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穴ぐさ傾向と対策

神戸新聞杯でメンバー中上位の上がりを使う馬は?


先週(9月17日~19日)の穴ぐさは[7.3.9.101](複勝率15.8%)で、ローズS【B】評価だったエグランタインが7番人気で③着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

ローズSを制したアートハウスは、馬体重こそ前走のオークス時と同じ(476kg)でしたが、決着時計が1分58秒5と速くなる中、きっちり押し切りましたね。セントライト記念は稍重馬場になったものの、2分11秒8という速いタイムで、優勝したガイアフォースアスクビクターモアとの叩き合いを制したのですから、こちらも相当な能力の持ち主なのでしょう。

ガイアフォースが記録した上がりはメンバー中最速の34秒7で、今週末に行われる神戸新聞杯でも上がりの速さが重要ではないかと思われます。というのも、今年の3歳限定の芝2200m以上の重賞では、いずれもメンバー中1~2位の上がりを計時した馬が優勝しているからです。

【2022年の3歳限定の芝2200m以上の重賞】
上がり 着別度数
メンバー中1位 [2.1.2.0]
メンバー中2位 [3.1.2.2]
メンバー中3位 [0.1.0.2]
メンバー中4位以下 [0.2.1.54]

今年、3歳限定の芝2200m以上の重賞は5レースが行われ(青葉賞、京都新聞杯、オークス、ダービー、セントライト記念)、メンバー中最速の上がりを使った馬が2勝、メンバー中2位の上がりを使った馬が3勝となっています。この勝ち馬5頭は、いずれも前走でもメンバー中上位の上がりを計時していました。

【2022年の3歳限定の芝2200m以上の重賞】
前走の上がり 着別度数
前走の上がりが
メンバー中1位
[3.1.3.14]
前走の上がりが
メンバー中2位
[1.2.0.10]
前走の上がりが
メンバー中3位
[1.0.0.11]
前走の上がりが
メンバー中4位以下
[0.2.2.23]

勝利を挙げた5頭は前走の上がりがメンバー中3位以内で、前走の上がりがメンバー中4位以下だった馬は[0.2.2.23]です。神戸新聞杯も、上位の上がりを使うのはどの馬か?という視点で予想を組み立てるといいのではないでしょうか。

ちなみに、ちょっと気になることとして、上記の5レースでは1~2番人気が勝てていないことを挙げられるでしょう。

【2022年の3歳限定の芝2200m以上の重賞】
人気 着別度数
1番人気 [0.1.0.4]
2番人気 [0.2.1.2]
3番人気 [3.0.0.2]
4番人気 [1.0.1.3]
5番人気 [0.0.1.4]
6番人気以下 [1.2.2.43]

優勝した5頭は3番人気以下で、1~2番人気は[0.3.1.6]なんですよね。神戸新聞杯を1~2番人気で勝てば、菊花賞での有力候補となりそうですが、そうなる馬は現れるでしょうか。

一方、中山では古馬のオールカマーが予定されていて、デアリングタクトテーオーロイヤルヴェルトライゼンデソーヴァリアントなどが登録しています。こちらは上位人気馬が優勢の傾向が見られるので、そのデータをご覧ください。

【2022年の古馬混合の芝2200m以上の重賞】
人気 着別度数
1番人気 [2.2.0.5]
2番人気 [4.0.1.4]
3番人気 [2.0.1.6]
4番人気 [0.1.3.5]
5番人気 [0.2.1.6]
6番人気以下 [1.4.3.85]

今年、古馬混合の芝2200m以上の重賞は9レースが行われ(日経新春杯、アメリカJCC、京都記念、ダイヤモンドS、阪神大賞典、日経賞、天皇賞・春、目黒記念、宝塚記念)、京都記念以外の8レースで1~3番人気が優勝しています。京都記念は1~3番人気の3頭のうち2頭が前走⑥着以下で、それ以外の8レースは1~3番人気の2頭以上が前走⑤着以内だったので、オールカマー前走⑤着以内の馬が1~3番人気に2頭以上入るようなら、上位人気馬を中心に考える作戦が有効そうです。

上記の9レースは、いずれも騎手が継続騎乗した馬が勝利していたので、そのデータもご覧いただきましょう。

【2022年の古馬混合の芝2200m以上の重賞】
騎手 着別度数
継続騎乗 [9.5.4.55]
乗り替わり [0.4.5.56]

騎手が継続騎乗した馬は9レースすべてで勝利し、連対率(19.2%)や複勝率(24.7%)も、騎手が乗り替わった馬(連対率6.2%、複勝率13.8%)よりかなり高い数値となっています。今年のオールカマーは騎手が乗り替わる馬も少なくないようですから、騎手が継続騎乗する馬に注目してみても面白そうです。

中山、中京の芝は、今週末からコース替わりとなるので、ご注意ください。9月24~25日に行われる中山、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

9月24~25日
場所
中山 Cコース・1週目
中京 Bコース・1週目

9月24日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R カンナS [0.3.2.14]
中山10R 九十九里特別 [2.1.0.11]
中山11R ながつきS [1.1.3.35]
中京9R 野路菊S 出走なし
中京10R 夕月特別 [1.1.1.20]
中京11R 豊明S [2.2.0.30]

9月25日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 木更津特別 [1.2.0.17]
中山10R 内房S [3.1.2.32]
中山11R オールカマー [3.1.4.31]
中京9R 知多特別 [1.3.1.30]
中京10R 桶狭間S [1.2.3.33]
中京11R 神戸新聞杯 [1.2.4.34]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ながつきS(OP特別、中山ダート1200m)

ながつきSでの穴ぐさは[1.1.3.35](複勝率12.5%)で、ダート1200mの時に限ると[1.1.2.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は159%です。昨年はクーファピーカブーが11番人気で②着、シンシティが9番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

ダート1200mで馬券圏内に激走した4頭の穴ぐさは、中6週以内でひと桁馬番でした。4頭は4角3番手以内から③着以内に入っていて、前走でも4角2番手以内に先行していたので、前に行くスピードのあるタイプに妙味がありそうです。

注目レース
カンナS(OP特別、中山芝1200m)

カンナSでの穴ぐさは[0.3.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は143%です。

馬券に絡んだ5頭の穴ぐさは、前走が芝1200~1400mの新馬&未勝利戦で①着でした。5頭は前走で4角3番手以内から勝利していて、そのうち4頭は父サンデー系で、3頭は牝馬でした。このレースもスピードのある先行型が侮れないでしょう。

注目レース
夕月特別(2勝クラス、中京芝2000m)

夕月特別での穴ぐさは[1.1.1.20](複勝率13.0%)で、複勝回収率は167%です。

③着以内に入った3頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、2頭がノーザンファーム生産馬で、1頭が社台ファーム生産馬です。2015年以降の2頭は8~10月に芝で勝ったことがあったので、サンデー系内包で夏~秋に実績があるタイプをマークして臨みましょう。

ちなみに…
神戸新聞杯での穴ぐさは[1.2.4.34]で、オールカマーでは[3.1.4.31]です。昨年の神戸新聞杯では【B】評価だったモンテディオが8番人気で③着に食い込みました。

近10年の神戸新聞杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも②~③着です。7頭のうち5頭が父サンデー系で、残りの2頭は母父サンデー系だったので、父か母父がサンデー系の馬をチェックしておきましょう。

7頭のうち4頭は2ヶ月半以上の休み明けで、それ以外の3頭は前走でメンバー中3位以内の上がりで①~②着に好走していました。その3頭は馬番2~5番で、休み明けだった4頭は馬番6~15番でした。

近10年のオールカマーでは7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、いずれも穴ぐさでした。4頭は中6週以上での臨戦で、そのうち3頭は前走から4ヶ月以上開いていました。4頭は前走が馬券圏外でしたが、2走前に連対圏に入っていたので、前走で評価を落としている馬に注意しましょう。

2014年以降の3頭はひと桁馬番で、芝2200mでの連対歴があったので、距離実績も確認しておくと良さそうです。


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