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穴ぐさ傾向と対策

フェブラリーSの上位人気で注目すべきは?


今週末の重賞はフェブラリーS京都牝馬SダイヤモンドS小倉大賞典。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。フェブラリーSも枠順は重要っぽいです。

先週(2月10日~11日)の穴ぐさは[4.6.3.104](複勝率11.1%)でした。重賞での穴ぐさは、クイーンC共同通信杯京都記念も④着までという結果になってしまい、申し訳ありませんでした。今週はG1のフェブラリーSを含めて、重賞が4レース組まれているので(京都牝馬SダイヤモンドS小倉大賞典)、結果を出せるように気合を入れ直して臨みます。

重賞では馬券に絡めませんでしたが、「穴ぐさ長者への道」での【穴ぐさ特選レース】では、またも3レースのうち2レースで穴ぐさが③着以内に入る結果となりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

今年の【穴ぐさ特選レース】での穴ぐさは、1月はあまり好走率が高くなかったものの、2月は2週連続で3レースのうち2レースで③着以内に入っていて、複勝回収率は128%となっています。毎週、「穴ぐさ長者への道」藤山剣さんが期待値が高いレースを紹介してくれているので、どうぞご注目ください。
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今週末はダートG1のフェブラリーSがありますが、このコーナーで何度もお伝えしている通り、昨年以降の古馬混合のダート重賞は上位人気馬が勝利するケースがとても多くなっていますので、まずはその成績を振り返りましょう。

【2023年以降の古馬混合のJRAダート重賞】
人気 良~重馬場 不良馬場
1番人気 [8.3.0.2] [0.1.0.1]
2番人気 [5.3.3.2] [0.0.0.2]
3番人気 [0.1.3.9] [0.0.0.2]
4番人気 [0.1.3.9] [0.1.0.1]
5番人気 [0.0.2.11] [1.0.0.1]
6番人気以下 [0.5.2.130] [1.0.2.17]

昨年以降は、JRAで古馬混合のダート重賞が15レースあり、良~重馬場だった13レースでは1~2番人気馬が制しています。今週末の東京ダートが不良馬場になる可能性は低そうですから、上位人気馬のチャンスが大きくなりそうです。

昨年のフェブラリーSで優勝したレモンポップは1番人気で、4枠7番という枠順でした。昨年以降、JRAでのダート1600m以下の重賞は、次の馬たちが勝利しています。

【2023年以降のダート1600m以下のJRA重賞】
レース 優勝馬 馬番 馬体重
2024年
根岸S
エンペラーワケア 7番 534kg
2023年
カペラS
テイエムトッキュウ 3番 500kg
2023年
武蔵野S
ドライスタウト 3番 534kg
2023年
プロキオンS
ドンフランキー 7番 594kg
2023年
ユニコーンS
ペリエール 3番 472kg
2023年
フェブラリーS
レモンポップ 7番 518kg
2023年
根岸S
レモンポップ 13番 522kg

上記7レースの勝ち馬は1~2番人気で、いずれも奇数馬番でした。古馬混合戦の6レースに限れば500kg以上の馬が制していて、フェブラリーS奇数馬番大型馬が優勝する結果となるでしょうか。

ちなみに、昨年のフェブラリーSで②着となったのはレッドルゼルで、8枠15番でした。2021年以降のJRAでのダートG1(フェブラリーS、チャンピオンズC)は、①&②着が馬番3~7番ふた桁馬番の馬の組み合わせになっているんですよね。

【2021年以降のJRAダートG1】
レース ①着の
馬番
②着の
馬番
2023年チャンピオンズC 15 7
2023年フェブラリーS 7 15
2022年チャンピオンズC 5 10
2022年フェブラリーS 6 15
2021年チャンピオンズC 6 13
2021年フェブラリーS 3 10

ここまで続くと、偶然でもないような気がしてきます。

なお、今年の東京ダート1600mでは、牡牝混合戦が1勝クラス以上では7レースが行われ、枠順別成績が次のようになっています。

【2024年の東京ダート1600mでの牡牝混合の1勝クラス以上】
枠順 着別度数
1枠 [0.0.0.10]
2枠 [0.3.0.9]
3枠 [1.1.2.10]
4枠 [1.0.0.13]
5枠 [0.0.2.12]
6枠 [0.0.3.11]
7枠 [2.3.0.9]
8枠 [3.0.0.11]

7レースのうち5レースで7~8枠の馬が勝っていて、7レースすべてで7~8枠1~6番人気に推された馬が連対しています。7~8枠1~3番人気だった馬に限ると[4.2.0.0]と連対率が100%ですから、フェブラリーSでも外枠で人気を集める馬がいたら、注目すべきでしょう。

京都芝は開催最終週の今週末だけDコースなので、ご注意ください。2月17~18日に行われる東京、京都、小倉の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

2月17~18日
場所
東京 Dコース・4週目
京都 Dコース・1週目
小倉 Bコース・2週目

2月17日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R フリージア賞 [1.0.1.13]
東京10R 金蹄S [1.2.3.41]
東京11R ダイヤモンドS [1.3.3.37]
京都9R つばき賞 [0.1.2.9]
京都10R 河原町S [0.1.2.27]
京都11R 京都牝馬S [2.3.4.42]
小倉9R 筑紫特別 [2.1.3.38]
小倉10R 皿倉山特別 [3.2.2.31]
小倉11R 小倉城S [0.1.0.29]

2月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R ヒヤシンスS [1.3.2.26]
東京10R コパノリッキーC 出走なし
東京11R フェブラリーS [1.2.3.44]
東京12R 大島特別 [2.3.4.31]
京都9R 天ヶ瀬特別 [1.0.1.7]
京都10R 斑鳩S [1.1.5.19]
京都11R 大和S [2.3.3.37]
小倉9R 伊万里特別 [2.2.1.22]
小倉10R 唐戸特別 [1.2.2.19]
小倉11R 小倉大賞典 [0.1.2.46]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
京都牝馬S(G3、京都芝外1400m)

京都牝馬Sでの穴ぐさは[2.3.4.42](複勝率17.6%)で、複勝回収率は102%です。

近10年の京都牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち7頭がふた桁馬番でした。京都芝外1400mで激走した馬は5頭で、その5頭は近4走以内に芝で連対歴がありました。5頭は父・母父がサンデー系、ミスプロ系、ノーザンダンサー系の組み合わせの馬で、いずれも芝1600mでの勝ち鞍があったので、マイル戦での実績もチェックしておきましょう。

注目レース
斑鳩S(3勝クラス、京都芝外1600m)

斑鳩Sでの穴ぐさは[1.1.5.19](複勝率26.9%)で、複勝回収率は109%です。穴ぐさのいた近5年すべてで馬券に絡んでいます。

③着以内に入った7頭の穴ぐさは5~6歳で、そのうち6頭は中9週以上での臨戦でした。7頭は2~3月に勝ち鞍があったので、寒い時期に実績がある馬は間隔が開いていても評価すべきでしょう。

注目レース
大島特別(2勝クラス、東京ダート1400m)

大島特別での穴ぐさは[2.3.4.31](複勝率22.5%)で、複勝回収率は112%です。

馬券圏内に入った9頭の穴ぐさは4~6歳の牡セン馬で、父・母父がサンデー系、ミスプロ系、ノーザンダンサー系の組み合わせの馬です。ダート1400mで③着以内に入った6頭は、いずれも1勝クラス以上の東京ダート1400mで勝ち鞍があったので、コース実績馬をマークして臨みましょう。

ちなみに…
フェブラリーSでの穴ぐさは[1.2.3.44]で、ダイヤモンドSでは[1.3.3.37]、小倉大賞典では[0.1.2.46]です。昨年の小倉大賞典では【A】評価だったカテドラルが9番人気で②着に入りました。

近10年のフェブラリーSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも関西所属の牡馬です。6頭のうち3頭は前走がダート重賞で①~②着で、残りの3頭のうち2頭は前走がG1(Jpn1)でした。6は父がサンデー系かミスプロ系かストームバード系で、そのうち5頭は馬体重が508kg以上だったので、馬格も重要そうです。

近10年のダイヤモンドSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち6頭は父か母父がサンデー系で6歳以上の馬でした。7頭は1~2月に連対歴があり、そのうち6頭は左回りで勝ち鞍があったので、冬実績や左回りでの戦績を確認しておきましょう。

近10年の小倉大賞典では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち9頭が6歳以上です。11頭は馬体重が498kg以下で、そのうち7頭が馬番7番以内、4頭が馬番12番より外枠でした。11頭のうち9頭は父か母父がサンデー系で、例外の2頭は父&母父がノーザンダンサー系&ミスプロ系という組み合わせでした。


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