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穴ぐさ傾向と対策

天皇賞・春も大柄ではない上位人気が!?


先週(4月22日~23日)の穴ぐさは[4.4.5.100](複勝率11.5%)で、福島牝馬S【C】評価だったステラリアが8番人気で優勝しました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

およそ2年半ぶりの開催となった京都競馬は、1番人気が[11.3.6.4](複勝率83.3%)という成績で、全体的に堅い決着も多かったですね。1番人気の回収率は単勝が114%、複勝が107%と100%を超えていて、さすがに2週連続でこの数値が維持されるとは考えづらいですが、上位人気馬が力を発揮しやすいコンディションであることは頭の中に入れておいてもいいのかもしれません。

先週の京都競馬では、芝とダートが12レースずつ行われ、芝1勝クラス以上での7レースに関しては、人気と枠順別の成績が次の通りでした。

【2023年の京都芝の1勝クラス以上】
人気 着別度数
1番人気 [4.0.1.2]
2番人気 [1.2.0.4]
3番人気 [1.0.1.5]
4番人気 [0.3.1.3]
5番人気 [1.1.1.4]
6番人気以下 [0.1.3.49]

【2023年の京都芝の1勝クラス以上】
枠順 着別度数
1枠 [0.1.0.7]
2枠 [0.0.0.9]
3枠 [0.1.1.8]
4枠 [1.1.0.8]
5枠 [3.1.1.6]
6枠 [1.1.0.10]
7枠 [0.1.2.11]
8枠 [2.1.3.8]

先週の京都芝の1勝クラス以上(7レース)では、勝利した馬が1~5番人気で、4~8枠でした。6番人気以下の馬が勝てなかったのはまだしも、1~3枠の内枠の馬が1頭も勝てなかったことは意外でした。もちろん内側の馬場が悪いわけではなく、外からでも差し込めるフラットな状態であると見るべきなのでしょう。

今週末の京都競馬では、天皇賞・春があります。阪神大賞典前のこのコーナーで記した通り、昨年以降の芝3000m以上のOPでは上位人気が勝利するケースが続いているので、天皇賞・春も、勝つのはどの上位人気馬か?という視点で予想をすることになりそうです。

【2022年以降の芝3000m以上のOP】
人気 着別度数
1番人気 [3.2.1.3]
2番人気 [5.0.1.3]
3番人気 [1.1.1.6]
4番人気以下 [0.6.6.97]

芝3000m以上のOPは昨年以降に9レースが行われ、勝ったのは1~3番人気で、そのうち8レースで1~2番人気に推された馬が優勝しています。

その9レースでは、1~3番人気の3頭の中で枠がいちばん内ではなかった馬が連対している、というデータもあるので、改めてその成績をご覧ください。

【2022年以降の芝3000m以上のOPでの1~3番人気】
レース 1~3番人気
の中で枠が
いちばん内の馬
1~3番人気
の中で枠が
真ん中の馬
1~3番人気
の中で枠が
いちばん外の馬
2023年
阪神大賞典
⑤着
2023年
ダイヤモンドS
⑩着
2023年
万葉S
⑧着 ④着
2022年
ステイヤーズS
⑨着 ④着
2022年
菊花賞
⑧着 ④着
2022年
天皇賞・春
⑤着
2022年
阪神大賞典
④着
2022年
ダイヤモンドS
⑤着 ⑨着
2022年
万葉S
着別度数 [1.1.2.5] [5.1.0.3] [3.1.1.4]

阪神大賞典で優勝したのは、1~3番人気の3頭の中で枠が真ん中だったジャスティンパレスでした。1~3番人気の3頭の中で枠がいちばん内ではなかった2頭は[8.2.1.7]という成績で、9レースすべてで連対し、そのうち8レースで優勝していますから、天皇賞・春でもこのタイプには注目でしょう。

ちなみに、上記の9レースでは、そのうち6レースを474kg以下だった馬が勝っていて、1~3番人気も474kg以下だった馬の好走率が高いという傾向が見られます。

【2022年以降の芝3000m以上のOP】
馬体重 1~3番人気 4番人気以下
474kg以下 [6.0.2.1] [0.2.3.40]
476kg以上 [3.3.1.11] [0.4.3.57]

馬体重が474kg以下で1~3番人気だった馬は[6.0.2.1]で、牡馬に限ると[6.0.2.0]で馬券圏外になった馬がいません。実は、それほど大柄ではないタイプの信頼度が高いので、天皇賞・春の上位人気馬についても馬体重をチェックしてみてください。

今週末からは春の新潟開催が始まります。4月29~30日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月29~30日
場所
東京 Aコース・2週目
京都 Aコース・2週目
新潟 Bコース・1週目

4月29日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 横浜S [0.0.1.4]
東京10R 府中S [3.3.2.27]
東京11R 青葉賞 [2.1.3.40]
京都9R 矢車賞 [0.0.0.7]
京都10R 六波羅特別 [1.0.0.14]
京都11R 朱雀S [3.1.4.34]
新潟9R ゆきつばき賞 [0.1.4.28]
新潟10R 胎内川特別 [0.1.3.22]
新潟11R 三条S [0.4.1.20]

4月30日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 陣馬特別 [0.0.3.21]
東京10R ブリリアントS [2.3.5.36]
東京11R スイートピーS [1.1.3.37]
京都8R 糺の森特別 [0.0.1.13]
京都9R 御池特別 [2.1.4.26]
京都10R 端午S [1.4.5.33]
京都11R 天皇賞・春 [1.1.1.43]
京都12R 東大路S [1.2.2.22]
新潟9R 五泉特別 [3.2.2.38]
新潟10R 邁進特別 [2.3.2.42]
新潟11R 谷川岳S [1.1.2.34]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ブリリアントS(リステッド、東京ダート2100m)

ブリリアントSでの穴ぐさは[2.3.5.36](複勝率21.7%)で、複勝回収率は126%です。

③着以内に入った10頭の穴ぐさは、ハンデ54~55kgの牡馬です。10頭のうち6番人気以下だった9頭は父がミスプロ系かサンデー系で、そのうち8頭はひと桁馬番でした。10頭のうち9頭は近4走以内に連対歴がありました。

注目レース
端午S(OP特別、京都ダート1400m)

端午Sでの穴ぐさは[1.4.5.33](複勝率23.3%)で、複勝回収率は148%です。ダート1400mの時に限ると[1.4.4.21](複勝率30.0%)で、昨年は【C】評価だったファーンヒルが9番人気で③着に入りました。

ダート1400mの時に馬券圏内に入った9頭の穴ぐさは前走が④着以下でしたが、そのうち8頭は前走がダート1400m以外でした。9頭のうち8頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく9頭のうち8頭はキャリアが5戦以上だったので、ある程度の経験がある馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
府中S(3勝クラス、東京芝2000m)

府中Sでの穴ぐさは[3.3.2.27](複勝率22.9%)で、複勝回収率は135%です。芝2000mの時に限ると[3.2.2.25](複勝率21.9%)で、複勝回収率は121%です。

芝2000mの時に③着以内に入った穴ぐさは7頭いて、そのうち6頭は父がサンデー系以外でした。7頭のうち6頭は中8週以内での臨戦で、7頭のうち5頭はメンバー中3位以内の上がりで馬券圏内に入りました。例外の2頭も34秒台の上がりを使っていたので、父がサンデー系以外で決め手のあるタイプに妙味がありそうです。

注目レース
朱雀S(3勝クラス、京都芝1200m)

朱雀Sでの穴ぐさは[3.1.4.34](複勝率19.0%)で、複勝回収率は113%です。

2015年以降に馬券に絡んだ穴ぐさは6頭で、いずれも4~6歳でひと桁馬番でした。その6頭はすべて中9週以上での臨戦だったので、間隔が開いているひと桁馬番の馬をマークしておきましょう。6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系でした。

ちなみに…
天皇賞・春での穴ぐさは[1.1.1.43]で、青葉賞では[2.1.3.40]です。

近10年の天皇賞・春は1~4番人気が勝っていて、7番人気以下で②~③着に入った馬は6頭います(すべて京都施行時)。6頭は父サンデー系で、2015年以降の5頭は母父がノーザンダンサー系でもミスプロ系でもなかった馬です。その5頭のうち4頭はノーザンファーム生産馬で、1頭は社台ファーム生産馬でした。

激走した6頭のうち5頭は6~8歳で、同じく6頭のうち5頭はひと桁馬番でした。6頭は馬体重が478kg以下で、2015年以降の5頭は458kg以下だったので、小柄なタイプが侮れないでしょう。

近10年の青葉賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも前走が芝2200~2400mの1勝クラスで③着以内でした。5頭はキャリア4~6戦で、そのうち4頭は前走で4角4番手以内に付けていました。5頭は母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、持続力のありそうなタイプが狙い目でしょう。


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