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穴ぐさ傾向と対策

朝日杯FSも馬格と血脈が重要でしょう


先週(12月11日~12日)の穴ぐさは[3.7.8.99](複勝率15.4%)でした。阪神JFでは【B】評価だったラブリイユアアイズが8番人気で②着に入り、中日新聞杯では【A】評価だったショウナンバルディが8番人気で①着、【B】評価だったシゲルピンクダイヤが10番人気で③着となる【穴ぐさダブル】になりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました! また、掲示板にも多くの書き込みをしていただき、ありがとうございました。

香港国際競走では、スプリントで大きな事故が発生してしまいましたが、ヴァーズをグローリーヴェイズが勝ち、カップでラヴズオンリーユーが優勝しましたね。

阪神JFを制したのは3番人気だったサークルオブライフで、同馬は馬体重が478kgで、出走馬18頭の中でいちばん重かった(大型だった)んですよね。②着に激走したラブリイユアアイズ428kgと小柄でしたが、③着に入ったウォーターナビレラ470kg(馬体重上位3番目)で、馬体重が重かった上位3頭のうち2頭が馬券圏内に入る結果になりました。

改めて、今年の2歳の芝重賞での馬体重別成績をご覧ください。

【2021年のJRA2歳重賞】
馬体重 牡馬 牝馬
458kg以下 [0.1.2.10] [1.3.2.35]
460~478kg [0.2.3.18] [4.4.2.11]
480kg以上 [7.2.1.14] [0.0.2.7]

牡馬で優勝した7頭は480kg以上で、牝馬で勝利した5頭のうち4頭は460kg以上です。

この馬体重ネタはどうも受けがあまり良くないみたいなんですけど(笑)、結構重要だと思うんですよね。これが2000m以上でスタミナ要素もかなり重要な距離なら関係ないかもしれませんけど、例えば阪神JFは2014年以降の7年連続で460kg以上の馬が勝っていて、それだけパワースピードを兼備した馬の時代になっているのではないかと。

今週末は朝日杯FSがあり、昨年の同レースは458kgだったグレナディアガーズが制しましたが、2015年以降は6年連続で490kg以上だった馬が連対しています。朝日杯FSでも馬体重(馬格)は重要な予想ファクターでしょう。

阪神JFで②着に入ったラブリイユアアイズは、穴ぐさコメントにも記されていた通り、サドラーズウェルズの5×5というクロスを持っていました。優勝したサークルオブライフはエピファネイア産駒で、エピファネイアは母シーザリオの母父がサドラーズウェルズで、阪神芝は10月からずっと使われてきて、さすがにサドラーズウェルズを持つ馬に向いた馬場になったなあとの印象を受けました。

今年の阪神芝重賞は11月13日以降に7レースが行われ、5代血統表内にサドラーズウェルズフェアリーキング(サドラーズウェルズの全弟)を持つ馬がこれだけ連対しています。

【2021年11月13日以降の阪神芝重賞で、5代血統表内にサドラーズウェルズかフェアリーキングを持ち連対した馬】
月日
レース
着順・馬名 サドラーズウェルズ
フェアリーキング
12月12日
阪神JF
着サークルオブライフ
着ラブリイユアアイズ
父母母父サドラーズウェルズ
サドラーズウェルズ5×5
12月4日
チャレンジC
着ソーヴァリアント 母母父フェアリーキング
11月28日
京阪杯
着タイセイビジョン 母母父母父サドラーズウェルズ
11月27日
京都2歳S
着ジャスティンロック 父母母父サドラーズウェルズ
11月21日
マイルCS
着シュネルマイスター 母父父父サドラーズウェルズ
11月14日
エ女王杯
着ステラリア 母父父父サドラーズウェルズ
11月13日
デイリー杯2歳S
着ソネットフレーズ 父母母父サドラーズウェルズ

11月13日以降は距離を問わず連対馬が出ています。マイルCSを制したグランアレグリアエ女王杯で優勝したアカイイトは母母父がニジンスキー系なので、ニジンスキーを持つ馬も良さそうですが、特注なのはサドラーズウェルズフェアリーキングを内包している馬でしょう。どうぞご注目を。

12月18日~19日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

12月18日~19日
場所
中山 Aコース・3週目
阪神 Bコース・3週目
中京 Bコース・1週目

12月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R ひいらぎ賞 [4.4.4.27]
中山10R 香取特別 [1.0.1.28]
中山11R ターコイズS [1.1.2.36]
阪神9R 赤穂特別 [0.2.4.31]
阪神10R 甲東特別 [0.0.1.13]
阪神11R タンザナイトS [1.1.1.15]
中京10R 中京2歳S [1.0.0.3]
中京11R 有松特別 [3.1.3.16]
中京12R 大須特別 [1.2.4.31]

12月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 舞浜特別 [0.1.1.33]
中山10R 北総S [0.2.2.35]
中山11R ディセンバーS [0.1.1.28]
阪神9R 高砂特別 [2.2.2.22]
阪神10R 六甲アイランドS [1.2.1.19]
阪神11R 朝日杯FS [2.4.0.38]
阪神12R 御影S [0.2.3.18]
中京10R 寒椿賞 [1.1.0.12]
中京11R 三河S [0.3.1.31]
中京12R 尾張特別 [3.1.1.13]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
御影S(3勝クラス、阪神ダート1400m)

御影Sでの穴ぐさは[0.2.3.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は159%です。

馬券圏内に入った5頭の穴ぐさは中5週以内だった3~5歳で、そのうち4頭は馬番8番以内でした。5頭のうち2頭は近2走以内に勝ち鞍があり、残りの3頭は12月に勝利実績があったので、勢いがあるか、冬実績のあるタイプが侮れないでしょう。

注目レース
六甲アイランドS(3勝クラス、阪神芝1400m)

六甲アイランドSでの穴ぐさは[1.2.1.19](複勝率17.4%)で、複勝回収率は130%です。

激走した4頭の穴ぐさは中4週以内での臨戦で、前走が掲示板外でしたが、上がり33秒0~33秒9を計時して0秒2~0秒5差でした。4頭は馬体重が480~490kg台だったので、ある程度の馬格があって前走の着差が小さかったタイプは前走着順に惑わされずに注意しましょう。

注目レース
高砂特別(2勝クラス、阪神ダート1200m)

高砂特別での穴ぐさは[2.2.2.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は114%です。昨年はリュウシンベガスが8番人気で②着、一昨年はクリノサンレオが11番人気で①着となりました。

ダート戦で③着以内に激走した穴ぐさは5頭で、中6週以内での臨戦でした。5頭は3代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーダンシングブレーヴを持っていたので、ダート短距離線でもスタミナ血脈を持つタイプに妙味がありそうです。

注目レース
ひいらぎ賞(1勝クラス、中山芝1600m)

ひいらぎ賞での穴ぐさは[4.4.4.27](複勝率30.8%)で、複勝回収率は163%です。

③着以内に入った穴ぐさは、牡馬が5頭、牝馬が7頭です。牝馬で激走した7頭のうち、2009年以降の6頭は父サンデー系で、2010年以降の5頭は前走が東京芝でメンバー中3位以内か34秒1という上がりを計時していました。牡馬で激走した5頭は父がサンデー系以外で、母父がサンデー系という馬も1頭だけです。

牡馬で激走した5頭のうち、前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたのは1頭だけで、牡馬は持続力で勝負するタイプ、牝馬は決め手のある父サンデー系が狙い目でしょう。

ちなみに…
朝日杯FSでの穴ぐさは[2.4.0.38]で、ターコイズSでは[1.1.2.36]です。昨年の朝日杯FS【B】評価だったグレナディアガーズが7番人気で優勝しました。

過去10年の朝日杯FSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも中6週以内での臨戦で、阪神施行時の7頭は関西馬です。9頭のうち8頭は前走が芝1400~1600mで①~④着で、そのうち7頭は前走が①~③着でした。近2年は前走で未勝利勝ちした馬が激走しているので、前走好走馬はクラスに関係なく侮らない方が良さそうです。

阪神施行時での7頭のうち6頭は2~3月生まれで、同じく7頭のうち6頭は4角4番手以内の競馬をしていました。早生まれで先行力のあるタイプはマークしておきましょう。

重賞での過去6年のターコイズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも関西馬です。7頭は芝重賞での勝ち鞍があるか、近2走以内に③着以内の好走歴がありました。

7頭のうち4頭は母系にニジンスキーを持ち、残りの3頭のうち2頭は母系にリアルシャダイを持っていました。7頭のうち6頭の父はルーラーシップキングカメハメハメイショウサムソンマンハッタンカフェハーツクライで、残りの1頭は母父エルコンドルパサーなので、父か母父が2400m以上の重賞で実績があったタイプが面白そうです。


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