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馬迷男の挑戦

「馬迷男の挑戦・新馬券術研究所」オープン! まずは2作戦の検証スタート!


ご無沙汰しております! “馬迷男"八木たかおです! 遅ればせながら「馬迷男の挑戦」2021シーズン開幕でございます! 決して新人騎手・調教師のデビューのタイミングに合わせたわけではありませんが、いろいろありましてこの時期となりました。本年もお付き合いのほど、よろしくお願い致します! 「初めまして」の読者さんもどうぞよろしくお願い致します!

昨年の当コラムの馬券は空前の好成績。回収率は90%を超え、100%に迫る勢いでした。「さあ、2021年もがんばるぞ!」と思っていましたら、編集部員さんから提案がありました。「より読者の皆さんの馬券に役立つ内容にリニューアルしましょう!」 ふむふむ、それは望むところ! でも、どうすれば役に立てるの?

僕と編集部員さんの2人で、今のご時世らしくリモート飲み会…じゃなくて、リモート会議をしようと思ったら、その日はパソコンの動きが非常に重くて、画面がカクカクになったので、結局電話で打ち合わせw その結果、「新たな馬券作戦を探し出そう」ということになりました。

「こんな買い方はどうだろう?」「ひょっとしてこんな傾向があるのでは?」そんな“馬券作戦の種"を検証し、あわよくば「馬迷男オリジナル馬券作戦」を確立させようと目論んでいます。それも、なるべく簡単な馬券作戦でw 「ギャンブルで儲けたい。しかも楽して」 こう書くと、人間的にちょっとどうかと思いますが、そんなギャンブラー・競馬好きの夢を叶えたいのですw

ぜひ読者の皆さんからも「こんな作戦がありますよ!」とか、「思いついたのでこの作戦、検証してくれない?」とか、馬券作戦に関するメッセージ・ご提案を送って頂ければ幸いです。新しい馬券作戦を作り上げていきましょう!

さて、早速ですが、最初の作戦案はこちら!

●「牝馬限定戦は大きい馬作戦」!

昨年から読んでくれていた方はご記憶の片隅に残っているかもしれませんが、昨年の阪神JFの時に僕が突如、「牝馬限定戦って大きい馬がよく走ってる気がしませんか?」と疑問を投げかけたことがありました。僕が言っている「大きい馬」とは馬体重の重い馬のこと。体高は見りゃ分かりますけど、新聞上ではわかりませんからね。

実はこの作戦、以前から何となくボンヤリ考えていたんですよ。「牝馬限定戦で大きい馬が特に逃げ・先行した場合、粘り込むケースが多くない?」って。

理由はよくわかりませんが、関連がありそうな話を過去に聞いたことがあります。「牝馬は本能的に身を守ろうとする」そうです。たとえば、2018年の朝日杯FSグランアレグリアが牝馬ながら出走してきた、あのレースを思い出してみましょう。勝ったのはアドマイヤマーズでした。

直線入口でグランアレグリアが2番手から先頭に立とうとしたところで、アドマイヤマーズに騎乗していたM・デムーロ騎手が外から一気に馬体を寄せたシーンがありました。グランアレグリアは伸び切れず③着。あのレースは、牡馬アドマイヤマーズに寄られた牝馬グランアレグリアが自分の身を守りに入って、闘争心を失った…と仮定もできなくもない…。そう考えています。

「大きい馬に気を遣ってしまう」。本当に牝馬にそんな面があるとしたら、「牝馬限定戦は大きい馬を買え作戦」には可能性があるはず! もしこの作戦が成立するなら、馬券購入は超簡単。大きい馬、つまり馬体重の重い馬をピックアップすれば、美味しい馬券に巡り合えるかもしれないのです!

実際に大きい馬が好走した牝馬限定戦が、ソダシの勝った昨年12月の阪神JF。①着ソダシ1番人気、②着サトノレイナス2番人気、③着ユーバーレーベン6番人気で決着した一戦です。出走馬の馬体重に注目してみます。

<2020年阪神JF出走馬・馬体重の重かった順と成績>
馬名馬体重着順
1インフィナイト484
2サトノレイナス474
3ソダシ472
4ユーバーレーベン470
4シゲルピンクルビー470

470kgが2頭いますが、馬体重の重い順上位5頭はこんな感じ。馬券圏内を重い馬上位が占めています。この阪神JF3連複の配当は5020円。つまり機械的に、馬体重の重い馬上位5頭の3連複BOX計10点を均等買いしたらプラス収支ですし、他の賭式でも6番人気ユーバーレーベンを拾うことができる可能性があったのです! どうですか、お客さん!

これが偶然なのか、あるいは必然なのか。検証しましょう! 幸い、今週は牝馬限定戦が盛りだくさん。土日のメインだけで、13日(土)に中山牝馬S、14日(日)にアネモネSフィリーズレビューと3鞍あります。新馬戦、未勝利戦、条件戦を含めると牝馬限定戦はまだまだありますが、とりあえずオープンに絞って検証してみます。新馬戦や未勝利戦は素質の違いで着順が決まってしまうこともありますからね。

登録馬を眺めていると、フィリーズレビューではミニーアイルが重そう。前走・あざみ賞①着も出走した15頭の中で最も重い488kgでの勝利でした。1番人気でしたけどw

さて、2つ目の作戦ですが、「何か無いか?」と、先週のレース結果をボ~っと眺めていました。「弥生賞ディープインパクト記念でダノンザキッドは何で負けたんだろう?」「大阪城Sはとんでもなく難しかったなぁ…」なんて思っていたわけですが、ここで圧倒的閃き! あ!? これは!?

個人的な馬券で、弥生賞ディープインパクト記念ダノンザキッドを3連単のアタマに据えて外しました。一方で2番人気だったシュネルマイスターは人気を集めていることもあって、「強いマイラーなんじゃないの? ここは距離が長いでしょ」とやや評価を落としていたのですが②着をキープ。

馬券的に、大阪城Sは箸にも棒にも掛からぬ惨敗。②着のアーデントリーは14番人気での好走。前走の3勝クラス・虹の松原Sを勝った直後の昇級初戦だったわけですが、こういう昇級馬の取捨って難しいんですよね。

ところが、シュネルマイスターアーデントリー共通点に気づいてしまったのです! 天才! 読者の皆さんはお分かりですか?

答えは「昇級前の前走を出走メンバー中最速の上がり3ハロンタイムで勝っていたこと」アーデントリーは先述した通り。シュネルマイスターひいらぎ賞を出走メンバー中最速の上がりで勝って、初のオープン挑戦でした。

弥生賞ディープインパクト記念には、前走で出走メンバー中最速の上がりで勝っていた馬がシュネルマイスターを含めて3頭。ホープフルS勝ちのダノンザキッドと未勝利勝ちのゴールデンシロップ、そしてシュネルマイスターです。

ダノンザキッドはG1ホースなのでオープン据え置きですし、ゴールデンシロップは格上挑戦の形。そう考えると、昇級戦の馬の取捨に関して、この“前走で上がり最速"はヒントになるのでは?

大阪城Sは戦前から大混戦ムードでしたが、昇級前の前走で上り3ハロンがメンバー最速だったのはアーデントリーだけ。14番人気を拾えるのは大きい。

というわけで作戦名…
「昇級戦は前走の上がりに注目作戦!」

この作戦に関しては、今後のレースでデータを取っていきたいと思います。「逃げ馬はどうすんだ?」「昇級戦でハンデとか、いろいろあるやん?」 そんな声もあると思いますが、まずはシンプルに、昇級して初めてオープンに挑んでくる馬の前走の上がりに注目したいと思います。

上り3ハロンタイムに注目するのは、今や当たり前ですが、そこに昇級の要素を追加。これって新しい?

あと、先週のチューリップ賞で4番人気・③着だったストゥーティは、前走・菜の花賞で上り3ハロンタイムがメンバー中2番目でした。視野を2番目まで広げると、さらなる可能性がありそう…ですが、まずは“メンバー最速"に注目してみます。

前走の上がり3ハロンタイムって、予想の上でいろいろ工夫のしがいがありそうですね。今後、まだまだ“上がり3ハロン"の世界が広がっていきそうな気がしていますw

というわけで、今年の「馬迷男」はこんな感じで試行錯誤していきます。いつか「お、これは使える!」という新作戦にたどり着けるのでしょうか? 試行錯誤のまま、2021年を終える可能性も否定できませんw 何とかしたいですけどねぇ。読者の皆さんからの作戦のアイデア・提案もお待ちしています。「作戦を使って馬券を当てた!」という報告も大歓迎ですよ!

当コラムは今年で丸10年を迎えました。そして、奇しくも今年の連載スタートは3月11日。東日本大震災から10年の節目ですが、まだまだ大変な生活をしている方も大勢いらっしゃると思います。さらに昨年から続くコロナ禍も、まだ収束の見通しが立っていません。関東では再び無観客競馬が続いています。

生きていると日常をひっくり返される様々な出来事が起きますが、そんな中で、やっぱり「競馬があって本当に良かったなぁ」と思うのです。馬券が的中するかどうかは別として、試行錯誤できる喜びがあります。今年もご一緒に競馬を楽しんでいきましょう! あらためてよろしくお願い致します!

★現在検証中の馬券作戦★
「牝馬限定戦は大きい馬作戦」
「昇級戦は前走の上がりに注目作戦」


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