馬迷男の挑戦
買い材料が豊富な馬に飛びついてみた!
どうも! 馬迷男・八木たかおです!
今週は、水曜日、木曜日あたりに台風13号が関東の東側をかすめるようにして通過。読者の皆さんは影響ありませんでしたか?
台風13号が関東に接近していた水曜日、新たに14号が発生。夏って、こんなに台風が発生するんでしたっけ? 今年は多いですよね? しかも、その14号の名前が「ヤギ」ですから、同じ名前の僕としては穏やかではありません。いや、ちょっと穏やかな気もしますw 緊迫感がないw
なぜ「ヤギ」? 気象庁のホームぺージを見てみると、ルールが決まっているみたいですね。各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)が、2000年から、北西太平洋や南シナ海の領域で発生する台風に、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に付けているのだそうです。へー、知らんかった。ちなみに、「ヤギ」は日本の関係者がヤギ座から提案したものなんだそうです。
台風の年間発生数の平年値は25.6個。おおむね5年間で台風の名前が一巡することになるんだとか。ということは、今回の台風14号の「ヤギ」は何代目かの「ヤギ」? 落語家さんや歌舞伎役者のようなイメージ。穏やかさや緊迫感の無さを感じていましたが、急に重厚感が出てきました。「私、この度、『4代目ヤギ』を襲名することと相成りました台風14号でございます」 あ、そうですか。頑張ってください。いや、台風なんだから頑張らないでください。
そんな水曜日、僕は仕事先の方に誘われて、「大昆虫展in東京スカイツリータウン」へ。毎年夏になると、子供たち向けに様々な昆虫展が各地で開催されますが、そのうちのひとつ。誘ってくれた方が関係者からチケットをもらったそうです。大人になって「一緒に虫を見に行こう」と誘われるシチュエーションもなかなかレアw 子供の頃は「一緒に虫を捕りに行こう」と誘われて、網とカゴを持って出かけることは多々ありましたけどね。
小学生の頃は毎年夏休みの自由研究といえば昆虫採集。家の周りや旅行先などで捕まえた虫を標本にしていました。だから今でもそこそこ虫が好きです。今回の昆虫展も子供たちに交じって、いろいろな標本や展示を見ながら「へー!」「ほー!」と楽しんでいました。満喫!
その昆虫展で個人的に気になったのが、身の回りにいる害虫を教えてくれる展示。例えば、草むらの絵が描かれているところに、草と同じ緑色の布が貼られていて、その布をめくると、草むらの中にいる害虫の絵が見られるんです。草むらにいるのはマダニやヒアリ。台所や居間、お風呂場などの絵のところでは、布をめくるとゴキブリやムカデ、蚊などが登場。言われなくても知っている害虫もいましたが、子供達には勉強になるのかもしれません。
気になった点は、その展示のパネルに殺虫剤メーカーの企業名が書かれていたこと。きっとその企業が手掛けた展示なのでしょう。ただ、「大昆虫展」に協力しているのが殺虫剤メーカーという図式に、なんだかモヤモヤ。
あと、ムカデは昆虫ではありません。そこにもモヤモヤ。子供の頃に習った昆虫の基本的な定義は、「体が頭・胸・腹の3つ分かれている」「3対(6本)の足が胸部から生えている」「2対(4枚)の羽根がある」。例外はあるみたいですけどね。「子供達よ! 混乱するなよ!」そんなことを思いながら会場を後にしました。
でも、ヘラクレスオオカブトなどの大きな昆虫が羽根を広げた状態の標本は大迫力。昔、標本を作っていた者としては、「内側の柔らかい羽根を広げて標本にするのは、めちゃくちゃ大変そう!」と感心していましたw 実際にカブトムシやクガワタムシに触れられるコーナーもあって、大人でも楽しめますよ。
「大昆虫展in東京スカイツリータウン」は楽しめましたが、先週のレパードSはまったく楽しめずじまい…。だって、気になったけど最後に消した馬「特選馬」のグリムが逃げて、完全にレースを支配したまま勝利したレース。先週の展開予想では、グリムが行く可能性にまで触れていたのに…。そして、ユニコーンSでは馬券の軸にしていたのに…。僕との相性が悪いようですw 今回は他馬のマークが薄くなっていたことも好走要因かもしれませんね。
そして②着は10番人気のヒラボクラターシュ。完全にノーマークでした。1000万下に昇級してから⑦着、④着という成績。ちょっと買いづらいですよねぇ。実際に1000万下を勝っている馬もメンバーの中にいましたし、そちらを上位とみるのが筋というものです。ただ、1000万下で敗れた2戦も、⑦着のリボン賞は勝ち馬から0秒8差。④着の濃尾特別は勝ち馬から0秒6差。そんなに大きく負けてなかったんですよね。反省、反省。
③着も9番人気のビッグスモーキー。3番手追走から、直線では先着の2頭に水をあけられましたが粘り込み。グリムが作ったスローペースに上手くハマった感があります。この馬は馬券に入れられたんですよね。その理由はメンバー中でただ1頭、新潟ダートの経験があったから。経験が生きたかどうかは馬に聞いてみないと分かりませんが、しっかり馬券に入れられたことは好判断だったと自画自賛させてくださいw
僕が期待した猪苗代特別組の2頭は、アルクトスが⑤着、イダペガサスが⑬着。アルクトスは先行して、直線入口では4番手・5番手の最内。そこから伸び負けたあたり、現状では瞬発力勝負には向いていないのかもしれませんね。もう少しペースが流れた方が良かったかも。
イダペガサスも、直線を向いたところでは、アルクトスのすぐ外にいたのですが、そこから伸びず。このメンバーに入ると、力不足だったのかも。
今回馬券に入れた馬たちの成績は、ビッグスモーキー③着、ドンフォルティス④着、アルクトス⑤着、グレートタイム⑥着、アドマイヤビクター⑨着、プロスパラスデイズ⑪着、イダペガサス⑬着。軸2頭作戦も完敗でした…。殺虫剤に対する害虫のような完敗。でも、人気になっていたジャパンダートダービー組の評価を下げられたところは好判断。これも自画自賛w
さて、今週の重賞は関屋記念とエルムS。あ、ジャックルマロワ賞も買えますねw でも、まったくもって分からないので、ジャックルマロワ賞はプライベートで馬券を買うだけに留めます。関屋記念とエルムS、どちらも難しそうなんですが、関屋記念の方に狙ってみたい馬が何頭かいます。ということで、今週のターゲットレースは関屋記念に決定!
まずは読者の皆さんから届いた「関屋記念の狙い馬」をご紹介です! 夏のマイル王決定戦って独特の風情がありますよね。個人的に好きなレースですw 夏の良い思い出となるように、ヒントをいただきましょう!
ブルーさん
「狙い馬はショウナンアンセムです! 非常に難解な1戦ですが左回り2連勝中の勢いは本物かと思います! 陣営は秋G1に使いたいはずで賞金加算を狙っての参戦ではないかと! 田辺騎手もテン乗りに上手いイメージがありますし人気もある程度で落ち着きそうなので軸でいきます! 」
阿波の虎さん
「5番ショウナンアンセムからいきます どうにもかみあいませんね。このレースもどこからでも入っていけそうで難しいレース。人気もどうなのかな」
ショウナンアンセムは準オープン・多摩川Sとオープン特別・パラダイスSをどちらも逃げ切って2連勝。特にパラダイスSは後続を突き放す完勝。ここへきてグングン力をつけている印象があります。今回は他に行きたい馬もいそうですし、陣営もハナにこだわらないようですね。控える競馬もできるタイプ。ただ、現状は逃げた方が良さそうと思うのですが、どうでしょうか? もし今回、控える競馬で勝つようなことがあれば、内容的にも本賞金的にも未来がグンと開けますね。
すばる豪さん
「穴のロードクエストを軸にします。前走はスローで先行して2着でしたが、いいレースをしていて復調気配があります。母系にリボーもあり成長力があります。再度の外回りで差し脚を活かせれば面白い」
色気無しババアさん
「新潟マイルでもう一度輝いてくれるのを期待してロードクエストで」
ロードクエストは前日最終オッズで5番人気の9.1倍。まずまずの人気になってしまいましたw でも、新潟2歳S勝ちの実績があり、前走・パラダイスSを②着。状態が上がってきている感があるので仕方ないかもしれませんね。
昨年の関屋記念は2番人気に支持されて、逃げ切ったマルターズアポジーから0秒3差の⑥着。大きくは負けていないんですが、物足りない気もします。そして今回は、昨年11月のキャピタルS⑪着以来、久々のマイル戦。間に1200m戦や1400m戦を使ってきていますが、マイル戦のペースで戸惑うことはないんですかね?
北陸の夢追い人さん
「リライアブルエースです。好調そうなのと上がり馬になってもらう意味でこの馬にします」
リライアブルエースは前走の中京記念で③着。後方追走から直線を向いたところでは最後方。そこからいい脚を使って伸びてきました。新潟外回りが合いそうな雰囲気がありますね。
前々走・京王杯スプリングCも⑥着でしたが、勝ったムーンクエイクから0秒2差。しかも、直線では狭いところに入りながら坂上で伸びました。このレースぶりからも、成績からも、距離がマイルになるのは良さそうな感じ。陣営は今回、道中の行きっぷりを良くするためにハミを換えるそうです。最後方よりもちょっと前めから、末脚炸裂を期待しましょうか。
シンゲンさん
「フロンティアを狙います。前走・中京記念はレコード勝ち馬のグレーターロンドンと0秒3差の4着。道中の位置取りを考えれば3着馬リライアブルエースより強い競馬だったと言えるのではないでしょうか。今回も53キロで走れますし、何より昨年新潟2歳Sを勝った絶好の舞台。ぜひ買ってみたいです」
フロンティアの前走・中京記念は中団追走から直線は外を通って伸びるも④着。初の古馬勢との対戦で伸び負けてしまいました。ただ、今回も斤量は前走と同じく53kg。中京記念で54kgのハンデで③着だったリライアブルエースは今回56kg。斤量面、そして新潟2歳Sを勝ったコース適性を考えれば逆転の可能性もありそう。
ハカセセブンさん
「スターオブペルシャを中心にします。2走前は谷川岳Sを勝ってますし、斤量も戻りますので、期待できます。今回は、内枠先行も良いと思いますし、穴勝負でいきます」
前々走で谷川岳Sを勝っているスターオブペルシャ。最内枠から中団の内々を追走し、直線では空いたところをスパッと抜け出す、上手なレース運びでした。もちろん距離とコースの適性は問題なさそう。あとは相手関係。今回はメンバーが一気に強くなっていますが、上手く立ち回れば上位進出の可能性はありそう。
前走・パラダイスS⑨着は、陣営のコメントをチェックすると道悪やら落鉄やらが影響したようです。良馬場でスムーズなレースができれば。あと、7月から9月の夏場は[3.0.1.2]。暑い時期が得意そうなのもいいですね。
それでは展開を予想しましょう! 逃げるのはウインガニオン(馬番13番)とみます。その後ろに、エイシンティンクル(馬番4番)とショウナンアンセム(馬番5番)が追走。
ベルキャニオン(馬番1番)、ロードクエスト(馬番8番)、ヤングマンパワー(馬番14番)などが先行グループ。
中団にフロンティア(馬番2番)、スターオブペルシャ(馬番3番)、リライアブルエース(馬番6番)、チェッキーノ(馬番9番)、プリモシーン(馬番12番)あたり。
後方待機はワントゥワン(馬番10番)。
ハナ争いが無さそうなので、ペースは落ち着きそう。そうすると昨年同様に、新潟芝1600mのイメージとは異なる逃げ・先行馬への警戒が必要かも。
それでは買い目を発表します! 3連複でフロンティア(馬番2番)1頭軸流し。相手はスターオブペルシャ(馬番3番)、エイシンティンクル(馬番4番)、ショウナンアンセム(馬番5番)、リライアブルエース(馬番6番)、ワントゥワン(馬番10番)、プリモシーン(馬番12番)の6頭。15点×各400円で計6000円です!
フロンティア(馬番2番)のコース適性と斤量53kg据え置きの買い材料にあっさり飛びついてみましたw 内枠もいいんじゃないでしょうか? 直線で外へ持ち出すのが理想かもしれませんね。
ここまで触れていない馬が馬券に入っています。エイシンティンクル(馬番4番)は前々走の1000万下・小豆島特別、前走の準オープン・豊明Sを2連勝。前走は控える競馬でも結果を出しました。今回は先行できそうですし、上手な立ち回りを期待。新潟芝1800mの粟島特別を勝っているので、コース適性もありそう。
ワントゥワン(馬番10番)は前走・中京記念⑤着。そのレースで③着だったリライアブルエース、④着フロンティアと0秒1差でした。斤量は前走よりも2kg増えて54kgになりますが、ここも注意しておきます。ただ、ペースが落ち着きそうなだけに、後方からレースを進めそうなこの馬にとっては厳しい展開かも。
プリモシーン(馬番12番)はNHKマイルCで勝ったケイアイノーテックから0秒2差の⑤着。そんな馬が51kgの斤量で出走。これは馬券に入れてしまいますw 3か月ぶりさえ克服できれば…。
気になったけど最後に消した馬「特選馬」はチェッキーノ(馬番9番)。オークス②着の実力馬で、2年1ヵ月ぶりの米子S(⑦着)を叩いての2戦目。本来ならこのメンバーでも実力上位のはずですが、その米子Sがプラス38kgの500kgでの出走。もう少し時間がかかるとみました。
この夏、気温って「高い」「低い」だけじゃなくて「危険」というレベルがあることを知りました。虫取り網とカゴを持って走り回る時代ではなくなったのかもしれませんねぇ。寂しいですけど。ならば、エアコンの効いた涼しい室内で、昼は高校野球と競馬、夜もプロ野球と競馬(ジャックルマロワ賞)を楽しみましょうかね。ジャックルマロワ賞、本当に分からないなぁ…。
「ガールズジョッキー」公式サイト
https://girlsjockey.jp/
「ガールズジョッキー」公式ツイッターアカウント
@grjockey
2018年の回収率…98.2%(目標100%)
特選馬の成績…[2.5.0.21]
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