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穴ぐさ傾向と対策

安田記念の1~2番人気は軽い方の馬が有利!?


先週(5月25日~26日)の穴ぐさは[1.4.4.69](複勝率11.5%)で、目黒記念【C】評価だったソールインパクトが③着に入り、そして、日本ダービー【A】評価だったロジャーバローズが12番人気で優勝してくれました! 馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

ロジャーバローズジェンティルドンナのいとこにあたる血統馬で、前回の関東遠征時(スプリングS)でイレ込んで⑦着に敗れただけに、中2週での東京遠征がどうかと思っていたんですが、メンコを付けるなどの対策をして、落ち着いた様子でパドックに現れたので安心しました。レースの展開もバッチリで、浜中騎手が他馬を待たずに追い出したことも好結果につながりましたね。

日本ダービーでの穴ぐさは逃げ粘りの歴史で、2007年②着のアサクサキングスは14番人気、2008年②着のスマイルジャックは12番人気と、人気薄で直線先頭に立ち、連対圏に粘り込んでくれたものの、最後にウオッカディープスカイに交わされてしまっていたんですよね。今回のロジャーバローズも12番人気と人気薄でしたが、押し切ってくれて感無量でした。

ロジャーバローズは初の重賞勝利でしたが、日本ダービーでOPでの勝ち鞍がない馬が優勝したのは、1989年のウィナーズサークル以来らしいですね。その89年が平成最初の日本ダービーで、今回が令和最初の日本ダービーなんですから、何か関係性を感じます。

さて、今週からは東京&阪神開催となり、東京競馬場での5週連続G1のトリを飾る安田記念が行われます。ドバイ帰りのアーモンドアイや2000m以下で負け知らずのダノンプレミアムが出走予定で、おそらくこの2頭が1~2番人気なのでしょう。

牡牝混合の芝G1で、1~2番人気が牡セン馬&牝馬となったケースがどれくらいあるか調べてみたら、2010年以降で32回ありました。その32回のうち、1~2番人気の牡セン馬が勝利したのが9回、1~2番人気の牝馬が勝利したのが5回で、1~2番人気で優勝した牝馬真ん中から内枠となっていました。

【2010年以降で1~2番人気が牡馬&牝馬となった芝G1】
枠順 1~2番人気の
牡セン馬
1~2番人気の
牝馬
1枠 [1.0.1.1] [2.1.0.1]
2枠 [0.0.0.1] [1.1.1.1]
3枠 [1.1.0.1] [0.0.0.1]
4枠 [3.2.1.2] [1.3.0.4]
5枠 [0.0.0.1] [1.2.1.1]
6枠 [1.0.1.3] [0.0.0.1]
7枠 [0.0.2.5] [0.1.0.4]
8枠 [3.0.0.1] [0.1.1.2]

昨年のジャパンC(1番人気アーモンドアイ、2番人気スワーヴリチャード)などがこのようなケースで、牡馬を破って優勝した1~2番人気の牝馬は1~5枠でした。「重賞のツボ」にも書かれていましたが、過去30年の安田記念で優勝した牝馬4頭は2~3枠でもあったので、アーモンドアイは内目の枠の方が良いのかもしれませんね。

ちなみに、上記の32レースについて、性別ではなく、馬体重に着目すると、次のような成績の違いも見られます。

【2010年以降で1~2番人気が牡馬&牝馬となった芝G1】
馬体重 着別度数
勝率
連対率
複勝率
1~2番人気で
馬体重が軽かった方の馬
[9.8.3.10]
勝率30.0%
連対率56.7%
複勝率66.7%
1~2番人気で
馬体重が同じだった馬
[0.1.0.3]
勝率0.0%
連対率25.0%
複勝率25.0%
1~2番人気で
馬体重が重かった方の馬
[5.3.5.17]
勝率16.7%
連対率26.7%
複勝率43.3%

1~2番人気のうち、馬体重が軽かった馬の方が成績は良いんですよね。特に昨年以降はこの傾向が顕著で、軽かった方の馬が[4.0.0.2]で、重かった方の馬が[0.0.2.4]です。アーモンドアイは2走前のジャパンCが472kgで、ダノンプレミアムは前走のマイラーズCが500kgでした。アーモンドアイの方が軽くなる可能性が高そうですが、データ通りの決着となるでしょうか。

なお、今週末から新しいクラス呼称になり、これまでの1600万が3勝クラス、1000万が2勝クラス、500万が1勝クラスとなります。ご注意ください。6月1日~2日に行われる東京、阪神の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月1日~2日
場所
東京 Cコース・2週目
阪神 Aコース・1週目

6月1日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 国分寺特別 [0.1.0.2]
東京10R 由比ヶ浜特別 [0.1.2.29]
東京11R スレイプニルS 出走ナシ
阪神9R 洲本特別 [0.3.0.11]
阪神10R 三木特別 [0.0.1.5]
阪神11R 鳴尾記念 [2.2.0.24]

6月2日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R ホンコンJCT [1.1.1.17]
東京10R 麦秋S [1.2.4.21]
東京11R 安田記念 [3.2.1.33]
東京12R 三浦特別 [0.4.1.18]
阪神9R 城崎特別 [0.0.0.12]
阪神10R 加古川特別 [0.0.0.18]
阪神11R グリーンS [1.1.2.7]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
麦秋S(3勝クラス・旧1600万、東京ダート1400m)

麦秋Sでの穴ぐさは[1.2.4.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は132%です。穴ぐさのいた10年中7年で馬券に絡む馬が出ています。

馬券に絡んだ7頭は5~7歳で、07年以降の激走馬6頭は父がミスプロ系かノーザンダンサー系です。ダート1400m戦で③着以内に入った穴ぐさは父ミスプロ系×母父サンデー系でした。7頭は中9週以内の臨戦で、4頭が中1~2週だったので、順調に使われている馬を評価しましょう。

注目レース
グリーンS(3勝クラス・旧1600万、阪神芝外2400m)

グリーンSでの穴ぐさは[1.1.2.7](複勝率36.4%)で、複勝回収率は182%です。

馬券圏内に入った4頭は6歳牡馬で、4頭のうち3頭は芝2400mでの勝ち鞍がありませんでしたが、同じく4頭のうち3頭の父がジャングルポケットアドマイヤジャパンキングカメハメハでした(例外の1頭は母父がシンボリルドルフ)。ダービーや菊花賞で好走した馬の産駒に注意すると良さそうです。

注目レース
洲本特別(2勝クラス・旧1000万、阪神ダート1200m)

洲本特別での穴ぐさは[0.3.0.11](複勝率21.4%)で、複勝回収率は145%です。昨年はモアニケアラが7番人気で②着、一昨年はメイショウボンロクが13番人気で②着に食い込みました。

連対した3頭は前走が⑤~⑦着でしたが、上がり35秒8~36秒6を計時して0秒3~0秒7差でした。3頭は中2~5週の臨戦でもあったので、順調に使われている馬で、前走着差や前走の上がりタイムに着目すると良いでしょう。

ちなみに…
安田記念での穴ぐさは[3.2.1.33]で、鳴尾記念では[2.2.0.24]です。昨年の安田記念では【B】評価だったモズアスコットが9番人気で優勝しました。

過去10年の安田記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が13頭いて、そのうち8頭は前走③着以内で、残りの5頭は芝1600mのG1で④着以内に入ったことがありました。昨年のモズアスコットは4歳でしたが、2014年以降の激走馬7頭のうち6頭は6~7歳で、ベテランが侮れない印象があります。

2013年以降に激走した8頭のうち7頭は父か母父がノーザンダンサー系で、そのうち6頭は父と母父がサンデー系&ノーザンダンサー系という組み合わせです。2013年以降の激走馬8頭は5~8枠で、8頭のうち7頭は偶数馬番だったので、真ん中から外枠の偶数馬番の馬に注目でしょう。

過去10年の鳴尾記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、2000m戦での激走馬6頭は5~7歳の牡馬です。その6頭のうち5頭は前走が馬券圏外でしたが、同じく6頭のうち5頭は阪神芝の500万以上で勝ち鞍があったので、阪神実績馬は前走着順を気にせずマークしておきましょう。

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