマルターズアポジー(2枠3番)だけで、それ以外の4頭は5~8枠でした。2012年以降の激走馬4頭は4角1~6番手で、2015年以降の3頭は4角1~3番手で粘り込んでいるので、新潟芝外回りコースでも先行力のあるタイプに注意すべきでしょう。

2012年以降に激走した4頭は父か母父がノーザンダンサー系で、激走馬5頭は4代血統表内にダンチヒノーザンテーストストームキャットを持っていました。スピード型のノーザンダンサー系を持つ馬をチェックしておくと良さそうです。

小倉記念で激走した5頭は5~7歳の牡馬で、そのうち4頭は前走から2ヶ月以上開いていました。5頭のうち4頭は3代血統表内にトニービンを持っていて、今年もグレイソヴリン系内包馬は侮れないでしょう。

5頭は馬体重が450~498kgで、いずれも過去に芝重賞で馬券に絡んだことがあったので、大柄過ぎない重賞実績馬を確認しておきましょう。


TOPページに戻る