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穴ぐさ傾向と対策

天皇賞・春は長距離戦でも内枠は…!?


先週(4月23日~24日)の穴ぐさは[2.6.7.101](複勝率12.9%)で、フローラSシンシアウィッシュが9番人気で③着、福島牝馬Sサトノダムゼルが5番人気で③着に入りました(サトノダムゼルは上位人気の一角でしたが…)。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

フローラSで優勝したエリカヴィータについては、初の2000mという距離よりも、前走のフェアリーSで他馬と接触した影響を心配していたのですが、関係ありませんでした。キャリア2戦でもきっちり巻き返すんですから、素晴らしいです。

それにしても、今年の3歳限定の芝重賞で、1番人気は勝てないケースが多いですね…。改めて、今年の3歳限定の芝重賞での人気別成績をご覧ください。

【2022年の3歳限定の芝重賞】
人気 牡牝混合戦 牝馬限定戦
1番人気 [1.3.2.5] [1.3.1.2]
2番人気 [2.2.0.7] [3.0.1.3]
3番人気 [3.2.1.5] [0.1.1.5]
4番人気 [2.0.1.8] [0.1.1.5]
5番人気 [2.1.0.8] [2.0.0.5]
6番人気 [1.0.3.7] [0.0.1.6]
7番人気以下 [0.3.4.79] [1.2.2.60]

先週までに18レースが行われ、1番人気は[2.6.3.7]という成績です。今週末は青葉賞があり、近10年の同レースでの1番人気は[3.3.3.1]と好走率が高いのですが、今年はどうでしょうか?

日曜日(5月1日)には天皇賞・春が予定されています。今年の阪神大賞典の前にお伝えしましたが、近年の古馬混合の芝の長距離重賞では真ん中から外枠の馬が勝利するケースが多いので、そのデータをご覧ください。

【2018年以降の古馬混合の芝3000m以上の重賞】
枠順 着別度数
1枠 [1.1.2.17]
2枠 [0.1.3.19]
3枠 [0.0.2.25]
4枠 [0.3.6.23]
5枠 [2.2.0.28]
6枠 [4.4.2.24]
7枠 [4.6.2.24]
8枠 [7.1.1.29]

2018年以降に古馬混合の芝3000m以上の重賞は18レースあり、そのうち17レースで5~8枠の馬が優勝しています。1~4枠で勝利したのが昨年の天皇賞・春でのワールドプレミア(1枠1番)なのですが、上記の傾向があることは頭の中に入れておいてもいい気がします。

昨年の天皇賞・春でのワールドプレミアは馬体重が486kgで、近年の芝3000m以上のG1(天皇賞・春、菊花賞)では、488kg以下の馬が勝利するケースが多くなっています。

【2018年以降の芝3000m以上のG1】
馬体重 着別度数
488kg以下 [7.7.6.65]
490kg以上 [1.1.2.44]

2018年以降に天皇賞・春と菊花賞は4レースずつが行われ、そのうち7レースでの優勝馬は486kg以下でした(490kg以上で勝ったのは2020年天皇賞・春でのフィエールマン・490kg)。

近10年の天皇賞・春では、そのうち7年で490kg以上の馬が勝っていて、むしろ大型馬の方が良い印象があるだけに、上記の傾向は近年だけのものという可能性もありますが……、果たして今年はどうなるでしょうか。レース当日の天候&馬場状態にも左右されそうです。

4月30日~5月1日に行われる東京、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月30日~5月1日
場所
東京 Aコース・2週目
阪神 Bコース・4週目
福島 Bコース・1週目

4月30日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 横浜S [0.0.1.3]
東京10R 府中S [3.3.1.25]
東京11R 青葉賞 [2.1.3.37]
阪神9R 矢車賞 [0.0.0.7]
阪神10R 芦屋川S [2.2.4.21]
阪神11R 天王山S [0.2.3.29]
福島9R 浄土平特別 [1.1.1.18]
福島10R 雄国沼特別 [2.1.0.14]
福島11R 東北S [0.0.0.9]

5月1日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 陣馬特別 [0.0.3.21]
東京10R ブリリアントS [2.3.5.33]
東京11R スイートピーS [1.1.2.36]
阪神8R 蓬莱峡特別 [0.0.4.15]
阪神9R 山陽特別 [0.3.1.27]
阪神10R 端午S [1.4.4.31]
阪神11R 天皇賞・春 [1.1.1.40]
阪神12R 陽春S [0.3.3.38]
福島9R 桑折特別 [1.0.2.34]
福島10R 喜多方特別 [1.6.1.30]
福島11R 吾妻小富士S [1.2.3.35]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ブリリアントS(リステッド、東京ダート2100m)

ブリリアントSでの穴ぐさは[2.3.5.33](複勝率23.3%)で、複勝回収率は134%です。

馬券に絡んだ10頭の穴ぐさは、ハンデ54~55kgの牡馬です。10頭のうち5頭は父ミスプロ系、4頭は父サンデー系で(残り1頭は父ロベルト系)、10頭のうち8頭はひと桁馬番でした。10頭のうち9頭は近4走以内に連対歴があったので、近走着順とハンデをチェックして臨みましょう。

注目レース
端午S(OP特別、阪神ダート1400m)

端午Sでの穴ぐさは[1.4.4.31](複勝率22.5%)で、複勝回収率は137%です。近4年のうち3年で穴ぐさが連対しています。

ダート1400mの時に馬券圏内に入った穴ぐさは8頭いて、いずれも前走が④着以下でしたが、そのうち7頭は前走がダート1400m以外でした。8頭のうち7頭はダート1400mで連対歴があったので(残りの1頭はダートが初めてだった)、ダート1400m実績馬の巻き返しに期待しましょう。

注目レース
府中S(3勝クラス、東京芝2000m)

府中Sでの穴ぐさは[3.3.1.25](複勝率21.9%)で、複勝回収率は136%です。昨年はオメガラヴィサンが8番人気で③着に入りました。

芝2000mの時に③着以内に入った穴ぐさは6頭いて、そのうち5頭は中8週以内での臨戦で、同じく6頭のうち5頭は父がサンデー系以外でした。6頭のうち5頭は左回りの芝で連対歴があったので、左回り実績も確認しておきましょう。

注目レース
芦屋川S(3勝クラス、阪神芝1200m)

芦屋川Sでの穴ぐさは[2.2.4.21](複勝率27.6%)で、複勝回収率は151%です。

これまでは秋に施行されていて、馬券に絡んだ8頭の穴ぐさは3~5歳でした。1200m戦で③着以内に入った7頭のうち5頭は牝馬で、残りの2頭はセン馬です。2頭のセン馬は馬番4~8番で、5頭の牝馬のうち4頭は馬番9~16番でした。7頭は父がミスプロ系かロベルト系かサンデー系となっています。

注目レース
蓬莱峡特別(2勝クラス、阪神芝外1800m)

蓬莱峡特別での穴ぐさは[0.0.4.15](複勝率21.1%)で、複勝回収率は128%です。

③着に入った4頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、そのうち3頭は馬番9番より外枠の4~5歳でした。4頭は馬体重が482kg以上で、2016年以降の3頭は490kg以上で4角5番手以内から粘り込んでいるので、馬格のある先行型に注意しましょう。

ちなみに…
天皇賞・春での穴ぐさは[1.1.1.40]で、青葉賞では[2.1.3.37]です。昨年の青葉賞では【A】評価だったレッドヴェロシティが6番人気で③着に入りました。

過去10年の天皇賞・春では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも父サンデー系で、そのうち6頭は馬番8番以内でした。7頭は5歳以上で、そのうち5頭が6~8歳だったので、ベテランが侮れないでしょう。2015年以降に激走した馬は、ノーザンファーム生産馬(4頭)か社台ファーム生産馬(1頭)です。

激走馬の7頭は芝G2以上での連対歴があり、2015年以降の5頭は芝G2以上での勝ち鞍がありました。2014年以降の6頭は馬体重が478kg以下で、大柄ではなくてもG1かG2で実績がある馬は見逃さないようにしましょう。

過去10年の青葉賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも前走が芝2200~2400mで中8週以内での臨戦でした。7頭は前走④着以内で、そのうち6頭は前走で③着以内に入っていました。

7頭のうち6頭は父か母父がサンデー系で、母父がノーザンダンサー系の馬が5頭います。7頭のうち6頭は前走で4角5番手以内に付けていたので、先行力や機動力のあるタイプが侮れないでしょう。


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