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穴ぐさ傾向と対策

中京記念もあの2系統を持つ馬が台頭!?


先週(7月16日~17日)の穴ぐさは[3.6.8.95](複勝率15.2%)でした。重賞の2レースで貢献できず、申し訳ありませんでした。

函館記念は開催最終週での重馬場でレースの1000m通過が60秒1とペースも緩まず、道悪の巧拙の差が影響した印象でした。優勝したハヤヤッコは7番人気で、1番人気だったマイネルウィルトスは外から進出して脚を伸ばしたものの②着まででした。

先週、芝2000mのハンデ重賞では1番人気の連敗が続いていることを記しましたが、改めて調べ直してみると、今年のJRAでのハンデ重賞では1番人気が[1.3.6.7]でほとんど勝てていないんですね。ハンデ戦らしいと言えばその通りなんですが、今週末の重賞(中京記念)もハンデ戦なので、引き続き注意が必要かと思われます。

今年の芝のハンデ重賞は、先週までに16レースが行われ、人気別の成績が次の通りです。

【2022年の芝のハンデ重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.3.5.7]
2番人気 [4.0.3.9]
3番人気 [2.4.1.9]
4番人気 [1.1.1.13]
5番人気 [0.0.2.14]
6番人気以下 [8.8.4.156]

16レースすべてで1~3番人気が馬券圏内に入っていますが、今夏のCBC賞以外の15レースでは6番人気以下の馬も③着以内に入っていて、ハンデ戦らしく人気薄の台頭も多くなっています。

6番人気以下の馬については、父系に関してこんなデータがあります。

【2022年の芝のハンデ重賞での6番人気以下の馬】
父系 着別度数
父キングマンボ系 [5.2.0.41]
父サンデー系 [3.4.4.83]
上記2系統以外の父系 [0.2.0.32]

6番人気以下で③着以内に入った20頭のうち7頭が父キングマンボ系で、11頭が父サンデー系です。出走頭数が多いとは言え、激走馬はこの2系統の馬がほとんどなので、今週末も注意したいですね。

中京記念は今年も小倉芝1800mでの開催で、昨年は①着アンドラステ、②着カテドラルという決着でした。アンドラステは母父がDynaformer、カテドラルはハーツクライ産駒で、小倉芝1800mの準OP以上のレースはロベルト系やトニービン系を持つ馬が連対するケースが多いので、その成績をご覧ください。

【2021年以降の小倉芝1800mでの準OP以上の連対馬】
月日
レース
①着
②着
ロベルト系・トニービン系
2022年2月20日
小倉大賞典
①着アリーヴォ
②着ランブリングアレー
父母母父トニービン
母父シンボリクリスエス
2022年1月15日
壇之浦S
①着アリーヴォ
②着イルマタル
父母母父トニービン
シンボリクリスエス
2021年8月29日
小倉日経OP
①着プリンスリターン
②着ダブルシャープ
ストロングリターン
なし
2021年7月18日
中京記念
①着アンドラステ
②着カテドラル
母父Dynaformer
父母父トニービン
2021年7月17日
不知火S
①着ダブルシャープ
②着グランスピード
なし
母母父リアルシャダイ
2021年3月7日
壇之浦S
①着マイネルウィルトス
②着ダブルシャープ
スクリーンヒーロー
なし
2021年2月21日
小倉大賞典
①着テリトーリアル
②着ボッケリーニ
なし
母母父トニービン
2021年1月16日
虹の松原S
①着アーデントリー
②着ミスニューヨーク
母父母父トニービン
なし

ロベルト系・トニービン系の欄は、4代血統表内にどちらかの系統を持つタイプについて記載しました。昨年以降に小倉芝1800mで準OP以上のレースは8回あり、いずれも4代血統表内にロベルト系かトニービン系を持つ馬が連対し、6レースで優勝しています。

小倉コースはスパイラルカーブがあり、芝1800m戦だとペースも速くなって、最後に持続力を問われる展開になりやすい面があるのでしょう。中京記念でもロベルト系かトニービン系を持つ馬の台頭があって良さそうです。

なお、今夏の小倉芝では39レースが行われ、勝ち馬はすべて7番人気以内の馬なんですが、7番人気で勝利した2頭は馬番4番と馬番14番で、7番人気以下の馬についてはこんなデータがあります。

【2022年夏の小倉芝での7番人気以下】
馬番 着別度数
偶数馬番 [2.2.9.112]
奇数馬番 [0.0.1.126]

7番人気以下で馬券に絡んだ馬は14頭いて、そのうち13頭が偶数馬番でした。たまたまなのかもしれませんし、たまたまじゃないのかもしれません(笑)。ただ、1~6番人気の馬も、奇数馬番より偶数馬番の方が好走率は高いので、夏の小倉芝偶数馬番がベターという可能性もありそうです。

7月23~24日に行われる福島、小倉、札幌の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

7月23~24日
場所
福島 Bコース・2週目
小倉 Aコース・4週目
札幌 Aコース・1週目

7月23日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 伊達特別 [1.2.2.24]
福島10R 横手特別 [0.3.3.36]
福島11R 安達太良S [2.2.2.37]
小倉9R 大牟田特別 [2.0.1.30]
小倉10R 高千穂特別 [2.0.1.10]
小倉11R 佐世保S [1.2.3.27]
札幌9R 利尻特別 [0.1.0.8]
札幌10R 大倉山特別 [2.2.1.26]
札幌11R しらかばS [2.1.1.14]

7月24日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 米沢特別 [1.3.2.32]
福島10R 白河特別 [0.1.4.28]
福島11R ジュライS [2.4.1.20]
小倉9R 雲仙特別 [0.0.1.8]
小倉10R 岩国特別 [0.1.1.7]
小倉11R 中京記念 [2.3.0.40]
札幌9R HTB賞 [1.1.1.17]
札幌10R 知床特別 [3.2.2.23]
札幌11R 大雪HC [3.1.3.31]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ジュライS(リステッド、福島ダート1700m)

ジュライSでの穴ぐさは[2.4.1.20](複勝率25.9%)で、ダートの時に限ると[2.3.1.10](複勝率37.5%)で、複勝回収率は128%です。昨年はケンシンコウが5番人気で優勝しました。

ダートで③着以内に入った6頭の穴ぐさは前走がダートOPで、中7週以内での臨戦でした。6頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、馬体重が488kg以上だったので、馬格のあるタイプを評価すると良さそうです。

注目レース
佐世保S(3勝クラス、小倉芝1200m)

佐世保Sでの穴ぐさは[1.2.3.27](複勝率18.2%)で、複勝回収率は130%です。昨年はサヴォワールエメが10番人気で③着に食い込みました。

激走した6頭の穴ぐさは5~6歳で、5~7枠でした。6頭は前走が⑧着以下でしたが、いずれも過去に前走⑧着以下から馬券圏内に入ったことがあったので、一変実績のある馬はチェックしておきましょう。激走した6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系でした。

注目レース
高千穂特別(2勝クラス、小倉芝2000m)

高千穂特別での穴ぐさは[2.0.1.10](複勝率23.1%)で、複勝回収率は114%です。

馬券圏内に入った3頭の穴ぐさは小倉芝で連対歴のあった4~5歳馬で、馬番1~7番でした。3頭のうち1頭は前走が①着で、残りの2頭は前走が0秒1~0秒3差(⑤⑧着)だったので、調子の良さそうな馬を選出すると良いでしょう。

注目レース
岩国特別(2勝クラス、小倉ダート1700m)

岩国特別での穴ぐさは[0.1.1.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率は124%です。昨年はハリーバローズが10番人気で③着に入りました。

馬券に絡んだ2頭の穴ぐさはふた桁馬番で、父か母父がノーザンダンサー系でした。どちらも1勝クラスを勝利した時がダート1400m以下だったので、外目の枠でスピードのありそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
大倉山特別(2勝クラス、札幌ダート1700m)

大倉山特別での穴ぐさは[2.2.1.26](複勝率16.1%)で、複勝回収率は120%です。ダート1700mの時に限ると[1.2.0.12](複勝率20.0%)で、複勝回収率は157%です。

ダート1700mで連対圏に入った3頭は馬番8~14番の牡馬で、4角2番手以内に押し上げていました。3頭はいずれも札幌ダート1700mで勝ち鞍があったので、コース実績をチェックして臨みましょう。

ちなみに…
中京記念での穴ぐさは[2.3.0.40]です。小倉芝1800mで行われた昨年は①着アンドラステ(1番人気)→②着カテドラル(6番人気)→③着クラヴェル(5番人気)という決着でした。

2012年以降の小倉芝1800mの重賞では7番人気以下で③着以内に激走した馬が10頭いて(いずれも小倉大賞典)、そのうち9頭は父か母父がサンデー系でした。9頭は馬体重が498kg以下で、6頭は476kg以下だったので、大柄ではないタイプが狙い目かもしれませんね。2014年以降の9頭は、前走で4角3番手以内に付けていた(5頭)か、前走でメンバー中2位以内か34秒1という上がりを使っていた(4頭)ので、前走のレースぶりもチェックしておくといいでしょう。


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