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穴ぐさ傾向と対策

京成杯も父サンデー系に逆風が!?


先週(1月11日~13日)の穴ぐさは[2.5.6.113](複勝率10.3%)で、フェアリーS【A】評価だったチェーンオブラブが7番人気で②着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

先々週は中山金杯【A】評価だったテリトーリアルが③着に入っていて、昨年9月以降の重賞では馬券圏内に入った穴ぐさが18頭いるんですが、すべて【A】評価(10頭)か【B】評価(8頭)でした。重賞での激走馬をすべて穴ぐさとして指名しきれているわけではないので、【C】評価馬も含めて、取り逃しを減らせるように頑張りたいと思います。

重賞は先週と先々週に2レースずつ行われましたが、勝ち馬はいずれも2~3番人気馬で、1番人気馬は1頭も馬券圏内に入れていません。中山金杯のクレッシェンドラヴが⑦着、京都金杯のカテドラルは⑰着、シンザン記念のルーツドールは⑦着、フェアリーSのアヌラーダプラは⑥着で、馬券圏内どころか掲示板にも載れていないんですよね。

1番人気だった4頭のうち、中山金杯のクレッシェンドラヴ(2枠3番)以外の3頭は6~8枠で、今年の重賞(4レース)での枠順別成績は次のようになっています。

【2020年のJRA重賞】
枠順 着別度数
1枠 [2.0.1.4]
2枠 [1.0.0.6]
3枠 [0.1.2.4]
4枠 [1.2.1.3]
5枠 [0.0.0.7]
6枠 [0.1.0.6]
7枠 [0.0.0.9]
8枠 [0.0.0.10]

4レースはすべて芝重賞で、馬券圏内に入った12頭のうち11頭が1~4枠です。5~8枠で馬券に絡んだのは10頭立てだったシンザン記念のプリンスリターンだけで、同馬は6枠6番でした。今週末の重賞もいずれも芝ですから(愛知杯、京成杯、日経新春杯)、枠順は重要なのではないでしょうか。

今年の重賞4レースのうち、芝1600m戦だった3レースは、いずれもディープインパクト産駒が制しています(京都金杯・サウンドキアラ、シンザン記念・サンクテュエール、フェアリーS・スマイルカナ)。ただ、芝2000m戦だった中山金杯を勝利したのはタートルボウル産駒のトリオンフで、今年の中山芝2000m戦では父サンデー系が苦戦を強いられています。

【2020年の中山芝2000m】
父系 着別度数 勝率
連対率
複勝率
父サンデー系 [1.5.2.40] 2.1%
12.5%
16.7%
父が非サンデー系 [6.2.5.40] 11.3%
15.1%
24.5%

サンデー系で優勝したのは、10頭立てだった1月5日の5R(1勝クラス)でのサトノフラッグだけで、11頭立て以上での6レースは父がサンデー系ではなかった馬が制しています。

実は、京成杯の勝ち馬も、2011~14年は父サンデー系が4連勝していたものの、2015年以降は父がサンデー系ではない馬が5連勝中です。父サンデー系に逆風が吹いている印象ですから、今年の京成杯も出走馬の父系を色分けして臨むと良いのではないでしょうか(今年の京成杯の登録馬は17頭のうち9頭が父サンデー系です)。

今週末からは中山、京都、小倉の3場開催となります。1月18日~19日に行われる3場(中山、京都、小倉)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

1月18日~19日
場所
中山 Cコース・3週目
京都 Aコース・3週目
小倉 Aコース・1週目

1月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 菜の花賞 [3.1.3.21]
中山10R 初凪賞 [2.1.0.14]
中山11R ニューイヤーS [1.1.2.28]
京都9R 木津川特別 [1.0.2.18]
京都10R 紅梅S [2.2.2.25]
京都11R 羅生門S [2.1.1.29]
小倉10R 小倉城特別 [0.1.0.17]
小倉11R 愛知杯 [1.4.0.33]
小倉12R 鳥栖特別 [0.2.1.15]

1月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 初富士S [2.0.1.29]
中山10R ジャニュアリーS [1.3.1.30]
中山11R 京成杯 [0.1.1.35]
京都9R 白梅賞 [0.0.0.7]
京都10R 北大路特別 [0.1.1.17]
京都11R 日経新春杯 [2.1.1.28]
小倉10R ネモフィラ賞 [0.0.0.2]
小倉11R 巌流島特別 [1.0.2.33]
小倉12R 呼子特別 [1.0.2.7]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
愛知杯(G3、小倉芝2000m)

愛知杯での穴ぐさは[1.4.0.33](複勝率13.2%)で、複勝回収率は107%です。今年は小倉芝2000mでの開催ですが、2011年に小倉で施行された時は穴ぐさのブロードストリートが9番人気で②着に食い込みました。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち近4走以内に③着以内がなかった馬は1頭だけです。2013年以降の激走馬8頭はいずれも近3走以内に③着以内があったので、近走での好走歴を確認しておきましょう。

激走馬11頭のうち8頭は父サンデー系で、2頭が母父サンデー系です。11頭のうち10頭は11~2月に勝ち鞍があったので、寒い時期に実績のあるサンデー系をマークしておきましょう。

注目レース
木津川特別(2勝クラス、京都芝外1600m)

木津川特別での穴ぐさは[1.0.2.18](複勝率14.3%)で、複勝回収率は111%です。

馬券に絡んだ3頭は4~5歳で、父か母父がサンデー系です。3頭のうち2頭は関東馬でしたが、3頭はいずれも近2走以内にメンバー中3位以内の上がりを計時していたので、関東からの遠征馬であっても、末脚に見どころがある馬は侮れないでしょう。

注目レース
菜の花賞(1勝クラス、中山芝1600m)

菜の花賞での穴ぐさは[3.1.3.21](複勝率25.0%)で、複勝回収率は128%です。

激走した7頭のうち、良~稍重馬場での5頭はひと桁馬番で、重馬場での2頭はふた桁馬番でした。7頭のうち4頭は父サンデー系でしたが、母父ノーザンダンサー系の馬が4頭いて、力の要る馬場もこなせそうなタイプが良さそうです。7頭のうち6頭は中山での出走歴があり、例外の1頭は阪神で出走歴があったので、直線に急坂があるコースの経験も確認して臨みましょう。

ちなみに…
日経新春杯での穴ぐさは[2.1.1.28]で、京成杯では[0.1.1.35]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、日経新春杯が6頭、京成杯が7頭です。

日経新春杯で激走した6頭は、馬番9番以内での4~6歳馬です。6頭はすべて父サンデー系で、2012年以降の5頭は馬体重が476~550kgでした。2013年以降の4頭は芝2300~2400mで勝利実績があったので、馬格&距離実績があるタイプはマークしておきましょう。

京成杯で激走した7頭は馬番11番以内で、7頭のうち6頭は父か母父がサンデー系です。7頭は芝でメンバー中1~2位の上がりを使って勝ったことがあったので、末脚のしっかりしたタイプを評価すると良さそうです。7頭は前走が①~⑤着で、前走の芝で初勝利を挙げていた5頭は0秒2~0秒6差で勝利していたので、前走で勝ち上がった馬は着差も確認しておくと良いでしょう。


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