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穴ぐさ傾向と対策

マイラーズCは前走の上がりにヒントが!?


今週末の重賞はマイラーズCフローラS福島牝馬S。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。マイラーズC前走での上がりにヒントがありそうです。

先週(4月13日~14日)の穴ぐさは[5.3.8.99](複勝率13.9%)で、単勝回収率が132%でした。ただ、重賞ではいずれも④~⑤着までで馬券に絡めず、申し訳ありませんでした。

皐月賞はハイペースで流れて1分57秒1というレコード決着になり、ジャスティンミラノが優勝しました。ジャスティンミラノは過去2戦(2勝)がスローペースでしたが、父キズナ×母父Exceed And Excelという配合で、4代血統表内にストームキャットダンチヒを持つ馬らしく、ハイペースでも流れに乗って、高いスピード性能を見せましたね。

今週末からは、福島開催に加えて、春の東京・京都開催が始まります。G1はありませんが、重賞はマイラーズCフローラS福島牝馬Sと3レースが予定されていますので、貢献できるように頑張ります。
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マイラーズCは、昨年は1分31秒5という決着で、優勝したシュネルマイスターから⑤着までがクビ+クビ+アタマ+クビ差という大接戦でした。京都芝外1600mでの重賞は昨年以降に5レースが行われ、①着と②着が次の馬たちです。

【2023年以降の京都芝外1600mの重賞】
レース ①着
②着
馬番
2024年
シンザン記念
①着ノーブルロジャー
②着エコロブルーム
5
13
2024年
京都金杯
①着コレペティトール
②着セッション
2
11
2023年
マイルCS
①着ナミュール
②着ソウルラッシュ
16
1
2023年
デイリー杯2歳S
①着ジャンタルマンタル
②着エンヤラヴフェイス
2
10
2023年
マイラーズC
①着シュネルマイスター
②着ガイアフォース
10
7

ひと桁馬番の馬が勝った時は②着にふた桁馬番の馬が入り、ふた桁馬番の馬が勝った時は②着がひと桁馬番の馬です。なぜか、ひと桁馬番ふた桁馬番の馬が連対圏に1頭ずつ入っているので、今年のマイラーズCにおいても、極端な枠順の固め打ちは避けた方が良さそうです。

上記の5レースは、馬体重と前走の上がり順位別の成績が次のようになっています。

【2023年以降の京都芝外1600mの重賞】
馬体重 着別度数
498kg以下 [5.3.3.46]
500kg以上 [0.2.2.17]

【2023年以降の京都芝外1600mの重賞】
前走の上がり順位 着別度数
前走の上がりが
1~3位
[5.2.3.26]
前走の上がりが
4位以下
[0.3.2.35]
※前走が地方競馬の馬は除く

優勝した5頭は馬体重が498kg以下で、前走の上がり順位が1~3位でした。マイラーズCは開幕週での施行ですが、前走でメンバー中上位の上がりを使っていた決め手のあるタイプが合いそうです。

フローラSは3歳牝馬による東京芝2000mでのG2で、昨年以降、同コースでのOPは6レースが行われています。

【2023年以降の東京芝2000mのOP】
レース 勝ち馬 馬番
母父
2024年
白富士S
ロードデルレイ 1 ロードカナロア
ハーツクライ
2023年
天皇賞・秋
イクイノックス 7 キタサンブラック
キングヘイロー
2023年
オクトーバーS
ヤマニンサルバム 1 イスラボニータ
ホワイトマズル
2023年
プリンシパルS
パクスオトマニカ 3 ヴィクトワールピサ
ディープインパクト
2023年
フローラS
ゴールデンハインド 7 ゴールドシップ
Shamardal
2023年
白富士S
サリエラ 7 ディープインパクト
Lomitas

勝利した馬はいずれも馬番7番以内で、父か母父がサンデー系です。ロードデルレイ以外は父サンデー系の馬が優勝しているので、フローラS馬番7番以内に入った父サンデー系の馬に追い風が吹くかもしれませんね。

先週の皐月賞は②着に7番人気だったコスモキュランダが入り、現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)では、7番人気以下の馬が②~③着に入るケースが多いので、改めて振り返っておきましょう。

【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
レース ①着 ②着 ③着
皐月賞 2人 7人 3人
毎日杯 5人 1人 4人
スプリングS 1人 9人 4人
フラワーC 2人 8人 1人
弥生賞D記念 6人 3人 9人
共同通信杯 4人 1人 9人
きさらぎ賞 1人 10人 8人
京成杯 5人 2人 10人
ホープフルS 1人 2人 13人
京都2歳S 1人 10人 3人
東スポ杯2歳S 4人 8人 2人
札幌2歳S 3人 4人 2人

現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)は12レースが行われ、そのうち10レースで②~③着に7番人気以下の馬が激走しています。フローラSでも、穴馬の台頭に注意したいですね。

福島芝は今週末はBコースでの施行となります。4月20~21日に行われる東京、京都、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月20~21日
場所
東京 Aコース・1週目
京都 Aコース・1週目
福島 Bコース・1週目

4月20日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 新緑賞 [0.0.0.3]
東京10R 湘南S [1.3.4.43]
東京11R オアシスS [0.3.3.42]
京都9R あやめ賞 [0.1.2.10]
京都10R 観月橋S [0.0.1.26]
京都11R 天王山S [0.2.4.31]
福島9R 浄土平特別 [2.1.1.23]
福島10R 尾瀬特別 [0.1.3.18]
福島11R 福島牝馬S [3.1.2.41]

4月21日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 石和特別 [2.1.1.9]
東京10R 鎌倉S [1.4.3.39]
東京11R フローラS [2.0.4.44]
京都9R 比良山特別 [2.1.0.9]
京都10R センテニアル・パークS [0.0.1.2]
京都11R マイラーズC [1.5.2.35]
福島9R 燧ヶ岳特別 [1.2.1.24]
福島10R 飯盛山特別 [3.1.1.32]
福島11R 福島中央テレビ杯 [2.4.1.41]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
マイラーズC(G2、京都芝外1600m)

マイラーズCでの穴ぐさは[1.5.2.35](複勝率18.6%)で、複勝回収率は124%です。

近10年のマイラーズCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、そのうち4頭が穴ぐさです。5頭は馬体重が470kg以上の牡馬で、4角2~4番手から③着以内に好走しました。5頭のうち4頭は馬番4~6番で、京都で激走した4頭は父か母父がサンデー系だったので、サンデー系内包で内目の枠の馬をマークしておきましょう。

注目レース
湘南S(3勝クラス、東京芝1400m)

湘南Sでの穴ぐさは[1.3.4.43](複勝率15.7%)で、複勝回収率は112%です。昨年は【C】評価だったアサヒが11番人気で②着、【A】評価だったベジャールが4番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

馬券圏内に入った8頭の穴ぐさのうち7頭は父がヘイルトゥリーズン系で、2017年以降の6頭は4~5歳でした。8頭は左回りの芝で勝ち鞍があり、そのうち7頭は東京芝での勝利実績があって、6頭は初勝利を挙げたのが東京芝だったので、東京実績をチェックして臨みましょう。

注目レース
石和特別(2勝クラス、東京芝1800m)

石和特別での穴ぐさは[2.1.1.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は219%です。

激走した4頭の穴ぐさは父か母父がノーザンダンサー系で、そのうち3頭は父サンデー系×母父ノーザンダンサー系という配合でした。4頭は中6週以内での臨戦で、左回りの芝で③着以内に入ったことがあったので、順調さと左回り実績を確認しておきましょう。

注目レース
比良山特別(2勝クラス、京都芝外2200m)

比良山特別での穴ぐさは[2.1.0.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は119%です。

連対圏に入った3頭の穴ぐさは4~5歳の牡馬で、父か母父がサンデー系です。3頭は休み明け1~3戦目での臨戦で、馬番1~6番だったので、内目の枠でフレッシュさを感じられるタイプが侮れなさそうです。

注目レース
燧ヶ岳特別(1勝クラス、福島芝2600m)

燧ヶ岳特別での穴ぐさは[1.2.1.24](複勝率14.3%)で、複勝回収率は118%です。

③着以内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、父か母父がサンデー系です。4頭は前走が芝2200~2600mで、4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、ある程度若くてスタミナ血脈を持つ馬に妙味がありそうです。

ちなみに…
フローラSでの穴ぐさは[2.0.4.44]で、福島牝馬Sでは[3.1.2.41]です。昨年の福島牝馬Sでは【C】評価だったステラリアが8番人気で優勝しました。

近10年のフローラSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、中3~9週での臨戦でした。9頭のうち8頭は前走が芝1800~2000mでのひと桁着順で、そのうち7頭は前走で4角3番手以内に付けていたので、先行力のあるタイプが侮れなさそうです。9頭のうち7頭は父か母父がサンデー系で、例外の2頭はハービンジャー産駒でした。9頭のうち8頭は4代血統表内にストームキャットノーザンテーストダンチヒを持っていました。

近10年の福島牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、4歳が2頭、5歳が6頭、6歳が3頭です。11頭のうち5頭は馬番7番以内で、馬番8番より外枠だった6頭は4角5番手以内から馬券圏内に入ったので、先行型か内目の枠の馬が侮れないでしょう。2015年以降に激走した10頭は父か母父がサンデー系かロベルト系で、そのうち9頭は芝重賞で④着以内に入ったことがあったので、重賞実績もチェックしておきましょう。


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