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穴ぐさ傾向と対策

七夕賞もプロキオンSも同じ血脈が!?


今週末の重賞は七夕賞プロキオンS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。七夕賞プロキオンSも、同じ血脈を持つ馬にチャンスがありそうです。

先週(6月29日~30日)の穴ぐさは[5.11.10.85](複勝率23.4%)で、複勝回収率が119%でした。ラジオNIKKEI賞では【A】評価のオフトレイルが6番人気で優勝し、北九州記念では【A】評価のヨシノイースターが9番人気で②着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

ラジオNIKKEI賞は、道中でオフトレイルが後方追走となったのでどうかと思ったのですが、直線での切れ味が凄かったですね。北九州記念は直線でヨシノイースターが交わし切れるかと思って見ていたのですが、逃げたピューロマジックが最後まで粘り強く、半馬身差で押し切りました。

ピューロマジックアジアエクスプレス産駒で、ストームキャットの4×5とデピュティミニスターの5×4というクロスを持っているんですよね。スピードと持続力の秀逸さは、そんな血統面にも要因がありそうです。
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今週は七夕賞プロキオンSという重賞があり、今年のプロキオンS小倉ダート1700mでの施行となるので、ご注意ください。

プロキオンSは2021年と22年に小倉ダート1700mで行われていて、両年は道悪馬場でしたが、②着に14番人気だった馬(21年トップウイナー、22年ヒストリーメイカー)が激走しました。その2頭は、5代血統表内にニジンスキーを持っていたんですよね。

2021年以降にダート1700mの重賞(JRA)は5レースが行われ(プロキオンS、エルムS)、いずれも5代血統表内にニジンスキーサドラーズウェルズを持つ馬が連対しています。

【2021年以降のダート1700m重賞(JRA)】
レース 5代血統表内にニジンスキーか
サドラーズウェルズを持ち
連対した馬
2023年エルムS ①着セキフウ
②着ワールドタキオン
2022年エルムS ②着ウェルドーン
2022年プロキオンS ②着ヒストリーメイカー
2021年エルムS ①着スワーヴアラミス
②着オメガレインボー
2021年プロキオンS ②着トップウイナー

連対圏に入った馬のうち、5代血統表内にニジンスキーサドラーズウェルズを持つ馬を選出すると上記の通りで、連対馬10頭のうち7頭が該当します。ダート1700m戦であっても、重賞となると底力を問われることになりそうで、スタミナもありそうなタイプがベターでしょう。

ちなみに、今年のプロキオンSで上位人気が予想されるヤマニンウルスは母母父がジェイドロバリーで、5代血統表内にニジンスキーを持っています。

ヤマニンウルスは前走時馬体重が582kgという大型馬ですが、上記の5レースでは、前走時馬体重別の成績が次のようになっています。

【2021年以降のダート1700m重賞(JRA)】
前走時馬体重 着別度数
前走時が
498kg以下
[4.2.2.29]
前走時が
500kg以上
[1.3.3.30]

優勝した5頭のうち4頭は、前走時馬体重が498kg以下でした。このデータを見ると、小回りコースに対応しやすい体型の馬にも注目した方が良さそうに感じますね。上記の5レースでは、馬体重が460~480kg台だった馬が馬券に絡んでいます。

一方、七夕賞福島芝2000mでのハンデ重賞で、今年の芝2000mのハンデ重賞(JRA)では、いずれも前走が2000mだった馬が優勝しています。

【2024年の芝2000mのハンデ重賞(JRA)】
前走 着別度数
前走が1800m以下 [0.1.1.28]
前走も2000m [4.2.2.18]
前走が2200m以上 [0.1.1.5]

【2024年の芝2000mのハンデ重賞(JRA)】
年齢 着別度数
4歳 [2.0.1.10]
5歳 [2.2.2.20]
6歳 [0.2.1.11]
7歳以上 [0.0.0.10]

芝2000mのハンデ重賞(JRA)は今年に4レースあり(中山金杯、愛知杯、新潟大賞典、マーメイドS)、勝ち馬は4~5歳で、前走も2000mでした。

昨年の七夕賞は前走が新潟大賞典(②着)だったセイウンハーデスが制しましたが、同馬はシルバーステート産駒で、ニジンスキーの5×5というクロスを持っています。2年前に優勝したエヒトは母母母父がサドラーズウェルズで、2022年以降の福島芝2000mのOPでは、5代血統表内にニジンスキーサドラーズウェルズを持つ馬が馬券圏内に入っています。

【2022年以降の福島芝2000mでのOP】
レース 5代血統表内にニジンスキーか
サドラーズウェルズを持ち
③着以内に入った馬
2024年福島民報杯 ③着プラチナトレジャー
2023年福島記念 ②着ダンディズム
2023年七夕賞 ①着セイウンハーデス
2023年福島民報杯 ②着エリオトローピオ
③着プライドランド
2022年福島記念 ①着ユニコーンライオン
②着サトノセシル
2022年七夕賞 ①着エヒト
2022年福島民報杯 ②着シュヴァリエローズ

対象の7レースで③着以内に入った該当馬を記載すると上記の通りで、7レースすべてで③着以内に入っていて、七夕賞&福島記念という重賞では4レースすべてで連対しています。

こうしてみると、今週の重賞は七夕賞プロキオンSも、ニジンスキーサドラーズウェルズを持つ馬に注目する作戦が有効になりそうですね。

→昨年の七夕賞では【穴ぐさ】の
ホウオウエミーズが13番人気③着!←

函館芝は今週からBコースに替わるので、ご注意ください。7月6~7日に行われる福島、小倉、函館の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

7月6~7日
場所
福島 Aコース・2週目
小倉 Aコース・2週目
函館 Bコース・1週目

7月6日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 大郷特別 出走なし
福島10R 猪苗代特別 [1.1.2.35]
福島11R 鶴ヶ城S [0.2.5.42]
小倉9R 若戸大橋特別 [1.0.0.23]
小倉10R 西部スポニチ賞 [0.0.1.13]
小倉11R 釜山S [1.1.3.24]
函館9R 北斗特別 [1.2.4.21]
函館10R 潮騒特別 [2.3.2.25]
函館11R マリーンS [1.2.1.36]

7月7日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 織姫賞 [1.4.2.40]
福島10R 天の川賞 [3.2.2.33]
福島11R 七夕賞 [2.4.1.46]
福島12R 彦星賞 [0.2.1.37]
小倉9R 八女特別 [0.0.1.11]
小倉10R 耶馬渓特別 [0.0.0.12]
小倉11R プロキオンS [1.1.3.48]
函館9R 噴火湾特別 [2.0.2.26]
函館10R 横津岳特別 [1.1.1.13]
函館11R 五稜郭S [2.1.1.29]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
釜山S(3勝クラス、小倉ダート1000m)

釜山Sでの穴ぐさは[1.1.3.24](複勝率17.2%)で、ダート1000mの時に限ると[0.0.2.10](複勝率16.7%)で、複勝回収率が129%です。

ダート1000mで③着に入った2頭の穴ぐさは中10~19週の休み明けで、前走がダート1200mでした。両馬は4歳で、ダート1000mでのキャリアが0~1戦でしたが、過去に休み明けで③着以内に好走したことがあったので、間隔の開いた若い馬は1000mでの実績がなくても侮らない方が良さそうです。

注目レース
潮騒特別(2勝クラス、函館芝1200m)

潮騒特別での穴ぐさは[2.3.2.25](複勝率21.9%)で、複勝回収率は108%です。

馬券に絡んだ7頭の穴ぐさは馬番7番より外枠で、2014年以降の6頭は中3週以内での臨戦でした。7頭のうち5頭は馬体重が490kg以上で、同じく7頭のうち5頭は4角7番手以下から③着以内に差し込んでいたので、決め手のある馬に妙味がありそうです。

注目レース
横津岳特別(2勝クラス、函館芝2600m)

横津岳特別での穴ぐさは[1.1.1.13](複勝率18.8%)で、複勝回収率は312%です。

馬券圏内に入った3頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、馬番1~6番でした。3頭は馬体重が434~454kgで、そのうち2頭は牝馬でした。サンデー系内包で小柄なタイプは侮らないようにしましょう。

注目レース
北斗特別(1勝クラス、函館芝2000m)

北斗特別での穴ぐさは[1.2.4.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は142%です。昨年は【B】評価のディープレイヤーが8番人気で①着、【C】評価のコスモエクスプレスが9番人気で②着に入る【穴ぐさワンツー】になりました。

激走した7頭の穴ぐさは馬番10番以内で、前走が④着以下だったものの、そのうち6頭は右回りの直線平坦コースでの勝ち鞍がありました。2015年以降の6頭は父か母父がサンデー系だったので、サンデー系内包馬の巻き返しに注意しましょう。

ちなみに…
七夕賞での穴ぐさは[2.4.1.46]で、プロキオンSでは[1.1.3.48]です。昨年の七夕賞では【A】評価のホウオウエミーズが13番人気で③着に激走しました。

近10年の七夕賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が13頭いて、そのうち11頭が5~6歳です。2018年以降の8頭のうち7頭はひと桁馬番で、その8頭のうち6頭は父ミスプロ系でした。2018年以降の8頭のうち7頭は右回りで直線距離の短い芝コースで勝利実績があったので、小回りコースで内目を立ち回れそうなタイプに妙味がありそうです。

近10年のプロキオンSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち5頭が小倉ダート1700mの時なので、今年は穴馬の台頭が起きやすいかもしれませんね。ダート1700mで激走した5頭は関西所属の牡馬で、そのうち4頭は馬番10番以内で、同じく5頭のうち4頭は父か母父がミスプロ系でした。5頭のうち4頭は前走から距離短縮での臨戦で、例外の1頭もダート1800mで馬券圏内に入ったことがあったので、1700mを超える距離での実績を確認しておきましょう。


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