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穴ぐさ傾向と対策

天皇賞・秋は高速上がりを使えるかがポイントに!?


先週(10月22日~23日)の穴ぐさは[4.6.4.94](複勝率13.0%)でした。菊花賞は、ダービーが③着、皐月賞が⑤着だったアスクビクターモアが優勝して、3歳牡馬三冠の最後の一冠を制しましたね。

アスクビクターモアは2番人気で、1番人気だったガイアフォースは⑧着に敗れました。今年のJRA平地G1での1番人気の連敗は延びてしまったわけで、改めてその成績を確認しましょう。

【2022年のJRA平地G1】
人気 着別度数
1番人気 [0.1.2.12]
2番人気 [4.3.0.8]
3番人気 [3.5.0.7]
4番人気 [3.0.5.7]
5番人気 [1.3.1.10]
6番人気以下 [4.3.7.171]

1番人気は[0.1.2.12]で、15レースで連対圏に入った馬が1頭だけです。今週末の天皇賞・秋は、近10年での1番人気が[5.3.1.1]という成績ですが、どの馬が1番人気に推され、どんな着順となるでしょうか。

天皇賞・秋東京芝2000mでの施行で、今秋には同コースで特別競走が4レースあり、次の馬が優勝しています。

【2022年秋の東京芝2000mでの特別競走】
月日
レース
勝ち馬 母父 上がり(順位)
10月23日
甲斐路S
ラーグルフ モーリス ファルブラヴ 34秒2(1位)
10月23日
山中湖特別
ルージュエヴァイユ ジャスタウェイ Frankel 33秒0(1位)
10月16日
オクトーバーS
ゴールドスミス ステイゴールド Cape Cross 33秒9(1位)
10月8日
tvk賞
プラチナトレジャー キングカメハメハ クロフネ 32秒9(1位)

父・母父のところは、ピンク色がサンデー系、黄色がキングマンボ系、オレンジ色がロベルト系、そして、赤色がノーザンダンサー系です。ご覧の通り、勝ち馬はすべて母父がノーザンダンサー系です。

上記の4頭はすべてメンバー中最速の上がりを使って勝利していて、今秋の東京芝の重賞においても、メンバー中最速の上がりを計時した馬が優勝しています。

【2022年秋の東京芝の重賞】
月日
レース
勝ち馬 上がり(順位)
10月22日
富士S
セリフォス 33秒2(1位)
10月15日
府中牝馬S
イズジョーノキセキ 33秒3(1位)
10月9日
毎日王冠
サリオス 33秒8(1位)
10月8日
サウジアラビアRC
ドルチェモア 33秒4(1位)

今秋に東京芝では重賞が4レースあり、勝ったのはメンバー中最速の上がりを使った馬でした。その4レースは芝1600~1800mで、レースの前半3F通過が34秒3~34秒8と流れた影響もあったと思いますが、今秋の東京芝は速い上がりを繰り出せる馬場になっている印象です。

『サラブレ馬券ゼミ』に詳しく載せましたが、天皇賞・秋は、2015年以降の近7年のうち良馬場だった6年では、4角6番手以内から上がり33秒台を使った馬が優勝しています。G1のレベルになると、先行した馬も簡単には止まらなさそうですが、速い上がりを使えるかどうかはレースのポイントになってきそうですね。

今週末はスワンSアルテミスSも予定されていて、スワンSは今年も阪神芝1400mでの開催です。昨年のスワンSは1番人気だったダノンファンタジーが優勝していて、今年の芝1400mの重賞(5レース)では、上位人気馬や内枠の馬の好走が目立ちます。

【2022年の芝1400mの重賞】
人気 着別度数
1番人気 [2.2.0.1]
2番人気 [2.1.1.1]
3番人気 [0.0.0.5]
4番人気 [0.0.1.4]
5番人気 [1.0.1.3]
6番人気以下 [0.2.2.48]

【2022年の芝1400mの重賞】
馬番 着別度数
馬番1~4番 [2.5.0.13]
馬番5~18番 [3.0.5.49]

芝1400mは波乱度が高い印象がありますが、今年の芝1400mの重賞はそんなこともなく、1~2番人気が[4.3.1.2]という成績で、5レースすべてで連対しています。また、馬番1~4番の馬も5レースすべてで連対しているので、スワンSも「1~2番人気」と「馬番1~4番」に注目すべきじゃないですかね。

アルテミスS東京芝1600mでのG3なので、やはり速い上がりを使えそうなタイプと、真ん中から外枠の馬を評価したいですね。

【2022年の東京芝1600mの重賞】
枠順 着別度数
1枠 [0.2.1.9]
2枠 [0.0.0.13]
3枠 [1.0.0.12]
4枠 [0.1.1.11]
5枠 [1.2.2.8]
6枠 [1.1.0.11]
7枠 [3.1.1.11]
8枠 [1.0.2.13]

【2022年の2歳の芝重賞】
枠順 着別度数
1枠 [1.1.1.2]
2枠 [0.0.1.4]
3枠 [0.1.0.5]
4枠 [0.0.0.8]
5枠 [0.0.0.8]
6枠 [1.0.0.8]
7枠 [2.2.1.4]
8枠 [1.1.2.6]

先週の富士S(東京芝1600m)は5枠10番だったセリフォスが優勝し、秋の東京競馬の開幕週に行われたサウジアラビアRC(東京芝1600m)は7枠7番だったドルチェモアが勝利しました。今年の東京芝1600mの重賞においても、今年の2歳の芝重賞においても、6~8枠の馬がよく勝っているので、このことは頭に入れておくといいでしょう。

東京芝は今週末からBコースに替わりますので、ご注意ください。10月29~30日に行われる東京、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

10月29~30日
場所
東京 Bコース・1週目
阪神 Aコース・4週目
新潟 Aコース・3週目

10月29日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 伊勢佐木特別 [3.3.1.33]
東京10R 紅葉S [0.0.1.27]
東京11R アルテミスS [0.0.3.26]
阪神9R 萩S 出走なし
阪神10R 西脇S [0.1.0.8]
阪神11R スワンS [2.1.1.43]
新潟9R 萬代橋特別 [2.3.2.26]
新潟10R 新津特別 [0.0.0.6]
新潟11R 魚沼S [0.0.2.11]

10月30日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京8R 本栖湖特別 [0.0.0.5]
東京9R レジェンドトレーナーC 出走なし
東京10R ペルセウスS [1.0.3.18]
東京11R 天皇賞・秋 [1.0.3.43]
東京12R 秋嶺S [2.2.0.36]
阪神9R 武田尾特別 出走なし
阪神10R 古都S [1.2.1.14]
阪神11R カシオペアS [1.2.0.30]
新潟9R 聖籠特別 [0.0.1.2]
新潟10R 鳥屋野特別 [2.2.4.33]
新潟11R ルミエールAD [3.0.2.13]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ペルセウスS(OP特別、東京ダート1400m)

ペルセウスSでの穴ぐさは[1.0.3.18](複勝率18.2%)で、複勝回収率は155%です。

馬券圏内に激走した4頭の穴ぐさは6~7歳で、いずれも前走が④着以下でしたが、そのうち3頭は過去にOPでの連対歴がありました。東京ダート1400mの時に③着以内に入った3頭は、過去に東京コースでの馬券圏内があったので、実績のあるベテランに注意しましょう。

注目レース
ルミエールAD(リステッド、新潟芝直1000m)

ルミエールADでの穴ぐさは[3.0.2.13](複勝率27.8%)で、複勝回収率は122%です。昨年はマリアズハートが6番人気で優勝しました。

③着以内に入った5頭の穴ぐさはふた桁馬番の5~6歳で、そのうち4頭は4代血統表内にテスコボーイ系を持っていました。5頭のうち4頭は近4走以内に③着以内があったので、近走に馬券圏内のあるふた桁馬番の馬をマークしておきましょう。

注目レース
秋嶺S(3勝クラス、東京ダート1300m)

秋嶺Sでの穴ぐさは[2.2.0.36](複勝率10.0%)で、複勝回収率は103%です。昨年はコパノマーキュリーが7番人気で優勝しました。

連対圏に入った4頭の穴ぐさは東京ダートでの勝利実績がありませんでしたが、9~11月に勝ち鞍がありました。4頭は左回りでの③着以内はあったので、左回りと季節の実績を確認しておくと良さそうです。

注目レース
古都S(3勝クラス、阪神芝3000m)

古都Sでの穴ぐさは[1.2.1.14](複勝率22.2%)で、複勝回収率は120%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳で、4頭のうち3頭は中6週以内での臨戦でした。4頭のうち2頭はハーツクライ産駒で、その他の2頭は母父がサドラーズウェルズメジロマックイーンだったので、スタミナのありそうな血統馬に注目でしょう。

注目レース
萬代橋特別(1勝クラス、新潟芝2400m)

萬代橋特別での穴ぐさは[2.3.2.26](複勝率21.2%)で、複勝回収率は123%です。

③着以内に入った7頭の穴ぐさは3~4歳で、そのうち6頭は馬体重が496kg以下でした。2008年以降の6頭のうち5頭は4角4番手以内から馬券圏内に入っていたので、先行力機動力がある馬が狙い目でしょう。7頭のうち3頭は新潟芝で連対歴があり、それ以外の4頭は新潟が初出走でした。

ちなみに…
天皇賞・秋での穴ぐさは[1.0.3.43]で、スワンSでは[2.1.1.43]、アルテミスSでは[0.0.3.26]です。

近10年の天皇賞・秋では7番人気以下で③着以内に入った馬が3頭だけで、いずれも4歳牡馬でした。激走した3頭はノーザンファームの生産で、父サンデー系×母父ノーザンダンサー系という配合でした。3頭は芝G1での連対歴があり、東京芝1800m以下の重賞で③着以内に好走したこともありました。G1や東京での実績は重要でしょう。

近10年のスワンSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち牡馬の6頭は馬番10番以内、1頭の牝馬は馬番13番でした。7頭は芝重賞で③着以内に入ったことがあり、そのうち5頭は芝重賞勝ち馬でした。芝重賞での勝ち鞍があった5頭のうち4頭は前走で⑦着以下に敗れていたので、重賞実績馬の変わり身に注意しましょう。

近10年のアルテミスSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち5頭は前走が芝1500m以上での①着で、残りの2頭は前走が1勝クラスで0秒3~0秒4差でした。7頭のうち6頭は前走時馬体重が452kg以上で、同じく7頭のうち6頭は中7週以内での臨戦でした。7頭のうち6頭は馬番6番より外枠で激走していました。


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