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穴ぐさ傾向と対策

ヴィクトリアマイルも父サンデー系・ノーザンダンサー系向きに!?


今週末のJRA平地重賞はヴィクトリアマイル京王杯SC。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。ヴィクトリアマイルは父サンデー系と父ノーザンダンサー系に追い風が吹くかもしれません。

先週(5月4日~5日)の穴ぐさは[4.4.5.100](複勝率11.5%)で、単勝回収率が111%でした。京都新聞杯【B】評価だったジューンテイクが8番人気で優勝した一方、NHKマイルC新潟大賞典では馬券に絡めず、申し訳ありませんでした。

NHKマイルC8枠16番だったジャンタルマンタルが外からスムーズに先行し、直線できっちり抜け出して快勝しました。ジャンタルマンタルは2番人気で、今春の東京芝の重賞は、フローラS(アドマイヤベル)も青葉賞(シュガークン)も2番人気が勝っています。2月のダイヤモンドSをテーオーロイヤルが勝利した時も2番人気で、今週末の京王杯SCヴィクトリアマイルでの2番人気はどうなるでしょうか。

先週の「穴ぐさ長者への道」【穴ぐさ特選レース】では、土曜日(4日)の東京12Rで【C】評価だったロードジャスティスが9番人気で③着に激走しました。4月以降の【穴ぐさ特選レース】での穴ぐさは[2.3.2.35](複勝率16.7%)で、複勝回収率は113%なので、今週末もご注目ください。
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今年のヴィクトリアマイルは登録馬が15頭で、すでにフルゲート割れが確定していますが、混戦模様なので予想のしがいがありそうですね。昨年はソングライン、一昨年はソダシが優勝していて、どちらも4番人気でした。古馬混合の芝1600mのG1(JRA)は、4~6番人気の馬が勝利するケースが続いているので、そのデータをご覧ください。

【2022年以降の古馬混合の芝1600mのG1(JRA)】
人気 着別度数
1番人気 [0.0.2.4]
2番人気 [0.1.1.4]
3番人気 [0.4.0.2]
4番人気 [4.0.0.2]
5番人気 [1.0.0.5]
6番人気 [1.0.1.4]
7番人気以下 [0.1.2.64]

2022年以降で見ると上記の通りで、1~3番人気が[0.5.3.10]で勝てていません。上記の6レースで③着以内に入った馬は1~8番人気ですが、上位人気に関してはフラットに考えるようにした方が良さそうです。

2022年以降の芝1600mのG1(JRA)は、2~3歳限定戦古馬混合戦で優勝馬の父系が異なる傾向が見られるので、そのデータもご覧ください。

【2022年以降の芝1600mのG1(JRA)】
父系 2~3歳
限定戦
古馬
混合戦
父ミスプロ系 [8.2.2.29] [0.1.1.24]
父サンデー系 [1.7.4.57] [4.3.2.40]
父ロベルト系 [1.1.1.23] [0.0.1.13]
父ノーザンダンサー系 [0.0.3.29] [2.2.2.7]
上記4系統
以外の父系
[0.0.0.9] [0.0.0.1]

2~3歳限定戦は10レース、古馬混合戦は6レースで、2~3歳限定戦は10レースのうち8レースで父ミスプロ系の馬が勝っていますが、古馬混合戦で父ミスプロ系の馬は未勝利です。逆に、父ノーザンダンサー系の馬は、2~3歳限定戦では連対圏に入れていないのに、古馬混合戦では2頭が勝利していて好走率も高いんですよね。

この流れを見ると、今年のヴィクトリアマイルも、父サンデー系か父ノーザンダンサーの馬に追い風が吹くかもしれません。

ちなみに、今年の古馬混合の牝馬限定の芝重賞(5レース)では、馬体重別の成績が次のようになっています。

【2024年の古馬混合の牝馬限定の芝重賞(JRA)】
馬体重 着別度数
マイナス体重 [0.3.2.24]
前走と同体重 [1.0.2.6]
プラス体重 [4.2.1.29]
※前走時馬体重が不明な馬は除く

マイナス体重だった馬は[0.3.2.24]で勝てていません。昨年のヴィクトリアマイルは、前走が海外で馬体重の発表がなかったソングラインが勝ちましたが、2~5年前はマイナス体重以外の馬が勝利を収めました。

今年のヴィクトリアマイルも、帰国初戦となるナミュール以外は、馬体重の変動をチェックすると良さそうです。

→京都新聞杯で【穴ぐさ・B】の
ジューンテイクが8番人気で優勝!←

東京芝京都芝は今週末からBコースに変更となるので、ご注意ください。5月11~12日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

5月11~12日
場所
東京 Bコース・1週目
京都 Bコース・1週目
新潟 Bコース・3週目

5月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 国分寺特別 [0.2.0.5]
東京10R 六社S [2.2.1.28]
東京11R 京王杯SC [2.1.4.43]
京都9R あずさ賞 [1.1.0.7]
京都10R 上賀茂S [4.1.2.35]
京都11R 都大路S [1.1.1.31]
新潟9R はやぶさ賞 [1.6.5.37]
新潟10R 三国特別 [0.1.2.22]
新潟11R 信濃川特別 [1.0.1.25]

5月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R テレ玉杯 [1.0.2.19]
東京10R ウオッカC [0.0.0.6]
東京11R ヴィクトリアマイル [2.2.4.43]
東京12R BSイレブン賞 [0.3.0.30]
京都9R 白川特別 [0.0.2.14]
京都10R 錦S [1.1.2.18]
京都11R 栗東S [2.2.3.42]
新潟9R 尖閣湾特別 [0.2.3.15]
新潟10R 中ノ岳特別 [1.4.0.38]
新潟11R 弥彦S [0.2.2.27]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m)

ヴィクトリアマイルでの穴ぐさは[2.2.4.43](複勝率15.7%)で、複勝回収率は109%です。

近10年のヴィクトリアマイルでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、いずれも前走が牝馬限定の芝重賞でした。10頭のうち8頭は前走が⑤着以内で、それ以外の2頭は前走が5番人気以内でした。2015年以降に激走した9頭は、5代血統表内にサドラーズウェルズフェアリーキングダンシングブレーヴニジンスキーを持っていて、2017年以降の6頭は芝1800mで勝ち鞍があったので、血統的にも実績的にも1600mを超える距離をこなせるタイプが狙い目でしょう。

注目レース
はやぶさ賞(1勝クラス、新潟芝直1000m)

はやぶさ賞での穴ぐさは[1.6.5.37](複勝率24.5%)で、複勝回収率は113%です。昨年は【B】評価だったミネヒメが6番人気で③着に入りました。

馬券に絡んだ12頭の穴ぐさは馬体重が472kg以下で、そのうち10頭は牝馬です。12頭のうち10頭は1200m以下のレースを4角3番手以内から押し切った実績がありました。12頭のうち、ふた桁馬番だった馬は6頭で、ひと桁馬番だった馬も6頭いるので、直線競馬ですが、ひと桁馬番の馬も評価を下げ過ぎないように注意しましょう。

注目レース
尖閣湾特別(1勝クラス、新潟芝外2000m)

尖閣湾特別での穴ぐさは[0.2.3.15](複勝率25.0%)で、複勝回収率は110%です。

③着以内に入った5頭の穴ぐさのうち4頭は左回りの芝で連対歴があり、例外の1頭はキャリア3戦で連外のない馬でした。5頭は近3走以内に芝で③着以内があり、5頭のうち4頭は4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、スタミナ豊富な血脈を補完されてる馬が面白そうです。

ちなみに…
京王杯SCでの穴ぐさは[2.1.4.43]で、昨年は【A】評価だったダディーズビビッドが6番人気で③着に入りました。

近10年の京王杯SCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも中6週以内での臨戦でした。9頭は馬番5番より外枠で、そのうち7頭は馬番8番より外枠だったので、真ん中から外枠の馬が良さそうです。9頭のうち7頭は前走がG10秒4差以内で走っていたので、前走のレースぶりもチェックしておきましょう。


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