
【第34回】いざ頂上決戦! オークス、ダービー、安田記念、宝塚記念 徹底攻略!!、地方交流重賞・ナダル産駒などの狙い所をレクチャー「穴ぐさ選者の回収率UP!術vol.8」
CONTENTS
オークス、ダービー、安田記念、宝塚記念攻略
- 👉オークスは小さすぎず、大きすぎずが望ましい
- 👉近年のダービーでは@@@@@@@@@の馬が席巻している
- 👉@@@@を持つ馬が近10年のダービーで連対中!
- 👉安田記念は@@@@@@@@で勝ち馬のタイプがズレる
- 👉宝塚記念で現在9連勝中の条件に当てはまる馬は?
穴ぐさ選者の回収率UP!術 vol.8
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2025年5月18日終了時点の、JRAのレースを対象としたものです。
オークスは小さすぎず、大きすぎずが望ましい
関東の人 近10年のオークスとダービーは良馬場で行われているけど、それぞれのタイムを比べると、レースの1000m通過タイムはオークスの方が速く、決着タイムはダービーの方が速いケースが多い。
■2018年以降のオークス&ダービー
年 | レース | 1000m 通過タイム |
決着タイム | レース 上がり3F |
2018年 | オークス | 59秒6 | 2分23秒8 | 34秒9 |
---|---|---|---|---|
ダービー | 60秒8 | 2分23秒6 | 34秒6 | |
2019年 | オークス | 59秒1 | 2分22秒8 | 35秒3 |
ダービー | 57秒8 | 2分22秒6 | 35秒9 | |
2020年 | オークス | 59秒8 | 2分24秒4 | 34秒2 |
ダービー | 61秒7 | 2分24秒1 | 34秒3 | |
2021年 | オークス | 59秒9 | 2分24秒5 | 34秒9 |
ダービー | 60秒3 | 2分22秒5 | 33秒9 | |
2022年 | オークス | 60秒6 | 2分23秒9 | 34秒8 |
ダービー | 58秒9 | 2分21秒9 | 35秒2 | |
2023年 | オークス | 60秒0 | 2分23秒1 | 35秒1 |
ダービー | 60秒4 | 2分25秒2 | 35秒3 | |
2024年 | オークス | 57秒7 | 2分24秒0 | 35秒1 |
ダービー | 62秒2 | 2分24秒3 | 33秒8 |
※1000m通過が速かった方が水色地、決着タイムが速かった方が黄色地。
関東の人 2018年以降の近7年に限ると、レースの1000m通過タイムは7年のうち5年でオークスの方が速く、決着タイムは7年のうち5年でダービーの方が速い。
ローカルの人 近2年は、レースの1000m通過タイムも決着タイムも、オークスの方が速いですね。
関東の人 一昨年のオークスはリバティアイランドが圧勝して、昨年はレースの1000m通過タイムの差が4秒5もあったから、そのあたりの影響だろう。いずれにしても、ダービーはスローペースになることがあるけれど、オークスはペースが緩むことはほとんどない。今年のオークスは道悪馬場の可能性がありそうだけど、締まったペースになりやすいレースであることは頭に入れておきたいね。
関西の人 オークスは前走が桜花賞という馬が多く、ほとんどの出走馬が2400mは未経験ですからね。淀みなく流れて、差し・追い込みの決着になることがよくあります。
関東の人 昨年も①~③着には、4角10~15番手の馬(チェルヴィニア、ステレンボッシュ、ライトバック)が入った。
関西の人 近2年の①~③着馬は前走が桜花賞で、オークスは近10年のうち7年で前走が桜花賞だった馬が優勝しています。基本的には桜花賞組が中心、と言えますね。
■2015年以降のオークスで、前走・桜花賞の馬
人気 | 着別度数 | 複勝率 |
1~4番人気 | [7.5.5.13] | 56.7% |
5番人気以下 | [0.0.2.50] | 3.8% |
■2015年以降のオークスで、前走・桜花賞の馬
前走位置取り | 着別度数 | 複勝率 |
4角4番手以内 | [0.0.1.14] | 6.7% |
4角5~9番手 | [4.4.1.20] | 31.0% |
4角10番手以下 | [3.1.5.29] | 23.7% |
関西の人 前走・桜花賞組は、上表のように分類できます(近10年)。連対圏に入った馬は12頭いて、いずれも桜花賞が4角5番手以下で、オークスで1~4番人気に支持されていました。その条件に該当した馬は、近10年で[7.5.4.8](複勝率66.7%)という成績で、10年すべてで③着以内に入り、そのうち9年で連対しています。
ローカルの人 今年の出走馬のうち、前走の桜花賞で4角5番手以下だったのは、エンブロイダリー、アルマヴェローチェ、リンクスティップ、ブラウンラチェットです。エンブロイダリー、アルマヴェローチェ、リンクスティップは、1~4番人気の可能性がありそうです。
関西の人 桜花賞でのエンブロイダリーは4角8番手からの差し切り勝ちで、桜花賞を4角8番手以下から勝利した馬は、オークスで連対しやすい傾向が見られます。
■2015年以降のオークスでの桜花賞馬
前走位置取り | 前走上がり順位 | 年・馬名 | オークス での着順 |
4角1番手 | 4位 (33秒5) |
2015年 レッツゴードンキ |
⑩着 |
---|---|---|---|
4角3番手 | 4位 (33秒8) |
2021年 ソダシ |
⑧着 |
4角4番手 | 5位 (35秒4) |
2017年 レーヌミノル |
⑬着 |
4角8番手 | 3位 (33秒4) |
2024年 ステレンボッシュ |
②着 |
4角9番手 | 3 位(33秒5) |
2022年 スターズオンアース |
①着 |
4角12番手 | 1位 (36秒6) |
2020年 デアリングタクト |
①着 |
4角16番手 | 1位 (33秒2) |
2018年 アーモンドアイ |
①着 |
4角16番手 | 1位 (32秒9) |
2023年 リバティアイランド |
①着 |
関西の人 近10年では、桜花賞を4角8番手以下からメンバー中3位以内の上がりを使って優勝した馬が[4.1.0.0]です。
ローカルの人 桜花賞でのエンブロイダリーは、4角8番手からメンバー中2位の上がり(34秒0)を計時していました。
関東の人 それを考えると、エンブロイダリーの好走確率はかなり高そう。ただ、血統を見ると、オークスではちょっと気になるでしょう。