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穴ぐさ傾向と対策

マーメイドSもヒモ荒れの期待大!?


今週末の重賞はマーメイドS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。マーメイドSヒモ荒れの準備をしておいても良さそうです。

先週(6月8日~9日)の穴ぐさは[5.4.5.100](複勝率12.3%)で、単勝回収率が127%でした。重賞ではエプソムC【A】評価だったシルトホルンが7番人気で③着に粘り込んでくれました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

先週に好成績を残したのは函館で、函館での穴ぐさは[5.0.2.29](複勝率19.4%)で、単勝回収率が403%でした。土曜日(8日)には、10R松前特別【A】評価だったエープラスが9番人気で①着、11R函館日刊スポーツ杯【C】評価だったナリタローゼが10番人気で①着、12Rで【B】評価だったコパノアントニオが11番人気で①着と、後半に3連勝を記録しましたね。

いまは東京・京都・函館という3場開催ですが、東京&京都は4月後半から開催がずっと続いていて、かなりこなれている印象があるので、穴は開催が始まったばかりの函館で期待しやすそうです。今週末もご注目ください。
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今週の重賞はマーメイドSの1レースで、今年は京都芝2000mでの施行となります。フルゲート16頭のところに24頭が登録していて、ハンデ戦ですから、波乱の期待度も高そうです。

昨年のマーメイドSを制したビッグリボンは馬体重が500kg(増減なし)で、一昨年は484kg(4kg増)だったウインマイティーが優勝しました。古牝馬の芝2000m以上の重賞(JRA)は2022年以降に7レースが行われ、勝利した馬はマイナス体重以外での出走でした。

【2022年以降の古牝馬の芝2000m以上の重賞(JRA)】
馬体重 着別度数
マイナス体重 [0.3.3.32]
前走と同体重 [2.1.0.9]
プラス体重 [5.4.3.44]
※前走が海外の馬は除く

マイナス体重だった馬は[0.3.3.32]です。マーメイドSは、2017年以降の7年連続でマイナス体重以外だった馬が勝っていて、その7頭のうち5頭は前走時と同体重だったので、今年も馬体重の変動はチェックしましょう。

昨年に優勝したビッグリボンは1番人気でしたが、③着には10番人気だったホウオウエミーズが入っていて、昨年以降の芝2000mのハンデ重賞(JRA)では、上位人気の好走が多い一方、人気薄の激走も頻繁に起こっています。

【2023年以降の芝2000mのハンデ重賞(JRA)】
年レース ①着 ②着 ③着
2024年新潟大賞典 7人 3人 2人
2024年愛知杯 1人 8人 2人
2024年中山金杯 5人 8人 6人
2023年中日新聞杯 2人 13人 4人
2023年福島記念 3人 12人 4人
2023年新潟記念 2人 7人 10人
2023年小倉記念 3人 5人 2人
2023年函館記念 1人 4人 2人
2023年七夕賞 2人 9人 13人
2023年マーメイドS 1人 3人 10人
2023年新潟大賞典 5人 2人 12人
2023年愛知杯 1人 7人 2人
2023年中山金杯 1人 7人 2人

芝2000mのハンデ重賞(JRA)は昨年以降に13レースあり、そのうち11レースで1~2番人気が③着以内に入っていて、同じく13レースのうち11レースで7番人気以下も馬券に絡んでいます。

今年の新潟大賞典は7番人気だったヤマニンサルバムが勝ちましたが、他に7番人気以下で馬券圏内に入った馬は②~③着なので、マーメイドSヒモ荒れを狙った馬券を仕込む作戦は有効じゃないでしょうか。

ちなみに、上記13レースでは、父がキングマンボ系かロベルト系の馬が連対しています。今年のマーメイドSの登録馬のうち、父キングマンボ系はエリカヴィータゴールドエクリプスセントカメリアタガノパッションタケトンボミッキーゴージャスの6頭で、父ロベルト系はピピオラだけです。どんな走りを見せてくれるでしょうか。

→日本ダービーで【穴ぐさ】
ダノンデサイルが9番人気①着!←

東京と京都の芝は今週末からDコースに替わりますので、ご注意ください。6月15~16日に行われる東京、京都、函館の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月15~16日
場所
東京 Dコース・1週目
京都 Dコース・1週目
函館 Aコース・2週目

6月15日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 三浦特別 [0.5.3.30]
東京10R 立川特別 [2.2.4.30]
東京11R 多摩川S [1.1.2.33]
京都9R 稲荷特別 [0.0.0.11]
京都10R 保津峡S [0.0.0.7]
京都11R 米子S [2.3.3.28]
函館9R 下北半島特別 [1.1.1.26]
函館10R 奥尻特別 [4.1.3.22]
函館11R STV杯 [2.4.5.30]

6月16日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 町田特別 [0.2.1.9]
東京10R 相模湖特別 [1.0.5.39]
東京11R スレイプニルS [0.1.1.13]
京都9R 皆生特別 [3.1.2.35]
京都10R 天橋立S [0.0.0.2]
京都11R マーメイドS [3.4.2.43]
函館9R 八雲特別 [1.0.0.16]
函館10R 檜山特別 [2.4.2.31]
函館11R UHB杯 [2.0.3.35]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
米子S(リステッド、京都芝外1600m)

米子Sでの穴ぐさは[2.3.3.28](複勝率22.2%)で、複勝回収率は140%です。昨年は【A】評価だったグレイイングリーンが6番人気で③着、一昨年は【A】評価だったカイザーミノルが6番人気で②着に入りました。

激走した8頭の穴ぐさのうち7頭は馬番7番より外枠で、同じく8頭のうち7頭は5~7歳でした。8頭のうち6頭は芝1600~1800mのOPで④着以内に入ったことがあったので、芝OPで好走歴のあるベテランは侮らないようにしましょう。

注目レース
立川特別(2勝クラス、東京ダート1400m)

立川特別での穴ぐさは[2.2.4.30](複勝率21.1%)で、複勝回収率は100%です。

ダートの時に限ると[2.1.4.24](複勝率22.6%)で、馬券圏内に入った7頭の穴ぐさのうち6頭は4~5歳で、同じく7頭のうち6頭は5~8枠でした。7頭は母父がノーザンダンサー系かサンデー系で、4角6番手以内から③着以内に入ったので、ある程度の先行力があるタイプが狙い目でしょう。

注目レース
STV杯(2勝クラス、函館芝1200m)

STV杯での穴ぐさは[2.4.5.30](複勝率26.8%)で、複勝回収率は148%です。昨年は【C】評価だったアップリバーが7番人気で①着、【B】評価だったジョリダムが11番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

函館芝1200mの時に限ると[2.3.5.23](複勝率30.3%)で、馬券圏内に入った10頭の穴ぐさは3~5歳で、そのうち8頭は牝馬でした。10頭のうち9頭は、父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系の馬です。2019年以前の7頭は函館芝1200mで掲示板に載ったことがあり、2020年以降の3頭は函館が初めてでした。函館実績がある馬は注目すべきでしょうが、妙味の点では函館が未経験の馬も見逃せないでしょう。

注目レース
檜山特別(2勝クラス、函館ダート1700m)

檜山特別での穴ぐさは[2.4.2.31](複勝率20.5%)で、複勝回収率は115%です。

馬券圏内に入った8頭の穴ぐさは5~7歳で、そのうち7頭は馬番6番より外枠で、同じく8頭のうち7頭は騎手が乗り替わっていました。2015年以降の5頭は父か母父がサンデー系で、それ以外の3頭のうち2頭は父がサンデー系以外のヘイルトゥリーズン系でした。8頭のうち6頭は4角3番手以内から③着以内に入っていて、残りの2頭は道悪馬場4角8番手から差し込みました。馬場と脚質を組み合わせて考えると良さそうです。

注目レース
奥尻特別(1勝クラス、函館芝2000m)

奥尻特別での穴ぐさは[4.1.3.22](複勝率26.7%)で、複勝回収率は137%です。

③着以内に入った8頭の穴ぐさは3~4歳で、いずれもひと桁馬番で、8頭のうち7頭は馬番1~4番でした。8頭のうち7頭は父がサンデー系かロベルト系で、残りの1頭は母父がサンデー系でした。8頭は前走が掲示板外でしたが、中7週以内での臨戦だったので、順調に使われている若い馬が侮れないでしょう。

ちなみに…
マーメイドSでの穴ぐさは[3.4.2.43]です。

近10年のマーメイドS(阪神で施行)では7番人気以下で③着以内に入った馬が12頭いて、そのうち11頭は中8週以内での臨戦でした。12頭はハンデ50~54kgで、ふた桁馬番で激走した4頭のうち3頭はハンデ50~51kgでした。

激走した12頭のうち、近2走がともに⑥着以下だった馬は2頭だけです。2016年以降に激走した9頭は父か母父がサンデー系で、サンデー系内包である程度の好調さが感じられるタイプに妙味がありそうです。


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