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穴ぐさ傾向と対策

桜花賞もミスプロ・クロスを持つ馬が!?


先週(4月1日~2日)の穴ぐさは[2.2.3.67](複勝率9.5%)でした。大阪杯で③着に入ったダノンザキッドを指名できず、申し訳ありませんでした。日曜日(2日)の中山メイン(美浦S)も芝2000mで、穴ぐさで【C】評価だったテーオーシリウスが10番人気で逃げ切りましたが、同馬もダノンザキッドジャスタウェイ産駒でした。

大阪杯ジャックドールが1分57秒4で逃げ切り、ハナ差②着がスターズオンアースで、①&②着は母父がミスプロ系の馬となりました。出走馬16頭のうち、父か母父がミスプロ系の馬は4頭だけで、そのうちの2頭でワンツーとなったので、やはり時計が速くなってミスプロ系内包馬に向いた面があったのかもしれませんね。

今週末は桜花賞がありますが、やはり時計血統は重要でしょう。昨年6月以降の芝1600mの重賞(JRA)では、すべて父か母父がサンデー系かミスプロ系の馬が優勝しています。

【2022年6月以降のJRAの芝1600m重賞】
レース 勝ち馬 母父
2023年
ダービー卿CT
インダストリア リオンディーズ ハーツクライ
2023年
チューリップ賞
モズメイメイ リアルインパクト Frankel
2023年
クイーンC
ハーパー ハーツクライ Jump Start
2023年
東京新聞杯
ウインカーネリアン スクリーンヒーロー マイネルラヴ
2023年
フェアリーS
キタウイング ダノンバラード アイルハヴアナザー
2023年
シンザン記念
ライトクオンタム ディープインパクト Quality Road
2023年
京都金杯
イルーシヴパンサー ハーツクライ キングカメハメハ
2022年
朝日杯FS
ドルチェモア ルーラーシップ ディープインパクト
2022年
ターコイズS
ミスニューヨーク キングズベスト マンハッタンカフェ
2022年
阪神JF
リバティアイランド ドゥラメンテ All American
2022年
マイルCS
セリフォス ダイワメジャー Le Havre
2022年
デイリー杯2歳S
オールパルフェ リアルスティール ルーラーシップ
2022年
アルテミスS
ラヴェル キタサンブラック ダイワメジャー
2022年
富士S
セリフォス ダイワメジャー Le Havre
2022年
サウジアラビアRC
ドルチェモア ルーラーシップ ディープインパクト
2022年
京成杯AH
ファルコニア ディープインパクト Hawk Wing
2022年
新潟2歳S
キタウイング ダノンバラード アイルハヴアナザー
2022年
関屋記念
ウインカーネリアン スクリーンヒーロー マイネルラヴ
2022年
安田記念
ソングライン キズナ シンボリクリスエス

ピンク色がサンデー系、黄色がミスプロ系で、父がその2系統以外で勝利したのはスクリーンヒーロー産駒のウインカーネリアンだけです。

サンデー系かミスプロ系を持つことが重要という印象ですが、上記のレースのうち、現3歳世代の牝馬限定戦(5レース)に限ると、決着時計と勝ち馬の血統に関して面白い傾向が見られます。

【現3歳世代の牝馬限定の芝1600m重賞】
勝ち時計
レース
勝ち馬 5代血統表内での
ミスタープロスペ
クターのクロス
3代血統表内の
ノーザンダンサー系
1分33秒1
クイーンC
ハーパー 4×5 なし
1分33秒1
阪神JF
リバティアイランド 4×5 なし
1分33秒8
アルテミスS
ラヴェル なし 母母父フレンチデピュティ
1分34秒0
チューリップ賞
モズメイメイ なし 母父Frankel
1分34秒3
フェアリーS
キタウイング なし 母母父ゼンノエルシド
※クイーンCは稍重馬場、その他の4レースは良馬場

現3歳世代の牝馬限定の芝1600m重賞(JRA)は5レースあり、決着時計の速い順に並べると上記の通りになります。

1分33秒1で決着した2レース(クイーンC、阪神JF)は5代血統表内にミスタープロスペクターのクロスを持つ馬(ハーパーリバティアイランド)が勝っていて、この2頭は3代血統表内にノーザンダンサー系を持っていません。

一方、決着時計が1分33秒8以上となった3レースで優勝した馬(キタウイングモズメイメイラヴェル)は、3代血統表内にノーザンダンサー系を持っています。牡牝混合戦のシンザン記念は1分33秒7という決着で、優勝したライトクオンタムは3代血統表内にノーザンダンサー系を持っています(父母父Alzao、母母父Polish Numbers)。

つまり、桜花賞決着時計が速くなると予想するなら、ノーザンダンサー系の有無よりも、ミスプロ系に注目するといいんじゃないでしょうか。この傾向は先週の大阪杯とも合致しますしね。

気になるのは、馬場状態でしょう。阪神競馬場は木曜(6日)~金曜(7日)にが降る可能性があるようで、その影響が桜花賞当日にどれだけ残るかがポイントかもしれません。

なお、阪神芝は今週末からBコースに変更となります。今年の芝1600mの重賞(JRA)はひと桁馬番の馬が勝つケースが多いので、桜花賞でも内目の枠が有利に働く可能性がありそうです。

【2023年のJRAの芝1600m重賞】
馬番 着別度数
ひと桁馬番 [6.4.4.47]
ふた桁馬番 [1.3.3.36]

今年の芝1600mの重賞(JRA)は7レースあり、ふた桁馬番で勝利したのはフェアリーSでのキタウイング(7枠14番)だけで、同馬は直線で内を突いていました。今週末は日曜日の桜花賞だけでなく、土曜日にもマイル重賞(ニュージーランドT阪神牝馬S)が予定されているので、その勝ち馬の馬番・血統、そして決着時計には注目しましょう。

阪神芝は今週末からBコースとなります。4月8~9日に行われる中山、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月8~9日
場所
中山 Bコース・2週目
阪神 Bコース・1週目
福島 Aコース・1週目

4月8日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 葛飾特別 [0.1.0.9]
中山10R 船橋S [2.0.3.43]
中山11R ニュージーランドT [3.0.3.40]
阪神9R 白鷺特別 [1.0.4.11]
阪神10R 大阪-ハンブルクC [2.2.2.30]
阪神11R 阪神牝馬S [0.1.4.41]
福島9R ひめさゆり賞 [1.0.0.8]
福島10R 花見山特別 [2.0.1.20]
福島11R 吾妻小富士S [1.2.3.38]

4月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 印西特別 [0.1.2.6]
中山10R 鹿野山特別 [1.3.4.22]
中山11R 京葉S [3.3.6.30]
阪神8R 吹田特別 [0.3.2.12]
阪神9R 忘れな草賞 [1.2.1.12]
阪神10R 競馬法100周年記念 出走なし
阪神11R 桜花賞 [3.2.3.39]
阪神12R 梅田S [1.3.2.35]
福島9R 喜多方特別 [1.6.1.33]
福島10R やまびこS [0.1.2.9]
福島11R モルガナイトS 出走なし
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
桜花賞(G1、阪神芝外1600m)

桜花賞での穴ぐさは[3.2.3.39](複勝率17.0%)で、複勝回収率は110%です。

近10年の桜花賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち6頭が前走チューリップ賞で、残りの3頭は前走がクイーンCフィリーズレビューフェアリーSでした。9頭のうち8頭は前走が1~5番人気で、同じく9頭のうち8頭は前走時馬体重が446kg以上だったので、前走での人気と馬体重を確認しておきましょう。

激走した9頭のうち8頭は7~9番人気で、同じく9頭のうち8頭は馬番10番以内でした。9頭のうち8頭は父サンデー系ですが、昨年はドゥラメンテ産駒のスターズオンアースが7番人気で優勝したので、父キングカメハメハ系にも注意した方がいいかもしれません。

注目レース
ニュージーランドT(G2、中山芝1600m)

ニュージーランドTでの穴ぐさは[3.0.3.40](複勝率13.0%)で、複勝回収率は102%です。

近10年のニュージーランドTでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、そのうち5頭は前走のファルコンSで③~⑥着でした。それ以外の5頭は馬番8番以内で、前走が芝で1~6番人気でした。2015年以降に激走した8頭はいずれも偶数馬番でした。

激走した10頭のうち9頭はキャリア5~8戦で、同じく10頭のうち9頭は中3週以内での臨戦でした。2015年以降の8頭のうち7頭は前走時馬体重が474kg以上だったので、ある程度の馬格とキャリアを持つ馬をチェックしておきましょう。

注目レース
京葉S(リステッド、中山ダート1200m)

京葉Sでの穴ぐさは[3.3.6.30](複勝率28.6%)で、複勝回収率は128%です。2015年以降の8年のうち7年で穴ぐさが馬券に絡んでいます。

別定戦で③着以内に入った穴ぐさは6頭いて、5~8歳馬でした。6頭のうち5頭は中4週以上での臨戦で、同じく6頭のうち5頭は馬番8番より外枠でした。6頭は前走が④着以下でしたが、そのうち3頭は前走で逃げていて、残りの3頭のうち2頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていました。前走のレースぶりを確認しておきましょう。

注目レース
忘れな草賞(リステッド、阪神芝2000m)

忘れな草賞での穴ぐさは[1.2.1.12](複勝率25.0%)で、複勝回収率は136%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは中3週以内での臨戦で、いずれも偶数馬番でした。4頭は前走が⑤着以下でしたが、そのうち3頭は前走を芝1800m以下で440kg以下で走っていました。小柄でも距離延長がプラスに働きそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
梅田S(3勝クラス、阪神ダート1800m)

梅田Sでの穴ぐさは[1.3.2.35](複勝率14.6%)で、複勝回収率は135%です。昨年は【A】評価だったクリノドラゴンが6番人気で②着、【B】評価だったキタノインディが11番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】となりました。

③着以内に入った6頭の穴ぐさは4~5歳の牡馬で、そのうち5頭は父か母父がミスプロ系でした。6頭のうち5頭は前走が⑨着以下でしたが、6頭は近4走以内に連対歴があり、そのうち5頭は近4走以内に2勝クラスを勝ち上がっていたので、底の割れていない4~5歳馬が侮れなさそうです。

注目レース
白鷺特別(2勝クラス、阪神芝外2400m)

白鷺特別での穴ぐさは[1.0.4.11](複勝率31.3%)で、複勝回収率は141%です。

馬券に絡んだ5頭の穴ぐさは4~6歳の牡馬で、2011年以降の4頭は近4走以内に芝で③着以内がありました。5頭のうち4頭は前走が⑤着以下でしたが、その4頭のうち3頭は前走で0秒6~0秒7差で走っていたので、前走で大きな差を付けられていなかった馬は見限らない方が良さそうです。

注目レース
吹田特別(2勝クラス、阪神ダート1800m)

吹田特別での穴ぐさは[0.3.2.12](複勝率29.4%)で、複勝回収率は202%です。昨年は【C】評価だったテイエムベンチャーが6番人気で②着に入りました。

③着以内に入った5頭の穴ぐさは5歳以下の牡セン馬で、父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。5頭は中5週以内での臨戦で、ダート1800mで4角2番手以内からの勝利実績があったので、5歳以下で先行力のあるタイプをマークして臨みましょう。

ちなみに…
阪神牝馬Sでの穴ぐさは[0.1.4.41]です。近10年の阪神牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、芝1600mでの近7年では6頭います。

芝1600mで激走した6頭は父か母父がサンデー系で、中6週以上での臨戦でした。12頭立て以下での2頭は馬番1~4番、13頭立て以上での4頭はふた桁馬番となっています。6頭のうち5頭は前走が③着以下でしたが、6頭はいずれも近4走以内に芝で連対歴があったので、ある程度の好調さが感じられるサンデー系内包馬に注意しましょう。


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