独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

穴ぐさ傾向と対策

安田記念も"巻き返し"がキーワードに!?


先週(5月28日~29日)の穴ぐさは[8.11.5.95](複勝率20.2%)で、複勝回収率が109%でした。日本ダービーでは【A】評価だったアスクビクターモアが7番人気で③着に粘り込み、目黒記念では【B】評価だったウインキートスが8番人気で③着、葵Sでは【A】評価だったコムストックロードが9番人気で②着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

「穴ぐさ報告掲示板」にも多数の書き込みをしていただき、ありがとうございます。穴ぐさが馬券圏内に激走しながら個人的な馬券がハズレた時、「報告掲示板」「的中しました!」という報告があると、とても心が安らぎます(笑)。これからもぜひ多数の書き込みをよろしくお願いいたします。

日本ダービーはレースの1000m通過が58秒9と速くなり、ハイペースを2番手追走から押し切った2019年のロジャーバローズのようにアスクビクターモアが押し切れるかも!?と思ったのですが、ドウデュースイクイノックスが33秒6~33秒7という上がりで追い込んできて、ドウデュースが見事に差し切りましたね。

ドウデュースは朝日杯FSの勝ち馬ですが、今年のダービーの上位人気4頭の中で芝1800m以上の重賞勝ちがなかったので評価を下げてしまったのですが、武豊騎手が完璧な騎乗でしたし、距離は関係ありませんでしたね。芝1600mの2歳G1勝ち馬が日本ダービーを制したのは2007年のウオッカ以来で、朝日杯FS(3歳S)勝ち馬が日本ダービーで優勝したのは1994年のナリタブライアン以来とのこと。秋には凱旋門賞挑戦が予定されていて、夢が膨らみますね。

今年の重賞での穴ぐさは、評価別の成績が次のようになっています。

【2022年の重賞での穴ぐさ】
評価 着別度数 複勝率
A [2.1.5.51] 13.6%
B [3.0.5.51] 13.6%
C [1.3.1.54] 8.5%

【A】【B】の好走率が【C】と離れてきました。今週末は安田記念鳴尾記念が予定されていますので、先週の勢いを継続できるように頑張ります。

今週末の安田記念と6月末の宝塚記念で、2022年上半期のJRA・G1は終了となりますが、今年のJRAの平地G1では1番人気が未勝利で、異常事態となっていますね。1番人気は[0.1.1.8]という成績です。

安田記念は芝1600mのG1ですが、今年の芝1600mの重賞も古馬戦に限ると上位人気馬が勝てないケースが続いているので、気になるところです。

【2022年の芝1600m重賞】
人気 古馬戦 3歳限定戦
1番人気 [0.3.1.2] [2.3.0.3]
2番人気 [0.0.3.3] [1.1.1.5]
3番人気 [0.1.0.5] [1.2.2.3]
4番人気 [2.0.1.3] [2.0.1.5]
5番人気 [0.0.0.6] [1.0.0.7]
6番人気以下 [4.2.1.54] [1.2.4.80]

今年の芝1600m重賞は、3歳限定戦が8レース、古馬戦が6レースあり、古馬の芝1600m重賞では1~3番人気が[0.4.4.10]で勝てていません。安田記念は3歳以上のレースで、上位人気以外が勝つケースも想定しておいた方がいいのかもしれませんね。

古馬の芝1600m重賞においては、レース時の人気よりも前走時の人気に注目した方がいいんじゃないか?という気もします。今年の古馬の芝1600m重賞では、前走時の人気別成績が次の通りです。

【2022年の古馬の芝1600m重賞】
前走時の人気 着別度数
前走1番人気 [2.2.2.9]
前走2番人気 [0.1.1.6]
前走3番人気 [2.1.0.5]
前走4番人気 [1.0.1.12]
前走5番人気 [0.0.0.6]
前走6番人気以下 [1.2.2.33]
※前走が海外の馬は除く

6レースのうち5レースの勝ち馬は前走が1~4番人気で、前走が1~3番人気だった馬が[4.4.3.20](複勝率35.5%)と好成績です。今年のヴィクトリアマイルで①~③着に入った3頭は、前走が1~4番人気でしたね。

前走人気に注目するといいんじゃないか?というのは、近年の安田記念の結果を見ても言えることで、近10年の優勝馬のうち、前走が国内だった9頭は前走が1~4番人気でした。前走が国内で1~4番人気だった馬は、近10年での単勝回収率が197%で、妙味もあります。

先週の日本ダービーを制したドウデュースは前走の皐月賞が1番人気で③着でしたが、今年の東京のG1では、前走で単勝人気を下回る着順だった馬が馬券に絡んでいます。

【2022年の東京のG1で、前走着順が前走人気を下回っていて③着以内に入った馬】
月日
レース
着順・馬名 前走
5月29日
ダービー
着ドウデュース 皐月賞(1番人気③着)
5月22日
オークス
着ナミュール 桜花賞(1番人気⑩着)
5月15日
ヴィクトリアマイル
着ファインルージュ
着レシステンシア
東京新聞杯(1番人気②着)
高松宮記念(1番人気⑥着)
5月8日
NHKマイルC
着マテンロウオリオン ニュージーランドT(1番人気②着)
2月20日
フェブラリーS
着カフェファラオ
着ソダシ
チャンピオンズC(4番人気⑪着)
チャンピオンズC(2番人気⑫着)

今年の東京のG1(5レース)では、いずれも前走で単勝人気を下回る着順だった馬が③着以内に入っていて、芝G1の4レースでは前走を1番人気で負けていた馬が馬券に絡んでいます。安田記念"巻き返し"がキーワードになる可能性がありそうですが、どうでしょうか!?

中京芝は今週末からBコースに替わるので、ご注意ください。6月4~5日に行われる東京、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月4~5日
場所
東京 Cコース・2週目
中京 Bコース・1週目

6月4日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 稲城特別 [1.0.1.4]
東京10R 由比ヶ浜特別 [0.1.3.37]
東京11R アハルテケS [2.1.1.32]
中京9R 弥富特別 [0.0.0.3]
中京10R 中京スポニチ賞 [1.1.2.34]
中京11R 鳴尾記念 [2.3.0.29]

6月5日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R ホンコンJCT [1.1.1.17]
東京10R 麦秋S [2.3.5.27]
東京11R 安田記念 [4.2.1.41]
東京12R 小金井特別 [2.1.2.22]
中京9R 一宮特別 出走なし
中京10R 高山S [1.1.0.17]
中京11R 松風月S [1.0.0.2]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
麦秋S(3勝クラス、東京ダート1400m)

麦秋Sでの穴ぐさは[2.3.5.27](複勝率27.0%)で、複勝回収率は151%です。昨年はモズダッシュスターが①着、一昨年はメイショウコゴミが③着、3年前はサザンヴィグラスが②着で、近3年連続で穴ぐさが馬券圏内に激走しています。

馬券圏内に入った10頭の穴ぐさは中9週以内での臨戦で、そのうち9頭は5~7歳でした。ダート1400mの時に③着以内に入った穴ぐさは5頭で、そのうち4頭は父か母父がミスプロ系で、同じく5頭のうち4頭は馬番9~11番でした。5頭は前走で上がり35秒2~36秒4を計時していたので、速い上がりを使えそうな馬をマークしておきましょう。

注目レース
小金井特別(2勝クラス、東京ダート1600m)

小金井特別での穴ぐさは[2.1.2.22](複勝率18.5%)で、複勝回収率は125%です。

③着以内に入った5頭の穴ぐさは5歳以下で、いずれも母父がサンデー系です。5頭は前走が連外で、4頭は前走で⑥着以下に敗れていましたが、その4頭はすべて左回りのダートで勝利実績がありました。左回りで実績のある馬は侮らないようにしましょう。

注目レース
稲城特別(1勝クラス、東京芝2400m)

稲城特別での穴ぐさは[1.0.1.4](複勝率33.3%)で、複勝回収率は128%です。

馬券に絡んだ2頭の穴ぐさは3歳で、中4週以内での臨戦でした。2頭の前走は東京芝で、⑤~⑥着ながら上がり34秒4~34秒5を計時していました。前走で決め手を見せていた3歳馬は、古馬相手での斤量減がプラスに働く可能性がありそうですから、注意しましょう。

ちなみに…
安田記念での穴ぐさは[4.2.1.41]で、鳴尾記念では[2.3.0.29]です。昨年は安田記念【A】評価だったダノンキングリーが優勝し、鳴尾記念では【B】評価だったショウナンバルディが②着に入りました。

近10年の安田記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち5頭は前走が②~③着でした。前走が馬券圏外だった馬は6頭で、その6頭は芝1600mのG1で⑤着以内に入ったことがあったので、勢いのある馬か、マイルG1で実績のあるタイプをマークしておきましょう。

激走した11頭のうち9頭は5歳以上で、5~6歳が8頭います。2013年以降に激走した9頭のうち8頭は父か母父がノーザンダンサー系で、そのうち7頭は父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系という組み合わせでした。2013年以降の9頭は5~8枠で、真ん中から外枠の馬に注目しましょう。

近10年の鳴尾記念(2012~20年は阪神、21年は中京)では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも5歳以上です。9頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、そのうち8頭はひと桁馬番でした。

激走した9頭のうち6頭は芝重賞での連対歴があり、それ以外の3頭のうち2頭は前走で先行して馬券圏内に入っていました。2017年以降の激走馬4頭は前走が4角5番手以内で③着以内に好走していたので、勢いのある先行型を侮らない方が良いでしょう。


TOPページに戻る