独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

穴ぐさ傾向と対策

菊花賞も3番人気以下の父サンデー系にチャンス!?


先週(10月15日~16日)の穴ぐさは[6.6.5.92](複勝率15.6%)でした。秋華賞は1~3番人気が①~③着を占める堅い決着になり、府中牝馬Sでは12番人気で優勝したイズジョーノキセキを指名できず、申し訳ありませんでした。

イズジョーノキセキエピファネイア産駒で、同産駒は休み明けでの芝重賞で成績が良いことや、前週の同コースでの毎日王冠でもエピファネイア産駒のジャスティンカフェが好走していたことを把握していたんですが、エピファネイア牝馬はそれまでの東京芝1800mで[0.1.1.39]という成績だったんで、敬遠してしまいました……。

秋華賞キングカメハメハ産駒のスタニングローズが制して、今年の3歳牝馬限定の芝重賞は、最後まで父キングマンボ系が優勢のままでしたね。スターズオンアースは出負けした後に挟まれて後方追走となり、直線で他馬を捌いて追い込んだものの③着まででした。

スターズオンアースはアンラッキーだったと思いますが、今年のJRAの平地G1で1番人気が勝てないジンクスは継続されてしまいました。改めて、その成績をご覧ください。

【2022年のJRA平地G1】
人気 着別度数
1番人気 [0.1.2.11]
2番人気 [3.3.0.8]
3番人気 [3.5.0.6]
4番人気 [3.0.4.7]
5番人気 [1.3.1.9]
6番人気以下 [4.2.7.159]

今年、JRAでの平地G1は14レースが行われ、1番人気は[0.1.2.11]と未勝利です。今週末は菊花賞があり、今年は皐月賞&ダービーで連対圏に入った馬が不在というメンバーで争われますが、1番人気には何が推され、どんな結果となるでしょうか。

神戸新聞杯の前にお伝えしましたが、今年の3歳限定の芝2200m以上の重賞においても1番人気は勝利できていないので、その点は気になると言わざるを得ないですね。

【2022年の3歳限定の芝2200m以上の重賞】
人気 着別度数
1番人気 [0.1.0.5]
2番人気 [0.2.1.3]
3番人気 [3.0.0.3]
4番人気 [1.0.2.3]
5番人気 [1.0.1.4]
6番人気以下 [1.3.2.54]

1番人気が勝てていないというか、1~2番人気が未勝利([0.3.1.8])で、優勝した6頭は3~8番人気でした。菊花賞も、少し捻って考えた方がいいのかもしれません。

今年の3歳牝馬限定の芝重賞では父キングマンボ系が優勢でしたが、牡牝混合戦ではそんなことはなく、中距離以上の芝重賞では父サンデー系が勝利するケースが多くなっていたので、その成績をご覧ください。

【2022年の3歳限定の牡牝混合の芝重賞】
父系 1800m以上 1600m以下
父サンデー系 [9.5.4.70] [2.3.1.30]
父ロベルト系 [1.3.5.22] [0.1.0.8]
父ノーザンダンサー系 [2.4.2.17] [0.0.3.13]
父キングマンボ系 [1.1.2.28] [2.2.2.15]
父キングマンボ系以外の
父ミスプロ系
出走なし [1.0.0.4]
上記系統以外の父系 出走なし [1.0.0.9]

今年、3歳限定の芝1800m以上の牡牝混合重賞は13レースあり、そのうち9レースを父サンデー系の馬が制しています。その13レースの勝ち馬は2番人気以下で、青葉賞(優勝馬プラダリア)以降は6レース連続で父サンデー系の馬が勝利しているので、菊花賞でも父サンデー系優勢の流れが続くかもしれませんね。

阪神で行われた昨年の菊花賞と今年の天皇賞・春はどちらもタイトルホルダーが制していて、昨年の菊花賞は2枠3番、今年の天皇賞・春は8枠16番でした。近年の両レースは、内枠か外枠の馬が勝つケースが続いているので、枠順別の成績を掲載しておきます。

【2018年以降の菊花賞と天皇賞・春】
枠順 菊花賞 天皇賞・春
1枠 [0.0.0.8] [1.0.0.7]
2枠 [2.0.0.6] [0.0.1.7]
3枠 [1.0.0.7] [0.0.0.9]
4枠 [0.0.1.7] [0.1.3.6]
5枠 [0.2.1.5] [0.1.0.9]
6枠 [1.0.1.6] [1.2.1.6]
7枠 [0.1.1.10] [1.0.0.10]
8枠 [0.1.0.11] [2.1.0.10]

2018年以降は芝3000m以上のG1が9回あり(菊花賞が4回、天皇賞・春が5回)、優勝馬は1~3枠(4頭)か6~8枠(5頭)で、4~5枠の馬は勝てていません。菊花賞は、近10年の優勝馬のうち8頭が1~3枠で、内枠有利の傾向が見られますが、今年はどうでしょうか!?

土曜日には富士Sが予定されていて、今年のNHKマイルCを制したダノンスコーピオンが登録しています。NHKマイルCでのダノンスコーピオン(8枠18番)を含めて、今年の東京芝1600mの重賞では外枠の馬がよく勝っているので、そのデータをご覧ください。

【2022年の東京芝1600mの重賞】
枠順 着別度数
1枠 [0.2.1.7]
2枠 [0.0.0.11]
3枠 [1.0.0.10]
4枠 [0.1.1.9]
5枠 [0.2.2.7]
6枠 [1.1.0.9]
7枠 [3.0.0.11]
8枠 [1.0.2.12]

今年、東京芝1600mの重賞は6レースあり、そのうち5レースの勝ち馬が6~8枠から出ています。

今秋の開幕週に行われたサウジアラビアRCを制したのは父ルーラーシップ×母父ディープインパクトという配合のドルチェモアで、②着はダノンバラード産駒のグラニット、③着はシルバーステート産駒のシルヴァーデュークでした。今年の東京芝1600mの重賞では、父か母父がディープインパクト系の馬が馬券に絡んでいるので、その成績もご覧いただきましょう。

【2022年の東京芝1600mの重賞で、父か母父がディープインパクト系で③着以内に入った馬】
レース 着順・馬名 ディープインパクト系
サウジアラビアRC 着ドルチェモア
着グラニット
着シルヴァーデューク
母父ディープインパクト
父ダノンバラード
父シルバーステート
安田記念 着ソングライン 父キズナ
ヴィクトリアマイル 着ファインルージュ 父キズナ
NHKマイルC 着カワキタレブリー 母父ディープインパクト
クイーンC 着プレサージュリフト 母父ディープインパクト
東京新聞杯 着ファインルージュ 父キズナ

父か母父がディープインパクト系の馬は、6レースすべてで③着以内に入り、そのうち5レースで連対しています。富士Sでも、父か母父がディープインパクト系の馬は注目でしょう。

10月22~23日に行われる東京、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

10月22~23日
場所
東京 Aコース・3週目
阪神 Aコース・3週目
新潟 Aコース・2週目

10月22日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R アイビーS [0.1.0.1]
東京10R 赤富士S [1.3.3.37]
東京11R 富士S [0.1.5.40]
阪神9R 北國新聞杯 [0.2.3.20]
阪神10R 兵庫特別 [0.0.0.17]
阪神11R オータムリーフS [1.0.3.21]
新潟9R 岩船特別 [0.1.1.7]
新潟10R 村上特別 [1.0.1.33]
新潟11R 北陸S [4.2.2.23]

10月23日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 山中湖特別 [0.0.2.12]
東京10R 甲斐路S [0.1.1.16]
東京11R ブラジルC [0.4.2.38]
阪神8R なでしこ賞 [2.2.1.16]
阪神9R 北摂特別 [0.2.1.14]
阪神10R 元町S [0.3.3.24]
阪神11R 菊花賞 [1.2.3.42]
阪神12R 天王寺S [2.1.2.22]
新潟9R 柏崎特別 [1.0.2.25]
新潟10R 妙高特別 [2.0.4.38]
新潟11R 新潟牝馬S [0.0.0.3]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
富士S(G2、東京芝1600m)

富士Sでの穴ぐさは[0.1.5.40](複勝率13.0%)で、複勝回収率は104%です。一昨年は【C】評価だったケイアイノーテックが6番人気で③着となり、昨年は【B】評価だったサトノウィザードが9番人気で②着、【C】評価だったタイムトゥヘヴンが10番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも②~③着です。7頭は3~5歳の牡馬で、そのうち6頭は馬番7番より外枠でした。7頭は馬体重が480kg以上だったので、ある程度の馬格がある馬が良さそうです。激走した7頭のうち5頭は芝1600mの重賞で③着以内に好走したことがあり、残りの2頭は芝OPでの勝ち鞍があったので、実績面も重要そうです。

注目レース
赤富士S(3勝クラス、東京ダート2100m)

赤富士Sでの穴ぐさは[1.3.3.37](複勝率15.9%)で、複勝回収率は129%です。

③着以内に入った7頭の穴ぐさは、父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。7頭のうち6頭はひと桁馬番で、同じく7頭のうち6頭は偶数馬番でした。7頭は中7週以内での臨戦で、2013年以降に馬券圏内に入った6頭は左回りで連対歴があったので、左回りで実績があるひと桁馬番の馬が面白そうです。

注目レース
北陸S(3勝クラス、新潟芝1200m)

北陸Sでの穴ぐさは[4.2.2.23](複勝率25.8%)で、複勝回収率は118%です。芝1200mで行われた近2年はシセイヒテンが10番人気③着(一昨年)、7番人気①着(昨年)と激走しました。

近2年のシセイヒテンは内枠(馬番2~4番)で、過去に新潟芝1200mでの馬券圏内がありました。前走は馬券圏外でしたが、一昨年の前走はメンバー中2位の上がり34秒5を使って④着、昨年の前走は⑥着でも0秒2差だったので、前走で見どころのあった新潟実績馬に注目すると良さそうです。

注目レース
北摂特別(2勝クラス、阪神芝1200m)

北摂特別での穴ぐさは[0.2.1.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は142%です。昨年はグラウクスが11番人気で③着に食い込みました。

馬券圏内に入った3頭の穴ぐさは前走で⑤着以下に敗れていましたが、4角5番手以内に付けていたので、ある程度の先行力があるタイプが侮れなさそうです。3頭はいずれもダートでの出走歴があり、そのうち2頭はダートで勝利実績があったので、パワーのありそうな馬が狙い目でしょう。

注目レース
なでしこ賞(1勝クラス、阪神ダート1400m)

なでしこ賞での穴ぐさは[2.2.1.16](複勝率23.8%)で、複勝回収率は145%です。昨年はセキフウが5番人気で優勝しました。

ダート1400mの時に限ると[2.1.1.11](複勝率26.7%)で、③着以内に入った4頭の穴ぐさは父か母父がミスプロ系です。4頭は中3週以内での臨戦で、ダート1400mでの前走で勝ち鞍を挙げていたか、前走がでした。芝→ダート替わりで激走した2頭はふた桁馬番で、2歳戦らしく芝からダートに替わった馬も侮れないでしょう。

ちなみに…
菊花賞での穴ぐさは[1.2.3.42]です。近10年の菊花賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、そのうち7頭は中8週以内での臨戦で、同じく8頭のうち7頭は前走が④着以内でした。8頭は馬体重が488kg以下で、6頭が470~480kg台での出走だったので、大きすぎず小さすぎないタイプが良いでしょう。

8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系で、2016年以降の6頭のうち5頭はノーザンファームの生産でした。8頭のうち7頭は馬番7番より外枠で、ふた桁馬番だった馬が6頭いるので、外目の枠でも割り引く必要はなさそうです。


TOPページに戻る