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穴ぐさ傾向と対策

天皇賞・春も出走間隔が重要!?


先週(4月24日~25日)の穴ぐさは[3.4.7.98](複勝率12.5%)で、福島牝馬S【C】評価だったサンクテュエールが10番人気で③着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。ただ、フローラSマイラーズCでは激走した馬を指名しきれず、申し訳ありませんでした。

マイラーズCはロードカナロア産駒で中7週の臨戦だったケイデンスコールが優勝し、②着にはアルジャンナが入りました。3枠だった2頭のワンツーで、掲示板に載った5頭は馬番4~10番でしたね。

今週末で12週連続開催となる阪神ですが、芝コースはどうやら最後まで外有利とはならなさそうです。改めて、今年の阪神芝重賞での馬番別成績を確認しておきましょう。

【2021年の阪神芝重賞】
馬番 着別度数
馬番1~5番 [7.3.6.43]
馬番6~10番 [6.6.2.45]
馬番11~18番 [0.2.4.48]

今年、阪神芝での重賞は12レースが行われ、勝ち馬(13頭)は馬番10番以内となっています。

これだけを見ると、今週末の天皇賞・春も馬番10番以内の馬に注目すべきと思われるでしょうが、阪神大賞典の前にこのコーナーでお伝えした通り、近年の芝3000m以上の古馬重賞は真ん中から外枠に入った馬が連勝中なので、これは気になるところです。

【2018年以降の芝3000m以上の古馬混合重賞】
枠順 着別度数
1枠 [0.1.2.13]
2枠 [0.1.2.15]
3枠 [0.0.1.20]
4枠 [0.2.5.17]
5枠 [2.1.0.21]
6枠 [3.3.2.18]
7枠 [2.6.2.18]
8枠 [7.0.0.22]

芝3000m以上の古馬混合の重賞は、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞・春、ステイヤーズSで、2018年以降に行われた14レースはいずれも5~8枠の馬が勝利しています。

今年の天皇賞・春には17頭が登録しているので、近年の古馬長距離重賞の傾向と今年の阪神芝重賞の傾向を合わせると、5枠(9~10番)が最強枠となるかもしれませんね。

ちなみに、先週のマイラーズCは、1番人気だったエアロロノアが⑤着でした。先週にお伝えした通り、今年の阪神芝重賞での1番人気は前走で敗れていた馬の方が好走率が高くなっています。

【2021年の阪神芝重賞での1番人気】
前走着順 成績
前走①着 ⑪⑦
前走②着
前走④着以下 ①①①

前走①着だと[1.1.0.3]で、前走②着以下だと[4.1.1.1]です。天皇賞・春の1番人気は何が推されるでしょうか。

今年、JRAでの芝G1は、高松宮記念(優勝馬ダノンスマッシュ)、大阪杯(優勝馬レイパパレ)、桜花賞(優勝馬ソダシ)、皐月賞(優勝馬エフフォーリア)の4レースが行われ、いずれも前走①着馬が勝利を収めていますが、その4頭は1番人気ではなかったんですよね。レイパパレが4番人気で、ダノンスマッシュ、ソダシ、エフフォーリアの3頭は2番人気でした。

今年のJRAの芝G1(4レース)では、前走着順別の成績や間隔別の成績が次のようになっています。

【2021年のJRA芝G1】
前走着順 着別度数
前走①着 [4.2.1.13]
前走②着 [0.1.1.11]
前走③着 [0.0.0.7]
前走④着以下 [0.1.2.22]

【2021年のJRA芝G1】
間隔 着別度数
中7週以内 [0.3.1.40]
中8週以上 [4.1.3.13]

優勝した4頭は前走で勝利を収め、そこから中8週以上の間隔を空けて臨んできた馬となっています。間隔を空けてきたタイプが連勝しているのは、いかにも現代の競馬らしいところで、天皇賞・春も近2年は中13~18週だったフィエールマンが優勝しているんですよね。間隔が空いたタイプが好走するトレンドは、今回も続くでしょうか!?

5月1日~2日に行われる東京、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

5月1日~2日
場所
東京 Aコース・2週目
阪神 Bコース・4週目
新潟 Bコース・4週目

5月1日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 秩父特別 [0.0.0.8]
東京10R 春光S [2.0.3.18]
東京11R 青葉賞 [2.1.2.35]
阪神9R 矢車賞 [0.0.0.5]
阪神10R ストークS [0.0.2.16]
阪神11R 天王山S [0.1.3.27]
新潟10R 姫川特別 [0.0.0.7]
新潟11R バーデンバーデンC [2.2.3.29]
新潟12R 咲花特別 [0.1.0.2]

5月2日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 陣馬特別 [0.0.2.19]
東京10R 府中S [3.3.0.23]
東京11R スイートピーS [1.1.1.34]
阪神8R 蓬莱峡特別 [0.0.4.15]
阪神9R 山陽特別 [0.3.1.24]
阪神10R 端午S [1.3.4.29]
阪神11R 天皇賞・春 [1.1.1.37]
阪神12R 天満橋S [1.1.0.1]
新潟10R しゃくなげ賞 [0.0.1.2]
新潟11R 吾妻小富士S [1.2.3.32]
新潟12R 魚野川特別 [0.1.0.5]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
端午S(OP特別、阪神ダート1400m)

端午Sでの穴ぐさは[1.3.4.29](複勝率21.6%)で、複勝回収率は141%です。昨年はメイショウテンスイが6番人気で②着に入りました。

ダート1400mの端午Sで馬券に絡んだ穴ぐさは7頭いて(いずれも京都)、その7頭は前走が馬券圏外でしたが、そのうち6頭は前走がダート1400m以外で、例外の1頭は前走(ダート1400m)が不良馬場でした。7頭のうち6頭はダート1400mで連対歴があったので、阪神開催となる今年もダート1400m実績をチェックして臨みましょう。

注目レース
府中S(3勝クラス、東京芝2000m)

府中Sでの穴ぐさは[3.3.0.23](複勝率20.7%)で、複勝回収率は138%です。今年は芝2000mでの施行となりますが、2000mの時の穴ぐさは[3.2.0.21](複勝率19.2%)で、複勝回収率が121%です。

2000m戦で連対圏に入った5頭の穴ぐさは5~7歳で、中2~8週の臨戦でした。5頭は前走が2000m以外の距離でしたが、そのうち4頭は芝2000mでの勝利実績があったので、2000mに戻る距離実績馬をマークしておきましょう。

注目レース
春光S(3勝クラス、東京ダート2100m)

春光Sでの穴ぐさは[2.0.3.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は118%です。2100m戦の時に限ると[2.0.2.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は144%となっています。

2100m戦で③着以内に入った4頭の穴ぐさは馬番4~7番で、5~8歳の牡セン馬でした。4頭は前走で掲示板外に敗れていましたが、いずれも左回りで2勝以上を挙げていたタイプで、そのうち3頭は前走が右回りでした。左回りに実績がある馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
蓬莱峡特別(2勝クラス、阪神芝外1800m)

蓬莱峡特別での穴ぐさは[0.0.4.15](複勝率21.1%)で、複勝回収率は128%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、そのうち3頭は4~5歳でした。4頭は馬体重が482kg以上で、2016年以降の3頭は490kg以上で4角5番手以内から粘り込んでいるので、馬格のある先行型に要注意でしょう。

ちなみに…
天皇賞・春での穴ぐさは[1.1.1.37]で、青葉賞では[2.1.2.35]です。昨年の天皇賞・春では【C】評価だったスティッフェリオが11番人気で②着に激走しました。

過去10年の天皇賞・春(京都開催)では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも父サンデー系で、そのうち7頭は馬番8番以内でした。2015年以降に激走した馬は、ノーザンファーム生産馬(4頭)か社台ファーム生産馬(1頭)です。

2015年以降の激走馬5頭は、芝G2以上での勝ち鞍がありました。そのうち3頭は芝2200m以上でのG2勝ちがあり、例外のカレンミロティック(③着以内2回)は芝G1での連対歴があったので、阪神開催の今年も実績は重要なのではないでしょうか。

過去10年の青葉賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも前走が芝2200~2400mで中8週以内での臨戦でした。7頭は前走が④着以内で、そのうち6頭は前走で③着以内に入っていました。

7頭のうち6頭は父か母父がサンデー系で、母父がノーザンダンサー系の馬が5頭います。7頭のうち3頭は馬番6番以内でしたが、それ以外の4頭は馬番10~15番だったので、内枠有利とは考え過ぎない方が良さそうです。


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