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中山記念(G2)
中山11R 芝1800m 15時45分発走
中山記念は2017年が3連単31万円(3番人気ネオリアリズムが①着)、昨年は12万馬券(5番人気ヒシイグアスが①着)の高配当。年によって出走馬の質が大きく変わり、低配当の年もあれば、荒れる年もあります。難解な重賞といえます。
過去10年の人気別成績
これだけ見ると、優勝馬はすべて1~5番人気から出ているので平穏ムードが強いように見えますが、1番人気は勝つか馬券圏外かの両極端。2016年に1番人気で優勝したドゥラメンテは単勝210円。2020年に1番人気で制したダノンキングリーは単勝250円。これぐらい人気的に抜けていて、G1好走歴もあれば信頼できますが、昨年は1番人気ソーヴァリアント(⑨着=単勝2.3倍)、2番人気ダノンザキッド(⑪着)、3番人気スタニングローズ(⑤着)と人気上位馬が総崩れでした。ソーヴァリアントは昨年出走時点では「G1出走歴」がなく、距離適性などは別にして、危うい人気馬だったかもしれません。
過去10年の世代別成績
世代傾向は、ハッキリしています。4歳と5歳がとにかく強く、7歳以上で馬券対象になっているのは2023年①着ヒシイグアス、2021年③着ウインイクシード、2017年③着ロゴタイプで、いずれも7歳でした。そのヒシイグアスが今年は8歳になって、データ的にはパフォーマンス低下が懸念されます。
中山の芝は1月開催がCコース、中山記念は移動柵を使っていないAコースで開幕。このコース運用法は近年、完全に定着しています。当然、1月開催では内柵でカバーされていた「内寄り部分」を通る先行馬が2回中山開幕週は強く、実際に中山記念は「内&前優位」の傾向がこれまでハッキリと出ています。
過去10年の優勝馬の最終4コーナーの位置は1番手1頭(2022年に逃げ切ったパンサラッサ)、3番手4頭、4番手4頭、8番手1頭(昨年優勝のヒシイグアス)。「最終4コーナー4番手以内」の馬が9頭も優勝しているので、通常なら好位から押し切る馬が断然有利です。
ただし、内優位の意識はジョッキーにもあるので、昨年のように最後の直線で「内寄り渋滞」となる年も、時としてあります。その昨年は①着ヒシイグアス、②着ラーグルフは「差し、差し決着」でしたが、③着は逃げ粘ったドーブネでした。
中山記念と同じ内回り1800mで行われた土曜10R・富里特別は、前半5Fが60秒5の緩ペースで逃げた5番人気インスタキングが逃げ切り勝ち。②着も好位インから伸びた3番人気ネイビースター。金曜の雨の影響が残ってか、4コーナー付近は泥が飛ぶシーンも目立ちましたが、「内&前優位」の点では例年と変わりませんでした。勝ち時計1分48秒3は、通常の開幕週よりはやや掛かっている印象ですが、日曜の日中は雨が降らない見込みなので、日曜の雨の降り出し次第ですが、中山記念の頃にはもう一段、時計は出やすくなっているかもしれません。
前走距離別ステップでは1600mからの延長組が2勝している以外は、2000mからの短縮組(主に中山金杯)の4勝を含めて、短縮組が8勝と好走しています。
問題は今年のメンバー構成。ドーブネが前半5Fを60秒0の「Sペース」で逃げた昨年のメンバーと比べても、逃げ、先行型が多くいます。昨夏の小倉記念(②着)で前半3F34秒5で飛ばしたテーオーシリウス(中山芝1800mの外枠なので本当に逃げられるか微妙な面もありますが…)に加え、昨年逃げたドーブネ、近走は前で粘り込むパターンができているボーンディスウェイ。
土曜の芝傾向からは「完全に前優位」なので、騎手の意識も前目でしょう。1400mの阪神Cを使った直後で前進気勢が強いエエヤンや、2走前のリゲルS(阪神芝1600m)を2番手から制したマテンロウスカイなど、先行勢の競り合いはなくても、自然と速いピッチになる可能性は十分あります。人気のエルトンバローズも先行勢に近いポジション。人気を分け合うソールオリエンスも1800mを意識して、3コーナー手前から動いていけば、馬場的には内有利でも、差し馬台頭のシーンは個人的には十分あるとみます。
中山記念(G2)
中山11R 芝1800m 15時45分発走
フェブラリーSは「穴でぜひ入れたい1頭」と、優勝したペプチドナイルを高評価しながら、中途半端な▲(3番手評価)止まりでご迷惑をかけました。大荒れの翌週は堅いのが普通でしょうけど、人気馬の死角も見える今年の中山記念は「高配当レース」とみます。
◎は昨年に続いてラーグルフ。昨年よりさらにオッズは付くようなので馬連でも十分に採算は取れるでしょう。差し決着とみて、同じく末脚に懸ける○イルーシヴパンサーからの馬券もそれなりに付くようなので押さえたいと思います。
中山11R 芝1800m 15時45分発走
目次
- 人気と世代傾向
- 脚質からの好走パターン
- 今年の馬場状態と出走馬特徴
- 予想印入り出走表
- 有力馬・気になる馬の評価(無印含め11頭を解説)
- 万哲の決断馬券(買い目)
【人気と世代傾向】
中山記念は2017年が3連単31万円(3番人気ネオリアリズムが①着)、昨年は12万馬券(5番人気ヒシイグアスが①着)の高配当。年によって出走馬の質が大きく変わり、低配当の年もあれば、荒れる年もあります。難解な重賞といえます。
過去10年の人気別成績
1番人気 | [3.0.0.7] |
2番人気 | [3.2.2.3] |
3番人気 | [2.0.2.6] |
4番人気 | [0.3.1.6] |
5番人気 | [2.2.0.6] |
これだけ見ると、優勝馬はすべて1~5番人気から出ているので平穏ムードが強いように見えますが、1番人気は勝つか馬券圏外かの両極端。2016年に1番人気で優勝したドゥラメンテは単勝210円。2020年に1番人気で制したダノンキングリーは単勝250円。これぐらい人気的に抜けていて、G1好走歴もあれば信頼できますが、昨年は1番人気ソーヴァリアント(⑨着=単勝2.3倍)、2番人気ダノンザキッド(⑪着)、3番人気スタニングローズ(⑤着)と人気上位馬が総崩れでした。ソーヴァリアントは昨年出走時点では「G1出走歴」がなく、距離適性などは別にして、危うい人気馬だったかもしれません。
過去10年の世代別成績
4歳 | [4.4.6.16] |
5歳 | [4.4.0.23] |
6歳 | [1.2.2.22] |
7歳 | [1.0.2.18] |
8歳 | [0.0.0.13] |
世代傾向は、ハッキリしています。4歳と5歳がとにかく強く、7歳以上で馬券対象になっているのは2023年①着ヒシイグアス、2021年③着ウインイクシード、2017年③着ロゴタイプで、いずれも7歳でした。そのヒシイグアスが今年は8歳になって、データ的にはパフォーマンス低下が懸念されます。
【脚質からの好走パターン】
中山の芝は1月開催がCコース、中山記念は移動柵を使っていないAコースで開幕。このコース運用法は近年、完全に定着しています。当然、1月開催では内柵でカバーされていた「内寄り部分」を通る先行馬が2回中山開幕週は強く、実際に中山記念は「内&前優位」の傾向がこれまでハッキリと出ています。
過去10年の優勝馬の最終4コーナーの位置は1番手1頭(2022年に逃げ切ったパンサラッサ)、3番手4頭、4番手4頭、8番手1頭(昨年優勝のヒシイグアス)。「最終4コーナー4番手以内」の馬が9頭も優勝しているので、通常なら好位から押し切る馬が断然有利です。
ただし、内優位の意識はジョッキーにもあるので、昨年のように最後の直線で「内寄り渋滞」となる年も、時としてあります。その昨年は①着ヒシイグアス、②着ラーグルフは「差し、差し決着」でしたが、③着は逃げ粘ったドーブネでした。
【今年の馬場状態と出走馬特徴】
中山記念と同じ内回り1800mで行われた土曜10R・富里特別は、前半5Fが60秒5の緩ペースで逃げた5番人気インスタキングが逃げ切り勝ち。②着も好位インから伸びた3番人気ネイビースター。金曜の雨の影響が残ってか、4コーナー付近は泥が飛ぶシーンも目立ちましたが、「内&前優位」の点では例年と変わりませんでした。勝ち時計1分48秒3は、通常の開幕週よりはやや掛かっている印象ですが、日曜の日中は雨が降らない見込みなので、日曜の雨の降り出し次第ですが、中山記念の頃にはもう一段、時計は出やすくなっているかもしれません。
前走距離別ステップでは1600mからの延長組が2勝している以外は、2000mからの短縮組(主に中山金杯)の4勝を含めて、短縮組が8勝と好走しています。
問題は今年のメンバー構成。ドーブネが前半5Fを60秒0の「Sペース」で逃げた昨年のメンバーと比べても、逃げ、先行型が多くいます。昨夏の小倉記念(②着)で前半3F34秒5で飛ばしたテーオーシリウス(中山芝1800mの外枠なので本当に逃げられるか微妙な面もありますが…)に加え、昨年逃げたドーブネ、近走は前で粘り込むパターンができているボーンディスウェイ。
土曜の芝傾向からは「完全に前優位」なので、騎手の意識も前目でしょう。1400mの阪神Cを使った直後で前進気勢が強いエエヤンや、2走前のリゲルS(阪神芝1600m)を2番手から制したマテンロウスカイなど、先行勢の競り合いはなくても、自然と速いピッチになる可能性は十分あります。人気のエルトンバローズも先行勢に近いポジション。人気を分け合うソールオリエンスも1800mを意識して、3コーナー手前から動いていけば、馬場的には内有利でも、差し馬台頭のシーンは個人的には十分あるとみます。
【予想印入り出走表 】
中山記念(G2)
中山11R 芝1800m 15時45分発走
馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | レッドモンレーヴ | 牡5 | 58 | 横山和 | |
2 | △ | ソーヴァリアント | 牡6 | 57 | 武豊 |
3 | ☆ | ソールオリエンス | 牡4 | 58 | 田辺 |
4 | ジオグリフ | 牡5 | 58 | 戸崎 | |
5 | ヒシイグアス | 牡8 | 58 | キング | |
6 | ○ | イルーシヴパンサー | 牡6 | 57 | 岩田望 |
7 | △ | ドーブネ | 牡5 | 57 | 吉田隼 |
8 | △ | マテンロウスカイ | セ5 | 57 | 横山典 |
9 | △ | エルトンバローズ | 牡4 | 57 | 西村淳 |
10 | ◎ | ラーグルフ | 牡5 | 57 | 三浦 |
11 | タイムトゥヘヴン | 牡6 | 57 | 大野 | |
12 | ボーンディスウェイ | 牡5 | 57 | 木幡巧 | |
13 | マイネルクリソーラ | 牡5 | 57 | 津村 | |
14 | ▲ | エエヤン | 牡4 | 57 | M.デムーロ |
15 | テーオーシリウス | 牡6 | 57 | 永野 | |
16 | ホウオウリアリティ | 牡6 | 57 | 菅原明 |
【有力馬・気になる馬の評価】
◎⑩ラーグルフ
実は昨年(②着)の本命馬で的中させてもらいました。昨夏の札幌記念は猛暑で体調一息。前走AJCCは道悪で道中進まず。それでも、大外に出して直線は粘り強く伸びていました。厳寒期の中山はホープフルS③着、昨年の中山金杯①着など得意設定。昨年の中山記念は有力馬が内で渋滞する利はありましたが、直線で大外に出して、シュネルマイスターやスタニングローズなどG1馬をまとめて交わした持続力が光りました。流れ次第では中団より前につけた昨年の中山金杯(①着)のような器用な脚もあります。昨年以上の先行激化で差し展開なら、昨年同様のパフォーマンスがあっても不思議ではありません。○⑥イルーシヴパンサー
その昨年の中山記念(⑧着)で「内寄り渋滞」にハマってしまったのが本馬。スムーズに進路が空けば、③着以上の馬券圏内は十分にあった脚勢でした。左回り巧者のイメージが強いですが、前走・マイルCS(⑥着)でも勝ったナミュールとは0秒3差で、今回人気のエルトンバローズとは0秒1差。人気ほどの能力差はないとみています。岩田望騎手の継続騎乗も好材料とみます。▲⑭エエヤン
大穴候補です。近走は距離を縮めても道中行きたがるのが敗因につながってもいるようですが、今回は昨春ニュージーランドTを制した3戦3勝の中山コースに、久々に出走です。しかも、自身初といっていい「外枠」が魅力です。どうしても、馬群や馬の後ろに入るとエキサイトして行きたがる面が見えるだけに、外目の馬のいないスペースで、M.デムーロ騎手がどう操るかは注目。自ら逃げるのか?あるいは自然に折り合っての好位追走からの粘り込みか? 相手うんぬんより、自分との闘いになるでしょう。☆③ソールオリエンス
個人的には有馬記念の本命馬。近走は後方追い上げになる分、位置取り的に厳しかったと思います。潜在能力は皐月賞①着、ダービー②着で説明不要でしょう。問題は今の脚質。中山記念好走パターンの「最終4コーナー4番手以内」のイメージはありませんが、もっと流れれば中団追走が絶好の位置になる可能性はあります。序盤は後方でも、3~4コーナーで機敏に進出できれば。多少展開待ちのところはありますが、最後の決め脚はやはり評価したいところ。予報より雨の降り出しが早くなる分には歓迎でしょう。△②ソーヴァリアント
昨年の中山記念は⑨着。本質的な理想距離は1800mより2000mでしょう。ただし、スピード対応するために、近走で1600mを使ってきたことが今回には大きなプラスになると考えた見立てです。△⑦ドーブネ
昨年の中山記念は逃げ粘って③着。理想ペースで行けたこともありますが、逃げればやはり強いです。前走・京都金杯は当時の京都のボコボコした芝も響いたようですが、逃げられなかったことも敗因とみます。問題は同型馬の存在。テーオーシリウスが何が何でも飛ばして行くのなら厳しく、逆に少々ハイペースでも「先手」なら、内有利の馬場も味方に粘れるでしょう。△⑧マテンロウスカイ
前に行ける中山芝1800m向きの機動型。距離もエプソムC③着がありベストでしょう。中山で唯一使ったのは芝2200mのセントライト記念(⑬着)で参考外。好位粘りができる器用さは、中山記念では常に警戒必要なタイプ。想定9~10番人気ならばオッズ的にもおいしく、買って損はない存在です。△⑨エルトンバローズ
人気にはなっていますが、評価は微妙な1頭です。好位に行ける競馬センスがプラスになる半面、今回の顔ぶれは「先行激化」の恐れもあり。全体的に忙しい流れになった時に果たして耐えられるのか? 福島芝1800mのラジオNIKKEI賞(①着)で前半4F47秒7~後半4F47秒2の「Sペース」に近い流れで、大箱の東京(毎日王冠①着)や京都(マイルCS④着)の頑張りから、現状は広いコース向きかも。世代や臨戦ステップはまったく問題ないので押さえますが、1番人気で買い切れる馬かと言われると微妙かもしれません。①レッドモンレーヴ
中山芝1800mで勝った実績もありますが、最近は「後方差し」の戦法が固まってしまった印象があり、中山記念の傾向には不向きでは。最内1番枠は前に行くにはいいですが、普通なら前に馬が入ってくるので「渋滞」の危険もあります。ここは試金石の一戦。④ジオグリフ
中山芝1800mは血統や実績からベストの印象。ただ、近走のダート2戦で完敗した精神的なダメージは気になります。確実にパフォーマンスは上げてくるとみますが、激変まであるかとなると微妙では。⑤ヒシイグアス
リピーターが強い中山記念の傾向から、そして昨年優勝馬でもあり、気になる1頭なのは確かです。ただ、近走は2000m型にシフトしている点がどうか。内回りの1800mだと、道中の追走力が落ちていれば、昨年のような後方差しが決まるかどうか? その昨年は4コーナーで馬群をうまく捌く松山騎手の好プレーもあり、高齢馬苦戦の傾向から思い切って見送ります。【万哲の決断馬券】
フェブラリーSは「穴でぜひ入れたい1頭」と、優勝したペプチドナイルを高評価しながら、中途半端な▲(3番手評価)止まりでご迷惑をかけました。大荒れの翌週は堅いのが普通でしょうけど、人気馬の死角も見える今年の中山記念は「高配当レース」とみます。
◎は昨年に続いてラーグルフ。昨年よりさらにオッズは付くようなので馬連でも十分に採算は取れるでしょう。差し決着とみて、同じく末脚に懸ける○イルーシヴパンサーからの馬券もそれなりに付くようなので押さえたいと思います。
券種・買い方 | 組み合わせ・点数 |
---|---|
馬連 |
各1,500円(計3,000円)
|
馬連 |
各1,000円(計5,000円)
|
馬連 |
各500円(計2,000円)
|
合計 | 10,000円 |
ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。