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穴ぐさ傾向と対策

マイラーズCは1番人気ではないひと桁馬番!?


先週(4月15日~16日)の穴ぐさは[4.5.5.104](複勝率11.9%)でした。3重賞(皐月賞アンタレスSアーリントンC)はいずれも1~5番人気が①~③着を占める決着になり、穴馬が台頭できませんでした…。

皐月賞は雨の影響で重馬場でしたが、1000m通過が58秒5というハイペースになり、最内枠だったソールオリエンスが直線で大外に持ち出されて豪快に差し切りました。勝ち時計は2分0秒6で、ソールオリエンスが計時した上がりはメンバー中最速の35秒5。掲示板に載った5頭はすべて父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系の馬でしたね。

現3歳世代のO型コースの芝重賞では、父か母父がノーザンダンサー系の馬が連対しています。青葉賞京都新聞杯、そして、オークスダービーと、この傾向が継続されていくのかどうか、注目ですね。

今週末からは東京&京都(&福島)開催が始まります。京都開催は、実に2年5ヶ月ぶりということで、コースレイアウトはあまり変わっていないとはいえ、どんなレースが繰り広げられるのか、非常に楽しみです。

京都競馬場では、古馬G2のマイラーズCが予定されています。もちろん開幕週での施行なので、内が有利ではないかと想像しますが、今年の芝1600m重賞という観点でも、勝ち馬はほとんどがひと桁馬番なので、マイラーズCひと桁馬番の馬を中心に予想をすべきではないでしょうか。

今年のJRAの芝1600m重賞の勝ち馬は次の通りです。

【2023年のJRAの芝1600m重賞】
レース 勝ち馬 馬番 母父
アーリントンC オオバンブルマイ 6 ディスクリートキャット ディープインパクト
桜花賞 リバティアイランド 3 ドゥラメンテ All American
阪神牝馬S サウンドビバーチェ 9 ドゥラメンテ Johan Cruyff
ニュージーランドT エエヤン 5 シルバーステート ティンバーカントリー
ダービー卿CT インダストリア 8 リオンディーズ ハーツクライ
チューリップ賞 モズメイメイ 9 リアルインパクト Frankel
クイーンC ハーパー 9 ハーツクライ Jump Start
東京新聞杯 ウインカーネリアン 2 スクリーンヒーロー マイネルラヴ
フェアリーS キタウイング 14 ダノンバラード アイルハヴアナザー
シンザン記念 ライトクオンタム 2 ディープインパクト Quality Road
京都金杯 イルーシヴパンサー 7 ハーツクライ キングカメハメハ

施行数は11レースで、そのうち10レースの勝ち馬がひと桁馬番でした。ふた桁馬番で勝ったのはフェアリーSでのキタウイングだけで、同馬も直線では内を突いていました。

桜花賞リバティアイランドが外から差し切ったことは記憶に新しいところですが、実は上記の11レースのうち、1番人気で勝利したのは桜花賞リバティアイランドだけです。そう考えると、マイラーズCも1番人気ではないひと桁馬番の馬に注目すると面白いかもしれませんね。

上記の11レースの勝ち馬は、すべて父か母父がサンデー系かミスプロ系です。今年のマイラーズCにはシュネルマイスターが登録していますが、同馬は父(Kingman)も母父(Soldier Hollow)もノーザンダンサー系で、突き抜けられるでしょうか。

東京競馬場では3歳牝馬のフローラSが予定されています。同レースは東京芝2000mでの施行ですから、先週の皐月賞同様、時計の出方と血統はポイントでしょう。

【2023年のJRAの芝2000m重賞】
決着時計
レース
①着
②着
③着
母父
1分57秒4
大阪杯
①着ジャックドール
②着スターズオンアース
③着ダノンザキッド
モーリス
ドゥラメンテ
ジャスタウェイ
Unbridled's Song
Smart Strike
Dansili
1分59秒7
きさらぎ賞
①着フリームファクシ
②着オープンファイア
③着クールミラボー
ルーラーシップ
ディープインパクト
ドレフォン
スペシャルウィーク
Ghostzapper
キングカメハメハ
1分59秒8
金鯱賞
①着プログノーシス
②着フェーングロッテン
③着アラタ
ディープインパクト
ブラックタイド
キングカメハメハ
Observatory
キングヘイロー
ハーツクライ
2分0秒2
中山金杯
①着ラーグルフ
②着クリノプレミアム
③着フェーングロッテン
モーリス
オルフェーヴル
ブラックタイド
ファルブラヴ
Giant's Causeway
キングヘイロー
2分0秒4
弥生賞ディープ
インパクト記念
①着タスティエーラ
②着トップナイフ
③着ワンダイレクト
サトノクラウン
デクラレーションオブウォー
ハービンジャー
マンハッタンカフェ
スピニングワールド
ディープインパクト
2分0秒6
皐月賞
①着ソールオリエンス
②着タスティエーラ
③着ファントムシーフ
キタサンブラック
サトノクラウン
ハービンジャー
Motivator
マンハッタンカフェ
Medaglia d'Oro
2分2秒2
京成杯
①着ソールオリエンス
②着オメガリッチマン
③着セブンマジシャン
キタサンブラック
イスラボニータ
ジャスタウェイ
Motivator
ディープインパクト
メイショウサムソン
2分3秒1
愛知杯
①着アートハウス
②着アイコンテーラー
③着マリアエレーナ
スクリーンヒーロー
ドゥラメンテ
クロフネ
ヴィクトワールピサ
ケイムホーム
ディープインパクト
※皐月賞と愛知杯以外は良馬場。皐月賞と愛知杯は重馬場。

今年、JRAの芝2000m重賞は8レースが行われ、①~③着馬を決着時計の速いレース順に並べると、上記の通りとなります。先週にもお伝えした通り、決着タイムが1分57~59秒台になると、父か母父がミスプロ系の馬が馬券圏内に2頭ずつ入っています。決着タイムが2分0秒以上になると、ノーザンダンサー系を持つ馬が優勢になるイメージですね。

フローラSでは、2015年以降の近8年のうち7年で、父か母父がミスプロ系の馬が連対しています。その近8年はすべて良馬場で、昨年は2分0秒4という決着タイムでしたが、父か母父がミスプロ系の馬のワンツー(①&②着)となりました。乾いた馬場であれば、ミスプロ系内包馬を中心に考えてもいいかもしれませんね。

なお、先週の皐月賞を制したソールオリエンス2番人気で、今年の芝の中距離重賞は上位人気が勝利するケースが多くなっています。

【2023年のJRAの芝中距離重賞】
人気 芝2000m重賞 古馬の芝1800
~2200m重賞
1番人気 [4.2.2.0] [4.1.0.5]
2番人気 [3.1.3.1] [4.0.2.4]
3番人気 [1.1.0.6] [0.1.1.8]
4番人気 [0.0.0.8] [1.0.2.7]
5番人気 [0.1.0.7] [1.1.1.7]
6番人気以下 [0.3.3.59] [0.7.4.84]

今年、JRAの芝2000m重賞は8レースあり、優勝した8頭は1~3番人気でした。1~2番人気が[7.3.5.1]と馬券に絡むケースが非常に多いので、この傾向はフローラSにおいても頭に入れておいた方が良さそうですね。

今週末は福島競馬場で福島牝馬Sもあり、今年の古馬の芝1800~2200mの重賞(10レース)も勝ち馬は1~5番人気となっているので、このことは覚えておくといいでしょう。

今週末の福島芝Bコースに替わるので、ご注意ください。4月22~23日に行われる東京、京都、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月22~23日
場所
東京 Aコース・1週目
京都 Aコース・1週目
福島 Bコース・1週目

4月22日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 新緑賞 [0.0.0.3]
東京10R 晩春S [2.3.3.33]
東京11R オアシスS [0.3.3.39]
京都9R あやめ賞 [0.1.2.10]
京都10R 栞S [0.1.0.2]
京都11R 京都競馬場グラ
ンドオープン記念
出走なし
福島9R 浄土平特別 [1.1.1.21]
福島10R 尾瀬特別 [0.1.3.15]
福島11R 福島牝馬S [2.1.2.39]

4月23日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 石和特別 [2.1.1.9]
東京10R 鎌倉S [1.3.3.37]
東京11R フローラS [2.0.4.41]
京都9R 比良山特別 [2.1.0.9]
京都10R センテニアル
・パークS
出走なし
京都11R マイラーズC [1.5.2.32]
福島9R 燧ヶ岳特別 [1.2.1.21]
福島10R 飯盛山特別 [3.1.1.29]
福島11R 福島中央テレビ杯 [2.4.1.38]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
マイラーズC(G2、京都芝外1600m)

マイラーズCでの穴ぐさは[1.5.2.32](複勝率20.0%)で、複勝回収率は134%です。京都開催時に[1.3.2.17](複勝率26.1%)と好走率が高いので、今年はその相性の良さを活かしたいですね。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、そのうち5頭が穴ぐさでした。6頭は馬体重が470kg以上の牡馬で、京都で激走した5頭のうち4頭は510kg以上でした。2015年以降の5頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、4角2~4番手から馬券圏内に入ったので、先行力のあるタイプをマークしておきましょう。

注目レース
比良山特別(2勝クラス、京都芝外2200m)

比良山特別での穴ぐさは[2.1.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は119%です。

連対圏に入った3頭の穴ぐさは4~5歳の牡馬で、父か母父がサンデー系でした。3頭のうち2頭は京都で勝ち鞍がない馬でしたが、3頭は休み明け1~3戦目での臨戦だったので、ある程度のフレッシュさがある馬が侮れなさそうです。

注目レース
石和特別(2勝クラス、東京芝1800m)

石和特別での穴ぐさは[2.1.1.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は219%です。

激走した4頭の穴ぐさは父か母父がノーザンダンサー系で、そのうち3頭は父サンデー系×母父ノーザンダンサー系という配合です。4頭は中6週以内での臨戦で、左回りの芝で③着以内に入ったことがあったので、順調に使われている左回り実績馬を確認しておきましょう。

注目レース
燧ヶ岳特別(1勝クラス、福島芝2600m)

燧ヶ岳特別での穴ぐさは[1.2.1.21](複勝率16.0%)で、複勝回収率は132%です。

馬券に絡んだ4頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、父か母父がサンデー系でした。4頭のうち、芝2600mでの③着以内があった馬は1頭だけでしたが、4頭は4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、スタミナ血脈を持つ馬は距離実績がなくても注意した方が良さそうです。

ちなみに…
フローラSでの穴ぐさは[2.0.4.41]で、福島牝馬Sでは[2.1.2.39]です。昨年のフローラSでは【B】評価だったシンシアウィッシュが9番人気で③着に入り、福島牝馬Sでは一昨年に【C】評価だったサンクテュエールが10番人気で③着、昨年に【B】評価だったサトノダムゼルが5番人気で③着となっています。

近10年のフローラSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち6頭がふた桁人気だったので、下位人気まで幅広く検討すべきでしょう。9頭は中3~9週での臨戦で、そのうち8頭は前走が芝1800~2000mでひと桁着順でした。9頭のうち7頭は前走で4角3番手以内に付けていました。

9頭のうち7頭は父か母父がサンデー系で、例外の2頭はハービンジャー産駒です。9頭のうち8頭は4代血統表内にストームキャットノーザンテーストダンチヒを持っていたので、そのタイプに注意しましょう。

近10年の福島牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち8頭がふた桁人気でした。11頭のうち9頭が5~6歳馬です。11頭のうち10頭は前走が4角9番手以内で、8頭は前走で4角6番手以内に付けていました。

新潟開催時も含めて2015年以降に激走した9頭は父か母父がサンデー系かロベルト系で、その9頭のうち8頭は芝重賞で④着以内に入ったことがあったので、重賞実績もチェックしておきましょう。


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