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穴ぐさ傾向と対策

阪神大賞典もスプリングSも1番人気は…!?


今週末の重賞は阪神大賞典スプリングSフラワーCファルコンS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。阪神大賞典スプリングSフラワーCも、1番人気は安泰ではないかもしれません。

先週(3月9日~10日)の穴ぐさは[5.4.11.100](複勝率16.7%)で、フィリーズレビュー【B】評価だったエトヴプレが11番人気で逃げ切り勝ちを決め、中山牝馬Sでは【A】評価だったシンリョクカが6番人気で③着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました! 「穴ぐさ報告掲示板」にも多数の書き込みをしていただき、ありがとうございます。

フィリーズレビューを制したエトヴプレは父Too Darn Hot×母父Clodovilという配合で、母父はデインヒルの直仔です。先週のこのコーナーでは、現3歳世代の牝馬限定の芝重賞(JRA)で父か母父がノーザンダンサー系の馬が③着以内に入っていることをお伝えして、それが継続される結果となりました。今週末も3歳牝馬限定の重賞(フラワーC)がありますので、ノーザンダンサー系内包馬には注意しましょう。

先週の結果を受けて、今年のJRA重賞での穴ぐさは[4.3.3.68](複勝率12.8%)という成績で、単勝回収率が135%となっています。【A】&【B】の評価だった馬に限ると単勝回収率は171%になるので、今週末の重賞でもご注目ください。

先週の「穴ぐさ長者への道」【穴ぐさ特選レース】では、土曜日(9日)の伊良湖特別【B】評価だったロングファイナリーが7番人気で優勝しました。こちらも引き続き、注目してもらえればと思います。
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今週末の重賞は、阪神大賞典スプリングSフラワーCファルコンSで、4レースのうち3レースが3歳限定戦となります。

阪神大賞典は阪神芝3000mでの古馬G2で、芝3000m以上のOPのレースは、近年、父サンデー系か父キングマンボ系の優勝が続いています。

【2019年以降の芝3000m以上のOP(JRA)】
父系 着別度数
父サンデー系 [23.18.22.228]
父キングマンボ系 [9.6.5.66]
父ロベルト系 [0.5.2.18]
上記3系統以外の父系 [0.3.3.54]

2019年以降に限ると、上記のような成績です。今年の阪神大賞典には、日経新春杯を制したエピファネイア産駒のブローザホーンが登録していますが、父サンデー系&キングマンボ系の牙城を崩せるでしょうか。

昨年の阪神大賞典を制したのは2番人気だったジャスティンパレスで、昨年以降の芝3000m以上の重賞(JRA)では、1番人気が勝てていなかったりします。

【2023年以降の芝3000m以上の重賞(JRA)】
人気 着別度数
1番人気 [0.2.2.2]
2番人気 [4.2.0.0]
3番人気 [0.0.2.4]
4番人気 [1.0.0.5]
5番人気 [0.1.1.4]
6番人気以下 [1.1.1.57]

好走率が高いのは1番人気よりも2番人気で、2番人気は[4.2.0.0]で連対率100%です。2番人気だと思って狙ったら、締め切り間際に1番人気になって……ということはよくあるので、注意してほしいんですが、1番人気が安泰という傾向ではないことは覚えておくと良さそうです。

上記の6レースについては、馬体重と馬番に関して次のようなデータもあります。

【2023年以降の芝3000m以上の重賞(JRA)】
馬体重 着別度数
478kg以下 [5.3.2.32]
480kg以上 [1.3.4.40]

【2023年以降の芝3000m以上の重賞(JRA)】
馬番 着別度数
ひと桁馬番 [5.5.4.40]
ふた桁馬番 [1.1.2.32]

480kg以上で勝ったのは昨年のステイヤーズSでのアイアンバローズ(504kg)だけで、ふた桁馬番で勝ったのは昨年の菊花賞でのドゥレッツァ(馬番17番)だけです。478kg以下の馬やひと桁馬番の馬が優勝するケースが多いので、これらの傾向も頭に入れておくといいでしょう。

スプリングSフラワーCは中山芝1800mでの3歳限定戦で、同コースでの重賞も1番人気が勝てないケースが続いています。

【2022年以降の中山芝1800mの重賞】
人気 着別度数
1番人気 [0.0.2.8]
2番人気 [5.1.0.4]
3番人気 [0.1.2.7]
4番人気 [0.2.1.7]
5番人気 [3.0.1.6]
6番人気以下 [2.6.4.87]

2022年以降だと1番人気は[0.0.2.8]で、勝てていないというか、連対できていません。10レースのうち、2番人気が5勝をマークしていますが、3番人気4番人気も勝利を挙げられていないことは気になりますね。

先々週にお伝えした通り、現3歳世代の芝1800m以上の重賞は、8番人気以下の馬が好走するケースが続いているので、その意味でも人気薄には注意が必要でしょう。

【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
レース ①着 ②着 ③着
弥生賞D記念 6人 3人 9人
共同通信杯 4人 1人 9人
きさらぎ賞 1人 10人 8人
京成杯 5人 2人 10人
ホープフルS 1人 2人 13人
京都2歳S 1人 10人 3人
東スポ杯2歳S 4人 8人 2人
札幌2歳S 3人 4人 2人

弥生賞ディープインパクト記念は、上位人気が強いかと思って穴ぐさ指名を見送ったのですが、裏目に出てしまいました……。すみません。上記の流れを見ると、スプリングSフラワーCも一筋縄ではいかない気がしてきますね。

先週の中山牝馬Sを制したコンクシェルは父キズナ×母父Galileoという配合で、中山記念では父ディープインパクト×母父Footstepsinthesandという配合のドーブネが②着に入りました。2022年以降の中山芝1800mの重賞(10レース)では、父か母父がノーザンダンサー系の馬が連対圏に入っているので、スプリングSフラワーCでも、そのタイプはマークしておきたいですね。

→今年のJRA重賞での【穴ぐさ】は単勝回収率が135%!←

3月16~17日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月16~17日
場所
中山 Aコース・4週目
阪神 Aコース・4週目
中京 Bコース・2週目

3月16日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 館山特別 [0.0.0.11]
中山10R 韓国馬事会杯 [2.0.1.43]
中山11R フラワーC [1.4.2.44]
阪神9R 淡路特別 [0.1.1.15]
阪神10R 淀屋橋S [2.4.3.38]
阪神11R 若葉S [1.1.1.26]
中京9R 弥富特別 [0.1.0.8]
中京10R 豊橋S [3.3.2.33]
中京11R ファルコンS [1.3.4.42]

3月17日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R スピカS [2.2.2.19]
中山10R 千葉S [2.4.2.42]
中山11R スプリングS [2.2.4.35]
阪神9R 山陽特別 [0.4.2.28]
阪神10R 鳴門S [0.0.5.43]
阪神11R 阪神大賞典 [0.1.0.25]
中京9R フローラルウォーク賞 [0.0.0.19]
中京10R 熱田特別 [1.2.4.27]
中京11R 名古屋城S [3.1.3.26]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
スプリングS(G2、中山芝1800m)

スプリングSでの穴ぐさは[2.2.4.35](複勝率18.6%)で、2017年以降に限ると[2.1.3.13](複勝率31.6%)で、複勝回収率は134%です。昨年は【C】評価だったメタルスピードが8番人気で③着に入りました。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、いずれも穴ぐさです。4頭は父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系の組み合わせで、前走でメンバー中3位以内の上がりで④着以内に走っていました。4頭の前走は芝1勝クラス以上で、前走のレースぶりと血統をチェックしておきましょう。

注目レース
名古屋城S(OP特別、中京ダート1800m)

名古屋城Sでの穴ぐさは[3.1.3.26](複勝率21.2%)で、ダート1800mの時に限ると[3.1.2.15](複勝率28.6%)で、複勝回収率は181%です。

ダート1800mの時に馬券圏内に入った6頭の穴ぐさは5~6歳で、馬番2番か馬番9~11番でした。6頭のうち5頭は前走が④着以下でしたが、2018年以降の5頭は近3走以内に③着以内の好走歴があったので、2~3走前の着順も確認して臨みましょう。

注目レース
スピカS(3勝クラス、中山芝1800m)

スピカSでの穴ぐさは[2.2.2.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は102%です。昨年は【A】評価だったクライミングリリーが7番人気で②着に食い込みました。

馬券に絡んだ6頭の穴ぐさは4~5歳で、いずれもひと桁馬番でした。6頭は前走が④着以下でしたが、勝ち馬から0秒9差以内で走っていて、中7週以内での臨戦でした。順調に使われているひと桁馬番の馬に妙味がありそうです。

ちなみに…
阪神大賞典での穴ぐさは[0.1.0.25]で、フラワーCでは[1.4.2.44]、ファルコンSでは[1.3.4.42]です。昨年のファルコンSでは【A】評価だったタマモブラックタイが8番人気で優勝しました。

近10年の阪神大賞典では6番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、5~6歳の父サンデー系です。4頭は馬番1~7番で、1~3月に勝利実績があったので、寒い季節に実績のあるひと桁馬番の馬に注意しましょう。

近10年のフラワーCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、父か母父がサンデー系です。13頭立て以下の時の3頭はひと桁馬番で、14頭立て以上での4頭のうち3頭はふた桁馬番でした(今年は登録馬が13頭)。7頭のうち6頭は6代血統表内にニジンスキーフェアリーキングを持っていて、スタミナ血脈を持っていると良さそうです。

近10年のファルコンSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも馬番7番以内でした。8頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、そのうち7頭はキャリア6~8戦だったので、豊富な経験がある内目の枠の馬が侮れないでしょう。


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