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穴ぐさ傾向と対策

フィリーズレビューもマイナス体重の馬は!?


今週末の重賞は、弥生賞ディープインパクト記念フィリーズレビュー中山牝馬S。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。フィリーズレビュー馬体重の増減幅を気にかけた方が良さそうです。

先週(3月1日~2日)の穴ぐさは[3.1.13.99](複勝率14.7%)で、チューリップ賞【C】評価のクリノメイが9番人気で①着、オーシャンS【C】評価のウイングレイテストが6番人気で③着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

チューリップ賞を制したクリノメイは、前走の阪神JFで外枠発走となって⑭着に敗れましたが、今回は内からスタートを決めて、接戦を制してくれました。母母父がダンチヒという馬で、鮮やかな一変でしたね。


これで今年のJRA重賞での穴ぐさは[3.4.5.57](複勝率17.4%)という成績で、単勝回収率は168%となっています。今週末も結果を残せるように頑張ります。

主な 【穴ぐさ】 実績 と
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今週末の重賞は、中山牝馬Sフィリーズレビュー弥生賞ディープインパクト記念の3レースが予定されています。

中山牝馬Sは中山芝1800mでの施行で、先週の同コースでの中山記念キズナ産駒のシックスペンスが2番人気で優勝しました。シックスペンスは昨年のスプリングSの勝ち馬で、中山牝馬Sにおいても、父か母父がサンデー系で右回りのO型コースで実績がある馬に注目すべきでしょう。

フィリーズレビューは3歳牝馬限定のG2で、先週のチューリップ賞は馬体重が430~440kg台だった馬が上位を占めましたが、①着クリノメイと③着ビップデイジーはマイナス2kgで、②着ウォーターガーベラがプラス4kgでの出走でした。現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)では、馬体重に関するデータが次の通りです。

【現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)】
馬体重 着別度数
(複勝率)
478kg以下 [3.3.4.60]
(複勝率14.3%)
480kg以上 [3.3.2.10]
(複勝率44.4%)

【現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)】
馬体重 着別度数 複勝率
マイナス4kg以上 [0.1.2.27] 10.0%
マイナス2kg~プラス2kg [5.3.3.22] 33.3%
プラス4kg以上 [1.2.1.20] 16.7%
※海外馬は除く

馬体重が前走時とあまり差がなかった馬(マイナス2kg~プラス2kg)の好走率が高く、マイナス4kg以上で勝った馬はいません。若い牝馬のレースでは、マイナス幅が大きいタイプは気にかけた方が良さそうです。

上記の6レースでの人気別成績は、次の通りです。

【現3歳世代の牝馬限定の重賞(JRA)】
人気 着別度数
1番人気 [0.0.1.5]
2番人気 [1.0.1.4]
3番人気 [2.0.0.4]
4番人気 [1.1.0.4]
5番人気 [1.0.0.5]
6番人気以下 [1.5.4.48]

1番人気は連対圏に入れておらず、6レースすべてで7番人気以下の馬が馬券に絡んでいます。6レースのうち5レースで穴ぐさが③着以内に入っていて、穴ぐさ[2.2.2.12](複勝率33.3%)という成績で、複勝回収率が182%ですから、フィリーズレビューでもご注目ください。

弥生賞ディープインパクト記念は中山芝2000mでの施行で、現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)では、次の馬が優勝しています。

【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
レース 勝ち馬 馬番 生月日
共同通信杯 マスカレードボール 2 ドゥラメンテ 3月2日
きさらぎ賞 サトノシャイニング 10 キズナ 2月4日
京成杯 ニシノエージェント 2 イスラボニータ 3月4日
ホープフルS クロワデュノール 6 キタサンブラック 3月21日
京都2歳S エリキング 8 キズナ 2月12日
東スポ杯2歳S クロワデュノール 4 キタサンブラック 3月21日
札幌2歳S マジックサンズ 2 キズナ 3月25日

7レースすべてで、2~3月生まれ偶数馬番だった馬が制しています。共同通信杯ドゥラメンテ産駒のマスカレードボールが勝ちましたが、同馬は母父がディープインパクトで、弥生賞ディープインパクト記念でも、父か母父がサンデー系で偶数馬番の馬をマークしておくと良さそうです。

ちなみに、今年の同レースの登録馬の中で、父か母父がサンデー系で2~3月生まれの馬は、ヴィンセンシオクラウディアイファウストラーゼンなどがいます。

昨年のホープフルSは1番人気だったクロワデュノールが制しましたが、昨年以降の中山芝2000mの重賞でも1番人気はあまり勝てていないんですよね。

【2024年以降の中山芝2000mの重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.0.1.6]
2番人気 [1.1.0.6]
3番人気 [0.2.1.5]
4番人気 [1.0.0.7]
5番人気 [3.0.0.5]
6番人気以下 [2.5.6.69]

昨年以降は8レースが行われ、1番人気で勝ったのはホープフルSのクロワデュノールだけで、2番人気で勝ったのは皐月賞のジャスティンミラノだけ。1~3番人気で勝利を収めたのはその2頭だけですから、今年の弥生賞ディープインパクト記念も注意した方が良さそうです。

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3月8日~9日に行われる中山、阪神の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月8日~9日
場所
中山 Aコース・2週目
阪神 Aコース・2週目

3月8日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 潮来特別 [0.1.0.15]
中山10R 上総S [1.2.2.36]
中山11R 中山牝馬S [1.5.5.43]
阪神9R 千里山特別 [0.0.1.19]
阪神10R なにわS [2.1.4.40]
阪神11R フィリーズレビュー [6.3.3.38]

3月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 湾岸S [0.2.3.30]
中山10R 総武S [0.2.1.43]
中山11R 弥生賞ディープ
インパクト記念
[1.1.3.25]
阪神9R アルメリア賞 [0.0.1.2]
阪神10R 淀屋橋S [2.4.3.41]
阪神11R 大阪城S [2.0.2.40]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
フィリーズレビュー(G2、阪神芝1400m)

フィリーズレビューでの穴ぐさは[6.3.3.38](複勝率24.0%)で、複勝回収率は164%です。昨年はエトブプレが11番人気で①着、一昨年はムーンプローブが7番人気で②着となっていて、両馬は【B】評価でした。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち8頭が穴ぐさです。11頭のうち、4角3番手以内から③着以内に入った3頭はひと桁の偶数馬番で、それ以外の8頭は4角7番手以下から差し込んでいて、8頭のうち7頭は奇数馬番でした。先行型は偶数馬番、差しタイプは奇数馬番が合いそうです。

11頭のうち2頭は前走が阪神JFで⑰着に敗れいていて、それ以外の9頭は前走が①~⑤着でした。11頭のうち8頭は昇級戦だったので、前走が下級条件の馬も侮れないでしょう。

注目レース
中山牝馬S(G3、中山芝1800m)

中山牝馬Sでの穴ぐさは[1.5.5.43](複勝率20.4%)で、複勝回収率は135%です。昨年はシンリョクカが6番人気で③着、一昨年はストーリアが6番人気で②着に食い込んでいて、どちらも【A】評価でした。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、父か母父がサンデー系かミスプロ系の5~7歳でした。8頭のうち5頭は前走が③着以内で、残りの3頭のうち2頭は芝1800mの重賞で勝ち鞍がありました。2018年以降の6頭のうち5頭はふた桁馬番だったので、外目の枠の馬にも注意しましょう。

注目レース
なにわS(3勝クラス、阪神ダート1200m)

なにわSでの穴ぐさは[2.1.4.40](複勝率14.9%)で、ダート1200mの時に限ると[2.1.4.37](複勝率15.9%)で、複勝回収率が106%です。昨年は【C】評価のブルーシンフォニーが10番人気で③着に入りました。

③着以内に入った7頭の穴ぐさは、馬番1~2番(2頭)か、馬番8~14番(5頭)で、4角2~6番手に付けていました。7頭のうち2頭は前走が③着以内で、それ以外の5頭のうち4頭は前走が4~6番人気で⑥着以下だったので、前走での着順や人気をチェックしておきましょう。

ちなみに…
弥生賞ディープインパクト記念での穴ぐさは[1.1.3.25]です。

近10年の同レースでは6番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも馬番10番以内で、父か母父がサンデー系でした。7頭のうち4頭は前走が芝重賞で⑤~⑥着で、残りの3頭は前走が①~②着でした。7頭のうち6頭はキャリア4~6戦だったので、ある程度のキャリアを積んでいる馬をマークしておくと良さそうです。


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