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穴ぐさ傾向と対策

スプリングSもストームキャットの有無が重要に!?


先週(3月12日~13日)の穴ぐさは[6.8.6.93](複勝率17.7%)でした。金鯱賞フィリーズレビューは堅い決着になり、中山牝馬Sでは人気薄で激走した馬を指名できず、申し訳ありませんでした。

フィリーズレビューは1~4番人気が馬券圏内を占める決着で、そのようなケースは2003年以来だったようです。今年の①~③着馬はいずれも3代血統表内にストームキャットを持っていて、地力の高さに加えて血統相性の良さもあったのかもしれませんね。

優勝したサブライムアンセムは父ロードカナロア×母父シンボリクリスエスという配合で、ロベルト系内包馬が好走したことは、今年の阪神芝重賞での傾向通りでした。改めて、今年の阪神の芝重賞で③着以内に入った馬を振り返ってみましょう。

【2022年の阪神芝の重賞】
レース ①着
②着
③着
母父
フィリーズレビュー ①着サブライムアンセム
②着ナムラクレア
③着アネゴハダ
ロードカナロア
ミッキーアイル
キズナ
シンボリクリスエス
Storm Cat
ウォーエンブレム
チューリップ賞 ①着ナミュール
②着ピンハイ
③着サークルオブライフ
ハービンジャー
ミッキーアイル
エピファネイア
ダイワメジャー
ジャングルポケット
アドマイヤジャパン
阪急杯 ①着ダイアトニック
②着トゥラヴェスーラ
③着サンライズオネスト
ロードカナロア
ドリームジャーニー
ダイワメジャー
サンデーサイレンス
アドマイヤコジーン
ジャングルポケット
京都牝馬S ①着ロータスランド
②着スカイグルーヴ
③着タンタラス
Point of Entry
エピファネイア
キングカメハメハ
Scat Daddy
キングカメハメハ
スペシャルウィーク
京都記念 ①着アフリカンゴールド
②着タガノディアマンテ
③着サンレイポケット
ステイゴールド
オルフェーヴル
ジャングルポケット
Gone West
キングカメハメハ
ワイルドラッシュ

オレンジ色がロベルト系、青色がグレイソヴリン系で、この2系統だけに色を付けています。今年の阪神芝の重賞5レースでは、父か母父がロベルト系かグレイソヴリン系の馬が馬券に絡んでいます。今年の阪神大賞典の登録馬でこれに該当するのは2頭だけ(ゴーストシルヴァーソニック)で、データ継続となるでしょうか。

阪神大賞典は阪神芝3000mで行われる古馬のG2で、古馬混合の芝の長距離重賞では相変わらず真ん中から外枠の馬が勝つケースが多いので、そのデータをご覧いただきましょう。

【2018年以降の古馬混合の芝3000m以上の重賞】
枠順 着別度数
1枠 [1.1.2.16]
2枠 [0.1.3.18]
3枠 [0.0.1.25]
4枠 [0.3.6.21]
5枠 [2.1.0.27]
6枠 [4.4.2.22]
7枠 [3.6.2.23]
8枠 [7.1.1.27]

2018年以降は上記の通りで、昨年の天皇賞・春は最内枠だったワールドプレミアが優勝しましたが、それ以外の16レースは5~8枠の馬が勝っています。阪神大賞典は2015年以降の近7年連続で5~8枠の馬が制していて、今年も5~8枠の馬の評価を上げるといいかもしれません。

今週末は、阪神大賞典以外の重賞は、中山でスプリングSフラワーC、中京でファルコンSが予定されています。スプリングSフラワーCはどちらも中山芝1800mで、同コースでは先週に中山牝馬S、3週前に中山記念が行われ、どちらもストームキャットを持つ馬が優勝しました。

今年、中山芝1800mでの2勝クラス以上の特別競走は5レースあり、いずれもストームキャットを持つ馬が連対し、4レースで勝利を挙げています。

【2022年の中山芝1800mでの2勝クラス以上の特別競走】
レース 着順・馬名 ストームキャット
房総特別
2勝クラス
①着サンタグラシア
②着アオイゴールド
母母母父父
母母母父
中山牝馬S
G3
①着クリノプレミアム
②着アブレイズ
母父父
父母父
中山記念
G2
①着パンサラッサ
②着カラテ
父母父
なし
富里特別
2勝クラス
①着レインカルナティオ
②着アオイゴールド
なし
母母母父
東雲賞
2勝クラス
①着スパイラルノヴァ
②着ガンダルフ
父母父
なし

連対圏に入った10頭についてストームキャットの有無を記すと上記の通りで、7頭が5代血統表内にストームキャットを持っていました。連対馬10頭は父がステイゴールド系かディープインパクト系かキングカメハメハ系でもあるので、スプリングSフラワーCでもそのような血統馬に注目するといいかもしれません。

スプリングSの登録馬では、ディオが父リオンディーズ×母母父ストームキャットドーブネが父ディープインパクト×母父ストームキャット系、エンギダルマが父ルーラーシップ×母母父ストームキャットですね。

なお、上記の5レースでは1番人気が[0.2.1.2]で勝てていません。その5頭のうち、ストームキャットを持っていた馬は[0.1.0.0]で、持っていなかった馬は[0.1.1.2]なので、上位人気馬を信頼するかどうかも、血統をチェックしてから考えるといいのではないでしょうか。

今週末は3日間開催で、19日(土)は阪神&中京、20日(日)は中山&阪神、21日(月)は中山&中京となります。3月19~21日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月19~21日
場所
中山 Aコース・4週目
阪神 Aコース・6週目
中京 Aコース・2週目

3月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
阪神9R 淡路特別 [0.0.1.13]
阪神10R 淀屋橋S [2.4.2.33]
阪神11R 若葉S [1.1.0.23]
中京9R 矢作川特別 [1.2.0.11]
中京10R 豊橋S [3.3.1.28]
中京11R ファルコンS [0.3.4.37]

3月20日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R スピカS [2.1.2.14]
中山10R 千葉S [2.4.2.36]
中山11R スプリングS [2.2.3.30]
阪神9R 摂津特別 [0.2.1.17]
阪神10R 鳴門S [0.0.3.39]
阪神11R 阪神大賞典 [0.1.0.19]

3月21日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 隅田川特別 [2.0.1.26]
中山10R 韓国馬事会杯 [2.0.1.37]
中山11R フラワーC [1.3.2.39]
中京9R フローラルウォーク賞 [0.0.0.16]
中京10R 熱田特別 [1.2.3.22]
中京11R 名古屋城S [2.1.3.21]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
スプリングS(G2、中山芝1800m)

スプリングSでの穴ぐさは[2.2.3.30](複勝率20.6%)で、複勝回収率は103%です。2017年以降の近5年のうち4年で馬券に絡んでいて、昨年は【C】評価だったアサマノイタズラが7番人気で②着に入りました。

過去10年のスプリングSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、そのうち4頭が穴ぐさです。5頭は父か母父がサンデー系で、前走が芝1勝クラス以上で①~④着でした。5頭のうち4頭は前走の上がりがメンバー中2~3位で、例外の1頭も前走の上がりが34秒3だったので、前走で速い上がりを使って掲示板に載っていたタイプをチェックしておきましょう。

注目レース
名古屋城S(OP特別、中京ダート1800m)

名古屋城Sでの穴ぐさは[2.1.3.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は150%です。昨年はアッシェンプッテルが5番人気で②着、サクラアリュールが10番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

ダート1700mだった頃も含めて馬券圏内に入った6頭の穴ぐさは5~6歳で、そのうち5頭は5歳で、同じく6頭のうち5頭は関西馬です。6頭は左回りでO型のダートで③着以内の好走歴があり、そのうち5頭は近3走以内に連対歴があったので、左回り実績や近走成績を確認して臨みましょう。

注目レース
矢作川特別(2勝クラス、中京ダート1800m)

矢作川特別での穴ぐさは[1.2.0.11](複勝率21.4%)で、複勝回収率は125%です。昨年は【A】評価だったダノングリスターが7番人気で優勝しました。

連対圏に入った3頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、いずれも関西馬でした。3頭は前走が⑧着以下でしたが、左回りのダートで勝利実績があり、そのうち2頭は2走前に勝ち鞍を挙げていたので、前走で評価を落としている左回り巧者に妙味がありそうです。

ちなみに…
阪神大賞典での穴ぐさは[0.1.0.19]、フラワーCでは[1.3.2.39]、ファルコンSでは[0.3.4.37]です。

過去10年の阪神大賞典では6番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、5~6歳の父サンデー系でした。4頭は馬番1~7番で、1~3月に勝ち鞍を挙げたことがあったので、今の時期の実績をチェックしておくと良さそうです。

過去10年のフラワーCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも父か母父がサンデー系でした。6頭は4角3番手以内での勝利実績があり、そのうち5頭は前走で4角3番手以内に付けていたので、先行力や機動力のあるタイプに注意しましょう。6頭のうち4頭は前走時馬体重が442kg以下で、小柄でも割り引かない方が良さそうです。

過去10年のファルコンSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、馬番8番以内キャリア6~9戦だった馬です。7頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、7頭のうち6頭は左回りの1400mで④着以内に入ったことがあったので、各馬のキャリアを確認して臨むといいでしょう。


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