独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

穴ぐさ傾向と対策

今年の中山記念も1番人気は過信禁物!?


先週(2月22日~23日)の穴ぐさは[4.7.10.101](複勝率17.2%)で、京都牝馬Sでは【A】評価だったプールヴィルが②着に入りました。ただ、フェブラリーSのケイティブレイブやダイヤモンドSのミライヘノツバサなどを指名できなくて、好配当獲得のチャンスがあったのにモノにできず、すみませんでした。

フェブラリーSもダイヤモンドSも想像以上に前掛かりの展開になって、中団から後方に控えた馬たちに合う流れになりました。展開を読み切ることは難しい面もありますが、今週末からは開催も変わり、3場(中山、阪神、中京)ともは良好な状態になるでしょうから、馬場とメンバーを見て、激走確率の高い馬を指名できるように頑張ります。

今週末は中山で中山記念、阪神で阪急杯が予定されています。中山記念は登録頭数が9頭と少ないものの、G1での連対実績がある馬が6頭いて、今年もメンバーレベルは高そうです。ただ、近年は前哨戦という意味合いも強くなっていて、過去10年での1番人気は[2.0.0.8]と馬券圏外も多いんですよね。馬券的な妙味はありそうです。

中山芝重賞での1番人気は、1月末のアメリカJCCでブラストワンピースが勝利し、昨年末にはホープフルSでコントレイルが優勝しましたが、その2レースは2000~2200mでした。昨年以降の中山芝重賞での1番人気は、2000~2200mだと勝てているものの、それ以外の距離ではあまり勝てていません。

【2019年以降の中山芝重賞での1番人気】
距離 着別度数
芝1200m [1.0.1.0]
芝1600m [0.0.1.5]
芝1800m [0.2.0.2]
芝2000m [2.1.1.4]
芝2200m [2.1.0.1]
芝2500m [0.1.0.1]
芝3600m [0.1.0.0]

距離別で分けるとこの通りで、2000~2200mでは[4.2.1.5]ですが、それ以外の距離では[1.4.2.8]です。1200mで勝利した1頭は昨年のオーシャンSでのモズスーパーフレアで、1600~1800mや2500m以上では勝ちきれていないんですよね。

中山芝1800mでの重賞は年間に4レースあり(中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーC)、いずれも2~3月に施行されます。2016年以降は中山芝1800mでの重賞は合計で16レースが行われ、1番人気に関してはこんなデータがあります。

【2016年以降の中山芝1800m重賞での1番人気】
馬番 着別度数
馬番1~7番 [0.2.0.6]
馬番8~15番 [4.2.1.1]

1番人気は[4.4.1.7]という成績で、馬番7番以内だと未勝利([0.2.0.6])、馬番8番より外枠だと好走率が高く、4頭が優勝しています([4.2.1.1])。

今年の中山記念の1番人気は、インディチャンプウインブライトダノンキングリーラッキーライラックあたりが候補でしょうか。開幕週での施行でも、1番人気は内が良いとは限らないので、このことは頭に入れて臨むと良いでしょう。

阪神での阪急杯にはフルゲート18頭のところに20頭が登録しています。阪神での開催は昨年12月以来となるわけですが、昨年12月の阪神芝重賞はいずれも馬番4~6番の馬が優勝しました。阪神JF①着のレシステンシアは2枠4番、朝日杯FS①着のサリオスは3枠6番、阪神C①着のグランアレグリアは3枠5番でした。

昨秋以降の阪神芝重賞は、馬番によって成績に大きな違いが見られたので、そのデータをご覧いただきましょう。

【2019年9月以降の阪神芝重賞】
馬番 着別度数
馬番1番 [0.0.1.6]
馬番2番 [0.0.0.7]
馬番3番 [1.0.0.6]
馬番4番 [3.0.1.3]
馬番5番 [1.1.0.5]
馬番6番 [1.1.1.4]
馬番7番 [1.1.0.5]
馬番8番 [0.1.2.4]
馬番9番 [0.1.1.4]
馬番10番 [0.1.1.4]
馬番11番 [0.1.0.5]
馬番12番 [0.0.0.6]
馬番13番 [0.0.0.4]
馬番14番 [0.0.0.3]
馬番15番 [0.0.0.3]
馬番16番 [0.0.0.3]
馬番17番 [0.0.0.1]
馬番18番 [0.0.0.1]

阪神芝重賞は昨秋以降に7レースが行われ、勝ち馬はすべて馬番7番以内で、馬券に絡んだ21頭はすべて馬番11番以内でした。真ん中から内枠が良いわけで、ただし、馬番1~2番だった馬は[0.0.1.13]ですから、内枠過ぎない方が良いのかなと思われます。馬番4~8番辺りから好走する馬が多数出ていますから、阪急杯も迷ったら上記のデータを参考にしてください。

2月29日~3月1日に行われる3場(中山、阪神、中京)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

2月29日~3月1日
場所
中山 Aコース・1週目
阪神 Aコース・1週目
中京 Aコース・1週目

2月29日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R デイジー賞 [0.0.0.5]
中山10R 富里特別 [0.0.1.32]
中山11R サンシャインS [1.0.1.22]
阪神9R うずしおS [2.1.0.26]
阪神10R マーガレットS [0.1.1.24]
阪神11R 仁川S [2.0.3.26]
中京10R はこべら賞 [1.2.1.17]
中京11R 中京スポニチ賞 [1.1.2.29]
中京12R 豊橋特別 [3.3.1.22]

3月1日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 水仙賞 [0.0.0.8]
中山10R ブラッドストーンS [2.0.3.30]
中山11R 中山記念 [1.2.1.17]
阪神9R 伊丹S [0.3.2.27]
阪神10R すみれS 出走ナシ
阪神11R 阪急杯 [1.0.1.37]
中京10R 茶臼山高原特別 [0.0.1.8]
中京11R 豊明S [2.2.0.24]
中京12R 伊勢特別 [1.3.3.23]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
中山記念(G2、中山芝1800m)

中山記念での穴ぐさは[1.2.1.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は125%です。ただ、今年は登録馬が9頭と少ないので、穴ぐさがいるかどうか……。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも6歳以上ひと桁馬番でした。2017年②着のサクラアンプルール以外の5頭は父ノーザンダンサー系で、2012年以降に激走した4頭は母父がサンデーサイレンスでした。サクラアンプルールはノーザンダンサーの5×5×4というクロスを持つ馬で、サンデー系とノーザンダンサー系を併せ持つタイプをマークしておきましょう。

注目レース
うずしおS(3勝クラス、阪神芝外1600m)

うずしおSでの穴ぐさは[2.1.0.26](複勝率10.3%)で、複勝回収率は115%です。昨年はメイショウオワラが10番人気で①着となりました。

連対した3頭の穴ぐさは5~6歳で、10~13番人気でした。1600mで連対した2頭は馬番7番で、どちらも休み明けでしたが、近2走以内に連対歴がありました。近走に好走歴があって人気薄で放置されている馬はマークしておきましょう。

注目レース
伊勢特別(2勝クラス、中京ダート1900m)

伊勢特別での穴ぐさは[1.3.4.23](複勝率25.8%)で、複勝回収率は163%です。ダート1900mの時に限ると[1.2.3.15](複勝率28.6%)で、複勝回収率は210%です。

ダート1900m戦で馬券に絡んだ穴ぐさは4~6歳の牡セン馬で、父がミスプロ系かサンデー系でした。6頭はいずれも近3走以内に掲示板内があり、4頭は近3走以内に③着以内の好走歴がありました。2~3走前のレースぶりも確認して臨むと良さそうです。

注目レース
豊橋特別(1勝クラス、中京芝1400m)

豊橋特別での穴ぐさは[3.3.1.22](複勝率24.1%)で、複勝回収率は111%です。芝1400mの時に限ると[2.1.1.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は108%です。

③着以内に入った7頭は4~5歳で、そのうち6頭は4歳です。芝1400mで馬券に絡んだ4頭は父がサンデー系かミスプロ系で、そのうち3頭は母父がノーザンダンサー系の牝馬でした。4頭は芝1600~1800mでの勝利実績があったので、1400mを超える距離で好走歴があるタイプが狙い目でしょう。

注目レース
はこべら賞(1勝クラス、中京ダート1400m)

はこべら賞での穴ぐさは[1.2.1.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は110%です。

馬券圏内に入った4頭は馬体重が466~476kgで、父がミスプロ系かサンデー系でした。ダート1400mで③着以内に入った馬は3頭で、そのうち2頭はダート1600~1800mで勝ち鞍を挙げていました。残りの1頭は中京ダート1400mで初勝利を挙げていたので、コース実績か1600m以上での実績があるタイプが侮れないでしょう。

ちなみに…
阪急杯での穴ぐさは[1.0.1.37]で、過去10年の同レースでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭います。

激走した8頭のうち7頭は前走が④着以下で、2013年以降の7頭はすべて前走が④着以下でした。ただ、8頭のうち5頭は芝重賞での勝ち鞍があり、例外の3頭は近4走以内に連対歴があったので、それらのタイプはマークしておくと良さそうです。

激走した8頭は父と母父がサンデー系、ノーザンダンサー系、ロベルト系、ミスプロ系のいずれかの組み合わせでした。2014年以降の6頭は5~8歳で、そのうち4頭は6~8歳だったので、ベテランが侮れないでしょう。


TOPページに戻る