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穴ぐさ傾向と対策

皐月賞は時計がかかればノーザンダンサー系!?


先週(4月8日~9日)の穴ぐさは[3.4.9.100](複勝率13.8%)でした。阪神牝馬S【B】評価だったコスタボニータが9番人気で③着に入り、ニュージーランドTでは【A】評価だったシャンパンカラーが7番人気で③着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

先週の3重賞はすべて芝1600m戦で、勝ったのは父がミスプロ系かサンデー系のひと桁馬番の馬でした。土曜日(8日)の2レース(阪神牝馬S、ニュージーランドT)は稍重馬場で決着時計が1分33秒台になりましたが、日曜日(9日)の桜花賞は良馬場となり、リバティアイランドが外から豪快に差し切りました。勝ち時計は1分32秒1で、高速決着になって、優勝したのは3代血統表内にノーザンダンサー系を持たず、ミスプロのクロス(4×5)を持つ馬でしたね。

今週末は、中山芝2000mで皐月賞が予定されています。先々週の大阪杯の時に記した通り、今年の芝2000mのJRA重賞では決着時計が2分を切ると、父か母父がミスプロ系の馬が馬券圏内に2頭ずつ入っているので、時計の出方と血統の関係性は皐月賞においても重要でしょう。

【2023年のJRAの芝2000m重賞】
決着時計
レース
①着
②着
③着
母父
1分57秒4
大阪杯
①着ジャックドール
②着スターズオンアース
③着ダノンザキッド
モーリス
ドゥラメンテ
ジャスタウェイ
Unbridled's Song
Smart Strike
Dansili
1分59秒7
きさらぎ賞
①着フリームファクシ
②着オープンファイア
③着クールミラボー
ルーラーシップ
ディープインパクト
ドレフォン
スペシャルウィーク
Ghostzapper
キングカメハメハ
1分59秒8
金鯱賞
①着プログノーシス
②着フェーングロッテン
③着アラタ
ディープインパクト
ブラックタイド
キングカメハメハ
Observatory
キングヘイロー
ハーツクライ
2分0秒2
中山金杯
①着ラーグルフ
②着クリノプレミアム
③着フェーングロッテン
モーリス
オルフェーヴル
ブラックタイド
ファルブラヴ
Giant's Causeway
キングヘイロー
2分0秒4
弥生賞ディープ
インパクト記念
①着タスティエーラ
②着トップナイフ
③着ワンダイレクト
サトノクラウン
デクラレーションオブウォー
ハービンジャー
マンハッタンカフェ
スピニングワールド
ディープインパクト
2分2秒2
京成杯
①着ソールオリエンス
②着オメガリッチマン
③着セブンマジシャン
キタサンブラック
イスラボニータ
ジャスタウェイ
Motivator
ディープインパクト
メイショウサムソン
2分3秒1
愛知杯
①着アートハウス
②着アイコンテーラー
③着マリアエレーナ
スクリーンヒーロー
ドゥラメンテ
クロフネ
ヴィクトワールピサ
ケイムホーム
ディープインパクト
※愛知杯以外は良馬場。愛知杯は重馬場。

決着時計が速い順に並べると上記の通りで、父・母父の部分は黄色がミスプロ系です(ピンク色はサンデー系、赤色はノーザンダンサー系、オレンジ色はロベルト系)。これを見ると、皐月賞も時計が速くなれば父か母父がミスプロ系の馬に有利に働きそうに感じますが、今週末の中山競馬場は、先週末の阪神競馬場と同じく、降雨の影響を受ける可能性があるんですよね。

近5年の皐月賞のうち、良馬場での2年(2019年、2022年)は決着時計が1分58~59秒台で、稍重馬場での3年(2018年、2020年、2021年)は2分0秒台での決着となりました。中山芝は、阪神芝に比べて馬場が急速に回復するイメージがありませんが、果たしてどんな馬場となるでしょうか。

現3歳世代のO型コース(馬場を1周するコース)でのJRA芝重賞では、父か母父がノーザンダンサー系の馬が連対している面もあるので、その連対馬もご覧いただきましょう。

【現3歳世代のO型コースでの芝重賞で父か母父がノーザンダンサー系で連対圏に入った馬】
レース 着順・馬名 母父
スプリングS 着ベラジオオペラ
着ホウオウビスケッツ
ロードカナロア
マインドユアビスケッツ
ハービンジャー
ルーラーシップ
フラワーC 着エミュー
着ヒップホップソウル
ハービンジャー
キタサンブラック
スペシャルウィーク
ファルブラヴ
弥生賞ディープ
インパクト記念
着タスティエーラ
着トップナイフ
サトノクラウン
デクラレーションオブウォー
マンハッタンカフェ
スピニングワールド
きさらぎ賞 着オープンファイア ディープインパクト Ghostzapper
京成杯 着ソールオリエンス キタサンブラック Motivator
ホープフルS 着トップナイフ デクラレーションオブウォー スピニングワールド
京都2歳S 着トップナイフ デクラレーションオブウォー スピニングワールド
札幌2歳S 着ドゥーラ ドゥラメンテ キングヘイロー
※スプリングSは重馬場、フラワーCは不良馬場。その2レース以外は良馬場。

こちらは、ノーザンダンサー系の部分だけ赤色にしました。道悪馬場(重~不良馬場)でのフラワーCとスプリングSは、父か母父がノーザンダンサー系の馬のワンツー(①&②着)となったので、皐月賞は時計が速くなりそうならミスプロ系、時計がかかりそうならノーザンダンサー系という考え方をするといいかもしれません。

ちなみに、昨年の皐月賞は父ドレフォン×母父キングカメハメハという配合のジオグリフが優勝し、一昨年は父ドゥラメンテ×母父Motivatorという配合のタイトルホルダーが②着に入りました。馬場と時計の分析に困るようなら、父&母父がミスプロ系&ノーザンダンサー系という組み合わせの馬に注目する手もありそうです。

昨年のジオグリフは馬番14番、一昨年のエフフォーリアは馬番7番で勝ちましたが、皐月賞優勝馬の出る馬番は、それまでの中山芝2000mの重賞の勝ち馬と似る傾向が見られるので、優勝馬の馬番をご覧ください。

【2018年以降の1~4月の中山芝2000m重賞の優勝馬の馬番】
レース 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年
中山金杯 3 8 9 7 11 6
京成杯 4 10 3 1 7 15
弥生賞 6 10 4 1 10 9
皐月賞 ? 14 7 1 12 7

1~4月の中山芝2000mの重賞は、中山金杯京成杯弥生賞皐月賞と行われます。中山金杯・京成杯・弥生賞の3レースのうち、2レース以上をひと桁馬番の馬が勝った年は皐月賞ひと桁馬番の馬が優勝し、逆に、3レースのうち2レース以上をふた桁馬番の馬が勝った年は皐月賞ふた桁馬番の馬が制しています(2018年以降)。

今年は、中山金杯が馬番3番のラーグルフ、京成杯が馬番4番のソールオリエンス、弥生賞が馬番6番のタスティエーラが優勝しました。この流れで考えると、皐月賞はひと桁馬番の馬が有力か?という気がしてきますが、どうでしょうか。

4月15~16日に行われる中山、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月15~16日
場所
中山 Bコース・3週目
阪神 Bコース・2週目
福島 Aコース・2週目

4月15日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 山藤賞 [0.0.0.2]
中山10R 下総S [1.0.2.31]
中山11R 中山グランドJ 出走なし
中山12R 袖ヶ浦特別 [1.0.0.25]
阪神9R 千種川特別 [3.4.2.33]
阪神10R 天満橋S [1.1.1.6]
阪神11R アーリントンC [1.3.4.32]
福島9R 雪うさぎ賞 [1.2.2.36]
福島10R 桑折特別 [1.0.2.37]
福島11R ラジオ福島賞 [2.2.2.35]

4月16日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山8R 野島崎特別 [0.2.1.23]
中山9R 利根川特別 [2.0.3.35]
中山10R 春雷S [4.0.3.34]
中山11R 皐月賞 [2.4.1.41]
中山12R サンシャインS [1.1.1.30]
阪神9R 蓬莱峡特別 [0.0.4.15]
阪神10R 立雲峡S [0.1.1.7]
阪神11R アンタレスS [2.0.1.44]
福島9R 医王寺特別 [2.2.1.32]
福島10R 奥の細道特別 [1.1.2.20]
福島11R 福島民報杯 [3.2.5.33]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
皐月賞(G1、中山芝2000m)

皐月賞での穴ぐさは[2.4.1.41](複勝率14.6%)で、複勝回収率は132%です。2016年以降の近7年のうち4年で連対圏に入っています。

近10年の皐月賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも前走が芝1800~2000mのOPでした。9頭のうち8頭は前走が③着以内で(例外の1頭は前走④着)、同じく9頭のうち8頭はふた桁馬番だったので(例外の1頭は馬番7番)、前走着順と枠順は重要でしょう。

激走馬の9頭のうち8頭は父がサンデー系かキングマンボ系で(例外の1頭はスクリーンヒーロー産駒)、その8頭は母父か母母父か母母母父がナスルーラの系統でした。9頭のうち8頭は前走で4角5番手以内に付けていたので、前走での位置取りも確認しておくと良さそうです。

注目レース
アーリントンC(G3、阪神芝外1600m)

アーリントンCでの穴ぐさは[1.3.4.32](複勝率20.0%)で、複勝回収率は146%です。

近10年のアーリントンCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、すべて馬番8番より外枠でした。4月開催となった近5年では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が6頭いて、父がサンデー系かキングカメハメハ系です。その6頭のうち5頭は前走時馬体重が486kg以下で、同じく6頭のうち5頭は前走の上がりがメンバー中4位以下だったので、持続力がありそうな中型タイプに注意しましょう。

注目レース
春雷S(リステッド、中山芝1200m)

春雷Sでの穴ぐさは[4.0.3.34](複勝率17.1%)で、複勝回収率は104%です。2017年以降の近6年のうち4年で馬券に絡んでいます。

馬券圏内に入った7頭の穴ぐさは4~6歳で、そのうち6頭は5~6歳です。7頭のうち6頭は関西馬で、2013年以降の6頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。7頭は前走が④着以下でしたが、いずれも中4週以上での臨戦で、5頭は中7週以上だったので、ある程度の間隔が開いている馬が侮れなさそうです。

注目レース
福島民報杯(リステッド、福島芝2000m)

福島民報杯での穴ぐさは[3.2.5.33](複勝率23.3%)で、複勝回収率は123%です。昨年は【A】評価だったアンティシペイトが5番人気で①着、【B】評価だったプレシャスブルーが9番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

福島芝2000mの時に限ると[3.2.5.27](複勝率27.0%)で、馬券圏内に入った10頭は前走が⑤着以下でしたが、そのうち5頭は前走が重賞で、残りの5頭のうち4頭は前走が0秒7~0秒8差でした。2010年以降の8頭のうち7頭は近4走以内に芝で連対歴があったので、2~4走前に好走歴のある馬をマークしておきましょう。

注目レース
天満橋S(3勝クラス、阪神ダート1400m)

天満橋Sでの穴ぐさは[1.1.1.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は112%です。

③着以内に入った3頭の穴ぐさは5~6歳で、中8週以内での臨戦でした。3頭は2~3走前に③着以内の好走歴があり、前走が馬券圏外だったものの、前走で上がり36秒2~36秒6を計時して0秒3~0秒8差で走っていました。2~3走前での成績と前走でのレースぶりをチェックして臨みましょう。

注目レース
立雲峡S(3勝クラス、阪神芝外1600m)

立雲峡Sでの穴ぐさは[0.1.1.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率は103%です。昨年は【C】評価だったアステロイドベルトが10番人気で③着に食い込みました。

馬券に絡んだ2頭の穴ぐさは母父がサンデー系の4~5歳で、中3週以内での臨戦でした。前走は⑤着以下でしたが、前走で4角8~11番手から上がり32秒6~34秒4を使って0秒3~0秒6差で走っていたので、前走で速い上がりを計時していた馬が侮れないでしょう。

注目レース
蓬莱峡特別(2勝クラス、阪神芝外1800m)

蓬莱峡特別での穴ぐさは[0.0.4.15](複勝率21.1%)で、複勝回収率は128%です。

③着に入った4頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系の牡馬で、そのうち3頭は馬番9番より外枠の4~5歳でした。4頭は馬体重が482kg以上で、2016年以降の3頭は490kg以上で4角5番手以内から馬券圏内に入ったので、馬格のある先行型が侮れなさそうです。

ちなみに…
アンタレスSでの穴ぐさは[2.0.1.44]です。近10年のアンタレスSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が3頭だけで、いずれも6歳の牡セン馬でした。3頭は父か母父がミスプロ系で、前走のダートOPで5番人気以内に推されていました。3頭は近3走以内にダートOPで③着以内の好走歴があったので、実績あるタイプが人気薄になっていたら積極的に狙いたいですね。


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