穴ぐさ傾向と対策
今年の宝塚記念の優勝馬は5~8枠から!?
今週末の平地重賞は、上半期最後のG1である宝塚記念があります。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。今年の宝塚記念の勝ち馬は5~8枠から出るかもしれません。
先週(6月15日~16日)の穴ぐさは[3.4.7.97](複勝率12.6%)でした。
マーメイドSはハナを切ったアリスヴェリテが後続を離す逃げに持ち込み、1分57秒2というタイムで優勝しました。土曜日(15日)の米子S(芝1600m)も1分31秒5という決着で、開催が進んでも京都芝は時計が速いですね。
今週末は宝塚記念がありますが、週末の京都競馬場は雨が降る可能性もあるようです。どのような馬場状態になり、適性があるのはどの馬か、その見極めが重要になりそうですね。
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今年の宝塚記念は京都での施行ですが、距離は2200mで例年と変わりありません。昨年以降、芝2200mの重賞(JRA)では、1~5番人気が馬券圏内に2頭以上入るケースが続いているので、その成績をご覧ください。
【2023年以降の芝2200mの重賞(JRA)】
レース | ①着 | ②着 | ③着 |
2024年京都新聞杯 | 8人 | 5人 | 2人 |
2024年京都記念 | 3人 | 1人 | 9人 |
2024年アメリカJCC | 3人 | 2人 | 5人 |
2023年エリザベス女王杯 | 1人 | 5人 | 3人 |
2023年オールカマー | 4人 | 1人 | 7人 |
2023年セントライト記念 | 2人 | 1人 | 3人 |
2023年宝塚記念 | 1人 | 10人 | 2人 |
2023年京都新聞杯 | 1人 | 2人 | 7人 |
2023年京都記念 | 1人 | 6人 | 4人 |
2023年アメリカJCC | 4人 | 5人 | 3人 |
2023年日経新春杯 | 2人 | 10人 | 4人 |
対象は11レースで、いずれも1~5番人気が③着以内に2頭以上入り、11レースのうち9レースで1~2番人気が連対しています。
昨年の宝塚記念は1番人気だったイクイノックスが優勝し、昨年以降の芝2000m以上のG1(JRA)では、必ず1~2番人気が連対しているんですよね。
【2023年以降の芝2000mのG1(JRA)】
レース | ①着 | ②着 |
2024年ダービー | 9人 | 1人 |
2024年オークス | 2人 | 1人 |
2024年天皇賞・春 | 1人 | 5人 |
2024年皐月賞 | 2人 | 7人 |
2024年大阪杯 | 2人 | 3人 |
2023年ホープフルS | 1人 | 2人 |
2023年有馬記念 | 2人 | 7人 |
2023年ジャパンC | 1人 | 2人 |
2023年エリザベス女王杯 | 1人 | 5人 |
2023年天皇賞・秋 | 1人 | 6人 |
2023年菊花賞 | 4人 | 2人 |
2023年秋華賞 | 1人 | 3人 |
2023年宝塚記念 | 1人 | 10人 |
2023年ダービー | 4人 | 1人 |
2023年オークス | 1人 | 2人 |
2023年天皇賞・春 | 2人 | 5人 |
2023年皐月賞 | 2人 | 5人 |
2023年大阪杯 | 2人 | 1人 |
対象は18レースで、いずれも1~2番人気が連対しています。これを見ると、今年の宝塚記念も1~2番人気には注目した方が良さそうで、該当馬は、ジャスティンパレス、ドウデュース、ベラジオオペラのいずれかでしょうか。
今年の宝塚記念は登録馬が13頭で、フルゲート割れで行われます。古馬混合の芝G1(JRA)が14頭立て以下だったことは、2020年以降だと8度あり、次のような成績となっています。
【2020年以降の14頭立て以下での古馬混合の芝G1(JRA)】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [4.2.2.0] |
2番人気 | [1.0.3.4] |
3番人気 | [1.0.1.6] |
4番人気 | [1.1.2.4] |
5番人気 | [0.1.0.7] |
6番人気以下 | [1.4.0.58] |
【2020年以降の14頭立て以下での古馬混合の芝G1(JRA)】
枠順 | 着別度数 |
1枠 | [0.2.0.6] |
2枠 | [0.0.1.7] |
3枠 | [0.0.0.11] |
4枠 | [0.3.2.8] |
5枠 | [2.1.1.11] |
6枠 | [2.1.2.11] |
7枠 | [3.0.1.12] |
8枠 | [1.1.1.13] |
優勝馬は5~8枠から出ています。勝利した8頭のうち7頭は1~4番人気なので、真ん中から外枠に入った上位人気が優勝候補ですかね。1番人気は[4.2.2.0]で馬券圏外がないので、1番人気を信頼する手もありそうです。
ちなみに、今年の京都芝外2200mでは2勝クラス以上でのレースが6回あり、勝ったのはいずれも父サンデー系の馬でした。
【2024年の京都芝外2200mの2勝クラス以上】
父系 | 着別度数 |
父サンデー系 | [6.5.5.29] |
父キングマンボ系 | [0.1.0.16] |
上記2系統以外の父系 | [0.0.1.9] |
父サンデー系は出走数が圧倒的に多いものの、6レースすべてで勝利を収め、6レースのうち5レースで①&②着となっています。今年の宝塚記念で父サンデー系の馬は、ジャスティンパレス、ソールオリエンス、ディープボンド、ドウデュース、ルージュエヴァイユなどが登録していますが、傾向通りの走りを見せてくれるでしょうか。
→日本ダービーで【穴ぐさ】
ダノンデサイルが9番人気①着!←
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6月22~23日に行われる東京、京都、函館の芝の使用コースと平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
6月22~23日
場所 | 芝 |
東京 | Dコース・2週目 |
京都 | Dコース・2週目 |
函館 | Aコース・3週目 |
6月22日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | 清里特別 | [0.1.3.31] |
東京10R | 日野特別 | [0.4.2.27] |
東京11R | 江の島S | [0.4.2.23] |
京都9R | 京極特別 | 出走なし |
京都10R | ストークS | [0.0.2.25] |
京都11R | 天保山S | [2.0.2.24] |
函館9R | 恵山特別 | [1.0.1.12] |
函館10R | 渡島特別 | [1.2.1.28] |
函館11R | 青函S | [0.0.1.5] |
6月23日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | 八ヶ岳特別 | [0.2.0.13] |
東京10R | 甲州街道S | [1.1.1.6] |
東京11R | パラダイスS | [2.1.4.22] |
京都8R | 木屋町特別 | 出走なし |
京都9R | 瀬田特別 | [0.0.0.3] |
京都10R | サイレンススズカC | 出走なし |
京都11R | 宝塚記念 | [1.3.2.43] |
京都12R | リボン賞 | [0.3.0.30] |
函館9R | 洞爺湖特別 | [0.3.3.19] |
函館10R | HTB杯 | [0.2.3.30] |
函館11R | 大沼S | [1.4.4.34] |
☆注目レース☆
パラダイスS(リステッド、東京芝1400m)
パラダイスSでの穴ぐさは[2.1.4.22](複勝率24.1%)で、複勝回収率は141%です。
③着以内に激走した7頭の穴ぐさは馬番11番以内で、2019年以降の4頭はハンデ54kgの牡セン馬です。2016年以降の6頭は5~7歳で、2018年以降の5頭は5代血統表内にノーザンダンサーのクロスを持っていたので、連続開催最終週の馬場をこなせそうなベテランが狙い目でしょう。
☆注目レース☆
大沼S(リステッド、函館ダート1700m)
大沼Sでの穴ぐさは[1.4.4.34](複勝率20.9%)で、複勝回収率は113%です。
馬券圏内に入った9頭の穴ぐさは5~7歳で、そのうち8頭はダート1700mで勝ち鞍があり、7頭は函館か札幌のダート1700mで勝利実績がありました。9頭のうち8頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系の牡馬なので、血統とダート1700mでの実績をチェックして臨みましょう。
☆注目レース☆
甲州街道S(3勝クラス、東京ダート1600m)
甲州街道Sでの穴ぐさは[1.1.1.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は140%です。
馬券に絡んだ3頭の穴ぐさはふた桁馬番の4~5歳で、父か母父がサンデー系でした。3頭は前走がダート1400mでふた桁着順に敗れていましたが、いずれも東京ダート1600mで③着以内に好走したことがあったので、コース実績のある若い馬を見限らないようにしましょう。
☆注目レース☆
日野特別(2勝クラス、東京ダート1600m)
日野特別での穴ぐさは[0.4.2.27](複勝率18.2%)で、複勝回収率は125%です。昨年は【A】評価のケイアイメビウスが9番人気で③着に入りました。
馬券圏内に激走した6頭の穴ぐさは、馬番9番より外枠でした。1600m以下での5頭はふた桁馬番で、父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。6頭はいずれも左回りのダートで連対歴があったので、左回りで実績のあるふた桁馬番の馬をマークしておきましょう。
☆注目レース☆
洞爺湖特別(2勝クラス、函館芝2000m)
洞爺湖特別での穴ぐさは[0.3.3.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は104%です。
③着以内に入った6頭の穴ぐさは4~5歳で、馬番4~10番でした。6頭は父か母父がサンデー系で、そのうち5頭は函館か札幌で馬券圏内に入ったことがあったので、北海道での実績を確認しておくと良さそうです。
■ちなみに…■
宝塚記念での穴ぐさは[1.3.2.43]です。
近10年の宝塚記念(阪神開催)では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、4~5歳(9頭)か、6歳以上のセン馬(2頭)です。11頭のうち、ふた桁馬番だった馬が3頭いますが、それらは16頭立て以上の年でした。13頭立て以下での3頭は馬番1~5番で、登録馬が13頭の今年は内目の枠の馬に注意すべきでしょう。
11頭のうち、前走がG1だった馬が5頭いて、それ以外の6頭のうち5頭は前走が①~④着でした。11頭のうち10頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、そのうち9頭は馬体重が480kg以下だったので、京都開催となる今年も大柄過ぎないタイプを狙うと良さそうです。