穴ぐさ傾向と対策
秋華賞は5~7枠が黄金枠に!?
今週末の平地重賞は、秋華賞と富士S。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。秋華賞の優勝馬は5~7枠から!?
先週(10月11日~13日)の穴ぐさは[3.5.7.102](複勝率12.8%)で、アイルランドTで【A】評価のアンゴラブラックが6番人気で②着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。
今年、JRAの牝馬限定の芝OPでは穴ぐさが[3.4.7.53](複勝率20.9%)で、単勝回収率が117%、複勝回収率が101%となっています。今週末は秋華賞や新潟牝馬Sがありますので、貢献できるように頑張ります。
アイルランドTを勝利したのは4番人気のラヴァンダで、スワンSは5番人気のオフトレイルが制しました。今年の古馬(混合)の芝G2(JRA)は、2000m以下に限ると1番人気が勝てていません。
【2025年の古馬(混合)の芝G2(JRA)】
人気 | 2000m以下 | 2200m以上 |
1番人気 | [0.3.3.4] | [3.0.1.4] |
2番人気 | [2.3.1.4] | [1.2.0.5] |
3番人気 | [0.2.1.7] | [0.1.1.6] |
4番人気 | [2.0.1.7] | [2.0.1.5] |
5番人気 | [3.0.1.6] | [2.1.1.4] |
6番人気以下 | [3.2.3.81] | [0.4.4.71] |
今週末は土曜日(18日)に富士Sがあり、ジャンタルマンタル、ソウルラッシュ、マジックサンズなどが登録していますが、1番人気はどうなるでしょうか。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
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今週末の日曜日(19日)には秋華賞があり、オークス馬のカムニャック、桜花賞馬のエンブロイダリーなどが中心となりそうです。
オークスでのカムニャックは4番人気、桜花賞でのエンブロイダリーは3番人気で、現3歳世代の牝馬限定の芝重賞(JRA)では人気別の成績が次の通りです。
【現3歳世代の牝馬限定の芝重賞(JRA)】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [1.2.1.9] |
2番人気 | [1.3.1.8] |
3番人気 | [4.0.0.9] |
4番人気 | [2.1.3.7] |
5番人気 | [2.0.0.11] |
6番人気以下 | [3.7.8.123] |
対象レースは13回あり、1番人気で勝ったのはローズSのカムニャック、2番人気で勝ったのはフェアリーSのエリカエクスプレスだけです。1~2番人気が2勝であるのに対して3~5番人気は8勝で、上位人気のグループの中でも下の方の馬が勝ちやすくなっていますが、秋華賞ではどうでしょうか。
現3歳世代の牝馬限定の芝重賞(JRA)は、1800m以上に限ると、5~7枠の関西馬が優勝しています。
【現3歳世代の牝馬限定の芝1800m以上の重賞(JRA)】
枠順 | 関東馬 | 関西馬 |
1枠 | [0.0.0.5] | [0.1.0.3] |
2枠 | [0.0.0.2] | [0.1.0.6] |
3枠 | [0.0.1.1] | [0.0.0.7] |
4枠 | [0.1.0.4] | [0.0.0.5] |
5枠 | [0.0.0.5] | [2.1.0.1] |
6枠 | [0.1.1.1] | [2.0.1.4] |
7枠 | [0.0.0.4] | [1.0.2.6] |
8枠 | [0.0.0.7] | [0.0.0.6] |
該当レースはフラワーC、フローラS、オークス、紫苑S、ローズSで、この5レースのうち3レースでカムニャックが勝利しています。1800m以上の距離ではカムニャックの実績が抜けている印象ですが、秋華賞はどんな枠順となるでしょうか。
なお、真ん中から外枠の馬が勝ちやすいのは、今年の芝G1(JRA)でも見られる傾向です。
【2025年の芝G1(JRA)】
枠順 | 着別度数 |
1枠 | [0.2.1.19] |
2枠 | [0.0.1.23] |
3枠 | [1.0.2.20] |
4枠 | [2.1.2.19] |
5枠 | [2.3.1.18] |
6枠 | [3.0.2.19] |
7枠 | [2.3.3.24] |
8枠 | [2.3.0.28] |
今年は芝G1(JRA)が12レースあり、1~2枠からは優勝馬が出ていません。12レースすべてで馬番10~14番の馬が馬券に絡んでいて、18頭立てだと馬番10~14番は5~7枠となるので、その意味でも秋華賞で5~7枠の馬は好枠と言えそうです。
昨年以降、京都芝2000mではOPのレースが7回あり、連対した馬は次の通りです。
【2024年以降の京都芝2000mのOP】
レース | ①着・②着 | 父 | 母父 |
チャレンジC | ①着ラヴェル | キタサンブラック | ダイワメジャー |
②着ディープモンスター | ディープインパクト | Bellamy Road | |
京都2歳S | ①着エリキング | キズナ | High Chaparral |
②着ジョバンニ | エピファネイア | Footstepsinthesand | |
アンドロメダS | ①着デシエルト | ドレフォン | キングカメハメハ |
②着ロードデルレイ | ロードカナロア | ハーツクライ | |
秋華賞 | ①着チェルヴィニア | ハービンジャー | キングカメハメハ |
②着ボンドガール | ダイワメジャー | Tizway | |
マーメイドS | ①着アリスヴェリテ | キズナ | Cozzene |
②着エーデルブルーメ | ハービンジャー | アグネスタキオン | |
鳴尾記念 | ①着ヨーホーレイク | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
②着ボッケリーニ | キングカメハメハ | ダンスインザダーク | |
若駒S | ①着サンライズジパング | キズナ | Zoffany |
②着ミカエルパシャ | エピファネイア | マイネルラヴ |
昨年の秋華賞を勝ったのはハービンジャー産駒のチェルヴィニアで、7レースすべてで父か母父がノーザンダンサー系の馬が連対しています。
カムニャックは父ブラックタイド×母父サクラバクシンオーという配合で、同馬を軸にするとしても、父か母父がノーザンダンサー系の馬には注意するべきでしょう。
10月18日~19日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コースと平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
10月18日~19日
場所 | 芝 |
東京 | Aコース・3週目 |
京都 | Aコース・3週目 |
新潟 | Aコース・1週目 |
10月18日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | アイビーS | [0.1.0.1] |
東京10R | 伊勢佐木S | [3.3.2.41] |
東京11R | 富士S | [0.1.6.47] |
京都9R | なでしこ賞 | [3.2.1.18] |
京都10R | 清滝特別 | [0.1.2.17] |
京都11R | トルマリンS | [0.0.0.14] |
新潟9R | 岩船特別 | [0.1.2.15] |
新潟10R | 妙高特別 | [2.0.4.47] |
新潟11R | 北陸S | [4.2.2.32] |
10月19日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京10R | 西湖特別 | [2.2.0.36] |
東京11R | ブラジルC | [0.4.3.46] |
東京12R | 甲斐路S | [1.2.1.20] |
京都9R | もみじS | [0.0.0.2] |
京都10R | 京都競馬場 開設100周年記念 |
出走なし |
京都11R | 秋華賞 | [0.1.3.52] |
京都12R | 聚楽第特別 | 出走なし |
新潟9R | 松浜特別 | [1.3.1.26] |
新潟10R | 飛翼特別 | [2.1.4.38] |
新潟11R | 新潟牝馬S | [1.1.1.9] |
☆注目レース☆
富士S(G2、東京芝1600m)
富士Sでの穴ぐさは[0.1.6.47](複勝率13.0%)で、近5年に限ると[0.1.3.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は119%です。昨年は【C】評価のロジリオンが9番人気で③着に入りました。
近10年では6番人気以下で③着以内に入った馬は6頭いて、そのうち5頭が穴ぐさです。6頭は3~5歳の牡馬で、そのうち5頭は馬番7番より外枠でした。6頭のうち5頭は馬体重が480kg以上で、同じく6頭のうち5頭は中8週以上での臨戦でした。6頭は父キングマンボ系か父サンデー系で、両父系の馬の馬格や出走間隔を確認しておきましょう。
☆注目レース☆
新潟牝馬S(リステッド、新潟芝2200m)
新潟牝馬Sでの穴ぐさは[1.1.1.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は110%です。
このレースでの穴ぐさは、中11週以内の馬が[1.1.1.5]、中12週以上の馬が[0.0.0.4]です。馬体重が456kg以下の馬が[1.1.1.3]、458kg以上の馬が[0.0.0.6]で、間隔が開き過ぎていない小柄なタイプに注意しましょう。
☆注目レース☆
なでしこ賞(1勝クラス、京都ダート1400m)
なでしこ賞での穴ぐさは[3.2.1.18](複勝率25.0%)で、複勝回収率は145%です。昨年は【C】評価のコスモストームが7番人気で優勝しました。
このレースでの穴ぐさは、中3週以内の馬が[3.2.1.13]、中4週以上の馬が[0.0.0.5]です。父か母父がミスプロ系の馬が[3.2.1.11]、それ以外の馬が[0.0.0.7]で、ミスプロ系内包馬の出走間隔をチェックして臨みましょう。
■ちなみに…■
秋華賞での穴ぐさは[0.1.3.52]です。2021年以降の近4年はいずれも馬券圏内が1~5番人気に占められているので、今年こそは穴馬が台頭する余地があってほしいところです。
近10年の秋華賞では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が5頭いて、いずれも②~③着です。5頭は中4週以内での臨戦で、前走が芝1800~2200mでメンバー中1~2位の上がりを使って①~④着でした。5頭は父か母父がサンデー系なので、サンデー系内包で決め手のあるタイプに妙味があるでしょう。
5頭のうち4頭は馬番8番より外枠で、同じく5頭のうち4頭は偶数馬番でした。5頭の馬体重は432~470kgで、4頭は460~470kg台でした。