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穴ぐさ傾向と対策

中山・中京の秋の開幕週での注意点は?


先週(9月4日~5日)の穴ぐさは[3.4.8.106](複勝率12.4%)で、小倉2歳S【B】評価だったアネゴハダが8番人気で③着に差し込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

アネゴハダは8枠10番で、小倉2歳Sを制したナムラクレアは8枠9番。同日の新潟記念8枠の馬のワンツー(①着マイネルファンロン、②着トーセンスーリヤ)で、札幌2歳Sでも8枠の馬が①着(ジオグリフ)&③着(トーセンヴァンノ)となりました。

先週の芝重賞では、8枠の馬が[3.1.2.1]7枠の馬が[0.2.1.3]で、1~6枠の馬が[0.0.0.23]だったんですよね。開催期間中に降雨があり、道悪馬場で競馬が行われることも多かった影響があったのだろうと思いますし、今後も同様のケースは多くなりそうですからね。開催後半は特に外差しに用心すべきなのでしょう。

今週からは中山&中京開催となるので、おそらく状況は一変するでしょう。秋競馬の開幕が中山&中京というのは昨年と同じなので、昨年がどのような結果になったのか、振り返っておきましょう。

昨秋の中山&中京は9日間開催で、1~2日目が9月12~13日、3~5日目が9月19~21日に行われました。この2週間で、中山芝では特別競走が10レース、中京芝では特別競走が11レースありました。

まず、中山芝での特別競走を振り返ると、勝ち馬10頭はすべて1~6枠で、馬番10番以内の馬でした。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中山芝の特別競走】
馬番 着別度数
馬番1~5番 [5.4.3.38]
馬番6~10番 [5.4.6.33]
馬番11~18番 [0.2.1.30]

馬番11番より外枠の馬は未勝利だったので、今年も注意が必要でしょう。ちなみに、準OP以上のレースに関しては、馬番10番以内偶数馬番だった馬が勝利を収めました。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中山芝の準OP以上】
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
偶数馬番 [5.4.4.25] 13.2% 23.7% 34.2%
奇数馬番 [0.1.1.36] 0.0% 2.6% 5.3%

偶数馬番奇数馬番では大きな差が付いていて、馬番10番以内の偶数馬番、つまり馬番2・4・6・8・10番の馬に限ると[5.2.3.15](複勝率40.0%)という好成績でした。回収率も単勝180%・複勝125%と妙味があったので、今年も準OP以上のレースでは、馬番2・4・6・8・10番はマークしておくべきでしょう。

重賞は、紫苑S京成杯AHセントライト記念が行われ、連対圏に入った6頭は次の馬たちでした。父と母父の部分は、サンデー系をピンク色、ミスプロ系を黄色、グレイソヴリン系を青色にしてあります。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中山芝重賞での連対馬】
レース ①着
②着
母父
紫苑S マルターズディオサ
パラスアテナ
キズナ
ルーラーシップ
Grand Slam
スペシャルウィーク
京成杯AH トロワゼトワル
スマイルカナ
ロードカナロア
ディープインパクト
ハーツクライ
Distorted Humor
セントライト記念 バビット
サトノフラッグ
ナカヤマフェスタ
ディープインパクト
タイキシャトル
Not For Sale

勝ち馬はすべて父がサンデー系かミスプロ系で、開幕週に行われた2レースの連対馬は母父もサンデー系かミスプロ系でした。

セントライト記念②着のサトノフラッグは母父がNot For Saleで、京成杯AHを制したトロワゼトワルは母父がハーツクライ(その母父がトニービン)、紫苑S②着のパラスアテナは父がルーラーシップ(その母父がトニービン)ですから、グレイソヴリン系を持つ馬にも注目する手がありそうです。

昨秋の中山の開催1~5日目(9月12~21日)に芝1600m以上の特別競走は9レースあり、いずれのレースでも3代血統表内にグレイソヴリン系を持つ馬が馬券に絡みました。トニービンの系統を持つ馬が多く好走していたので、ハーツクライルーラーシップなどの血脈を持つ馬には注目しましょう。

一方、中京芝の特別競走では、内枠が良いとは限らず、外枠からも勝ち馬が出ていました。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中京芝の特別競走】
馬番 着別度数
馬番1~5番 [7.7.4.37]
馬番6~12番 [0.2.7.50]
馬番13~18番 [4.2.0.18]

11レースのうち7レースは馬番5番以内の馬が勝ち、4レースの勝ち馬は馬番13番より外枠でした。なぜか内か外の枠がよく勝ち、真ん中の枠の馬が勝てなかったんですよね。

11レースの勝ち馬はすべて1~4番人気だったので、中京芝の特別競走に関しては、枠順よりも地力を素直に評価した方が良さそうです。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中京芝の特別競走】
人気 ひと桁馬番 ふた桁馬番
1~4番人気 [7.5.4.18] [4.1.0.5]
5番人気以下 [0.3.7.49] [0.2.0.33]

勝ち馬11頭は1~4番人気で、5番人気以下の馬は[0.5.7.82]でした。1~4番人気は枠順に関係なく勝ち馬が出ていますが、5番人気以下で③着以内に入った多くはひと桁馬番だったので(12頭のうち10頭がひと桁馬番)、人気薄をヒモで狙う際は真ん中から内枠に入った馬を狙う手が有効そうです。

重賞は、セントウルSローズSが行われ、それらを含めて3歳以上の芝OPで連対圏に入った6頭は次の馬たちでした。こちらは、サンデー系をピンク色、ミスプロ系を黄色、ロベルト系をオレンジ色にしてあります。

【2020年9月12~21日(開催1~5日目)の中京芝OP(3歳以上)での連対馬】
レース ①着
②着
母父
セントウルS ダノンスマッシュ
メイショウグロッケ
ロードカナロア
メイショウサムソン
Hard Spun
マンハッタンカフェ
ケフェウスS トリコロールブルー
フランツ
ステイゴールド
ディープインパクト
Pivotal
ブライアンズタイム
ローズS リアアメリア
ムジカ
ディープインパクト
エピファネイア
Rockport Harbor
ディープインパクト

ローズSで14番人気ながら②着に食い込んだムジカはエピファネイア産駒で、ケフェウスSでは母父ブライアンズタイムのフランツが9番人気で②着に入りました。セントウルSを制したダノンスマッシュは母母父がKris S.なので、中京芝ではロベルト系を持つ馬に注目すると面白いんじゃないですかね。

なお、ローズSでのムジカは秋山真騎手が前走(1勝クラス)に続いての継続騎乗で、騎手が継続騎乗した馬は、2勝クラス以上の特別競走10レースでいずれも馬券圏内に入っていました。セントウルS(ダノンスマッシュ)もローズS(リアアメリア)も騎手が継続騎乗した馬が制しましたから、騎手が続けて騎乗してきた馬を評価する手も悪くなさそうです。

9月11日~12日に行われる中山、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

9月11日~12日
場所
中山 Bコース・1週目
中京 Aコース・1週目

9月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R アスター賞 出走ナシ
中山10R 汐留特別 [2.4.1.21]
中山11R 紫苑S [1.1.3.38]
中京9R 日進特別 [0.0.0.3]
中京10R ムーンライトH [2.0.1.20]
中京11R エニフS [3.1.0.27]

9月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 白井特別 [0.0.2.9]
中山10R セプテンバーS [1.2.2.35]
中山11R 京成杯AH [1.4.1.39]
中京9R 長久手特別 [0.1.2.19]
中京10R 浜松S [3.0.2.22]
中京11R セントウルS [1.1.3.39]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
エニフS(OP特別、中京ダート1400m)

エニフSでの穴ぐさは[3.1.0.27](複勝率12.9%)で、中京ダート1400mで行われた昨年はジャスパープリンスが6番人気で優勝しました。

ダート1400mで連対した4頭の穴ぐさは5~9歳の牡馬で、父か母父がノーザンダンサー系です。4頭は近4走以内に③着以内の好走歴があり、そのうち3頭は近4走以内に準OPを勝ち上がっていたので、昇級間もないタイプを侮らないようにしましょう。

注目レース
セプテンバーS(3勝クラス、中山芝1200m)

セプテンバーSでの穴ぐさは[1.2.2.35](複勝率12.5%)で、近3年はいずれも馬券圏内に入っています。

③着以内に激走した5頭の穴ぐさはひと桁馬番で、そのうち4頭は牝馬でした。5頭は前走が直線平坦コースで、そのうち4頭は前走で掲示板外に敗れていましたが、5頭は中山阪神で連対実績があったので、右回りで直線に急坂があるコースでの戦績をチェックしておくといいでしょう。

注目レース
汐留特別(2勝クラス、中山芝1200m)

汐留特別での穴ぐさは[2.4.1.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は246%です。

馬券圏内に入った7頭の穴ぐさは馬番10番以内の偶数馬番で、そのうち5頭が牝馬です。芝1200mで激走した2頭は4角2~3番手での勝利実績があった父ノーザンダンサー系なので、スピードがあって持続力に長けたタイプが侮れなさそうです。

ちなみに…
セントウルSでの穴ぐさは[1.1.3.39]、京成杯AHでは[1.4.1.39]、紫苑Sでは[1.1.3.38]です。

過去10年のセントウルSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも前走が芝OPで馬券圏外でした。2015年以降の5頭は父がサンデー系以外で前走が芝重賞だったので、そのようなタイプをマークしておくと良さそうです。

激走した6頭のうち5頭は芝重賞で③着以内に好走した実績があり、6頭のうち4頭は中山阪神中京の芝で勝ち鞍があったので、重賞実績や急坂コースでの実績はあった方が良さそうです。

過去10年の京成杯AHでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、馬番9番より外枠だった4頭はハンデが53~54kgで、馬番8番以内だった6頭はハンデ55~57kgでした。ハンデが重めの人気薄は真ん中から内枠、ハンデが軽めの人気薄は真ん中から外枠が良さそうです。

激走した10頭はすべて父か母父がサンデー系で、そのうち中山で激走した8頭は芝重賞での連対歴がありました。2014年以降の8頭のうち7頭は馬体重が484kg以上だったので、ある程度の馬格があった方が良さそうです。

重賞の紫苑S(過去5年)では6番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、いずれも②~③着です。その4頭は芝OPで掲示板に載ったことがあり、右回りでO型の芝で連対したことがありました。馬場を1周するコースでの実績をチェックして臨みましょう。


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