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速攻レースインプレッション

父と同じ軌跡で、王者不在のスプリント路線を制圧!?

文/編集部(T)、写真/濱田貴大


今年のスプリント戦線は、年明け早々に激震が走った。昨年は高松宮記念&スプリンターズSを含めて国内の芝1200mで4戦負けなし、文句なしの王者として君臨していたファインニードルが、6歳にして引退&種牡馬入りが発表されたからだ。

そのファインニードルをはじめ、昨年のスプリント戦線はベテラン勢の活躍が光った。昨年10レース行われた古馬混合の芝1200m重賞のうち、9勝を5~6歳(現6~7歳)勢が占めている。

そんな状況の中で、気を吐いたのが3歳(現4歳)勢。3歳にしてスプリンターズSで②着に激走したラブカンプー、さらに、前述した10レースのうち、唯一3歳勢の優勝となったのが京阪杯ダノンスマッシュだ。

とはいえ、ダノンスマッシュはファインニードルとは未対決で、ラブカンプースプリンターズSでファインニードルに敗れている。4歳を迎えた彼らが、ファインニードルに対していかに戦うか。まずはこの2頭が明け4歳緒戦となるシルクロードSに注目……となるはずだったのが、王者の引退によっていきなり主役不在となってしまった。

この状況、横綱&大関が日を追ってどんどんいなくなった今年の大相撲初場所のようだが、そんな時でも白熱の優勝争いを繰り広げた玉鷲貴景勝のように、新勢力は現れるもの。今回のシルクロードSでも明け4歳のダノンスマッシュが強い競馬を見せ、ニュースターの誕生を期待させるに十分の内容で勝ち切った。

前走時のダノンスマッシュを振り返ると、好位のインで運び、直線も最内を突いて抜け出している。今回も好位のインで控える形なのは同じだが、今回はアレスバローズなどが勝負所で外を通ってマクリ気味に進出したことで、馬群が外から押し込まれてギュッとまとまる形に。ダノンスマッシュも直線に入ったところで、一瞬進路がなくなる場面があった

そんな状況で、外に馬がいれば万事休すだっただろうが、ラッキーなことに外には何もいない。そこで、北村友騎手も慌てず騒がす外に持ち出して追撃を開始。先に進出した馬を一気に交わし、1馬身4分の1差を付けて悠々と先頭でゴールを切った。

レース後は各所で話題になったが、3歳時の京阪杯で重賞初制覇→4歳明け緒戦でシルクロードS制覇というのは、父ロードカナロアと同じ戦績となる。タイムの面でも、京阪杯ダノンスマッシュ1分8秒0ロードカナロア1分8秒1でほぼ同じ、シルクロードS1分8秒3はまったく同じだった。

ひとつダノンスマッシュが父と違うのは、父は4歳春の時点でカレンチャンというトップホースが健在で、高松宮記念では③着に敗れたが、秋のスプリンターズSではこれを下してG1初制覇を飾っている。

ライバルの存在がより高みへ導く……というのは、スポーツものの漫画などでは王道のストーリーだが、ダノンスマッシュにとって絶対王者不在の状況がどう出るか。

また、ダノンスマッシュにとってポイントとなるのが、高松宮記念&スプリンターズSは直線に坂のあるコースで行われるということだろう。ダノンスマッシュは初勝利を阪神芝1400mで飾っているが、直線に坂のあるコースの重賞は1400~1600mではあるが、4戦して⑤⑦⑤⑦着と結果を残せていない。

ただ、そんな懸念は父ロードカナロアにもあって、高松宮記念出走の時点で坂のあるコースの経験がジュニアC(中山芝1600m)②着だけで、G1のメンバーで坂をこなせるか……などと言われていた。その後の戦績は皆さんもご存じの通りで、ダノンスマッシュも成長を示した今、芝1200mなら違った姿を見せる可能性は十分あるだろう。

ダノンスマッシュの主戦を務める北村友騎手は、ロードカナロアとのコンビでもドラセナ賞葵Sで2戦2勝という成績を残している。父の背中も知る鞍上が、その点をどう見ているのか。次を勝てば、父と同じように長期政権を築く可能性も十分だが……さて?


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