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穴ぐさ傾向と対策

天皇賞・秋でも同父系馬のワンツーはない!?


先週(10月19日~21日)の穴ぐさは[3.13.8.111](複勝率17.8%)でした。菊花賞では「◎」だったワールドプレミアが優勝し、穴ぐさ【B】サトノルークスが②着に食い込み、③着が「○」のヴェロックスでした。馬券を獲った人も多かったようで、「穴ぐさ報告掲示板」にもたくさんの書き込みをしていただき、ありがとうございました。おめでとうございました!

最後の一冠を制したワールドプレミアは3枠5番という内枠でしたが、①~③着はすべてノーザンファーム生産馬で、長距離戦でも強さを見せましたね。今週末は天皇賞・秋があり、芝2000mのG1ですから、ここもノーザンファーム生産馬が有力でしょう。

【2018年以降の芝2000mのG1】
レース 勝ち馬 生産者
18年大阪杯 スワーヴリチャード ノーザンファーム
18年皐月賞 エポカドーロ 田上徹
18年秋華賞 アーモンドアイ ノーザンファーム
18年天皇賞・秋 レイデオロ ノーザンファーム
18年ホープフルS サートゥルナーリア ノーザンファーム
19年大阪杯 アルアイン ノーザンファーム
19年皐月賞 サートゥルナーリア ノーザンファーム
19年秋華賞 クロノジェネシス ノーザンファーム

秋華賞前にお伝えした通り、昨年以降の芝2000mのG1は、ほとんどのレースでノーザンファーム生産馬が優勝しています(例外は昨年の皐月賞でのエポカドーロ)。ノーザンファームの生産馬で優勝した7頭のうち6頭は1~4番人気で、天皇賞・秋も上位人気のノーザンファーム生産馬に注目でしょう。

といっても、今年の天皇賞・秋にはアーモンドアイサートゥルナーリアワグネリアンなどが出走予定で、そりゃ上位人気に注目だろと思いますよね。ただ、アーモンドアイサートゥルナーリアはどちらもロードカナロア産駒で、近年の芝2000mのG1では同父系の馬によるワンツーがほとんどないので、これは気になるところではないでしょうか。

【2017年以降の芝2000mのG1】
レース ①着
②着
17年大阪杯 ①着キタサンブラック
②着ステファノス
ブラックタイド
ディープインパクト
17年皐月賞 ①着アルアイン
②着ペルシアンナイト
ディープインパクト
ハービンジャー
17年秋華賞 ①着ディアドラ
②着リスグラシュー
ハービンジャー
ハーツクライ
17年天皇賞・秋 ①着キタサンブラック
②着サトノクラウン
ブラックタイド
Marju
17年ホープフルS ①着タイムフライヤー
②着ジャンダルム
ハーツクライ
Kitten's Joy
18年大阪杯 ①着スワーヴリチャード
②着ペルシアンナイト
ハーツクライ
ハービンジャー
18年皐月賞 ①着エポカドーロ
②着サンリヴァル
オルフェーヴル
ルーラーシップ
18年秋華賞 ①着アーモンドアイ
②着ミッキーチャーム
ロードカナロア
ディープインパクト
18年天皇賞・秋 ①着レイデオロ
②着サングレーザー
キングカメハメハ
ディープインパクト
18年ホープフルS ①着サートゥルナーリア
②着アドマイヤジャスタ
ロードカナロア
ジャスタウェイ
19年大阪杯 ①着アルアイン
②着キセキ
ディープインパクト
ルーラーシップ
19年皐月賞 ①着サートゥルナーリア
②着ヴェロックス
ロードカナロア
ジャスタウェイ
19年秋華賞 ①着クロノジェネシス
②着カレンブーケドール
バゴ
ディープインパクト

このデータも秋華賞前にお伝えしたものですが、2017年皐月賞以降の芝2000mのG1では同父系の馬のワンツーがなく、連対圏に必ず父サンデー系の馬が入っています。これを見ると、アーモンドアイ&サートゥルナーリアのワンツーはない!?と思ってしまいますが、どうなるでしょうか。

ちなみに、アーモンドアイルメール騎手サートゥルナーリアスミヨン騎手が騎乗予定で、ふたりの名前を取って「クリストフ対決」なんて言われていますが、このふたりがJRAの準OP以上のレースに一緒に出走ケースは32回あり、次のような成績が残されています。

【JRAの準OP以上でルメール騎手とスミヨン騎手が一緒に出走したレース】
条件 回数
ふたりが①着&②着 1回
ふたりが①着&③着 1回
ひとりが③着以内で、
ひとりが④着以下
16回
ふたりとも④着以下 14回

先週の富士Sで、①着ルメール騎手(ノームコア)、②着スミヨン騎手(レイエンダ)というワンツーがありましたが、実はJRAの準OP以上でのふたりのワンツーはあのレースが初めてで、一緒に馬券圏内に入ったケースも2010年の阪神C(①着キンシャサノキセキ・スミヨン騎手、③着マイネルフォーグ・ルメール騎手)以来のことでした(準OP以上に限る)。

スミヨン騎手が日本での騎乗が久しぶりということもありますが、果たして天皇賞・秋ではどのような結末となるでしょうか。

東京芝は今週末からBコースになりますので、ご注意ください。10月26日~27日に行われる3場(東京・京都・新潟)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

10月26日~27日
場所
東京 Bコース・1週目
京都 Aコース・4週目
新潟 Aコース・3週目

10月26日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 神奈川新聞杯 [0.3.1.16]
東京10R 神無月S [1.2.2.22]
東京11R アルテミスS [0.0.2.18]
京都9R 萩S [0.0.0.3]
京都10R 古都S [1.2.1.11]
京都11R スワンS [2.1.1.34]
新潟10R 萬代橋特別 [1.3.2.22]
新潟11R 柏崎特別 [1.0.1.21]
新潟12R 松浜特別 [0.2.1.17]

10月27日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京8R 精進湖特別 [2.0.2.7]
東京9R 河口湖特別 [0.2.3.33]
東京10R 紅葉S [0.0.1.24]
東京11R 天皇賞・秋 [1.0.2.35]
東京12R 西湖特別 [1.2.0.22]
京都9R 壬生特別 [3.0.2.25]
京都10R 御陵S [2.1.0.8]
京都11R カシオペアS [1.1.0.22]
新潟10R 寺泊特別 [0.2.1.27]
新潟11R ルミエールオータムダッシュ [2.0.1.6]
新潟12R 鳥屋野特別 [1.2.2.27]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ルミエールオータムダッシュ(OP特別、新潟芝直1000m)

ルミエールオータムダッシュでの穴ぐさは[2.0.1.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は122%です。昨年はミキノドラマーが7番人気で①着となりました。

馬券に絡んだ3頭はふた桁馬番の5~6歳の牡馬で、3頭のうち2頭は父か母父がサクラバクシンオーの系統で、残りの1頭はスウェプトオーヴァーボード産駒でした。3頭のうち2頭は新潟芝直1000mで勝利実績がなかったので、芝短距離で実績がある血統を持つ馬はコース実績がなくても注意が必要でしょう。

注目レース
古都S(3勝クラス、京都芝外2400m)

古都Sでの穴ぐさは[1.2.1.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は144%です。

③着以内に入った4頭は4~5歳で、4頭のうち3頭は父がサンデー系で、同じく4頭のうち3頭は上がり32秒9~34秒3を使っていました。4頭のうち3頭は中6週以内の臨戦だったので、順調に使われている父サンデー系で決め手のありそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
御陵S(3勝クラス、京都ダート1900m)

御陵Sでの穴ぐさは[2.1.0.8](複勝率27.3%)で、複勝回収率は124%です。

連対した3頭は中2~3週の臨戦で、前走は⑥着以下でしたが、2~4走前に勝ち鞍を挙げていました。3頭のうち2頭は父サンデー系で、残りの1頭は母父サザンヘイローだったので、ヘイローの血を持つ馬をマークしておくと良さそうです。

注目レース
神奈川新聞杯(2勝クラス、東京芝1400m)

神奈川新聞杯での穴ぐさは[0.3.1.16](複勝率20.0%)で、複勝回収率は161%です。一昨年は【B】評価だったトーホウハニーが13番人気で②着に食い込み、昨年は【C】評価だったナイトバナレットが7番人気で③着に入りました。

激走した4頭はいずれも偶数馬番で、芝1400mでの3頭は左回りで勝ち鞍があり、そのうち2頭は左回りの芝1400mで勝利実績がありました。左回りでの実績をチェックして臨むと良さそうです。

注目レース
精進湖特別(2勝クラス、東京芝2000m)

精進湖特別での穴ぐさは[2.0.2.7](複勝率36.4%)で、複勝回収率は308%です。道悪馬場の時が[0.0.0.5]、良馬場の時が[2.0.2.2]なので、乾いた馬場の方が良さそうです。

③着以内に入った4頭は前走が右回りで⑤着以下でしたが、4頭のうち3頭は東京芝で勝ち鞍があり、例外の1頭は東京芝の重賞で③着に好走したことがありました。4頭はいずれも父か母父がサンデー系だったので、サンデー系を持つ東京実績馬が侮れないでしょう。

注目レース
萬代橋特別(1勝クラス、新潟芝2400m)

萬代橋特別での穴ぐさは[1.3.2.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は121%です。昨年はマナローラが10番人気②着&マイネルキラメキが7番人気③着という【穴ぐさダブル】になりました。

馬券圏内に入った6頭は3~4歳で、父がサンデー系かノーザンダンサー系です。6頭のうち3頭は新潟芝での連対歴があり、残りの3頭は新潟で初出走だったので、新潟で実績があるか、初めてのタイプが面白そうです。

ちなみに…
天皇賞・秋での穴ぐさは[1.0.2.35]で、スワンSでは[2.1.1.34]、アルテミスSでは[0.0.2.18]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、天皇賞・秋が5頭、スワンSが10頭で、重賞での過去7年のアルテミスSでは5頭います。

天皇賞・秋で激走した5頭は4~5歳の牡馬で、すべて偶数馬番でした。5頭のうち4頭はノーザンファームの生産で、残りの1頭は社台ファームの生産でした。5頭のうち4頭は芝G1での連対歴があり、残りの1頭は前走がG2で①着だったので、格と勢いが重要でしょう。

5頭のうち、2011年以降の4頭は母父がノーザンダンサー系で、残りの1頭は母母父がノーザンダンサー系でした。5頭はいずれも東京芝の重賞で③着以内に好走したことがあったので、東京実績とノーザンダンサー系の有無も確認しておくと良さそうです。

スワンSで激走した10頭のうち4頭は4角2番手以内からの粘り込みで、その他の6頭は4角3番手以下からの差し込みで、この6頭は馬番2~7番でした。4角2番手以内から粘り込んだ4頭のうち3頭はふた桁馬番で、先行するタイプは外目の枠、差し込むタイプは内目の枠が多くなっています。

激走した10頭のうち9頭は関西馬で、関西馬の9頭のうち7頭は騎手が前走時と同じだったので、ジョッキーが継続騎乗している関西馬をマークしておきましょう。

アルテミスSで激走した5頭は父&母父がサンデー系、ノーザンダンサー系、ミスプロ系の組み合わせで、母父ノーザンダンサー系の馬が4頭います。5頭は前走がいずれも直線平坦コースで、そのうち4頭は前走で勝ち鞍を挙げていました。

5頭はキャリア2~5戦で、いずれも未勝利戦で勝ち上がった馬でした。5頭のうち4頭は4角1~3番手からの粘り込みだったので、使われて先行力のあるタイプを侮らないようにしましょう。

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