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穴ぐさ傾向と対策

NHKマイルCも位置取りは重要に!?


今週末のJRA重賞はNHKマイルC京都新聞杯新潟大賞典。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。NHKマイルC上位人気馬が強そうですが!?

先週(4月27日~28日)の穴ぐさは[4.4.8.99](複勝率13.9%)で、単勝回収率が116%でした。ただ、④着が14頭、⑤着が10頭でワンパンチが利かないケースも多く、重賞でも貢献できず、申し訳ありませんでした。

天皇賞・春は1&2番人気の単勝オッズがともに2.8倍となったものの、票数の差で1番人気となったテーオーロイヤルが2馬身差で快勝して、初G1制覇を成し遂げました。6歳馬による天皇賞・春制覇は2015年のゴールドシップ以来で、あの勝ちっぷりなら、今後の長距離路線はテーオーロイヤル時代になるかもしれませんね。

先週の「穴ぐさ長者への道」【穴ぐさ特選レース】では、土曜日(27日)の府中市市制施行70周年記念【C】評価だったマイネルケレリウスが10番人気で優勝し、同日の京都12R【B】評価だったリンドラゴが6番人気で②着に入りました。

4月の【穴ぐさ特選レース】での穴ぐさは、単勝回収率が278%、複勝回収率が102%となりました。5月以降もご注目していただければと思います。
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今週末はNHKマイルC京都新聞杯新潟大賞典という重賞が組まれていて、アメリカではケンタッキーダービーが予定されています。NHKマイルCは3歳限定の芝1600mのG1で、現3歳世代の芝1600m重賞(JRA)は上位人気馬が勝利するケースが続いています。

【現3歳世代の芝1600m重賞(JRA)】
人気 着別度数
1番人気 [6.4.0.3]
2番人気 [1.1.2.9]
3番人気 [4.1.0.8]
4番人気 [0.1.5.7]
5番人気 [2.1.1.9]
6番人気以下 [0.5.5.113]

現3歳世代の芝1600m重賞(JRA)は13レースが行われ、勝ち馬は1~5番人気です。13レースのうち、牡牝混合戦の7レースでは、1番人気(4勝)か3番人気(3勝)が勝っていて、NHKマイルCも上位人気馬が強さを見せるかもしれませんね。

現3歳世代の牡牝混合の芝1600m重賞(JRA)では、7レースすべてで5代血統表内にストームキャットダンチヒを持つ馬が連対しています。

【現3歳世代の牡牝混合の芝1600m重賞(JRA)】
レース ①着
②着
5代血統表内の
ストームキャット・
ダンチヒ
アーリントンC ①着ディスペランツァ
②着アレンジャー
母母父父ダンチヒ
父母父ストームキャット
ニュージーランドT ①着エコロブルーム
②着ボンドガール
母母父母父ダンチヒ
母父母父父ダンチヒ
シンザン記念 ①着ノーブルロジャー
②着エコロブルーム
なし
母母父母父ダンチヒ
朝日杯FS ①着ジャンタルマンタル
②着エコロヴァルツ
母母父父ストームキャット
なし
デイリー杯2歳S ①着ジャンタルマンタル
②着エンヤラヴフェイス
母母父父ストームキャット
父母父ストームキャット
サウジアラビアRC ①着ゴンバデカーブース
②着ボンドガール
父父父ストームキャット
母父母父父ダンチヒ
新潟2歳S ①着アスコリピチェーノ
②着ショウナンマヌエラ
母父父父ダンチヒ
なし

連対圏に入ったのべ14頭のうち11頭が5代血統表内にストームキャットダンチヒを持っていて、7レースのうち6レースで優勝しています。今年のNHKマイルCには、アスコリピチェーノジャンタルマンタルエコロブルームディスペランツァなどが出走予定で、チャンスがありそうですね。

今春の東京開催は2週が終わり、芝の特別競走は8レースが行われて、次のような成績となっています。

【2024年春の東京芝の特別競走】
父系 着別度数
父サンデー系 [5.5.5.33]
父キングマンボ系 [3.3.0.23]
上記2系統以外の父系 [0.0.3.22]

【2024年春の東京芝の特別競走】
4角位置取り 着別度数
4角先頭 [0.1.1.6]
4角2~9番手 [8.6.3.49]
4角10番手以下 [0.1.4.23]

連対圏に入った16頭は父がサンデー系かキングマンボ系で、勝利した8頭は4角2~9番手からの差し切りでした。逃げ切り勝ちはなく、かと言って4角10番手以下からの追い込み勝ちもないので、NHKマイルCも位置取りが後方過ぎないタイプがいいかもしれませんね。

5月4~5日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

5月4~5日
場所
東京 Aコース・3週目
京都 Aコース・3週目
新潟 Bコース・2週目

5月4日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 青竜S [1.0.2.17]
東京10R メトロポリタンS [0.2.0.20]
東京11R プリンシパルS [1.4.2.35]
京都9R 鴨川特別 [1.0.1.6]
京都10R 平城京S [1.1.4.30]
京都11R 京都新聞杯 [2.4.3.42]
新潟9R ゆきつばき賞 [0.1.4.31]
新潟10R 荒川峡特別 [3.2.2.20]
新潟11R 越後S [1.2.6.33]

5月5日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 分倍河原S 出走なし
東京10R キングカメハメハC 出走なし
東京11R NHKマイルC [4.1.6.40]
東京12R 日吉特別 [1.1.3.37]
京都9R 烏丸S [0.2.1.29]
京都10R 橘S [3.3.3.20]
京都11R 鞍馬S [0.0.1.35]
新潟9R 咲花特別 [0.1.0.11]
新潟10R 駿風S [1.1.3.38]
新潟11R 新潟大賞典 [2.3.3.43]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
NHKマイルC(G1、東京芝1600m)

NHKマイルCでの穴ぐさは[4.1.6.40](複勝率21.6%)で、複勝回収率は127%です。昨年は【A】評価だったシャンパンカラーが9番人気で優勝しました。

近10年のNHKマイルCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が12頭いて、ふた桁馬番(9頭)か馬番1~3番(3頭)でした。12頭のうち8頭は芝1600m以上の重賞で③着以内に入ったことがあり、それ以外の4頭は芝OPでの勝利実績がありました。2019年以降に激走した7頭のうち6頭は、4代血統表内にストームキャットを持っていたので、今年もそのタイプはチェックしておきましょう。

注目レース
橘S(リステッド、京都芝外1400m)

橘Sでの穴ぐさは[3.3.3.20](複勝率31.0%)で、複勝回収率は177%です。

③着以内に入った9頭の穴ぐさは中2~6週の臨戦で、9頭のうち5頭は前走で⑤着以内に入り、それ以外の4頭は前走が重賞で⑦着以下でした。2009年以降の7頭は近3走以内に勝ち鞍があったので、3走前ぐらいまでの戦績を確認しておくと良さそうです。

注目レース
越後S(OP特別、新潟ダート1200m)

越後Sでの穴ぐさは[1.2.6.33](複勝率21.4%)で、複勝回収率は21.4%です。

馬券に絡んだ9頭の穴ぐさは馬番10番以内で、そのうち8頭は馬番7番以内でした。9頭のうち8頭は5歳以上で、2015年以降の5頭は左回りでの連対歴があったので、ひと桁馬番で左回り実績があるタイプをマークして臨みましょう。

注目レース
鴨川特別(2勝クラス、京都芝2000m)

鴨川特別での穴ぐさは[1.0.1.6](複勝率25.0%)で、複勝回収率は117%です。

馬券圏内に入った2頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、前走が京都以外の競馬場で⑨着以下でしたが、どちらも初勝利を京都芝で挙げていました。両馬とも春の京都芝での勝利実績があったので、京都で実績のあるサンデー系内包馬に妙味がありそうです。

ちなみに…
京都新聞杯での穴ぐさは[2.4.3.42]で、新潟大賞典では[2.3.3.43]です。

近10年の京都新聞杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち8頭は父か母父がサンデー系です。9頭のうち6頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを使い、例外の3頭のうち2頭は前走の上がりが34秒台だったので、前走での上がりをチェックしておくと良さそうです。2018年以降の7頭のうち6頭はそれまでの馬券圏外が0~1回だったので、底の割れていないタイプをマークしておきましょう。

近10年の新潟大賞典では7番人気以下で③着以内に入った馬が13頭いて、そのうち11頭は父か母父がサンデー系です。2018年以降の9頭は父か母父がサンデー系かロベルト系で、そのうち8頭は馬番9番より外枠でした。13頭のうち12頭は馬体重が478kg以上で、13頭のうち11頭は4角5番手以内から馬券圏内に入ったので、ある程度の先行力があるタイプが侮れないでしょう。


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