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穴ぐさ傾向と対策

宝塚記念でクロノジェネシスのライバルとなるのは!?


先週(6月19日~20日)の穴ぐさは[4.6.5.103](複勝率12.7%)で、ユニコーンS【A】評価だったスマッシャーが①着、マーメイドS【B】評価だったクラヴェルが②着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

マーメイドSを勝利したシャムロックヒルキズナ産駒で、最内枠からの逃げ切り勝ちでした。直線で外からクラヴェルが猛然と追い込んだもののクビ差だけ届かず、やはり今開催の阪神芝も内の方が良い可能性がありそうです。

先週の阪神芝での馬番別成績は次の通りでした。

【2021年6月19~20日の阪神芝】
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ひと桁馬番 [11.9.6.77] 10.7% 19.4% 25.2%
ふた桁馬番 [1.3.6.41] 2.0% 7.8% 19.6%

出走頭数に差があるとはいえ、ふた桁馬番で勝利したのは重馬場での米子Sのロータスランド(7枠13番)だけでした。

今週末に行われる宝塚記念は、ご存知の通り、ふた桁馬番の馬がよく勝つレースです。近10年のうち8年でふた桁馬番の馬が優勝していますが、今年は例年と異なる変則開催なので、馬場をどう読むかがポイントになるんじゃないですかね。

改めて今年の阪神芝重賞での成績をおさらいしておきましょう。

【2021年の阪神芝重賞】
馬番 着別度数
馬番1~5番 [9.3.8.49]
馬番6~10番 [6.6.2.55]
馬番11~18番 [0.4.4.59]

勝ち馬15頭は馬番10番以内です。宝塚記念ではどうなるでしょうか。

先週のこのコーナーでは、今年の阪神芝2000mでの3勝クラス以上ではディープインパクトの系統馬に注目すべき、と記して、優勝したシャムロックヒルキズナ産駒でした。宝塚記念阪神芝2200mでの施行なので、同じように今年の同コースでの血統傾向を調べたら、次のようになっていました。

【2021年の阪神芝2200mでの連対馬】
月日
レース
①着
②着
母父
5月1日
矢車賞
①着ハギノピリナ
②着ハッピーオーサム
キズナ
ディープインパクト
アドマイヤムーン
Awesome Gambler
4月17日
未勝利
①着ハギノピリナ
②着フローレスクイーン
キズナ
Frankel
アドマイヤムーン
Acclamation
4月10日
千里山特別
①着エヒト
②着カリンカ
ルーラーシップ
キングカメハメハ
ディープインパクト
スペシャルウィーク
3月7日
未勝利
①着アルバーシャ
②着ネビーイーム
アドマイヤムーン
キズナ
ダイワメジャー
Singspiel
2月28日
すみれS
①着ディープモンスター
②着グロリアムンディ
ディープインパクト
キングカメハメハ
Bellamy Road
Blu Air Force
2月14日
京都記念
①着ラヴズオンリーユー
②着ステイフーリッシュ
ディープインパクト
ステイゴールド
Storm Cat
キングカメハメハ

サンデー系をピンク色、ミスプロ系を黄色にしていて、ご覧の通り、連対圏に入った12頭のうち11頭が父がサンデー系かミスプロ系です。今年の阪神芝2200mでは、6レースすべてで父か母父がディープインパクト系の馬が連対している、と言える一方、6レースすべてで父か母父がミスプロ系が連対している、とも言えます。

すみれS以外の5レースでは、父&母父がサンデー系&ミスプロ系という配合馬が連対している、とも言えますが、いずれにも昨年覇者のクロノジェネシス(父バゴ×母父クロフネ)は該当しないので、同馬のライバルはディープインパクト系かミスプロ系の馬ですかね。

宝塚記念は2021年上半期最後の芝G1ですから、今年のJRAの芝G1勝ち馬も振り返っておきましょう。

【2021年のJRA芝G1】
レース 優勝馬 人気 枠順 前走 生産
安田記念 ダノンキングリー 8 7枠11番 天皇賞・秋⑫着 三嶋牧場
日本ダービー シャフリヤール 4 5枠10番 毎日杯①着 ノーザンファーム
オークス ユーバーレーベン 3 5枠9番 フローラS③着 ビッグレッドファーム
ヴィクトリアマイル グランアレグリア 1 3枠6番 大阪杯④着 ノーザンファーム
NHKマイルC シュネルマイスター 2 7枠15番 弥生賞②着 Northern Farm(独)
天皇賞・春 ワールドプレミア 3 1枠1番 日経賞③着 ノーザンファーム
皐月賞 エフフォーリア 2 4枠7番 共同通信杯①着 ノーザンファーム
桜花賞 ソダシ 2 2枠4番 阪神JF①着 ノーザンファーム
大阪杯 レイパパレ 4 6枠8番 チャレンジC①着 ノーザンファーム
高松宮記念 ダノンスマッシュ 2 7枠14番 香港スプリント①着 ケイアイファーム

今年の芝G1での傾向は、なんと言っても1番人気が勝ち切れないケースが目立つことですね。1番人気は優勝したのがヴィクトリアマイルでのグランアレグリアだけで、[1.5.2.2]という成績です。10レースのうち8レースでは2~4番人気馬が勝利していますから、今週末もこのことは頭の片隅に入れておくといいのではないでしょうか。

6月26日~27日に行われる東京、阪神、札幌の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月26日~27日
場所
東京 Dコース・2週目
阪神 Bコース・2週目
札幌 Aコース・3週目

6月26日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 清里特別 [0.1.3.22]
東京10R 日野特別 [0.3.0.21]
東京11R 江の島S [0.2.2.19]
阪神9R 三木特別 [0.0.1.8]
阪神10R 水無月S [2.1.3.19]
阪神11R 天保山S [1.0.1.17]
札幌10R 北辰特別 出走ナシ
札幌11R TVh賞 [2.1.4.21]
札幌12R ポプラ特別 [0.2.3.25]

6月27日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 八ヶ岳特別 [0.2.0.13]
東京10R 甲州街道S 出走ナシ
東京11R パラダイスS [1.1.3.15]
阪神8R 城崎特別 [0.0.1.13]
阪神9R 舞子特別 [0.0.1.27]
阪神10R 花のみちS [2.1.1.13]
阪神11R 宝塚記念 [1.2.2.36]
阪神12R リボン賞 [0.1.0.23]
札幌10R ライラック賞 [0.1.0.13]
札幌11R 大沼S [1.3.4.29]
札幌12R HBC賞 [0.1.2.34]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
パラダイスS(OP特別、東京芝1400m)

パラダイスSでの穴ぐさは[1.1.3.15](複勝率25.0%)で、複勝回収率は139%です。昨年はレインボーフラッグが9番人気で②着に食い込みました。

激走した5頭の穴ぐさは前走が掲示板外でしたが、中6週以内の臨戦で、6月施行時の4頭は5~7歳で馬番6番以内でした。その4頭はノーザンダンサー系のクロスを持ち、そのうち3頭は東京芝1400mの1勝クラス以上で勝利実績がありました。馬場の悪い内目を苦にしなさそうなベテランが侮れないでしょう。

注目レース
大沼S(OP特別、札幌ダート1700m)

大沼Sでの穴ぐさは[1.3.4.29](複勝率21.6%)で、複勝回収率は121%です。

馬券圏内に入った8頭の穴ぐさは5~7歳で、そのうち7頭はダート1700mで勝ち鞍があり、6頭は函館か札幌のダート1700mで勝ったことがありました。8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、2011年以降の5頭は4角4番手以内から③着以内に入っていたので、先行力のあるタイプをマークしておきましょう。

注目レース
水無月S(3勝クラス、阪神芝1400m)

水無月Sでの穴ぐさは[2.1.3.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は127%です。近年は芝1200mでの施行でしたが、ハンデ戦の近4年はいずれも穴ぐさが馬券に絡んでいるので、1400mの今年も期待したいところです。

ハンデ戦で③着以内に入った4頭の穴ぐさは牝馬(2頭)がハンデ52kg、牡馬(2頭)がハンデ54~55kgでした。いずれも中7週以内での臨戦で、ひと桁馬番から先行して粘り込みました。4頭は阪神中山中京で勝ち鞍があったので、直線に急坂があるコースでの実績もチェックして臨みましょう。

注目レース
花のみちS(3勝クラス、阪神ダート1200m)

花のみちSでの穴ぐさは[2.1.1.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は159%です。ダート1800mで施行された昨年はショートストーリーが7番人気で②着に入りましたが、ダート1200mの時も[2.0.1.8](複勝率27.3%)なので、1200m戦の今年も面白そうです。

ダート1200mで馬券圏内に激走した3頭の穴ぐさは5~6歳の牡馬で、馬番9番より外枠でした。3頭は前走が馬券圏外でしたが、2~4走前に③着以内を記録していたので、前走着順で評価が下がっている馬に妙味がありそうです。3頭は阪神か中山のダート1200~1400mで勝ち鞍がありました。

ちなみに…
宝塚記念での穴ぐさは[1.2.2.36]で、昨年は【B】評価だったモズベッロが12番人気で③着に入りました。2014年以降は7年中5年で穴ぐさが馬券に絡んでいます。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも馬体重が490kg以下でした。8頭は480kg以下で、6頭は450kg以下だったので、小柄なタイプが侮れません。

激走した9頭のうち5頭は前走が④着以内で、それ以外の4頭のうち3頭は2走前に③着以内に好走していました。日本馬で激走した8頭は6~9月に芝で勝ち鞍があり、そのうち7頭は芝のG1かG2で勝利実績があったので、夏季実績やクラス実績もチェックしておくといいでしょう。


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