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穴ぐさ傾向と対策

エリザベス女王杯も血統のグループ分けが有効に!?


先週(11月6日~7日)の穴ぐさは[2.6.6.97](複勝率12.6%)で、みやこS【A】評価だったロードブレスが②着、【B】評価だったアナザートゥルースが③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。また、京王杯2歳Sでは【B】評価だったキングエルメスが優勝しましたね。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

今年の重賞での穴ぐさは、評価別の成績が次のようになっています。

【2021年の重賞での穴ぐさ】
評価 着別度数 複勝率
A [3.4.8.92] 14.0%
B [5.10.8.85] 21.3%
C [2.6.5.91] 12.5%

なぜか【B】評価の馬の複勝率がいちばん高くて、【B】評価の馬は複勝回収率が110%となっています。【A】評価の馬も、もっと好走率を上げられるように頑張ります。

今週末は日曜日(14日)にエリザベス女王杯福島記念があり、土曜日(13日)に武蔵野Sデイリー杯2歳Sが組まれています。エリザベス女王杯は、昨年に引き続き阪神芝2200mでの開催で、今年の芝2200m重賞の傾向については、オールカマー&神戸新聞杯の前にお伝えしたことを覚えているでしょうか? 決着時計によって好走する馬の血統タイプが異なるという話でした。

今年、芝2200mの重賞は8レースが行われ、決着時計の速い順番で並べると次のようになります。

【2021年の芝2200m重賞】
レース
決着時計
レース上がり
①着
②着
③着
母父
京都記念
2分10秒4
35秒0
①着ラヴズオンリーユー
②着ステイフーリッシュ
③着ダンビュライト
ディープインパクト
ステイゴールド
ルーラーシップ
Storm Cat
キングカメハメハ
サンデーサイレンス
宝塚記念
2分10秒9
34秒7
①着クロノジェネシス
②着ユニコーンライオン
③着レイパパレ
バゴ
No Nay Never
ディープインパクト
クロフネ
High Chaparral
クロフネ
京都新聞杯
2分11秒2
36秒1
①着レッドジェネシス
②着ルペルカーリア
③着マカオンドール
ディープインパクト
モーリス
ゴールドシップ
Storm Cat
スペシャルウィーク
Darshaan
日経新春杯
2分11秒8
35秒7
①着ショウリュウイクゾ
②着ミスマンマミーア
③着クラージュゲリエ
オルフェーヴル
タニノギムレット
キングカメハメハ
キングカメハメハ
サンデーサイレンス
タニノギムレット
オールカマー
2分11秒9
35秒3
①着ウインマリリン
②着ウインキートス
③着グローリーヴェイズ
スクリーンヒーロー
ゴールドシップ
ディープインパクト
Fusaichi Pegasus
ボストンハーバー
スウェプトオーヴァーボード
セントライト記念
2分12秒3
35秒4
①着アサマノイタズラ
②着ソーヴァリアント
③着オーソクレース
ヴィクトワールピサ
オルフェーヴル
エピファネイア
キングヘイロー
シンボリクリスエス
ディープインパクト
アメリカJCC
2分17秒9
37秒9
①着アリストテレス
②着ヴェルトライゼンデ
③着ラストドラフト
エピファネイア
ドリームジャーニー
ノヴェリスト
ディープインパクト
Acatenango
ディープインパクト
神戸新聞杯
2分18秒0
36秒5
①着ステラヴェローチェ
②着レッドジェネシス
③着モンテディオ
バゴ
ディープインパクト
ジャスタウェイ
ディープインパクト
Storm Cat
Tejano Run
※アメリカJCC(不良)と神戸新聞杯(不良)以外の6レースは良馬場

ロベルト系をオレンジ色にして、サンデー系の中でもディープインパクトの系統とステイゴールドの系統をピンク色にしてあります。

決着時計が2分11秒2以内だった3レースはディープインパクト産駒が馬券に絡み、そのうち2レースで優勝しています。ただ、2分11秒8以上の時はディープインパクト産駒で馬券に絡んだ馬が2頭で(連対馬は1頭)、2分12秒3以上だと母父がディープインパクトの馬が③着以内に入っています。

2分11秒台以上の決着だと好走が目立つのが父か母父がロベルト系の馬、そして父ステイゴールドの系統です。父ステイゴールド系の馬は、2分11秒8以上の決着時は5レースのうち4レースで連対しています。

ざっくり分類すると、決着時計が2分11秒台前半より速くなるなら、父がディープインパクト系の馬たちが活躍しやすく、2分11秒台後半より遅くなるようなら、父がステイゴールドの系統やロベルト系を持つ馬が台頭しやすい、と言えるでしょう。

今年のエリザベス女王杯の登録馬では、ディープインパクト産駒がアカイトリノムスメレイパパレなど6頭いて、父ステイゴールド系の馬はウインキートス(ゴールドシップ産駒)だけ。父か母父がロベルト系の馬はウインマリリンランブリングアレーなど6頭います。それぞれをグループ分けしておいて、馬券を組み立てる作戦は有効なのではないでしょうか。

ちなみに、昨年のエリザベス女王杯の決着時計は2分10秒3でした。2016~19年に京都で行われた時が2分12秒9~2分14秒3だったので、内回りで直線に急坂がある阪神コースでも、メンバーや展開によって時計が速くことは十分考えられるので、そのことは頭に入れておきたいですね。

なお、今年の芝2200mの重賞では、馬番5番以内の馬がずっと連対していることもお伝えしました。

【2021年の芝2200m重賞】
月日
レース
①着
②着
③着
馬番 人気
9月26日
オールカマー
①着ウインマリリン
②着ウインキートス
③着グローリーヴェイズ
1
2
11
2
5
3
9月26日
神戸新聞杯
①着ステラヴェローチェ
②着レッドジェネシス
③着モンテディオ
5
7
4
2
5
8
9月20日
セントライト記念
①着アサマノイタズラ
②着ソーヴァリアント
③着オーソクレース
2
12
10
9
2
5
6月27日
宝塚記念
①着クロノジェネシス
②着ユニコーンライオン
③着レイパパレ
7
1
2
1
7
2
5月8日
京都新聞杯
①着レッドジェネシス
②着ルペルカーリア
③着マカオンドール
10
4
8
3
1
2
2月14日
京都記念
①着ラヴズオンリーユー
②着ステイフーリッシュ
③着ダンビュライト
4
2
9
1
3
6
1月24日
アメリカJCC
①着アリストテレス
②着ヴェルトライゼンデ
③着ラストドラフト
9
4
8
1
3
6
1月17日
日経新春杯
①着ショウリュウイクゾ
②着ミスマンマミーア
③着クラージュゲリエ
14
5
11
7
13
4

1枠のワンツーとなったオールカマーも記憶に新しいところで、今年の芝2200mの重賞では馬番1~5番の馬が[4.6.2.28](複勝率30.0%)で、複勝回収率が130%です。

ただ、昨年のエリザベス女王杯を制したのは8枠18番のラッキーライラックで、①~④着にふた桁馬番の馬が入ったんですよね。

阪神芝2200m戦は、日曜日(14日)の8レース(2勝クラス)に組まれていて、同じ内回りの中距離戦では2000m戦が土曜日(13日)の岸和田S(3勝クラス)などがあるので、それらのレースで好走馬の枠順をチェックしておくと良さそうです。

11月13日~14日に行われる東京、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

11月13日~14日
場所
東京 Bコース・3週目
阪神 Aコース・6週目
福島 Aコース・2週目

11月13日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R オキザリス賞 [0.1.1.19]
東京10R 奥多摩S [0.1.2.38]
東京11R 武蔵野S [1.3.4.36]
阪神9R 岸和田S 出走ナシ
阪神10R 堺S [1.2.1.17]
阪神11R デイリー杯2歳S [0.1.1.23]
福島10R 磐梯山特別 [1.0.3.16]
福島11R 奥羽S [1.1.2.2]
福島12R 会津特別 [1.2.1.30]

11月14日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 銀嶺S [2.2.1.30]
東京10R ユートピアS [1.1.1.29]
東京11R オーロC [3.0.1.33]
阪神9R 黄菊賞 [0.0.0.6]
阪神10R 室町S [0.3.3.34]
阪神11R エリザベス女王杯 [2.2.1.38]
阪神12R ドンカスターC [1.1.1.28]
福島10R 福島2歳S [1.3.5.33]
福島11R 福島記念 [0.3.2.38]
福島12R 相馬特別 [1.3.2.29]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
武蔵野S(G3、東京ダート1600m)

武蔵野Sでの穴ぐさは[1.3.4.36](複勝率18.2%)で、昨年は【C】評価だったソリストサンダーが②着、【B】評価だったエアスピネルが③着に入る【穴ぐさダブル】でした。2016年以降の近5年のうち4年で穴ぐさが馬券に絡んでいます。

過去10年の武蔵野Sで7番人気以下で③着以内に入った馬は12頭いて、いずれも関西馬です。12頭のうち11頭は東京で連対歴があったので、東京実績のある関西馬をマークしておきましょう。12頭のうち5頭は前走が1400mで、この5頭は前走が④着以内でした。それ以外の7頭は前走が1700m以上で、これらは前走が③~⑨着となっています。

注目レース
福島2歳S(OP特別、福島芝1200m)

福島2歳Sでの穴ぐさは[1.3.5.33](複勝率21.4%)で、複勝回収率は107%です。昨年はビーマイベイビーが7番人気で③着に食い込みました。

馬券に絡んだ9頭は中8週以内の臨戦で、そのうち8頭は関東馬で、9頭のうち7頭は前走で4角2番手以内のレースをしていました。前走が4角2番手以内ではなかった2頭は前走がOPで④~⑤着だったので、前走で先行力を見せていた馬か、前走のOPで掲示板に載っていた馬をチェックしておくと良さそうです。2012年以降の6頭のうち5頭はキャリア4~5戦だったので、ある程度のキャリアがあった方がいいかもしれません。

注目レース
奥羽S(3勝クラス、福島ダート1700m)

奥羽Sでの穴ぐさは[1.1.2.2](複勝率66.7%)で、複勝回収率は296%です。昨年はバーンスターが①着、キタサンタイドーが③着となり、一昨年はジェミニズが②着、クリノフウジンが③着となり、2年連続で【穴ぐさダブル】となっています。

激走した4頭の穴ぐさはいずれも父サンデー系の4~5歳馬で、そのうち3頭は関西馬です。4頭は前走が掲示板外でしたが、福島ダート1700mで連対歴がある馬でした。コース実績がある父サンデー系の巻き返しに注意しましょう。

ちなみに…
エリザベス女王杯での穴ぐさは[2.2.1.38]で、福島記念では[0.3.2.38]、デイリー杯2歳Sでは[0.1.1.23]です。

過去10年のエリザベス女王杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも①~②着です。重馬場となった2012年に①着となったレインボーダリアは8枠15番でしたが、良馬場で激走した4頭はひと桁馬番でした。5頭はいずれも前走が府中牝馬Sで、そのうち4頭は前走で先行策を採っていたので、前走の位置取りは確認しておくと良さそうです。

過去10年の福島記念では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が6頭いて、そのうち5頭はハンデ54~55kgでした。福島施行時の6頭はひと桁馬番で、父がサンデー系かノーザンダンサー系だったので、ひと桁馬番に入った両父系の馬はマークしておくようにしましょう。

過去10年のデイリー杯2歳Sでは6番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、6~8番人気でした。5頭は前走が4角1~4番手で、そのうち4頭は前走で初勝利を挙げていました。前走①着の4頭は前走時馬体重が470~498kgだったので、ある程度の馬格がある先行型が侮れなさそうです。


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