穴ぐさ傾向と対策
中山金杯も位置取りが重要に!?
今週末の重賞は、中山金杯、京都金杯。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。中山金杯は人気よりも位置取りを重視する作戦が有効そうです。
明けましておめでとうございます。2025年も『サラブレモバイル』をよろしくお願いいたします。
2024年12月28日の穴ぐさは[4.2.3.35](複勝率20.5%)で、単勝回収率が174%でした。ホープフルSでは【A】評価のジョバンニが6番人気で②着に入り、これで2024年10月以降の重賞では、13週連続で穴ぐさが馬券に絡む結果となりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!
2024年の重賞での穴ぐさは[17.24.19.307](複勝率16.3%)という成績で、G1に限ると[4.4.6.57](複勝率19.7%)で、単勝回収率が146%、複勝回収率が109%と、100%超えを達成しました。
フェブラリーSで【A】評価のペプチドナイルが11番人気で勝利したのを皮切りに、ダービーでは【B】評価のダノンデサイルが9番人気で優勝し、ジャパンCでは【B】評価のシンエンペラー(8番人気)と【C】評価のドゥレッツァ(7番人気)が②着同着で【穴ぐさダブル】になることもありました。2025年は、さらなる好結果を残せるように頑張ります。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
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ホープフルSは、1番人気のクロワデュノールが2馬身差で快勝しましたね。クロワデュノールは父キタサンブラック×母父Cape Crossという配合で、馬体重が496kgでした。中山芝のG1では父か母父がノーザンダンサー系という馬の好走が続いていて、これは皐月賞においても注目すべき材料でしょう。
中山金杯も、ホープフルSと同じく舞台は中山芝2000mで、昨年の同コースの重賞では、次の馬たちが勝利を収めました。
【2024年の中山芝2000mの重賞】
レース | 勝ち馬 | 父 | 馬体重 |
ホープフルS | クロワデュノール | キタサンブラック | 496kg |
紫苑S | クリスマスパレード | キタサンブラック | 460kg |
皐月賞 | ジャスティンミラノ | キズナ | 512kg |
弥生賞 | コスモキュランダ | アルアイン | 504kg |
京成杯 | ダノンデサイル | エピファネイア | 506kg |
中山金杯 | リカンカブール | シルバーステート | 494kg |
昨年は中山芝2000mでの重賞が6回あり、優勝したのは父ヘイルトゥリーズン系(サンデー系&ロベルト系)の馬です。京成杯以外の5レースは父サンデー系の馬が勝ち、牝馬限定戦の紫苑Sを除くと494kg以上の馬が制していますから、今年の中山金杯でも注目は父サンデー系や大型馬でしょうか。
上記の6レースでは、人気と位置取り別の成績が次のようになっています。
【2024年の中山芝2000mの重賞】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [1.0.1.4] |
2番人気 | [1.1.0.4] |
3番人気 | [0.2.1.3] |
4番人気 | [0.0.0.6] |
5番人気 | [3.0.0.3] |
6番人気以下 | [1.3.4.52] |
【2024年の中山芝2000mの重賞】
4角位置 | 着別度数 |
4角1番手 | [0.0.2.4] |
4角2~5番手 | [6.1.3.18] |
4角6番手以下 | [0.5.1.50] |
優勝した6頭は4角2~5番手に位置していました。1番人気で勝ったのはホープフルSのクロワデュノールだけで、上位人気馬の勝利が多かったわけでもないので、今年の中山金杯も、人気に惑わされず、好位を取れそうなタイプに注意した方が良さそうです。
一方、京都金杯は、今年は中京(芝1600m)での施行になります。2021~23年に中京で行われた際の京都金杯では、ケイデンスコール、ザダル、イルーシヴパンサーが勝っていて、その3頭は父&母父がサンデー系&ミスプロ系という配合(サンプロ配合)でした。
芝1600mでのハンデ重賞(JRA)は2023年以降に9レースあり、次の馬が勝利しています。
【2023年以降の芝1600mのハンデ重賞(JRA)】
レース | 勝ち馬 | 父 | 母父 |
2024年 ターコイズS |
アルジーヌ | ロードカナロア | ディープインパクト |
2024年 京成杯AH |
アスコリピチェーノ | ダイワメジャー | Danehill Dancer |
2024年 ダービー卿CT |
パラレルヴィジョン | キズナ | Makfi |
2024年 京都金杯 |
コレペティトール | ジャスタウェイ | Coronado's Quest |
2023年 ターコイズS |
フィアスプライド | ディープインパクト | Kingmambo |
2023年 京成杯AH |
ソウルラッシュ | ルーラーシップ | マンハッタンカフェ |
2023年 中京記念 |
セルバーグ | エピファネイア | キンシャサノキセキ |
2023年 ダービー卿CT |
インダストリア | リオンディーズ | ハーツクライ |
2023年 京都金杯 |
イルーシヴパンサー | ハーツクライ | キングカメハメハ |
サンデー系とミスプロ系に色を付けましたが、優勝した9頭はすべて父か母父がサンデー系で、そのうち7頭が父か母父がミスプロ系です。今年の京都金杯でも、サンプロ配合の馬はマークすべきでしょう。
上記の9レースは、枠順と年齢別の成績が次のようになっています。
【2023年以降の芝1600mのハンデ重賞(JRA)】
枠順 | 着別度数 |
1枠 | [2.1.1.13] |
2枠 | [1.1.1.14] |
3枠 | [3.1.3.10] |
4枠 | [2.0.1.14] |
5枠 | [1.1.0.15] |
6枠 | [0.3.0.15] |
7枠 | [0.0.1.18] |
8枠 | [0.2.2.15] |
【2023年以降の芝1600mのハンデ重賞(JRA)】
年齢 | 着別度数 |
3歳 | [1.0.0.15] |
4歳 | [4.4.3.31] |
5歳 | [4.2.4.27] |
6歳 | [0.3.2.19] |
7歳以上 | [0.0.0.22] |
優勝した9頭は1~5枠の3~5歳馬でした。今年の京都金杯においても、枠順や年齢は重要でしょう。
【月額会員が利用できるコーナー紹介】
中山芝は今週末からBコースに変更となりますので、ご注意ください。1月5日~6日に行われる中山、中京の芝の使用コースと平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
1月5日~6日
場所 | 芝 |
中山 | Bコース・1週目 |
中京 | Aコース・1週目 |
1月5日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | 招福S | [1.2.2.32] |
中山10R | ジュニアC | [0.2.2.21] |
中山11R | 中山金杯 | [1.3.2.47] |
中京9R | 舞鶴特別 | [0.1.3.22] |
中京10R | 門松S | [1.0.1.18] |
中京11R | 京都金杯 | [2.3.2.47] |
1月6日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | 初茜賞 | [1.1.2.36] |
中山10R | 初日の出賞 | [2.2.1.23] |
中山11R | サンライズC | [1.2.5.45] |
中京9R | 天竜川特別 | [0.0.1.8] |
中京10R | 寿S | [4.1.1.27] |
中京11R | 万葉S | [1.2.1.26] |
☆注目レース☆
寿S(3勝クラス、中京芝2000m)
寿Sでの穴ぐさは[4.1.1.27](複勝率18.2%)で、複勝回収率は106%です。昨年は【B】評価のデビットバローズが8番人気で優勝しました。
③着以内に激走した6頭の穴ぐさは8~9番人気で、4~6歳の関西馬です。6頭は前走が⑤着以下でしたが、そのうち2014年以降の5頭はひと桁馬番で、父か母父がサンデー系だったので、距離ロスを抑えられそうなサンデー系内包馬が侮れないでしょう。
☆注目レース☆
招福S(3勝クラス、中山ダート1800m)
招福Sでの穴ぐさは[1.2.2.32](複勝率13.5%)で、複勝回収率は100%です。昨年は【B】評価のローズボウルが9番人気で③着に食い込みました。
馬券圏内に入った5頭の穴ぐさは5~7歳の牡馬で、そのうち4頭は偶数馬番でした。5頭は中4週以内での臨戦で、いずれも中山ダート1800mの1勝クラス以上で③着以内に好走した実績がありました。5頭は前走時馬体重が488kg以上だったので、ある程度の馬格があって順調に使われているコース実績馬を確認しておきましょう。
☆注目レース☆
サンライズS(3勝クラス、中山芝1200m)
サンライズSでの穴ぐさは[1.2.5.45](複勝率15.1%)で、昨年は【B】評価のショウナンラスボスが11番人気で③着、一昨年は【B】評価のオシリスブレインが8番人気で③着に入りました。
馬券に絡んだ8頭の穴ぐさは5~8歳で、そのうち6頭は6~8歳でした。8頭は中7週以内での臨戦で、7頭は前走が⑤着以下でしたが、そのうち6頭は前走が0秒4~0秒6差でした。2015年以降の5頭は前走時馬体重が470~490kg台だったので、馬体重や前走での着差をチェックしておくと良さそうです。
■ちなみに…■
中山金杯での穴ぐさは[1.3.2.47]で、京都金杯では[2.3.2.47]です。昨年は、中山金杯で【A】評価のククナが8番人気で②着、京都金杯で【C】評価のコレペティトールが8番人気で①着となりました。
近10年の中山金杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも②~③着です。8頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、そのうち7頭は中6週以内での臨戦でした。8頭のうち5頭は前走が⑤着以内で、その他の3頭は馬番1~7番でした。2020年以降の5頭は前走が芝OPで、そのうち4頭は前走が芝2000~2200mの重賞でした。
近10年の京都金杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、父か母父がサンデー系です。10頭のうち9頭は中6週以内での臨戦で、同じく10頭のうち9頭は芝OPでの連対歴がありました。中京で激走した4頭は左回りの芝で2勝以上をマークしていたので、今年は左回り実績もチェックしておきましょう。