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穴ぐさ傾向と対策

マイラーズCも父ミスプロ系の取捨がカギ!?


先週、このコーナーとTwitter(@sarabure_eb)で『サラブレ』本誌の休刊についてご案内したところ、多くの方からメッセージを送っていただき、Twitterでも多くのツイートをしていただきました。ありがとうございました。

『サラブレ』によって競馬にハマったというツイートをされてる方も何人もいらっしゃって、ありがたいことです。競馬月刊誌の『サラブレ』は休刊いたしますが、この『サラブレモバイル』は継続して情報発信をしていきますので、今後もご愛用いただければと思います。

先週(4月17日~18日)の穴ぐさは[7.6.5.101](複勝率15.1%)で、単勝回収率が113%でした。皐月賞では【C】評価だったタイトルホルダーが8番人気で②着に粘り込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

これで今年のG1での穴ぐさは[0.3.1.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率が121%となりました。今週末はG1がありませんが(香港ではG1がありますが)、来週からは6週連続でG1レースが開催されますから、良い成績を残せるように頑張ります。

皐月賞は、今年の結果も含めて、近10年(2012~21年)での枠順別成績が次のようになっています。

【2012~21年の皐月賞】
枠順 1~6番人気 7番人気以下
1枠 [2.0.0.8] [0.0.0.9]
2枠 [1.1.2.4] [0.0.0.12]
3枠 [0.1.1.5] [0.0.0.13]
4枠 [2.3.1.5] [1.0.0.8]
5枠 [0.1.0.3] [0.0.2.14]
6枠 [1.0.2.2] [1.0.0.14]
7枠 [1.1.0.5] [0.2.0.18]
8枠 [0.1.0.7] [1.0.2.16]

上位人気馬は枠順に大きく左右されない成績になっていますが、7番人気以下の好走はほとんどが真ん中から外枠であることが分かります。人気薄の好走は距離ロスを抑えやすい内枠の方が多いのでは?と考えた人もいたかと思いますが、実際はそうではないんですよね。

今年の皐月賞で【穴ぐさ・A】は、3枠6番のヨーホーレイクでした(11番人気⑤着)。道悪馬場になって外差しが利くんじゃないかと考えてその評価にしたんですが、もっと素直に上記の枠順の傾向を重視すべきだったかと反省しています。

それはさておき、皐月賞の傾向を見ても分かる通り、上位人気と下位人気は分けて考えることは、競馬の予想において重要であると考えています。人気のない馬が馬券に絡むには他馬と比べて何か利点があったケースが多く、その傾向を知ることは穴馬を効率良く狙う上でも必須だと思うんですよね。このコーナーの下段で「人気薄の好走パターン」を載せているのもそのためなので、ぜひご活用いただければと思います。

それにしても、皐月賞でのエフフォーリアは強かったですね。3馬身差の快勝で、これで4戦4勝となりました。新馬(0秒1差)→百日草特別(0秒2差)→共同通信杯(0秒4差)→皐月賞(0秒5差)と、走るたびに②着との着差を拡げていて、今後が非常に楽しみです。

1986年以降の皐月賞で、②着に0秒4差以上の差を付けて優勝した馬はエフフォーリアで8頭目で、それらの馬たちはダービー菊花賞で次のような成績となっています。

【1986年以降の皐月賞で0秒4差以上で優勝した馬】
皐月賞馬(着差) ダービー 菊花賞
1987年 サクラスターオー(0秒4差) 不出走
1992年 ミホノブルボン(0秒4差)
1994年 ナリタブライアン(0秒6差)
2005年 ディープインパクト(0秒4差)
2008年 キャプテントゥーレ(0秒4差) 不出走 不出走
2011年 オルフェーヴル(0秒5差)
2012年 ゴールドシップ(0秒4差) ⑤着
2021年 エフフォーリア(0秒5差) ? ?

ダービーと菊花賞に出走した際は[9.1.0.1]で、どちらかに出走した馬は二冠~三冠馬となっています。エフフォーリアもこのまま無事に行けば、さらにG1タイトルを重ねる可能性が高そうですね。

今週末は重賞が3レースあり、東京でフローラS、阪神でマイラーズC、新潟で福島牝馬Sが予定されています。2月から続いている阪神開催は天皇賞・春が予定されている来週末までで(6月19~20日、6月26~27日にも開催されますが)、改めて今年の阪神芝重賞の傾向を確認しておきましょう。

【2021年の阪神芝重賞】
馬番 着別度数
馬番1~5番 [6.3.5.41]
馬番6~10番 [6.5.2.41]
馬番11~18番 [0.2.4.42]

今年、阪神芝で重賞は11レースが行われ、勝ち馬12頭は馬番10番以内の馬です。連対圏に入った22頭のうち20頭は馬番1~10番で、馬番11番より外枠で連対したのは桜花賞②着のサトノレイナス(1番人気)と京都牝馬S②着のギルデッドミラー(5番人気)だけですから、連続開催後半の馬場でも枠は外過ぎない方が良いのでしょう。

11レースでの1番人気は[5.2.1.3]という成績で、この11頭は前走着順別の成績が次のようになっています。

【2021年の阪神芝重賞での1番人気】
前走着順 成績
前走①着 ⑪⑦
前走②着
前走④着以下 ①①①

1番人気は前走で負けていたタイプの方が好走率が高く、前走で②着以下だったのに1番人気に推された馬は[4.1.1.1]です。今週末のマイラーズCでも、1番人気は前走着順をチェックしてみてはいかがでしょうか。

マイラーズCは阪神芝外1600mでの施行で、今年、同コースでは特別競走が11レース行われ、父系別の成績が次のようになっています。

【2021年の阪神芝外1600mの特別競走】
父系 3歳限定戦 古馬戦
父サンデー系 [1.1.2.20] [3.4.3.35]
父ミスプロ系 [1.1.0.12] [4.1.2.13]
父ノーザンダンサー系 [3.0.0.5] [0.1.1.11]
父ロベルト系 [0.1.2.7] [0.1.1.1]
上記4系統以外の父系 [0.0.0.1] [0.0.0.4]

3歳限定の特別競走では父ノーザンダンサー系の好走率が高いのですが、古馬の特別競走では父ミスプロ系の好走が目立ちます。古馬の特別競走においては父ミスプロ系の馬が[4.1.2.13](複勝率35.0%)で、7レースすべてで馬券に絡んでいます。

古馬の阪神芝外1600mの特別競走での父ミスプロ系の馬に関しては、間隔が開いている馬の方が好走率が高いというデータもあります。

【2021年の阪神芝外1600mでの古馬の特別競走における父ミスプロ系】
間隔 着別度数
中6週以内 [0.0.1.9]
中7週以上 [4.1.1.4]

中7週以上だった父ミスプロ系は[4.1.1.4](複勝率60.0%)で、単勝回収率が280%、複勝回収率が153%です。今年のマイラーズCは登録馬のほとんどが父サンデー系と父ミスプロ系ですが、取捨に迷ったら間隔の開いている父ミスプロ系に注目するといいのではないでしょうか!?

4月24日~25日に行われる東京、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月24日~25日
場所
東京 Aコース・1週目
阪神 Bコース・3週目
新潟 Bコース・3週目

4月24日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 新緑賞 [0.0.0.3]
東京10R 晩春S [1.3.2.29]
東京11R オアシスS [0.3.3.33]
阪神9R あやめ賞 [0.1.2.10]
阪神10R 丹波特別 [0.1.2.15]
阪神11R 京橋S [0.1.0.9]
新潟10R 栃尾特別 [0.0.0.3]
新潟11R 福島牝馬S [2.1.0.36]
新潟12R 白馬岳特別 [0.1.4.17]

4月25日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 石和特別 [2.1.1.9]
東京10R 鎌倉S [1.2.3.32]
東京11R フローラS [2.0.3.36]
阪神9R 白鷺特別 [1.0.4.11]
阪神10R 灘S [1.1.1.28]
阪神11R マイラーズC [1.5.2.27]
新潟10R 雨飾山特別 [0.1.1.3]
新潟11R 福島放送賞 [1.0.2.34]
新潟12R 尖閣湾特別 [0.1.3.10]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
マイラーズC(G2、阪神芝外1600m)

マイラーズCでの穴ぐさは[1.5.2.27](複勝率22.9%)で、複勝回収率は153%です。昨年は【A】評価だったベステンダンクが7番人気で②着に食い込みました。

過去10年のマイラーズCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、阪神開催だった2011年に激走した2頭も含めて8頭のうち7頭は4角3番手以内からの粘り込みです。8頭のうち7頭は馬体重が496kg以上だったので、大型の先行型に注意しましょう。

激走した8頭は前走が芝1600~1800mのOPで、そのうち7頭は5歳以上でした。8頭のうち6頭は4~6月の芝で勝ち鞍があったので、季節実績も確認して臨むと良さそうです。

注目レース
石和特別(2勝クラス、東京芝1800m)

石和特別での穴ぐさは[2.1.1.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は219%です。

馬券圏内に激走した4頭の穴ぐさは父か母父がノーザンダンサー系で、そのうち3頭は父サンデー系です。4頭は中6週以内の臨戦で、そのうち3頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていたので、出走間隔と前走の上がり順位をチェックして臨みましょう。

注目レース
白馬岳特別(2勝クラス、新潟ダート1800m)

白馬岳特別での穴ぐさは[0.1.4.17](複勝率22.7%)で、複勝回収率は136%です。

③着以内に入った5頭の穴ぐさは4~6歳の牡馬で、中7週以内の臨戦でした。5頭は前走が馬券圏外でしたが、そのうち3頭は前走が4角4番手以内で、残りの2頭は4角7番手以下からメンバー中3位以内の上がりを計時していました。前走で先行力を見せていたか、上位の上がりを使っていた馬が侮れないでしょう。

注目レース
雨飾山特別(1勝クラス、新潟芝2400m)

雨飾山特別での穴ぐさは[0.1.1.3](複勝率40.0%)で、複勝回収率は186%です。

馬券に絡んだ2頭の穴ぐさは父か母父がリファールの系統で、4代血統表内にノーザンダンサーのクロスを内包していました。どちらも左回りの芝で勝利実績があったので、そのようなタイプは新潟芝2400mが未経験でも見逃さないようにしましょう。

注目レース
尖閣湾特別(1勝クラス、新潟芝外1800m)

尖閣湾特別での穴ぐさは[0.1.3.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は135%です。

③着以内に入った4頭の穴ぐさは中8週以内の臨戦で、馬番7番より外枠でした。4頭のうち3頭は父か母父がサンデー系でしたが、同じく4頭のうち3頭は4代血統表内にニジンスキーを持っていたので、スタミナ型の血脈を補完されてるタイプが面白そうです。

ちなみに…
フローラSでの穴ぐさは[2.0.3.36]で、福島牝馬Sでは[2.1.0.36]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、フローラSで10頭、福島牝馬Sも10頭います。

フローラSで激走した10頭のうち9頭は中8週以内の臨戦で、10頭のうち8頭はひと桁馬番でした。10頭は前走が芝1800m以上で、10頭のうち9頭は芝1800~2000mで連対歴があったので、ある程度の距離実績は欲しい印象があります。

激走した10頭のうち8頭は4代血統表内にノーザンテーストダンチヒを持っていて、2014年以降の6頭は2~3月生まれだったので、誕生日もチェックして臨むといいでしょう。

福島牝馬Sが新潟で施行されるのは2011年以来で、同年はマンハッタンカフェ産駒のフミノイマージンが9番人気で優勝しました。同馬を含めて激走した10頭のうち4頭が父サンデー系で、その4頭は中3週以内の臨戦で、そのうち3頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使っていました。

父がサンデー系以外で激走した6頭は福島開催時ですが、いずれも中4週以上の臨戦で、そのうち4頭が3ヶ月以上の休み明けだったので、父がサンデー系以外の馬は間隔が開いていても侮らない方が良さそうです。

福島開催時も含めて激走馬の10頭のうち、芝OPで勝ち鞍があったのは1頭だけです。ただ、10頭のうち9頭は芝OPで⑤着以内に入ったことがあったので、OPで掲示板内の実績があるタイプをピックアップしておくと良さそうです。


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