穴ぐさ傾向と対策
ラジオNIKKEI賞も函館記念も3~8番人気!?
今週末の重賞は、函館記念とラジオNIKKEI賞。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。函館記念もラジオNIKKEI賞も、注目は3~8番人気!?
先週(6月21日~22日)の穴ぐさは[3.10.5.96](複勝率15.8%)でした。重賞(しらさぎS、府中牝馬S)では貢献できず、申し訳ありませんでした。
今年前半を終えて、穴ぐさは下記の通りの成績となっています。
【2025年の穴ぐさ】
馬場 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
芝 | 4.3% | 9.2% | 16.8% |
ダート | 3.3% | 8.7% | 16.4% |
【2025年の穴ぐさ】
評価 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
A | 3.9% | 11.0% | 20.1% |
B | 3.8% | 7.9% | 15.5% |
C | 3.5% | 7.9% | 14.0% |
芝・ダート別では芝の方が好走率が高く、芝での単勝回収率は113%となっています。芝1400m以下の特別競走に限ると単勝回収率が165%で、夏のローカル開催においても、この条件はひとつの狙い目になるかと思います。
評価別成績では【A】評価の馬が複勝率20.1%で、最終レースに限ると複勝率23.8%という成績でした。最終レースでの複勝率は17.3%で、平均より高く、より確率を求めるなら【A】評価の馬と言えそうです。夏季競馬でも参考にしてください。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
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今週末から本格的な夏競馬のスタートで、重賞はラジオNIKKEI賞と函館記念が予定されています。函館記念は、昨年までは7月中旬に行われていて、開催時期が移ったことも考慮しながら予想する必要がありそうです。
ラジオNIKKEI賞も函館記念もハンデG3で、今年の芝のハンデ重賞(JRA)は、斤量別の成績が次のようになっています。
【2025年の芝のハンデ重賞(JRA)】
ハンデ | 牡セン馬 | 牝馬 |
52kg以下 | 出走なし | [0.0.0.11] |
53~54kg | [0.1.0.7] | [2.3.2.23] |
55~55.5kg | [0.3.2.17] | [3.1.1.12] |
56~56.5kg | [0.2.1.25] | [0.0.1.5] |
57~57.5kg | [6.1.4.34] | 出走なし |
58kg | [2.0.0.6] | 出走なし |
56.5kg以上 | [0.0.1.12] | 出走なし |
牡セン馬で勝利した8頭はハンデ57~58kgで、牝馬で勝利した5頭はハンデ53~55.5kgでした。ラジオNIKKEI賞は3歳限定戦なので、評価すべきゾーンを下げる必要があるかと思いますが、軽ハンデ馬がそれほど勝っていないことは認識して臨んだ方が良さそうです。
ラジオNIKKEI賞は福島芝1800m、函館記念は函館芝2000mで、今年の芝1800~2000mのハンデ重賞では、人気別の成績が次のようになっています。
【2025年の芝1800~2000mのハンデ重賞(JRA)】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [0.0.1.5] |
2番人気 | [0.0.1.5] |
3番人気 | [2.2.0.2] |
4番人気 | [2.0.0.4] |
5番人気 | [1.0.1.4] |
6番人気 | [0.1.0.5] |
7番人気 | [1.1.0.4] |
8番人気 | [1.1.1.3] |
9番人気以下 | [0.0.2.43] |
連対圏に入った馬のゾーンがかなり明確に出ていて、いずれも3~8番人気でした。1~2番人気が[0.0.2.10]、9番人気以下が[0.0.2.43]ですから、上位人気を信頼し過ぎず、かなりの人気薄には期待し過ぎないスタンスがちょうどいいかもしれません。
今夏の函館芝の特別競走は先週までで10レースが行われ、次の馬が勝利しています。
【2025年の函館芝の特別競走】
距離 | レース | 勝ち馬 | 父 |
1200m | UHB杯 | オードゥメール | ルーラーシップ |
1200m | STV杯 | ゴールドサーベル | レッドファルクス |
1200m | 下北半島特別 | カウスリップ | ロードカナロア |
1200m | 函館日刊 スポーツ杯 |
ドゥアムール | ロードカナロア |
1200m | 函館スプリントS | カピリナ | ダンカーク |
1800m | 八雲特別 | マルカオペラ | ハービンジャー |
1800m | 松前特別 | パレハ | サトノクラウン |
2000m | 遊楽部特別 | レイピカケ | ハービンジャー |
2000m | 奥尻特別 | ロードリベラシオン | ダノンバラード |
2600m | 駒ケ岳特別 | マイファミリー | ダノンバラード |
距離の短い順に記すと一目瞭然で、1200mでは父ミスプロ系の馬が勝ち、1800~2600mでは父がノーザンダンサー系かサンデー系の馬が制しています。
今週末の函館芝の特別競走は、1200m戦が3レース(青函S、湯の川温泉特別、長万部特別)、2000m戦も3レース(函館記念、洞爺湖特別、臥牛山特別)が組まれていますので、それぞれの勝ち馬の父にも注目しましょう。
福島開催は今週末が開幕週で、昨夏の福島開催の開幕週では、芝の特別競走が5レースあり、次のような成績でした。
【2024年夏の福島開催の開幕週での芝の特別競走】
馬番 | 着別度数 |
馬番1~8番 | [5.4.5.26] |
馬番9~14番 | [0.1.0.15] |
5レースのうち2レースが8頭立てだったこともありますが、③着以内に入った馬のほとんどが馬番8番以内でした。馬番1~3番の馬が[2.2.3.8](複勝率46.7%)で、5レースすべてで馬券に絡んでいたので、今年もまずは内枠の馬から吟味するようにしましょう。
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6月28日~29日に行われる福島、小倉、函館の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
6月28日~29日
場所 | 芝 |
福島 | Aコース・1週目 |
小倉 | Aコース・1週目 |
函館 | Aコース・3週目 |
6月28日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
福島9R | 松島特別 | [1.0.1.22] |
福島10R | いわき特別 | [0.2.4.21] |
福島11R | バーデンバーデンC | [3.2.4.38] |
小倉9R | 八代特別 | [2.0.4.32] |
小倉10R | 柳川特別 | [0.1.0.1] |
小倉11R | 博多S | [1.1.5.24] |
函館9R | 長万部特別 | [1.2.2.31] |
函館10R | 洞爺湖特別 | [0.4.3.21] |
函館11R | 青函S | [0.0.1.8] |
6月29日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
福島9R | 郡山特別 | [1.2.4.38] |
福島10R | 鶴ヶ城S | [1.2.5.44] |
福島11R | ラジオNIKKEI賞 | [3.6.4.43] |
小倉9R | 青島特別 | [0.3.1.24] |
小倉10R | 西部日刊スポーツ杯 | [4.3.2.36] |
小倉11R | 佐世保S | [1.2.5.31] |
函館9R | 臥牛山特別 | [2.1.1.8] |
函館10R | 渡島特別 | [1.2.1.28] |
函館11R | 函館記念 | [1.5.5.43] |
函館12R | 湯の川温泉特別 | [0.0.1.14] |
☆注目レース☆
ラジオNIKKEI賞(G3、福島芝1800m)
ラジオNIKKEI賞での穴ぐさは[3.6.4.43](複勝率23.2%)で、複勝回収率は129%です。昨年は【A】評価のオフトレイルが6番人気で優勝しました。
近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、ハンデ53kg(8頭)かハンデ54kg(3頭)でした。11頭のうち10頭は馬番11番以内で、良馬場での6頭は馬番1~7番でした。11頭のうち10頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく11頭のうち10頭は4角3番手以内から馬券圏内に入っていたので、先行脚質の馬に注意しましょう。
☆注目レース☆
佐世保S(3勝クラス、小倉芝1200m)
佐世保Sでの穴ぐさは[1.2.5.31](複勝率20.5%)で、複勝回収率は135%です。昨年はロードラスターが9番人気で③着、一昨年はブレスレスリーが6番人気で③着に入っていて、どちらも【A】評価でした。
このレースでの穴ぐさは、1~4枠だと[0.0.1.17]、5~8枠だと[1.2.4.14]です。馬券圏内に入った8頭はいずれも前走が⑧着以下だったので、真ん中から外枠に入った馬の一変に期待する手がありそうです。
☆注目レース☆
洞爺湖特別(2勝クラス、函館芝2000m)
洞爺湖特別での穴ぐさは[0.4.3.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は108%です。昨年は【C】評価のナックイルシーブが9番人気で②着に食い込みました。
このレースでの穴ぐさは、4~5歳が[0.3.3.14]、6歳以上が[0.1.0.7]です。馬券に絡んだ7頭は馬番4~10番で、父サンデー系(4頭)か母父サンデー系(3頭)だったので、サンデー系内包の4~5歳馬をマークすると良さそうです。
☆注目レース☆
臥牛山特別(1勝クラス、函館芝2000m)
臥牛山特別での穴ぐさは[2.1.1.8](複勝率33.3%)で、複勝回収率は196%です。
このレースでの穴ぐさは、ひと桁馬番だと[2.1.1.4]、ふた桁馬番だと[0.0.0.4]です。3歳が[1.1.1.4]、4歳以上が[1.0.0.4]だったので、3歳でひと桁馬番の馬が穴ぐさに指名されていたら、特に要注目です。
■ちなみに…■
函館記念での穴ぐさは[1.5.5.43]です。
近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が15頭いて、馬券圏内が1~6番人気に占めれたのは2023年だけとなっています。激走した15頭のうち、12頭は父が母父がサンデー系で、それ以外の3頭のうち2頭はキングカメハメハ産駒でした。
激走した15頭のうち、馬体重が486kg以下だった10頭のうち8頭は馬番10番以内で、488kg以上だった5頭は馬番8番より外枠でした。2018年以降に激走した9頭は、前年か前々年の5~8月に連対歴があったので、昨年や一昨年の5~8月の実績を確認しておきましょう。