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穴ぐさ傾向と対策

1番人気惜敗の流れはエリザベス女王杯でも!?


先週(11月3日~4日)の穴ぐさは[5.4.7.93](複勝率14.7%)でした。JBCの3レースでは、スプリントクラシックが堅い決着で終わったものの、レディスクラシック【A】評価だったアンジュデジールが①着、【B】評価だったファッショニスタが③着に入り、【穴ぐさダブル】で一矢を報いてくれました。

JBCはいずれも見応えのあるレースになりましたが、1番人気は着で、惜敗の歴史を覆せませんでしたね。これで、JRAでのダートG1(Jpn1)での1番人気は、2016年以降だと[0.6.2.0]となっています。12月2日のチャンピオンズCではどうなるでしょうか。

今週はエリザベス女王杯が行われますが、実はこの条件でも1番人気はあまり勝てていません。1番人気が勝利したのは2011年のスノーフェアリーが最後で、日本馬だと07年のダイワスカーレットまで戻り、15頭立て以上での日本馬ということなら96年のダンスパートナーまで遡ってしまいます。

古馬混合の牝馬限定芝G1は、春のヴィクトリアマイルと秋のエリザベス女王杯があるわけですが、両レースでの1番人気は、ヴィクトリアマイルが創設された06年以降で次のようになっています。

【2006年以降の古馬混合の牝馬限定芝G1での1番人気】
時代 1番人気の
着別度数
安定の時代 06~11年 [4.3.2.3]
惜敗の時代 12~18年 [1.5.0.7]

先週に続いて時代で分けてみました。06~11年の6年間は1番人気が安定して走っていましたが、12年以降は13頭中5頭が②着で、勝利を収めたのは13年ヴィクトリアマイルヴィルシーナだけです。今年のエリザベス女王杯では1番人気に何が推されるか分かりませんが、このジンクスを覆せるでしょうか。

ちなみに、古馬混合の牝馬限定芝G1での1番人気は、枠順別で次のような成績となっています。

【古馬混合の牝馬限定芝G1での1番人気】
枠順 着別度数
1枠 [0.1.0.1]
2枠 [0.1.0.1]
3枠 [1.2.2.2]
4枠 [0.0.0.3]
5枠 [1.2.0.1]
6枠 [2.1.0.3]
7枠 [0.2.0.1]
8枠 [3.2.1.2]

1番人気で優勝した7頭のうち6頭は5~8枠で、真ん中から外枠の方が勝ちやすいと言えますね。5枠以内で勝利した2頭は07年エリザベス女王杯でのダイワスカーレット(5枠7番)と09年ヴィクトリアマイルでのウオッカ(3枠6番)で、前者は単勝1.9倍、後者は単勝1.7倍でした。1番人気が真ん中から内枠で勝つには圧倒的な支持が欲しい印象ですが、どうなるでしょうか。

11月10日~11日に行われる東京、京都、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

11月10日~11日
場所
東京 Bコース・3週目
京都 Bコース・2週目
福島 Aコース・2週目

11月10日
場所 レース名 穴ぐさ成績
東京9R オキザリス賞 [0.1.1.10]
東京10R 三鷹特別 [0.0.1.8]
東京11R 武蔵野S [1.1.3.30]
京都9R 宝ヶ池特別 [0.1.1.11]
京都10R 観月橋S [0.0.1.20]
京都11R デイリー杯2歳S [0.0.1.19]
福島10R 三春駒特別 [2.0.3.17]
福島11R 福島放送賞 [1.0.2.25]
福島12R 相馬特別 [1.2.1.22]

11月11日
場所 レース名 穴ぐさ成績
東京9R tvk賞 [1.1.1.10]
東京10R 奥多摩S [0.1.1.30]
東京11R オーロC [2.0.1.25]
京都9R 黄菊賞 [0.0.0.6]
京都10R 修学院S [1.4.0.16]
京都11R エリザベス女王杯 [2.0.1.31]
京都12R ドンカスターC [0.1.0.21]
福島10R 福島2歳S [1.3.3.26]
福島11R 福島記念 [0.2.2.30]
福島12R 西郷特別 [0.1.1.26]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
修学院S(1600万、京都芝外1800m)

修学院Sでの穴ぐさは[1.4.0.16](複勝率23.8%)で、複勝回収率は103%です。穴ぐさのいた近3年はいずれも②着に激走しています。

連対圏に入った5頭中4頭はひと桁馬番で、同じく5頭中4頭は中4週以内の臨戦でした。5頭のうち4頭は前走が京都芝で馬券圏外でしたが、その4頭中3頭は京都芝で勝ち鞍があったので、京都実績馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
三春駒特別(500万、福島芝2000m)

三春駒特別での穴ぐさは[2.0.3.17](複勝率22.7%)で、複勝回収率は160%です。昨年はハウエバーが9番人気で③着に入りました。

馬券圏内に入った5頭は父か母父がサンデー系で、5頭は中8週以内の臨戦で、5頭中4頭は中1~2週でした。5頭はいずれも前走が掲示板外でしたが、5頭中4頭は前走が左回りで、同じく5頭中4頭は右回りでしか勝ったことがない馬だったので、右回り実績を確認して臨みましょう。

注目レース
オキザリス賞(500万、東京ダート1400m)

オキザリス賞での穴ぐさは[0.1.1.10](複勝率16.7%)で、複勝回収率は100%です。ダート1400mに限ると[0.1.1.7](複勝率22.2%)で、複勝回収率は134%です。

馬券に絡んだ2頭は父か母父がミスプロ系で、中5週以内の臨戦で、前走もダート1400mを走っていました。前走では1~2番手に先行していたので、ミスプロ系を持つ先行型に注意しましょう。

ちなみに…
エリザベス女王杯での穴ぐさは[2.0.1.31]で、武蔵野Sでは[1.1.3.30]、福島記念では[0.2.2.30]、デイリー杯2歳Sでは[0.0.1.19]です。昨年は武蔵野S【A】評価だったサンライズソアが②着に入りました。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、エリザベス女王杯が5頭、武蔵野Sが9頭、福島記念が11頭、デイリー杯2歳Sが3頭です。

エリザベス女王杯で激走した5頭は、いずれも中3~4週の臨戦で、前走が京都大賞典(2頭)か府中牝馬S(3頭)でした。5頭のうち4頭は3番手以内に先行して粘り込んでいるので、前に行けそうなタイプは侮らないようにしましょう。

昨年②着のクロコスミアは母父がボストンハーバーで、激走した5頭はいずれも5代血統表内にナスルーラの系統を持っていたので、血統面もチェックして臨むと良いでしょう。

武蔵野Sで激走した9頭のうち7頭はダート重賞での③着以内があり、例外の2頭は東京ダートのOPで連対歴がありました。9頭のうち5頭は父か母父がミスプロ系で、残りの4頭は父か母父がサンデー系でした。2013年以降に激走した6頭は前走がダートOPで⑤着以内だったので、そのようなタイプをマークしておきましょう。

福島記念で激走した11頭はいずれも牡馬で、11頭中7頭が父か母父サンデー系です。福島で激走した10頭のうち8頭はひと桁馬番だったので、内目を走れそうなタイプが良さそうです。2011年以降の激走馬は6頭のうち5頭が近2走以内に勝ち鞍がありました。

デイリー杯2歳Sで激走した3頭は7~8番人気で、サクラローレルジャングルポケットキングカメハメハなどを父か母父に持っていました。3頭のうち2頭は1800mで勝ち鞍を挙げていたので、1600mより少し長めの距離でもこなせそうなタイプが侮れなさそうです。

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