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穴ぐさ傾向と対策

七夕賞も軽ハンデの小柄な馬が!?


先週(7月4日~5日)の穴ぐさは[2.3.7.102](複勝率10.5%)でした。ラジオNIKKEI賞【B】評価だったディープキングが③着に入りましたが、人気薄で激走した馬を指名できず、申し訳ありませんでした。

ラジオNIKKEI賞CBC賞も逃げた馬がそのまま押し切る展開で、前者を制したバビットは馬体重が454kgでハンデ53kg、後者を勝ったラブカンプーは442kgでハンデ51kgでした。ラブカンプーの442kgというのは出走馬16頭の中で2番目に小さくて、今夏の阪神芝は引き続き小柄なタイプに要注意なのかもしれませんね。

今週末は七夕賞プロキオンSという重賞が予定されていて、七夕賞は先週の2重賞と同じく芝のハンデ戦となりますから、波乱の決着があり得そうです。今年、芝のハンデ重賞は14レースが行われ、ハンデ&人気別の成績が次のようになっています。

【2020年の芝のハンデ重賞】
人気 ハンデ54kg以下 ハンデ55kg以上
1番人気 [1.0.1.2] [0.0.0.10]
2番人気 [1.0.1.2] [1.2.1.6]
3番人気 [2.0.1.1] [1.1.1.7]
4番人気 [0.0.0.5] [2.0.0.7]
5番人気 [0.2.1.5] [0.0.1.5]
6番人気 [0.1.0.7] [0.2.0.4]
7番人気以下 [5.6.5.70] [1.0.2.50]

1番人気は[1.0.1.12]で、ハンデ55kg以上の馬が[0.0.0.10]です。ある程度の斤量を背負った1番人気は、まったく期待に応えられていないので、これは要警戒でしょう。

ハンデ54kg以下の馬は、年始の中山金杯こそ馬券圏内に入れなかったものの、それ以外の13レースでは連対圏に入っています。ハンデ54kg以下の馬は[9.9.9.92](勝率7.6%、連対率15.1%、複勝率22.7%)という成績で、単勝回収率417%・複勝回収率180%ですから、これだけで妙味があるんですが、見逃せないのが馬体重です。

【2020年の芝のハンデ重賞でのハンデ54kg以下の馬】
馬体重 着別度数
498kg以下 [9.9.8.61]
500kg以上 [0.0.1.31]

ハンデ54kg以下で馬券に絡んだ27頭のうち26頭は馬体重が498kg以下で、500kg以上の大型馬は軽ハンデでほとんど好走できていないんですよ。今年の芝のハンデ重賞では、馬体重が498kg以下でハンデ54kg以下だった馬が中山金杯以外の13レースで連対していますから、七夕賞もそのタイプに注意すると良いんじゃないでしょうか。

一方、JRAのダート重賞は今年に7レースが行われ、いずれも上位人気馬が優勝しています。

【2020年のJRAダート重賞】
人気 着別度数
1番人気 [3.1.1.2]
2番人気 [1.0.2.4]
3番人気 [3.2.1.1]
4番人気 [0.1.0.6]
5番人気 [0.1.0.6]
6番人気 [0.0.0.7]
7番人気以下 [0.2.3.63]

勝ったのは1~3番人気に推された馬で、4番人気以下の馬は[0.4.3.82]です。今週末のプロキオンSも、軸馬は1~3番人気から選ぶのが賢明でしょう。

1~3番人気だった21頭は枠順によって成績に違いが見られるので、枠順別の成績を見てください。

【2020年のJRAダート重賞での1~3番人気】
枠順 着別度数
1枠 [0.1.0.1]
2枠 [0.0.1.2]
3枠 [0.1.0.3]
4枠 [3.0.0.1]
5枠 [0.0.2.0]
6枠 [3.0.0.0]
7枠 [0.0.1.0]
8枠 [1.1.0.0]

1~3番人気は、1~3枠だと[0.2.1.6]で、4~8枠だと[7.1.3.1]です。内枠じゃない1~3番人気はほとんどが馬券圏内に入っていて、7レースはいずれも4~8枠に入った1~3番人気が制しているとも言えます。今年プロキオンSが行われる阪神ダート1400mも、外枠の方が走りやすい印象があるコースですから、外目の枠の上位人気馬が信頼しやすいでしょう。

今年は残り2週となった函館開催は、芝が今週からBコースとなるのでご注意ください。7月11日~12日に行われる福島、阪神、函館の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

7月11日~12日
場所
福島 Aコース・2週目
阪神 Bコース・3週目
函館 Bコース・1週目

7月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 郡山特別 [1.2.4.30]
福島10R 猪苗代特別 [1.1.1.27]
福島11R テレビユー福島賞 [2.1.2.30]
阪神9R マカオJCT [1.2.0.21]
阪神10R インディアT [2.0.0.29]
阪神11R マレーシアC [1.0.0.17]
函館10R 恵山特別 [1.0.1.6]
函館11R 五稜郭S [1.0.0.20]
函館12R 渡島特別 [1.2.1.22]

7月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 織姫賞 [0.3.1.31]
福島10R 天の川賞 [2.0.2.24]
福島11R 七夕賞 [2.3.0.36]
福島12R 彦星賞 [0.2.1.25]
阪神9R タイランドC [1.2.3.28]
阪神10R フィリピンT [2.3.1.20]
阪神11R プロキオンS [0.0.3.38]
阪神12R シンガポールTC賞 [2.2.2.21]
函館10R 横津岳特別 [1.1.1.7]
函館11R マリーンS [0.2.1.25]
函館12R 函館道新スポーツ杯 [0.1.1.25]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
シンガポールTC賞(2勝クラス、阪神芝外1600m)

シンガポールTC賞での穴ぐさは[2.2.2.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は118%です。の時に限ると[1.2.2.18](複勝率21.7%、複勝回収率120%)です。

芝で馬券に絡んだ穴ぐさ(5頭)は4~5歳で、4頭が父サンデー系で、1頭が母父サンデー系です。5頭のうち4頭は前走⑤着以内で、同じく5頭のうち4頭は近3走以内に芝で勝ち鞍を挙げていたので、勢いのある若いタイプに注意しましょう。

注目レース
横津岳特別(2勝クラス、函館芝2600m)

横津岳特別での穴ぐさは[1.1.1.7](複勝率30.0%)で、複勝回収率は500%です。

馬券圏内に入った3頭は父か母父がサンデー系で、馬番1~6番でした。3頭は馬体重が434~454kgで、そのうち2頭は牝馬だったので、小柄でも内で距離ロスを抑えて走れそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
郡山特別(1勝クラス、福島芝1200m)

郡山特別での穴ぐさは[1.2.4.30](複勝率18.9%)で、複勝回収率は101%です。昨年はダート1150mでしたが、今年は芝1200mで、芝1200mの時に限ると[1.2.4.27](複勝率20.6%・複勝回収率110%)という成績です。

芝で③着以内に入った7頭は3~5歳で、6頭は3~4歳です。2015年以降の4頭は牝馬で、その4頭は馬番10番以内でもありました。7頭は前走が掲示板外でしたが、いずれも芝1200m以外の条件でした。芝1200mに替わっての変わり身を期待できそうなタイプを選出しましょう。

ちなみに…
七夕賞での穴ぐさは[2.3.0.36]で、プロキオンSでは[0.0.3.38]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、七夕賞では14頭、プロキオンSでは4頭います。

七夕賞が開催2週目での施行となってからは激走した馬が10頭いて、いずれも鞍上は関東所属騎手で、そのうち9頭が乗り替わりでの騎乗でした。10頭は5~8歳の牡セン馬で、5歳が2頭、6歳が6頭、7~8歳が2頭で、6歳馬の激走が目立ちます。

10頭は馬番12番以内で、8頭は偶数馬番でした(奇数馬番の2頭はひと桁馬番)。2014年以降に激走した8頭のうち6頭は父か母父がノーザンダンサー系で、例外の2頭は5代血統表内にノーザンダンサーのクロスを持っていました。ノーザンダンサーの有無はチェックして臨むと良いでしょう。

プロキオンSで激走した4頭は父がサンデー系かミスプロ系で、馬番1~6番でした。4頭は前走が馬券圏外でしたが、前走がダートOPで2~6番人気でした。4頭のうち3頭は前走が2番人気だったので、前走で上位の評価を受けていた馬が人気薄で放置されていたら、見限らないようにしましょう。


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