独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

穴ぐさ傾向と対策

ヴィクトリアマイルは道悪馬場なら父サンデー系!?


先週(5月7日~8日)の穴ぐさは[3.7.6.100](複勝率13.8%)でした。京都新聞杯【B】評価だったアスクワイルドモアが8番人気で優勝しましたが、NHKマイルCでは貢献できず……申し訳ありませんでした。

NHKマイルCを制したのは4番人気だったロードカナロア産駒のダノンスコーピオンで、父ミスプロ系が同レースを制したのは2005年のラインクラフト(エンドスウィープ産駒)以来のことでした。1番人気だったセリフォスは④着で、京都新聞杯でも1番人気は勝てなかったので(ブラックブロッサムが⑤着)、来週のオークス、再来週の日本ダービーでも、1番人気は過信禁物かもしれませんね。

今週は古馬の2重賞(ヴィクトリアマイル京王杯SC)が予定されていて、東京芝1400~1600mでの施行です。今春の東京芝の特別競走は、古馬戦だと上位人気馬が強さを見せつけているので、そのデータをご覧ください。

【2022年4~5月の東京芝の特別競走】
人気 古馬戦 3歳限定戦
1~5番人気 [7.7.7.14] [5.3.1.21]
6番人気以下 [0.0.0.57] [1.3.5.41]

東京芝の特別競走は今年の4~5月に13レースあり、古馬戦の7レースで馬券圏内に入った21頭は1~5番人気でした。ヴィクトリアマイル京王杯SCも、まずは上位人気馬の取り扱い方がポイントでしょう。

古牝馬限定の芝重賞は今年に5レースが行われ、福島牝馬Sを4歳馬のアナザーリリックが勝ちましたが、それ以外の4レースは5歳馬が勝利しています。ヴィクトリアマイルも5歳馬が力を見せるでしょうか。

【2022年の古牝馬限定の芝重賞】
年齢 着別度数
4歳 [1.2.0.14]
5歳 [4.3.3.28]
6歳 [0.0.2.18]
7歳以上 [0.0.0.2]

5歳馬は5レースすべてで連対していて、そのうち4レースで馬券圏内に2頭以上が入っています。

近10年のヴィクトリアマイルでは、馬券圏内に入った頭数が4歳馬5歳馬も13頭ずつで同じなのですが(6歳以上は4頭)、出走頭数は4歳馬の方が多いため、複勝率は4歳馬(17.1%)よりも5歳馬(19.1%)の方が高いんですよね。今年も年長馬の力は侮れない気がします。

今週末の東京競馬場は降水確率が高くヴィクトリアマイル道悪馬場になる可能性がありそうです。近10年(2012年以降)の東京芝のG1が道悪馬場で行われたことは6度あり、いずれも父サンデー系の馬が制しています。

【2012年以降に道悪馬場で行われた東京芝のG1】
父系 着別度数
父サンデー系 [6.2.6.52]
父ノーザンダンサー系 [0.2.0.9]
父ミスプロ系 [0.1.0.17]
上記3系統以外の父系 [0.1.0.3]
※対象は、2014年安田記念、2017年ヴィクトリアマイル、2017年天皇賞・秋、2018年ヴィクトリアマイル、2019年ジャパンC、2020年安田記念

出走頭数に圧倒的な差があるので仕方ないのかもしれませんが、父サンデー系が6レースすべてで勝利し、いずれも馬券圏内に2頭以上が入っています。

サンデー系の中でも、母系にボールドルーラー系を持つ馬がよく好走しているので、その成績をご覧いただきましょう。

【2012年以降に道悪馬場で行われた東京芝のG1で、母系にボールドルーラー系を持つ父サンデー系で③着以内に入った馬】
レース 着順・馬名 ボールドルーラー系
2020年
安田記念
着グランアレグリア ディープインパクト 母父Tapit
2019年
ジャパンC
着スワーヴリチャード
着カレンブーケドール
着ワグネリアン
ハーツクライ
ディープインパクト
ディープインパクト
母母父General Meeting
母母母父Liloy
母母母母父Secretariat
2018年
ヴィクトリアマイル
着ジュールポレール ディープインパクト 母父母父Slewpy
2017年
天皇賞・秋
着キタサンブラック
着レインボーライン
ブラックタイド
ステイゴールド
母母父ジャッジアンジェルーチ
母父母母父Bold Ruler
2017年
ヴィクトリアマイル
着ジュールポレール ディープインパクト 母父母父Slewpy
2014年
安田記念
着ショウナンマイティ マンハッタンカフェ 母父母父Secretariat

サンデー系で、母の4代血統表内にボールドルーラー系を持つ馬は、6レースすべてで馬券圏内に入り、2017年の天皇賞・秋以降は4連勝中です。

今年のヴィクトリアマイルに登録している馬では、アカイイトクリノプレミアムシャドウディーヴァソングラインテルツェットファインルージュマジックキャッスルメイショウミモザレシステンシアなどが該当しますね。降雨の影響を受けた馬場になれば、見逃せない存在になってきそうです。

東京芝は今週からBコースに替わるのでご注意ください。5月14~15日に行われる東京、中京、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

5月14~15日
場所
東京 Bコース・1週目
中京 Aコース・2週目
新潟 Bコース・2週目

5月14日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 日吉特別 [1.0.3.32]
東京10R 緑風S [2.2.2.16]
東京11R 京王杯SC [2.1.3.38]
中京9R あずさ賞 [0.0.0.6]
中京10R 三河S [0.3.2.33]
中京11R 都大路S [1.1.1.31]
新潟9R 尖閣湾特別 [0.1.3.13]
新潟10R 胎内川特別 [0.1.2.20]
新潟11R 邁進特別 [1.3.2.40]

5月15日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R テレ玉杯 [1.0.2.17]
東京10R 青竜S [1.0.1.15]
東京11R ヴィクトリアマイル [2.2.4.37]
東京12R BSイレブン賞 [0.2.0.25]
中京9R 寒狭川特別 [0.0.1.8]
中京10R 志摩S [1.2.1.10]
中京11R 栗東S [2.2.3.36]
新潟9R はやぶさ賞 [1.6.4.32]
新潟10R 中ノ岳特別 [1.3.0.33]
新潟11R 弥彦S [0.1.2.22]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)

ヴィクトリアマイルでの穴ぐさは[2.2.4.37](複勝率17.8%)で、複勝回収率は123%です。近10年の同レースでは、7番人気以下で③着以内に入った馬が12頭います。

激走馬12頭は前走が芝重賞で、前走で⑤着以内に入っていた(8頭)か、前走が6番人気以内(4頭)でした。2015年以降に激走した9頭は、5代血統表内にサドラーズウェルズフェアリーキングダンシングブレーヴニジンスキーを持っていたので、底力のあるノーザンダンサー系を内包している馬が侮れなさそうです。

2015年以降に激走した9頭のうち8頭は前走で4角5番手以内に付けていて、2017年以降の6頭は馬番10番以内でした。その6頭のうち5頭は父サンデー系で、4頭はディープインパクト産駒となっています。

注目レース
緑風S(3勝クラス、東京芝2400m)

緑風Sでの穴ぐさは[2.2.2.16](複勝率27.3%)で、複勝回収率は167%です。昨年はカントルが②着に入りました。

馬券圏内に入った6頭の穴ぐさは4~6歳の牡馬で、いずれも左回りの芝で勝ち鞍がありました。6頭は馬番10番以内で、そのうち5頭は父か母父がサンデー系でした。6頭はいずれも近4走以内に連対歴があったので、近走着順をチェックしておきましょう。

注目レース
はやぶさ賞(1勝クラス、新潟芝直1000m)

はやぶさ賞での穴ぐさは[1.6.4.32](複勝率25.6%)で、複勝回収率は121%です。2013年以降は9年中8年で馬券に絡む馬が出ています。

③着以内に入った11頭の穴ぐさは馬体重が472kg以下で、そのうち9頭は牝馬です。11頭のうち、新潟芝直1000mで勝利実績があった馬は1頭で、それ以外の10頭のうち9頭は1200m以下のレースを4角3番手以内から押し切ったことがありました。11頭のうち9頭は前走が10番人気以下で掲示板外に敗れていたので、短距離での先行実績のある馬は前走成績に惑わされずに狙いましょう。

ちなみに…
京王杯SCでの穴ぐさは[2.1.3.38]で、昨年は【A】評価だったカイザーミノルが8番人気で③着に入りました。近10年の同レースでは、7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭います。

激走した10頭は中6週以内での臨戦で、2014年以降の8頭は前走がOPで、そのうち7頭は前走が重賞でした。2014年以降の8頭のうち6頭は前走が芝1600mで、それ以外の2頭は前走が高松宮記念でした。

2014年以降に激走した8頭は馬番5番より外枠で、そのうち6頭は馬番8~17番だったので、内枠過ぎない方が良さそうです。8頭のうち7頭は左回りの芝で勝ち鞍があったので、左回りでの実績も確認しておきましょう。


TOPページに戻る