穴ぐさ傾向と対策
天皇賞・秋は4~5枠の馬に流れが!?
今週末の重賞は、天皇賞・秋とファンタジーS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。天皇賞・秋は4~5枠の馬に流れが来ているのかも!?
先週(10月25日~26日)の穴ぐさは[2.2.6.103](複勝率8.8%)で、アルテミスSで【C】評価のミツカネベネラが9番人気で②着に差し込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。
今年の2~3歳限定の芝の特別競走での穴ぐさは、牝馬限定戦に限ると[4.3.5.43](複勝率21.8%)で、単勝回収率が164%、複勝回収率が115%となっています。今週末はファンタジーSがありますので、ご注目ください。
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菊花賞を制したのは1番人気だったエネルジコで、②着がエリキング、③着がエキサイトバイオで、馬券圏内は5~7枠の馬でした。相変わらず、今年の芝G1(JRA)では内枠の馬の優勝がありません。
【2025年の芝G1(JRA)】
| 枠順 | 着別度数 |
| 1枠 | [0.2.1.23] |
| 2枠 | [0.0.1.27] |
| 3枠 | [1.0.2.24] |
| 4枠 | [2.1.2.23] |
| 5枠 | [3.4.1.20] |
| 6枠 | [4.0.2.22] |
| 7枠 | [2.4.4.28] |
| 8枠 | [2.3.1.33] |
1~2枠の馬は[0.2.2.50]という成績で、14レースすべてで馬番10~14番の馬が馬券に絡んでいます。
今週末の天皇賞・秋は東京芝2000mで、ご存知の通り、外枠が良いとは言えないコースです。ただ、今年の東京芝の古馬(混合)の重賞においても、内枠の馬が勝てていないんですよね。
【2025年の東京芝の古馬(混合)重賞】
| 枠順 | 着別度数 |
| 1枠 | [0.1.1.16] |
| 2枠 | [0.2.1.15] |
| 3枠 | [0.2.1.16] |
| 4枠 | [1.1.3.15] |
| 5枠 | [2.2.1.16] |
| 6枠 | [1.0.1.20] |
| 7枠 | [4.1.1.20] |
| 8枠 | [3.2.2.19] |
【2025年の東京芝の古馬(混合)重賞】
| 馬体重 | 着別度数 |
| 458kg以下 | [1.1.0.18] |
| 460~498kg | [10.6.8.85] |
| 500kg以上 | [0.4.3.34] |
11レースの勝ち馬は4~8枠で、馬体重が498kg以下でした。1~3枠の馬は[0.5.3.47]、500kg以上の馬は[0.4.3.34]という成績になっています。
ちなみに、今年は東京芝2000mでOPのレースが4回あり、白富士Sは4枠5番のシュトラウス、フローラSは5枠10番のカムニャック、プリンシパルSは7枠12番のレディネス、オクトーバーSは4枠8番のニシノレヴナントが勝利しました。これらを総合的に考えると、天皇賞・秋も4~5枠の馬に流れが来る可能性がありそうですね。
今年の秋華賞を勝ったのは2番人気だったエンブロイダリーで、芝2000mのG1(JRA)は、2023年以降の人気別成績が次のようになっています。
【2023年以降の芝2000mのG1(JRA)】
| 人気 | 着別度数 |
| 1番人気 | [5.2.1.5] |
| 2番人気 | [7.1.2.3] |
| 3番人気 | [1.2.2.8] |
| 4番人気 | [0.1.1.11] |
| 5番人気 | [0.3.0.10] |
| 6~9番人気 | [0.4.3.45] |
| 10番人気以下 | [0.0.4.90] |
13レースの優勝馬は1~3番人気で、連対馬は1~9番人気です。
天皇賞・秋も1~3番人気が有力、と言いたいところですが、今年の古馬(混合)の芝2000mの重賞では、1番人気が勝てていないんですよね。
【2025年の古馬(混合)の芝2000m重賞(JRA)】
| 人気 | 着別度数 |
| 1番人気 | [0.4.0.7] |
| 2番人気 | [4.1.1.5] |
| 3番人気 | [1.2.0.8] |
| 4番人気 | [2.1.1.7] |
| 5番人気 | [0.0.1.10] |
| 6番人気以下 | [5.2.8.99] |
11レースのうち7レースがハンデ戦なので、その影響もあるかと思いますが、1番人気受難であることを考えると、1~3番人気に大きな優劣を付けずに考えた方が良さそうです。今年の天皇賞・秋の上位人気候補は、タスティエーラ、マスカレードボール、ミュージアムマイル、メイショウタバルなどでしょうか。
なお、今秋の東京芝では重賞が5レースあり、連対馬は次の通りです。
【2025年秋の東京芝の重賞】
| レース | ①着 ②着 |
父 | 母父 |
| アルテミスS | ①着フィロステファニ | エピファネイア | Motivator |
| ②着ミツカネベネラ | モーリス | ダイワメジャー | |
| 富士S | ①着ガイアフォース | キタサンブラック | クロフネ |
| ②着ジャンタルマンタル | Palace Malice | Wilburn | |
| アイルランドT | ①着ラヴァンダ | シルバーステート | ベーカバド |
| ②着アンゴラブラック | キズナ | ルーラーシップ | |
| サウジアラビアRC | ①着エコロアルバ | モズアスコット | フレンチデピュティ |
| ②着ガリレア | モズアスコット | ステイゴールド | |
| 毎日王冠 | ①着レーベンスティール | リアルスティール | トウカイテイオー |
| ②着ホウオウビスケッツ | マインドユアビスケッツ | ルーラーシップ |
父か母父がノーザンダンサー系の馬が5レースすべてで連対していて、父か母父がサンデー系の馬も5レースすべてで連対しています。その一方で、父か母父がミスプロ系の馬は3レースで連対しているものの、①着はありません。
天皇賞・秋においても、ミスプロ系内包馬よりも、ノーザンダンサー系やサンデー系を持つ馬が台頭する結果となるでしょうか。
主な 【穴ぐさ】 実績 と
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今週末は東京と京都の2場開催で、どちらも芝はコース替わりとなるので、ご注意ください。11月1日~2日に行われる東京、京都の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
11月1日~2日
| 場所 | 芝 |
| 東京 | Bコース・1週目 |
| 京都 | Bコース・1週目 |
11月1日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
| 東京9R | 本栖湖特別 | [0.0.0.8] |
| 東京10R | 紅葉S | [0.0.2.32] |
| 東京11R | ペルセウスS | [1.1.3.26] |
| 京都9R | 北野特別 | [0.0.2.7] |
| 京都10R | ハロウィンS | [0.0.0.2] |
| 京都11R | ファンタジーS | [2.5.1.41] |
11月2日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
| 東京8R | 百日草特別 | [0.0.1.6] |
| 東京9R | 国立特別 | [1.0.2.26] |
| 東京10R | 秋嶺S | [3.3.1.39] |
| 東京11R | 天皇賞・秋 | [1.2.3.50] |
| 東京12R | 清里特別 | [0.1.3.34] |
| 京都9R | もちの木賞 | [2.2.0.24] |
| 京都10R | 古都S | [1.2.1.20] |
| 京都11R | まほろばS | 出走なし |
☆注目レース☆
ファンタジーS(G3、京都芝外1400m)
ファンタジーSでの穴ぐさは[2.5.1.41](複勝率16.3%)で、複勝回収率は101%です。3年前は【A】評価のリバーラが10番人気で①着、2年前は【C】評価のドナベティが9番人気で②着、昨年は【B】評価のモズナナスターが10番人気で②着に入り、近5年のうち4年で連対しています。
近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、そのうち6頭が10番人気以下でした。8頭は中5週以上での臨戦で、そのうち6頭は中8週以上だったので、間隔が開いている馬に注意すべきでしょう。8頭のうち6頭は馬番8番以内で、同じく8頭のうち6頭は馬体重が420~440kg台だったので、小柄なタイプも侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆
ペルセウスS(OP特別、東京ダート1600m)
ペルセウスSでの穴ぐさは[1.1.3.26](複勝率16.1%)で、複勝回収率は130%です。ハンデ戦の時に限ると[1.1.2.11](複勝率26.7%)で、複勝回収率は179%となっています。
ハンデ戦の時の穴ぐさは、前走④着以内の馬が[1.1.1.0]、前走⑥着以下の馬が[0.0.1.11]です。父か母父がノーザンダンサー系かロベルト系の馬が[1.1.2.5]、それ以外の馬が[0.0.0.6]で、父か母父がノーザンダンサー系かロベルト系の馬の前走着順をチェックして臨みましょう。
☆注目レース☆
秋嶺S(3勝クラス、東京ダート1300m)
秋嶺Sでの穴ぐさは[3.3.1.39](複勝率15.2%)で、複勝回収率は133%です。
ダートの時の穴ぐさは、4~5歳馬が[3.2.0.21]、それ以外の馬が[0.1.1.15]です。関西馬が[2.2.1.10]、関東馬が[1.1.0.26]で、プラス体重の馬が[3.2.1.17]、それ以外の馬が[0.1.0.19]なので、4~5歳の関西馬の馬体重を確認して臨みましょう。
■ちなみに…■
天皇賞・秋での穴ぐさは[1.2.3.50]で、一昨年は【B】評価のジャスティンパレスが6番人気で②着、昨年は【A】評価のタスティエーラが9番人気で②着に入っています。
近10年の天皇賞・秋では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも②~③着です。6頭は4~5歳で、父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系かキングマンボ系&ノーザンダンサー系の組み合わせでした。6頭のうち5頭は芝G1での連対歴があったので、G1実績のある4~5歳でノーザンダンサー系を持つ馬に注意しましょう。