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速攻レースインプレッション

馬場が違ってもハイペースは変わらず、経験が重要に…

文/編集部(M)、写真/森鷹史


昨年は1分6秒6という決着になった北九州記念も、2分1秒1と時計のかかった札幌記念も、ともにディープインパクト産駒(アレスバローズ、サングレーザー)が優勝して驚いたものだが、今年は北九州記念1分8秒2と時計がかかり、札幌記念2分0秒1という決着になった。

札幌記念は②~④着がディープインパクト産駒だったものの、勝ったのはハービンジャー産駒のブラストワンピースで、北九州記念も父ノーザンダンサー系(キングヘイロー産駒)のダイメイプリンセスが制し、6頭いた父サンデー系の馬が掲示板に載れない結末になった。小倉芝は良馬場ではあったが、先週までとは違って時計がかかり、台風10号が通過した影響が大きかったということか……。

1分8秒2という決着時計を見れば、今年の北九州記念はもっと多くの人気薄にチャンスが出てきても良さそうだったが、ダイメイプリンセス(9番人気)以外に掲示板に載った4頭は1~5番人気で、⑥着も昨年覇者のアレスバローズ(6番人気)だった。

昨年は①着アレスバローズ・②着ダイメイプリンセスという決着だったから、今年は、昨年の連対馬と上位人気馬が上位を独占したということだ。さらに言えば、②~⑤着は斤量の軽い順に並ぶ結果になった(②着がハンデ52kgのディアンドル、③着が54kgのアンヴァル、④着が55kgのモズスーパーフレア、⑤着が56.5kgのミラアイトーン)。

今年の決着時計(1分8秒2)は昨年(1分6秒6)に比べて1秒6も遅かったが、レースの前半3Fは0秒3の違いだった(昨年が32秒4、今年が32秒7)。これだけ速くなると、たとえ決着時計がかかったとしても、ハイペース経験の有無軽斤量が重要になってくるのだろう。

北九州記念が1200m重賞になってから今年で14回目で、過去13回のうち牝馬は7勝をしているが、このうち5頭の勝ち馬が前走1000mだった。牝馬は特に前走で速い流れを経験していることがプラスに働くのだろう。牝馬で優勝した7頭のうち6頭がひと桁馬番で、今回のダイメイプリンセスはハンデ55kgで8枠16番に入ったことで評価を下げてしまったが、それよりも経験値をもっと重視すべきだった……。この反省は次に活かすようにします。

ダイメイプリンセスは前回の重賞勝利が昨夏のアイビスサマーダッシュで、過去6勝が5~9月で、4勝を7~9月に挙げている。暑い時期が良い面ももちろんあるのだろうが、古馬になってからの7連対のうち6連対を秋山騎手とのコンビで記録していて、この乗り替わりも好材料だったのだろう。レース後に秋山騎手「何とかしてやろうと思っていた」とコメントしていたが、この心意気もプラスに働いたのだろう。

昨年は北九州記念で②着に入った後、スプリンターズSに向かって0秒2差④着となったが、昨年に比べると今年はまだ余力が十分にありそうな印象を受ける。昨年はスプリンターズSまで2ヶ月以上の休みを取らず5戦していたが、今年はこの北九州記念が休み明け2戦目だ。中山芝1200mでも勝ったことがある馬で、侮れない存在になってきそうだ。

北九州記念は1200m重賞になってから3歳馬が未勝利([0.2.2.22])で、それを考えれば②着ディアンドルはよく走ったと言えるだろう。ハンデ52kgが良かった面もあるのだろうが、この馬以外に掲示板に載った4頭はすべてふた桁馬番で、3枠5番で内目を先行して最後まで伸びていたからスプリント能力はかなり高いのだろう。

③着に入ったアンヴァルは、前走のバーデンバーデンC(②着)でもスムーズさを欠いたが、今回も直線で前が壁になって追い出しを待たされる場面があった。捌いてから鋭伸して力のあるところを見せたから、今後どこかで重賞制覇のチャンスも出てくるのではないか。近2走の馬体重が470kg→474kgと過去最多を更新しているのも好感を持てる。

モズスーパーフレアは間隔が開いた時の方が好走率が高い馬だが、4ヶ月半ぶりで26kg増(506kg)だったことが微妙に影響しただろうか。準OP以上での3勝は逃げ切りで、やはりハナを切った方が良いタイプなのかもしれない。それを考えれば、今回は馬場が向かなかった面もあったのだろう。

1番人気だったミラアイトーンは⑤着に敗れたが、3ヶ月半ぶりだったし、ハンデ56.5kgでの大外枠(8枠18番)という条件がこたえたのだろう。芝1200mでは4戦4勝と負け知らずだったが、その4戦のレースの前半3Fは33秒8~34秒2で、32秒7だった今回は面食らった部分もあったのではないか。能力の高い馬だから、今後、この経験がどこかで活きてくることだろう。


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