穴ぐさ傾向と対策
スプリンターズSはノーザンダンサー系内包馬が中心に!?
今週末の重賞は、スプリンターズSとシリウスS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。スプリンターズSは父か母父がノーザンダンサー系の馬が中心に!?
先週(9月20日~21日)の穴ぐさは[2.2.6.71](複勝率12.3%)でした。神戸新聞杯は10頭立て、オールカマーは11頭立てで、馬券圏内を1~4番人気が占める堅い決着になりましたね…。
今週末はスプリンターズSとシリウスSが予定されていて、今年の芝1200mの特別競走での穴ぐさは[10.7.14.172](複勝率15.3%)という成績で、単勝回収率が143%となっています。スプリンターズSでも好結果を残せるように、頑張ります。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
サラブレモバイルの特長はこちら!
サラブレモバイルの特長はこちら!
今年のスプリンターズSには近2年の優勝馬(ママコチャ、ルガル)が出走予定で、ママコチャはクロフネ産駒、ルガルは母父New Approachです。近年の中山芝のG1では、父か母父がノーザンダンサー系の馬がよく勝っているんですよね。
【2022年以降の中山芝G1】
レース | 年・勝ち馬 | 父 | 母父 |
皐月賞 | 25年ミュージアムマイル | リオンディーズ | ハーツクライ |
24年ジャスティンミラノ | キズナ | Exceed And Excel | |
23年ソールオリエンス | キタサンブラック | Motivator | |
22年ジオグリフ | ドレフォン | キングカメハメハ | |
スプリンターズS | 24年ルガル | ドゥラメンテ | New Approach |
23年ママコチャ | クロフネ | キングカメハメハ | |
22年ジャンダルム | Kitten's Joy | Sunday Silence | |
有馬記念 | 24年レガレイラ | スワーヴリチャード | ハービンジャー |
23年ドウデュース | ハーツクライ | Vindication | |
22年イクイノックス | キタサンブラック | キングヘイロー | |
ホープフルS | 24年クロワデュノール | キタサンブラック | Cape Cross |
23年レガレイラ | スワーヴリチャード | ハービンジャー | |
22年ドゥラエレーデ | ドゥラメンテ | オルフェーヴル |
2022年以降に中山での芝G1は13レースあり、そのうち10レースで父か母父がノーザンダンサー系の馬が優勝しています。例外の3レースのうち2レースでは父か母父がノーザンダンサー系の馬が②着に入り、残りの1レースでも③着となっていて、スプリンターズSにおいても注目すべきでしょう。
今年のセントウルSを制したカンチェンジュンガは、4ヶ月の休み明けでした。昨年以降の芝1200mのG1&G2(JRA)は、休み明け(中9週以上)の馬が勝利している傾向も見られます。
【2024年以降の芝1200mのG1&G2(JRA)】
間隔 | 前走①~②着 | 前走③着以下 |
中8週以内 | [0.2.3.19] | [0.0.1.29] |
中9週以上 | [0.2.1.8] | [5.1.0.15] |
勝利を収めた5頭は、前走③着以下で中9週以上での臨戦でした。前走が①~②着だった馬も勝てていないので、前走が連外で間隔が開いている馬の評価を下げないように気を付けましょう。
今年の古馬(混合)の芝短距離重賞(JRA)は、ハンデ戦以外だと、上位人気馬が馬券圏内に2頭以上入るケースが続いているので、その成績もご覧ください。
【2025年の古馬(混合)のハンデ戦以外の芝1000~1200m重賞(JRA)】
レース | ①着 | ②着 | ③着 |
セントウルS | 8人 | 2人 | 1人 |
キーンランドC | 2人 | 4人 | 3人 |
アイビスSD | 2人 | 1人 | 10人 |
函館スプリントS | 2人 | 3人 | 10人 |
高松宮記念 | 2人 | 1人 | 6人 |
オーシャンS | 1人 | 3人 | 6人 |
該当の6レースでは、いずれも1~3番人気が③着以内に2頭ずつ入っています。ただ、6レースのうち5レースでは6番人気以下の馬も馬券に絡んでいるので、馬券をどう組み立てるかがキモになってきそうです。
なお、今春の芝G1(JRA)では、枠順別の成績が次のようになっていました。
【2025年の芝G1(JRA)】
枠順 | 着別度数 |
1枠 | [0.2.1.17] |
2枠 | [0.0.1.21] |
3枠 | [1.0.1.19] |
4枠 | [2.1.2.17] |
5枠 | [2.3.1.16] |
6枠 | [3.0.2.17] |
7枠 | [2.2.3.23] |
8枠 | [1.3.0.27] |
内枠の馬が制するケースが少なかったんですよね。11レースすべてで馬番10~14番の馬が馬券に絡んでいましたが、スプリンターズSではどうなるでしょうか。
【月額会員が利用できるコーナー紹介】
9月27日~28日に行われる中山、阪神の芝の使用コースと平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
9月27日~28日
場所 | 芝 |
中山 | Cコース・2週目 |
阪神 | Bコース・2週目 |
9月27日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | 芙蓉S | [0.0.0.3] |
中山10R | 勝浦特別 | [2.5.4.34] |
中山11R | 秋風S | [5.1.2.39] |
阪神9R | ヤマボウシ賞 | [1.0.1.13] |
阪神10R | 道頓堀S | [0.1.3.34] |
阪神11R | シリウスS | [2.1.5.38] |
9月28日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | サフラン賞 | [1.1.1.20] |
中山10R | 茨城新聞杯 | [2.1.3.44] |
中山11R | スプリンターズS | [1.1.3.50] |
中山12R | 外房S | [4.3.2.34] |
阪神9R | 兵庫特別 | [0.0.0.19] |
阪神10R | 堺S | [2.3.1.24] |
阪神11R | ポートアイランドS | [3.1.2.39] |
☆注目レース☆
外房S(3勝クラス、中山ダート1200m)
外房Sでの穴ぐさは[4.3.2.34](複勝率20.9%)で、ダート1200mの時に限ると[2.1.1.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は104%です。
ダート1200mの時の穴ぐさは、7~8枠の馬が[2.1.0.2]で、2~6枠の馬が[0.0.1.11]です。前走⑧着以内の馬が[2.1.1.6]、前走⑨着以下の馬が[0.0.0.7]で、前走着順と枠順を参考にして絞り込むと良さそうです。
☆注目レース☆
堺S(3勝クラス、阪神ダート1800m)
堺Sでの穴ぐさは[2.3.1.24](複勝率20.0%)で、ダート1800mの時に限ると[2.3.1.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は100%です。
ダート1800mの時の穴ぐさは、馬番7番以内で[1.3.1.11]、馬番8~14番で[1.0.0.10]です。父か母父がミスプロ系の馬が[2.2.1.8]、それ以外の馬が[0.1.0.13]で、真ん中から内枠に入ったミスプロ系内包馬をチェックしておきましょう。
☆注目レース☆
勝浦特別(2勝クラス、中山芝1200m)
勝浦特別での穴ぐさは[2.5.4.34](複勝率24.4%)で、複勝回収率は134%です。
このレースの穴ぐさは、牝馬が[2.5.2.18]、牡セン馬が[0.0.2.16]です。ひと桁馬番の馬が[2.3.4.23]、ふた桁馬番の馬が[0.2.0.11]で、ひと桁馬番に入った牝馬を見逃さないようにしましょう。
■ちなみに…■
スプリンターズSでの穴ぐさは[1.1.3.50]で、シリウスSでは[2.1.5.38]です。
近10年のスプリンターズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち9頭は近2走以内に③着以内があり、例外の2頭は馬番1~2番でした。11頭のうち10頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく11頭のうち10頭は芝1200mの重賞で③着以内に入ったことがあったので、スプリント重賞での実績を確認しておくと良いでしょう。
近10年のシリウスSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、5~7歳の牡セン馬で、そのうち6頭はひと桁馬番でした。7頭は父か母父がサンデー系かロベルト系で、5頭はハンデ55kg以下でした。7頭のうち6頭はそれまでに重賞での③着以内がなかったので、重賞実績はあまり考えずに狙うようにしましょう。